京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

勝運の牛さんのお腹拝見!

2008年07月18日 05時01分25秒 | 社寺


これも三室戸寺の話。
牛さん、くわえて放しません。モウ~。



何で牛さんかというとね。
昔、富右衛門という、貧しい農家の夫婦がいたんだそうです。
やっとの思いで牛を手に入れたんですが、安かっただけあって弱々しい。
でもすき焼きにして食べたりせんとかわいがっていた。
といってもビールでマッサージとかしたはりません。
ある日、その牛さん、丸い粘液のようなものを吐き出した。
(紫陽花の葉でも食べたんと違うかな・・・)
それからというもの、この牛が日に日に大きくなる。
ある日、闘牛大会の申し込み受付があった。
牛さんが夢まくらに立ち(立たれてもちょっと困るよね)、
「モ~、モォモモ~ウモ~モモ~ウモモ、グ~モモォォ~!
(訳/ぼく、闘牛にでまっさかい、申し込んでおくれやす!)」
と言ったそうです。
夫婦が申し込んで闘牛しやはったら、なんと、この牛さんが優勝しやはった。
その賞金で宇治一のお金持ちにならはった。
で木像をお寺に奉納して富右衛門さん自らも仏門に入らはった。
その時の木像がこの牛の石像の中に入っています。
お腹のところに窓があって覗けます。

↓これです。

↑これは撮影が難しかった。



この話に因んで、牛さんの玉をなでなですると
勝運や金運がつくともっぱらの評判なんです。









そやけど、わからんこともある。
1.なんぼ昔の話でも、宇治で闘牛?
2.富右衛門さん、宇治一のお金持ちにならはったけどなんで仏門に入らないといけないの?
ドーピングしたはったのかな・・・その良心の呵責で仏門?
なんか釈然としないお話や。



ねぇ賓頭盧(びんずる)さん!
彼の話は、また明日。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする