医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

あれもこれも

2020-04-30 03:46:54 | 薬局

情報が混乱する。

 

4月から調剤報酬が改定になり、何かと不明な点を抱えながら日々の業務を遂行していると思う。

尚且つ、新型コロナウイルスとの感染予防にも気を使いながらである。

通常なら解釈が難しい報酬に関しては「疑義解釈資料の送付について」を確認しながらでいいが、今回はそれだけでは業務が成り立たない。

イレギュラーな対応が多々出てくる。

 

それが「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取り扱いについて」である。

厚生労働省保険局医療課から出されているが、すでに(その15)が出ている。

日本薬剤師会に入っている会員薬局には速やかに伝達されていると思うが、ややもすると見落としがちになる。

なぜなら同じような情報がくどいように通知されているからである。

薬局に関する部分だけの抜粋ならありがたいがどうであろうか。

どこかが責任をもって整理、抜粋して流してくれるとありがたい。

 

24日に出された(その14)に調剤関連が通知されている。

「在宅患者訪問薬剤管理指導料」または「居宅療養管理指導費」などを算定している患者が、薬剤師の訪問に関して感染に不安を抱き電話等の対応を希望した場合、「薬剤服用歴管理指導料」の算定が可能としている。

これは処方箋がない場合でも訪問計画に基づいて管理指導したことを想定しての対応じゃないかと思う。

処方日数が30日でも薬剤師の訪問が月に2回などよくある話だ。

通常は30日処方なら15日と15日分を分けてお届けする。

だから電話だけなどほとんどないような気がするが、時期が時期だけに薬だけはまとめてのお届けもありかもしれない。

今さらって感じであるが、細かい内容はご確認して欲しい。

 

私が言いたいことは、今回は4月からの調剤報酬改定に対する疑義解釈と、新型コロナウイルス感染症による臨時的な取り扱いで情報が混乱しているってことである。

この整理が難しい。

薬剤師会を通じて連絡があるから見ていないからだと言われればそれまでだが、見やすく整理するところも必要じゃないかと感じる。

 

何度も書くが「報連相研修」における「連絡」とは、連絡を受ける相手側が理解できて始めて「連絡した」とすることになっている。

言いっぱなし、やりっぱなしは「連絡」とは言えない。

 

そんな心配をしているのは薬剤師会に入っていない”もぐりの薬剤師”だけかもしれない。

会費が高くて入れない。

情けない薬剤師である。

 

4月も今日で終わる。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は延期になりそうだ。

かなりストレスが溜まっているが笑顔の明日を信じてがんがりましょう。

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ず~むイン

2020-04-29 04:00:20 | 薬局

ちょっとした困りごとにヒントがあるのではないか。

 

19日は床屋に行ってきた。

長めにカットしてくれれば行く機会も増えるが、今回も超短めである。

これで2ヶ月は我慢できる。

因みに何度も言っているが私は地毛である。

しかも染めていない。

「濃厚接触」が問題になっているが、さすがに床屋はかなり濃厚である。

カットする人はマスクの着用はあるが、首からまかれる布やブラシ、ハサミなどは都度の消毒などなさそうな気がする。

終わった後、部屋に戻り即シャワーで洗いなおす。

ちょっと失礼かと思ったが、この時期は仕方がない。

テレビで感染予防について過度に放送するのでみんな敏感になっている。

 

来ないでくれには理由がある。

その理由がニーズになる。

そのまま「来ないでくれ」を受け入れてしまうと何も解決に導かない。

行きたくないにも理由がある。

その理由がニーズとなる。

受診に行くと自分が“もらい感染”するかのしれないという不安がある。

高齢者の訪問診察が増えていると報道されていた。

もっともだ。

 

ちょっとしたところにニーズがあり、ニーズを満たしてくれるサービスが誕生する。

私は小林製薬の「あったらいいな」のキャッチコピーが好きだ。

当社も薬局経営に「あったらいいな」になりたいと思う。

 

そうそう!

先日ある会社とのZoomセミナーを行った。

もちろん私には接続する技はない。

新社長がにわか知識で対応してくれている。

意外に行けるものだ。

ただ、地声が大きいにもかかわらず、相手に聞こえないかと思って力み過ぎた。

うるさい。

しかも音が割れて相手には聞こえないそうだ。

こんな時代について行けるのだろうか不安が残った。

 

目指せ!

