京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

涅槃雪・・・清水寺の雪景色

2010年02月08日 05時42分46秒 | 社寺


節分も終わったから暦的にいうと春。
昨日の日の出前、妙に外が明るく感じた「もしやと思い」窓を開けると
お寺の屋根が白いじゃないですか。
天気予報では、雪なんていってなかった。



そうなるとやることはひとつ。
カメラを2台用意して、外に飛び出す。
清水寺へ直行。



いつものきつい階段がある。
そういえば久しぶりだな・・・。
準備運動もなしに駆け上がる。
不思議なことに息もきれないし、足も快調。
後で考えるとかなり体重が落ちているのかな。
あまり外見が変わっていないのに・・・。
多少の影響があるのかも。



わが家からは、山伝いに清水寺へいける。
所要時間は、10分ぐらいかな。



清水寺に着いたらため息がでた。
ここ数年来、同じような景色なのに
なぜか涙が出るぐらい感動した。
最近、感性がちょっと変わっているのに自分でびっくり。



「涅槃雪」という言葉が頭に浮かんだ。
本来は、旧暦の涅槃会(ねはんえ)の頃に降る雪でこれが降りおさめになる。
まだ2月やから、降るかもしれへんけど。
今年の感じからすると、これが「名残雪(なごりゆき)」となるかも。
そういえば「名残雪」のことを「雪の果(はて)」ともいいますね。



※涅槃/釈迦が入滅(死去)したことだけが意味ではない。
「さとり」〔証、悟、覚〕と同じ意味であるとされる。
ニルヴァーナは「吹き消すこと」「吹き消した状態」という意味だから
煩悩(ぼんのう)の火を吹き消した状態をいうのかもしれない。



雪の果が降る・・・その果に、本当の幸せが待っている・・・。
なぁ~んちゃって。



夜明けが進んで西山の方が明るくなってきました。
なんか神々しい。
コメント (10)
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