京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

ゴキゲンサン

2005年10月25日 06時11分14秒 | 京ことば


「御機嫌様」と書きます。久しぶりに会ったときにいうあいさつことば。

意味は、

・ご機嫌よろしゅうございますかの意。例「ゴキゲンサン、長いこと会いまヘンナー、お達者で」

・ご機嫌よろしいようですねの意。例「ゴキゲンサンドスナ」。現代に残存する御所ことばでは、朝、昼、晩はもとより、訪問・帰宅の際でも、女官・尼門跡どうしはゴキゲンヨーという。天皇陛下に対しては、「おそれながら、ゴキゲンヨー(またはゴキゲンサンヨー)」と申しあげる。近世上方語では婦人語として、「ゴ機嫌サマ」(よい機嫌・健康の意)が見える。

いずれにしても最近使う機会が少なくなった言葉ですね。
常に「機嫌がいい」というのは、いい言葉じゃないですか。
もっと「こんにちは」「さようなら」の替わりに使いましょう。
やんごとなきお方たちの言葉なんですから、使ってみましょうよ。

少しでもセレブに近づけるかも。
コメント (3)
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