いたらいいな駒形SAN❣

 

そういえば昨日、厚生労働省から重症化の前兆となる「緊急性の高い症状」を自分でチェックできるリストを公表した。

こんなのも薬局で配布してくれると「あったらいいな」かな?

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出遅れ!

2020-04-28 09:32:54 | 薬局

お疲れ様です。

 

本日はgoo blogのメンテナンスから遅れて登場です。

日々の業務に携わっている薬局の皆様、自分たちの身の不安を抱えながらの努力に頭が下がります。

外出自粛が叫ばれる中、本格的なゴールデンウィーク(GW)に入ります。

残念ながら今回は自宅にて過ごすことになると思います。

何もしない時間は思いのほか長いです。

 

私は3月から”どこでも自粛“の長い時間を過ごしています。

そして来月も札幌にて遅い春の訪れを待つことになります。

有り余る時間を上手に活用したらいいのにと思いながらもだらだらと過ごしています。

ただ新型コロナウイルスの感染だけには気を配っています。

それも気持ちだけかもしれません。

スーパーに買い物に行くと、私と同じように暇をもてあそんでいる人で混雑しています。

 

最近、地震が多いことも気になります。

静かに過ごさせて欲しいです。

 

このGWが大きな山場を迎えます。

またお互いの笑顔がマスクなしで迎えられるように、気を引き締めて過ごしましょう。

自宅での生活の長さが体重の増加に比例しているのが怖いです。

 

遅くなりましたが今朝も3時半から起きていました。

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じゃいいです~

2020-04-27 05:00:31 | 薬局

思わぬ宣伝が広がり急速な需要を招く。

 

新型コロナウイルスの話題も飽き飽きしてきたが、収束のめどは立たない。

と言うより本格的な影響はこれからだと思う。

中小企業が息切れをし出す。

飲食業界や観光関連業界は大打撃である。

 

陰に隠れてあまり表に出てこないが、実は介護業界が大変なことになっている。

介護サービスは人によって成り立っている。

その人との接触を断たれると何もできなくなる。

デイサービスは集団接触を生む可能性が高く、クラスターの発生は企業生命にかかわる。

ホームヘルプも同様に高齢者のご自宅への訪問はお互いにリスクを抱える。

高齢者施設は外部からの出入りをシャットアウトしているが、そこで働くスタッフからの感染も十分あり得る。

細心の注意にも限界がある。

 

そんな状態でも高齢者に薬は欠かせない。

どのように診察を行い、どのように必要な薬が手元の届くかが課題となる。

 

24日の朝日新聞に「オンライン診療 予約殺到」の見出しが掲載された。

こちらは外来受診の話であるが、受診時の感染に不安を抱える高齢者のニーズが高まっている。

今は特例処置として初診時でもオンライン診療が受けられる。

もちろん新型コロナウイルスの感染の疑いがある人に限るが、一般の人にはそんなことなど関係ない。

何でもオンライン診療が可能だと思ってしまう。

テレビでも、新聞でもオンライン診療が取り上げられている。

いつの間にか国民に認知される仕組みになりつつある。

 

さらに歯科においてもオンライン初診診療が認められた。

通常は261点らしいが電話等による初診料は185点となる。

どんな時に発生するのか。

薬だけの対応なら薬局に任せて欲しいものだ。

 

訪問診療にも電話対応が認められている。

24日の中医協で承認された。

4月中に限って電話等の診療も通常通りの報酬がもらえるようだ。

4月はもうすぐ終わる。

グッドタイミングかな?

 

それに伴い薬局におけるオンライン服薬指導も動き出している。

ドラッグストアではかなり対応しているらしい。

もちろん大手調剤チェーンも積極的に展開している。

取り残されないようにしないと、この仕組みは後々まで後を引く。

 

今回のオンライン診療と、これに関連するオンライン服薬指導は患者にとって便利である。

これだけマスコミで宣伝してくれると知らず知らずのうちに認知されてしまう。

これが冬季のインフルエンザにつながっていく。

 

何となく「調剤ポイント」に似た感じがする。

国は勧めるキャッシュレスが広がりを見せる。

さらに、還元ポイントに魅せられてスマホ決済が急普及する。

扱いのない店はいつの間にか取り残される。

 

オダギリジョーのAirペイのようになるかもしれない。

「ここカード使えますか」 「現金だけです」

「じゃいいです」では切ない。

 

goo blogのメンテナンスは明日だった!

