医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

オッと!

2023-11-30 04:53:13 | 薬局
おやじが集まり愚痴の言い合いで憂さ晴らし。

昨日のブログにこっそり書いたが、現役引退間近なのか、気づかない内に追いやられているのか”おやじ”数人が集まって、勝手に「Kaeシニア倶楽部」を立ち上げた。
その第1回が昨日から始まっている。
先ずは大阪のなんばに集合した。
足腰の悪いものや多病息災のものなどがNGK(なんばグランド花月)で、笑いから免疫力をアップさせた。
その後は居酒屋にて飲み会が始まる。
お互いに息子の悪口や“今どきの”話に盛り上がる。
いいだけ話をした後は、お互いに疲れて早い就寝となる。
そんな中身の薄い集まりで初日が終わった。

今朝はバイキングで食事を済ませて、大阪にある薬局の見学をする。
在宅を主体に積極的に攻める薬局だ。
とりあえず研修ぽっくコースに組み込んでおく。
その後は有馬温泉に向かう。
病気持ちが多いので癒しの時間である。
癒した後はホテルの食事が待っている。
身体は多少不自由でも口だけは“お達者クラブ”でもある。
ワイワイ、ガヤガヤと、あまり先がないにもかかわらず、これからの薬局業界について抱負を語り合う。
将来の話と言うよりも過去形の話に盛り上がりそうだ。

食事が終わると”部屋飲み”になる。
私以外はお金持ちだ。
女っけがないのがかなりさびしい。

翌日は朝風呂にでも入って前日のアルコール分を少しでも抜いて昼食を済ませて各自解散となる。
今日は私の誕生日だ。
お陰様で67歳となる。
そして、今年いっぱいで東京での単身生活も〇14年にもなる。
年が明けると15年目に突入する。

昨日は中医協で「調剤(その3)について」があった。
思わずため息が出る。
準備と努力が欠かせない。

そろそろ札幌に帰ろうかと…。
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Kaeシニア倶楽部

2023-11-29 04:52:19 | 薬局
矛先が本丸から外堀に向けられている。

診療報酬は引き上げになるのか。
それとも引き下げになるのか。
微妙な様相を呈している。
正直なところかなり引き下げに傾いているような感じがする。

2024年度の医療費の自然増は8,800億円と見込まれている。
医療費の大まかな負担内訳は保険料が5割、税金が4割、窓口負担が1割となっている。
この割合からすると保険料の増加分は4,400億円となる。
これに診療報酬をプラスにするとさらに保険料負担が増えることになる。
この物価高に保険料負担は避けたい。
逆に、医療費を抑制すると保険料負担も軽くなる。
医療費本体の議論から国民の保険料負担の是非論として攻めて来る。
こうなると医療機関の診療報酬引き下げも正義になる。

そこで判断の大きな要因となるのは医療機関が儲かっているのかどうかにある。
儲かっているなら引き下げて、儲かっていないなら引き上げる。
その調査結果である「医療経済実態調査」が24日に公表されている。
基本的に病院はコロナ補助金を除くとマイナスになる。
ところが診療所はコロナ補助金を除いても8.3%の黒字を確保している。
感染拡大でのコロナ患者の診療やワクチン接種が収益を押し上げたようだ。
保険薬局はどうかと言うと法人薬局では5.4%、個人薬局では11.2%と悪くない。

こうなると病院は引き上げの必要を感じ、その財源は診療所と薬局からの構図が見えて来る。
これが今までブログにも新聞にも書かれている診療所の初診・再診料の引き下げと「調剤基本料1」を算定する薬局の集中率の高い部分にメスが入りそうだとなる。
あるメディアからは「財務省が診療報酬改定の『本体マイナス』を迫ったことに対し、日本医師会が必死の要望活動を展開する一方、日本薬剤師会は切迫感がなく“まったり”している」と表現している。
前後の文章が見えていないので、何のことかはわかりづらいと思うが、記者の目からは日本薬剤師会には必死さが感じられないの表現となっている。
すでに諦めたのか。
それとも任期終了に伴う“電池切れ”なのか。

どちらにしても今回の改定は要注意である。
お陰様で、セミナーの依頼も来ている。
久しぶりにちょっと気合を入れて私も勉強をし直している。
ただ、覚えようとしても頭に入らないので、90分の枠のうち私が担当するのは30分程度とし、残りの60分を社長に託す。
これでかなりプレッシャーから解放される。

先週の金曜日から九州方面の友人に会いに行き。
その後、ちょっと忘年会と仕事を済ませて、昨日東京に戻ってきた。
今日からは新しく立ち上げた「Kaeシニア倶楽部」の初企画だ。
大阪でNGKを観て有馬温泉に浸かりに行く。
ささやかな集まりである。
その後は四国に渡って忘年会に参加する。
戻りは月曜日だ。

あれ!
せっかくの「Kaeシニア俱楽部」を楽しむはずが、本日の中医協に「調剤(その3)について」があるようだ。
”貧乏暇なし”である。

旅先から何思う。
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いいけどね!

