京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

沙羅双樹の花は白かった!

2009年07月04日 05時25分27秒 | 社寺


さてお抹茶とお菓子も楽しんだ。縁側に出る。
それほど大きな庭ではないけど、素晴しい。
椿が散っている。
その散り方が実にいい。







普通の日だったけど、人が来ていた。
でもみんな静かに眺めていた。





沙羅双樹の花の色は白かった!
美しい。







でも一日で、下に落ちる。
良寛の歌に
「散る紅葉 残る紅葉も 散る紅葉」
というのがあるけど、まさしくそうです。
散らない花はない。
いずれ散る。
だから美しいのです。



この花は、与えられた一日だけの生命を精一杯咲きつくしている。
人間もうかうかしておられない。
どんなに偉い人でも「いまとここ」しか生きれない。
過ぎ去った過去を悔やまず、来るべき未来に惑わされない。
目の前のことを精一杯やればよい。
かならずあなた自身にとっての道は自ずから拓ける。
それが人として生きる最高の方法。



沙羅双樹の花の色とは「色=物質的な現象世界」の象徴なのかも。
そう思うとこの庭を観るということは、意味が深いことなのかもしれませんね。

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コメント (4)
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