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GWの自習

2020-04-26 04:56:14 | 薬局

詳しい仕組みはわからないが、明日はgoo blogのメンテナンスが入るようだ。

従って、深夜0:00から昼12:00(予定)までサービスの停止になる。

けして手を抜きたいが手抜きではない。

 

そんなことで、GWも近いし皆さんに宿題を出してみた。

それは新型コロナウイルスがもたらす影響の大きさから、連想することを書き出してみることである。

自宅で今年度の上半期を一緒に考えてみませんか。

以下はあくまでも私のメモである。

これから肉付けしようかと思うが、何か他にあれば考えて欲しい。

今日の内容は面白くない。

 

薬局を取り巻く経営環境の現状

2022年から始まる団塊の世代の超高齢化への対応

85歳以上の増加は外来受診が困難になる

新型コロナウイルスの影響から訪問診療を希望する高齢者が増えている

デイサービスが危機的状況に陥る ADLの悪化 在宅の増加

オンライン資格確認  マイナンバーカードの利用促進

 

国家財政から見た診療報酬

2022年からの75歳以上の高齢者増への対応

新型コロナウイルスによる補正予算の増大 赤字国債の発行

社会保障費の強制的削減 年金は無理 介護保険は規模が小さい 残りは医療だけ

 

2015年から始まった薬局改革

「患者のための薬局ビジョン」の具現化

対物業務から対人業務への転換

財政制度等審議会からの調剤報酬改定案

厚生科学審議会での薬局批判

経済財政諮問会議  「骨太の方針」 「患者本位の医薬分業に向け」と言われ続けて

健康保険組合連合会 98%算定の「薬剤服用歴管理指導料」

医薬品医療機器等法(薬機法)の改正は何を薬局に求めているのか

服薬期間中のフォロー、オンライン服薬指導

薬局の機能区分(地域連携薬局、専門医療機関連携薬局) キーワード(連携)

役割が見えてこない健康サポート薬局

 

薬価制度改革と流通改善

薬価の引き下げと薬価防衛

医薬品卸への仕切価格引き上げ 

MR不要論がもたらす薬価の在り方

 

市場参入を狙う新たな脅威

ドラッグストアの調剤市場戦略

支払い方式の変化が患者を奪う  クレジット・電子マネー ⇒ スマホ決済

調剤市場の2極分化傾向  大型調剤薬局 市場の2割  

薬機法上の薬局機能区分の行方

オンライン服薬指導の開始から何が変わるのか

 

患者の行動が変わる

受診感染に関する意識の変化  受診回避

新型コロナウイルスだけではなくインフルエンザにも影響する

処方日数の長期化

常に便利な方に人は動く  オンライン診療が広がる

スーパーの特売から見える安さ追求

 

求められる薬局の姿とは

調剤技術料は半分になった時

薬価差益が損耗分だけになった場合

地域に開かれた薬局になるために

処方枚数が増えた時のスピード感

患者にとって必要なサービスとは

いい人材の要件と採用のポイント

経営者としての自覚とは

 

意識を変える!

保険薬局として、保険薬剤師として何が求められているのか

対物業務から対人業務へのスキル転換

薬剤師でなければならない業務以外は任せる

常に患者目線で最高のおもてなし

利益を意識する

 

まだまだこれからの経営を左右する要因はたくさんあると思う。

上記の内容を断片的にではなく連鎖的な発想が必要になる。

 

「今を知り、これからを考える!」

皆さんと、こんなテーマで濃厚接触会議がしたかった。

 

今さらではあるが強調文字が使えるんだぁ…知らなかった!。

 

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リトマス顔色

2020-04-25 04:01:19 | 薬局

お金が足りないキャッシュフローに注意!