2023-11-28 05:42:33 | 薬局
これでも売れと言うのだろうか。

「医薬品の販売制度に関する検討会」では、来年度に向けた医薬品医療機器等法(薬機法)の改正に向けた審議が行われている。
ほぼ終了しており、後は「とりまとめ」を厚生労働大臣に答申する状態である。
内容からすると薬剤師の職能特権だと思っていた零売が出来なくなりそうだ。
そうなると薬局には処方箋しか残らない。
国は薬局にOTC薬の扱いを望んでいるようだが、販売制度は既存の薬局よりも新規の業態薬局に大きく傾いている。

先ずは処方箋以外の医療用医薬品の販売にかなり規制が入る。
実質的に販売が出来ないと思われる。
医療用医薬品は処方箋に基づく販売が基本だそうだ。
それなら、なぜ「処方箋以外の」の区分があるのだろうか。
販売にあたっては「やむ得ない場合」とし、「医師に処方され服用している医療用医薬品が不測の事態で患者の手 元にない状況となり、かつ、診療を受けられない場合」と「OTC医薬品で代用できない、又は代用可能と考えられるOTC医薬品が容易に入手できない場合」の「いずれも満たす場合」となっている。
これだとほぼ売れないってことになる。
これに見切りをつけたのか、いわゆる「零売薬局」が店舗を閉じ始めている。

次に、初めてOTC薬化された薬は一定期間「要指導医薬品」となる。
安全性の確保と確認のためだそうだ。
ところが要指導医薬品のオンライン販売を認めるようだ。
薬物濫用のおそれがあっても大丈夫とのこと。
それ相応のルールに基づくのだろうと思うが、街の薬局に買いに行く人がいなくなる。

以前から書いているが「遠隔販売」も認められそうだ。
自宅に居ながら「管理店舗」の薬剤師等に相談して、「確認証」をもらうとコンビニでも薬がもらえる。
コンビニには「受渡店舗」として資格者の常駐は求めないそうだ。
この場合は薬の在庫は常時持つのだろうか。
今どきの若者は薬局に薬を買いに行くのは苦手だが、コンビニになら抵抗がない。
昼間はドラッグストアがある。
こんなのどんどん認めちゃっていいのだろうか。

因みに、押し寄せる波はこれだけではない。
調剤業務の一部外部委託が実証実験に入りそうだ。
これも“ありの一穴”じゃないが、近いうちに「一部}が取れて「すべて」に変わると思われる。
そして、大手調剤チェーンとドラッグストアが「調剤センター」を立ち上げる。
調剤工場である。
そこの管理者は「管理薬剤師」とは呼ばれずに「工場長」と呼ばれる。

もっと中小薬局が生き残れる仕組みを考えて欲しい。
“なすがまま“でいいのか。
今、世の中で何が起きているのか分かっているのだろうか。
変化を伝えるのは誰の役割なのか。
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目をつぶる

2023-11-27 05:11:29 | 薬局
”さわらぬ神にたたりなし“と言うが、”ない袖は振れない”もある。

後発医薬品の供給不足が続いている。
いつまで続くのか、まったくもって目途が立たない。
正直なところかなり長きに渡るような気がする。

そこで気になるのが「後発医薬品調剤体制加算」である。
処方箋を受け取っただけで算定できる調剤報酬は大きい。
「調剤基本料」には「地域支援体制加算」と「後発医薬品調剤体制加算」がある。
「調剤基本料1」(42点)で「地域支援体制加算2」(47点)を算定していて、尚且つ「後発医薬品調剤体制加算3」(30点)の合計が119点になる。
さらに特例処置の「地域支援体制加算」(3点)が加わり121点となる。
ここは正直なところ大きな報酬である。
このセットに努力しない薬局の今後は保証できない。

品薄状態で「後発医薬品調剤体制加算」を維持するのは難しいかもしれないが、乗り越えると大きな恩恵が待っている。
そんな後発医薬品の使用促進策が終わろうとしている。
当初の目標だった使用率80%がほぼ達成している。
こうなるといつまでもインセンティブの必要がなくなる。

安心してください。
中医協の審議では後発医薬品の部分は振れて欲しくないようだ。
現状では後発医薬品へのインセンティブを廃止にする環境にない。
”モノがないのに出来ない”の不平不満がどよめく。
さらに特例処置の「地域支援体制加算」もなくせないかもしれない。
ただこの報酬の利益への貢献度は大きい。
逆に医療費抑制からすると”目の上のたんこぶ”のようなものだ。

