医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ついていけない

2019-02-14 06:37:26 | 薬局

誘われてはいけない。

 

M&Aを手掛ける会社が積極的にセミナーを開催している。

内容はもちろん”バラ色の売り逃げ”である。

会社を売った社長が自らの葛藤を語り、結果として会社を売って良かったって話である。

もちろん主催が主催だけに、売って失敗したって話などない。

何だか薬局も売り買いの対象になったのかと寂しくなる。

 

会社を売った社長からすると、自分が経営するよりも、もっとふさわしい経営者がいる会社に経営を委託した方がいいと決断したとなる。

それも分かるような気がする。

経営に自信がない人が経営すると悲劇を呼ぶことになる。

このままでは社員の給与が払えなくなると心配しているようだが、あなたの報酬と交際費を下げるとかなり経営は楽になるってこともある。

なかなか身を切ることは出来ないものだ。

 

次の調剤報酬改定は2020年である。

ご存知のように、今年の10月と来年の4月には薬価が引き下げになる。

思うように価格交渉は進まない。

薬価差益には期待が持てない。

社会保障費の削減は国家予算の命題である。

使う人が増えて稼ぐ人が減るご時世で賄える道理もない。

2020年の調剤報酬改定は中小薬局にとっても厳しくなると予測される。

 

日本薬剤師会が2020年度調剤報酬改定と21年度介護報酬改定に向け、都道府県薬剤師会の意見・要望を求める文書を8日付で各都道府県薬に通知したようだ。

これにどれだけの薬剤師が反応するのだろうか。

私が知る限り、セミナーで医薬品医療機器等法(薬機法)の改正する知らない薬剤師がほとんどだった。

きっと自分勝手な報酬について物申すくらいの意見では困る。

 

そもそも薬局売る、会社ごと売るのは将来への不安があるからではないだろうか。

後継者がいない。

薬剤師の確保が難しい。

薬局経営に行き詰まり感を感じる。

などがあると思う。

これらに解決策はないのだろうか。

今まで将来を見据えて対策は練っていただろうか。

 

今さら言っても仕方がない。

売ったらいい。

経営に自信がない社長の元で働く社員は不幸だ。

 

人生は何が起きるか分からない。

 

今朝はパソコンに嫌われたようだ。

なかなか立ち上がらない。

小さな丸がぐるぐる回るだけ。

予算がないので新しい…余計なことを書くと叱られる。

と、寝坊を言い訳にしてみた。

コメント (2)
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