 

新型コロナウイルスの感染猛威によって、患者数が激減状態にあるのではないかと思う。

特に高齢者は医療機関への受診自体が不安になっている。

さすがの私も1月処方を2月分に切り替えてもらった。

本音はもっと長期にして欲しかった。

そんな事情から全体的に長期処方に切り替わっている。

結果として処方応需回数が激減となり、売上も当然のこととして落ち込んでいる。

長期処方は処方単価が高いが技術料的には今までとさして変わらない。

調剤の手間暇がかかるだけ忙しい。

長期処方になると服薬期間中のフォローする患者も増える。

医薬品医療機器等法(薬機法)的には9月から本格的な施行となるが、すでに始まっている。

何か、もしものことがあると薬剤師が患者から訴えられる可能性もある。

もちろん会社としても積極的な動機付けを行う必要もある。

 

新型コロナウイルスの終焉が見えない中、気になるのは患者数の減少と大幅な利益減である。

処方箋から生まれる利益は技術料だけではない。

薬価差益も大きい。

その薬価自体が4月から引き下げになっている。

なおかつ、その価格交渉も交渉相手が来ない。

来ても交渉にならない。

提示価格に魅力を感じない。

再度呼び出しても自粛の言い訳でいつ来るのかあてにならない。

これも致し方ない。

担当者が新型コロナウイルスに感染でもしたら、交渉には来て欲しくない。

もちろん来るはずもない。

 

などという間に時は経過する。

気が付くと4月も終わりに近づいている。

支払基金からのお金は2ヶ月後のため7月のボーナス時にはお金がない状態に陥る可能性が高い。

 

そこまで考えているだろうか。

いや、そこまで考えておけ!

 

お金の流れは予想以上に速い。

資金に詰まらないように先々を考えながらに経営をなすべきだ。

仕入価格が決まらないと月次の決算(試算表)を見る意味がない。

若い経営者は試算表の見方を知らない。

いくら教えても地頭が理科系のせいか、リトマス試験紙のように赤から青にならないと変化に気づけない。

赤は危険だし、その時の顔色は青くなる。

色が変わった段階で時すでに遅しとなる。

 

“金の切れ目が縁の切れ目”のようにキャバ嬢も逃げていく。

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あの人が・・・

2020-04-24 04:59:54 | 薬局

リーダーを信じられなくなった時に組織モラルは壊れる。

 

新型コロナウイルスの脅威はいつまで続くのか。

そして同じように、これからも世界を不安に陥れる新たな危機がないとは言えない。

新たな危機管理が必要になる。

 

不測の事態こそ真のリーダーシップが試される。

しっかりとした分析力と予想に基づく仮説の検証ではないだろうか。

今回の新型コロナウイルスがここまで拡大し、人々を大きな不安に導くと誰が予想していただろうか。

いろいろなことへの配慮か忖度かわからないが、国の決断が、何事にも遅過ぎたように思う。

今さらの結果論だから何とでもいえると言われるとそれまでである。

 

リーダーに欠かせない要素の一つとして「率先垂範」があるのではないかと思う。

率先垂範とは人の先頭に立って物事を行い、模範を示すことである。

 

とある婦人のお花見騒ぎには「都内のプライベートなスペース、レストランで会合を持った際に記念撮影を行ったものだ」と言い訳していた。

国民には公園でのお花見は禁止としている。

「オンライン飲み会」を勧めればよかったのに。

大分県の宇佐神社の件でも「大分訪問は都が出した週末の外出自粛要請の前だったとして、問題ない」との認識で、神社参拝は3密に当たらないとしている。

移動そのものに問題がある。

何だかご都合主義に感じてしまう。

そして今になってGWは「オンライン帰省」など説得力がない。

 

そもそも「オンライン」って何なんだ?

接触8割減らすと簡単に言うが2割で何が出来るのだろうか。

国会議員も「オンライン会議」にするとかなりの経費削減になる。

率先垂範である。

因みに、製薬メーカーのMRは比較的接触8割減が上手くいっているようだ。

良いのか悪いのか。

 

のど元過ぎれば何とやらというが、「モリカケ問題」も曖昧なまま終わらせようとしている。

これでいいのだろうか。

自殺に追い込んだ責任は無かったことにしてはいけない。

日本の司法は独立しているのだろうか。

ちょっとこれは話が飛び過ぎた。

 

「あの人がゆくんじゃわたしはゆかない あの人がゆくならわたしもゆく あの人あの人わたしはどっちのあの人か」

相田みつをさんの名言の一つである。

我が家のトイレには、いくつかの種類が置いてある。

これを見ながら自分への戒めにしている。

時に反省し、時に出来ているとうなずく。

 

あんな上司と一緒に仕事などできない。

あんな社長は尊敬に値しない。

 

そんなこと言っているから独立しちゃうのかもしれない。

私はどんな「あの人」なんだろう。

 

ちょっと新型コロナウイルスで皆さんカリカリしていないだろうか。

と自分を戒めてみる。

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どうなってるストア

2020-04-23 05:04:21 | 薬局

勢いが止まらない。

 

ドラッグストアの決算は2月が多い。

その決算報告が出始めている。

注目したいのはドラッグストアにおける調剤売上の部分である。

 

中でも最も凄いのはウエルシアHDだ。

調剤の売上だけでも1,554億5,200万円になる。

これは調剤を主体とする薬局に引けを取らない。

と言うか5本の指に入るレベルである。

しかもその伸び率は前期比19.8%と異常ともいえる。

その要因は処方箋枚数の伸びが16.6%に加え処方単価も2.7%増だという。

今期の目標は前期比が11.2%の1,729億円だそうだ。

 

スギHDも負けてはいない。

ついに調剤売上が1,000億円を超えて1,052億7,900万円となった。

その伸び率は15.6%とこちらも脅威である。

処方箋単価も1万707円と高く利益率は38.8%と魅力的である。

しかも待ち時間には買い物も進む。

 

この発表の際に副社長が「ドラッグストア各社の調剤の伸びは著しく、調剤市場でメインプレーヤーの交代の時代が迫っている」と予測している。

確かに、私もそんな予感がする。

これはある面での反省を促している。

薬局では「お薬引き渡し」が主になり、薬剤師による「お薬と共に患者に寄り添う」姿勢の是非が結果として出てきていると思う。

もっと患者と向き合う姿勢が差別化につながる。

ドラッグストアの服薬指導がダメとは言わないが、吉野家スタイルでは薬局に将来はない。

 

決算時期が異なるがツルハHDも躍進中である。

第3四半期の段階で売上げが635億4,500万円で13.2%の伸びを示している。

早急に1,000億円超えを目指す仕組みを検討中だと思う。

 

凄いのはこれだけではない。

今回の新型コロナウイルスへの対応も早い。

ウエルシアでは3月の電話によるFAX受付が3,500件だったそうだ。

それが4月に入り14日までに1万件を超えたそうだ。

隠れたニーズの潜在化に成功している。

電話によるFAX対応はウエルシアだけではない。

他のドラッグストアもかなり受けている模様だ。

電話対応に苦慮することに代金の回収が上がってきている。

 

これについては個別に対応しているが、ブログに書くと何か言われそうなので…内緒とする。

 

ところで…。

アベノマスクを送ってもらったはいいけど、汚かったりすると使いたくないよね。

テレビに出る安倍首相のマスクが大きくなったような気がする。

気のせいかな?

マスクは3社から調達したらしいけど、3社の契約金の合計は90.9億円にしかならない。

466億円もかけて残りの375億円は送料と手数料かな?

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要らないならくれ

2020-04-22 03:41:32 | 薬局

美味しい食事の後には、つらいダイエットが必要になる。

 

政府は20日の臨時閣議で、新型コロナウイルスの感染に伴う緊急経済対策を裏付ける2020年度補正予算の組み換えを決定した。

その中に国民1人に一律10万円の給付がある。

 

難しい話は理解しかねるが一般会計の歳出総額は16.8兆円から約25.7兆円となる。

これにより緊急経済対策の事業規模は約108兆円から約117兆円に膨らむらしい。

と言われてもわからない

 

日経新聞に緊急経済対策のポイントが示されていた。

・1人10万円を一律給付。減収世帯への30万円支給は撤回

・家庭向け現金給付の総額は想定の3倍の12.9兆円に拡大

・中小企業に最大200万円、個人事業主に最大100万円を給付

・今年度補正予算案の歳出総額は当初予定より8.9兆円多い25.7兆円に

・民間金融機関による実質無利子・無担保の融資制度を創設

 

上記の施策に必要な財源は赤字国債で賄われ、当初は32.2兆円だったが、過去最大の58.2兆円になる。

もっと国民に分かりやすい説明がなきゃ困る。

今回の緊急経済対策は何となくありがたいような迷惑なような気もする。

このツケがどのような形で自分たちに降りかかってくるのか心配でもある。

 

くどいようだが2022年は団塊の世代が75歳になり始める年になる。

ここから少なくとも3~5年は社会保障費が火の車状態に陥る。

社会保障費には3つの大きな支出部分がある。

それが「年金」、「医療」そして「介護」である。

 

年金は何気なく引き下げられても目に見える改革などできない。

高齢者の暴動が起きる。

言い出した政権は確実に崩壊するだろう。

介護保険はまだ20年の歴史しかなく規模も10兆円強である。

削ってもしれている。

その削り取りが来年の2021年の介護報酬改定となる。

介護事業者はかなり深刻な改革になる。

そして、改革の余地を残すのが医療保険となる。

しかもタイミングとして2022年が診療報酬と薬価改定の年に当たる。

”江戸の仇は長崎で”とは言わないが、今回の甘い汁の分以上に、苦い汁の覚悟しなければならない。

その心構えはあるだろうか。

 

話は10万円に戻るが、あえて10万円はいらないと公言している人がいる。

そんなこと人前でいうべきじゃない。

貰えるものは貰え。

貰ってからこっそり寄付でも何でもすればいい。

10万円が要らない人は黙って「要らない」が要らない。

この10万円給付にも面倒な問題が浮上しつつある。

 

私はしっかりもらう。

道端に落ちている1円玉を無視しては通り過ぎることはできない。

必ず拾う。

 

“一円を笑うものは一円に泣く“と信じている。

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支援要請

2020-04-21 04:52:44 | 薬局

疑義解釈(その5)が4月16日に出されている。

 

今回の調剤報酬改定で、あわてさせられたのが診療所における敷地内の賃貸借取引関係であった。

ところが実際には「平成30年4月1日以降に開局したものに限り」の注釈が付いた。

これでかなりの薬局は胸を撫で下ろしたことだろう。

ただ昨今のM&A事情から平成30年4月1日以降の場合はどうなるのか。

そんな問い合わせも多かったように思う。

何と言っても死活問題である。

そのM&Aにもよるが株式譲渡なら開設者の代表者が変わるだけで問題はない。

そうではなく営業権及びその物件を譲受し、新たに開設許可を取った場合は、通常はダメじゃないかと思う。

今回の疑義解釈では「訴求指定を受けることが可能な程度」なら保険薬局として指定された年月日で良しとしている。

極めて微妙なところである。

最近は何事にも自信が持てないので違ったらコメントが欲しい。

 

次に「薬剤服用歴管理指導料」の一定程度の残薬がある場合、患者の残薬状況及びその理由を患者のお薬手帳に記載するよう努めることとなった。

この判断についても疑義解釈が出された。

この件についてはブログにも書いたと思うが、「個々の事例ごとに保険薬剤師による判断」とされている。

当たり前だ。

ちょっとした飲み忘れまで医師に報告する必要などない。

あくまでも薬学知見に基づき治療上の必要性をどう判断するかになる。

 

オンライン服薬指導が気になるが、考え方を整理する必要があると思う。

すでに認められている「遠隔服薬指導」は国家戦略特区だけである。

ただこの「遠隔服薬指導」は離島及びへき地に限られていた。

ところが「かかりつけ薬剤師・薬局と利用者居宅との距離が離れている場合、利用者の希望する頻度や時間どおりにかかりつけ薬剤師・薬局が在宅訪問を行えない場合等をいうこと」と、当初から認められていた離島やへき地以外の利用も認められた。

これによって千葉市などは令和元年12月19日より市内の自宅等でも可能となった。

これはあくまでも国家戦略特区での話であり「遠隔服薬指導」としてである。

 

また医薬品医療機器等法(薬機法)において「オンライン服薬指導」が容認された。

ただし、施行に関する省令等は今年の9月1日以降になる。

従って、調剤報酬上は報酬として明示されているが、実際には9月以降にならないと出来ない。

 

そして、もう一つ出てきたのが新型コロナウイルスによる緊急事態対応である。

こちらは「オンライン服薬指導」言われているが正式ではない。

従って、受ける施設要件や基準もない。

医療機関から受け取ったFAXで調剤可能で、服薬指導は電話等でも構わない。

もちろん報酬は通常通りとなる。

 

要は3つの仕組みがあって、現状行われているのは最後の「オンライン服薬指導モドキ」となる。

とか言いながら、最近は勘違いとミスが多いので内容に自信がなくなっている。

間違っていたらコメントで優しく叱って欲しい。

 

このブログは皆さんの英知によって支えられている。

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