今回の改定では後発医薬品の部分は”さわらぬ神”として、それでも”ない袖は振れない“ので、ちぎる袖を「調剤基本料1」にもっていくような気がする。

基本的に月の受付回数が600回以下を除き、集中率が85%を超えた場合は「調剤基本料2」になりそうだ。
その場合は「地域支援体制加算1・2」の算定が出来なくなる。
因みに、「調剤基本料」が16点(42-26)で尚且つ「地域支援体制加算」の例えば39点を失う。
合わせると55点の消失になる。
処方箋応需が1日に50回だとすると27,500円になり、1月23日稼働と考えると632,500円にもなる。
年間に換算すると…恐ろしくなる。

かなり前から集中率を下げる対策を練るように伝えてきた。
今さら”聞いてないよ”と言われても私の責任ではない。
その対策については個々の薬局で異なるので相談して欲しいとも伝えたように思う。
相談されてもダメなものはダメかもしれない。

ただし、これは始まりで、これからが本番となる。
しっかり現状把握と情報分析による経営手腕が求められる。

残念ながら私の時代ではなさそうだ。
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必須アイテム

2023-11-26 06:10:00 | 薬局
変化とは気が付かない内に静かに進んでいる。

私がガラケーからスマホに変えて1年以上が過ぎた。
ガラケーの電話番号とメールアドレスがそのまま引き継げるように手配してくれた。
ありがたい。
今ではすっかりLineにも慣れた。
当初は電話がかかってくるとどうしていいのか分からず何度も切れた。
この頃はやっと赤いのと緑の使い分けが分かるようになってきた。
Lineは何と言っても「既読」がありがたい。

シニアのスマートフォンの所有率が増えている。
ある調査によると60~79歳の全国の男女1万人を対象に、モバイル端末を所有していると答えた人が94.5%だったとの結果がある。
因みに、私の知りあいで残り5.5%の人を知っている。
この人は凄い。
会社への指示や連絡事項をすべてガラケーでこなしている。
字がデカイ。

この切り替えの要因はガラ携のサービスの終了がある。
最も遅くまでやっているのがNTTドコモであるが2026年3月をもって終了する。
サービスが無くなると使えなくなるのか。
そんな焦りもあって私も重い腰を上げた。
お陰様でゲラケーとスマホを両方持ち歩く不便さが無くなった。

どこの通信会社の利用が多いかと言うとドコモが27.4%で、その他が13%だそうだ。
通信会社を選んだ理由は「通信料金が安いから」(31.5%)、次が「ちょうどよい料金プランがあるから」(24.9%)と上位を占めている。
料金もプランの説明を受けても理解できないのが高齢者かもしれない。(自分だけ)

さて、こんな話はどうでもいい。
大事なことはいつの間にかである。
ほとんどの高齢者がスマホを持っている。
このスマホと処方箋を結びつけることを考えるのが経営者である。
受付の際にスマホを持っていると聞いたら、処方箋の送信方法を知ってもらう。
そしてスマホから処方箋が送信されてきたら、すかさず褒めてあげる。
ちょっとした景品の授与なんかもいいかもしれない。
きっとその患者は、これからもその薬局を選択し、迷わずスマホから処方箋を送信すること間違いなしだ。
先日、ある薬局の経営者にそんな話をした。
そうすると、先ずは子供を抱えている女性をターゲットに、スマホから処方箋の送り方セミナーの開催を企画している。

日曜日などの薬局が休みの日には地域の高齢者を集めてスマホ教室の開催など最高じゃないだろうか。
ゴルフの季節も終わったので、中小薬局の経営者は地域へのアプローチに時間を使ってみてはいかがかな。

どうやって集めるかって…それは内緒!
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忘れたい

2023-11-25 05:08:48 | 薬局
早くもこの時期がやって来た。

本日は得意先の忘年会である。
もちろん私も呼ばれている。
毎年、100人ほどが集まり結婚式の披露宴のように行われる。
コロナ禍でも毎年開催してきた勇気ある会社だ。
私は新調したスーツを着て参加する。
お腹周りがきつくなって出来立てである。
今回が初披露になる。
2cm広げただけだが苦しくない。

薬局店舗が複数に渡り展開しているために社員同士の顔合わせが出来ない。
忘年会などは社員の交流の場となって欲しい。
ただこの会社では年に2回全社員研修が開催されている。
もちろん私も90分ほど話をさせてもらっている。
全員とはいかないが7割以上の社員が集まって来る。
しかも日曜日の午後からの開催である。

今どきに日曜日の貴重な時間をつぶしてでも集まって来る社員がいる。
そんな時に会社の社風や教育の在り方を感じる。
世の中は、何かというと社員の権利優先な風潮があるが、号令で集まる社風は残して欲しい。

忘年会では薬局ごとのグループで出し物がある。
演奏だったり、歌や踊りが披露される。
これもまた楽しい。
お決まりの”ビンゴゲーム”もある。
ささやかながら私も景品を提供している。
私の景品は北海道からのお取り寄せとなる。

そんなこんなで今夜は眠れない。
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スイッチ財源

2023-11-24 05:05:39 | 薬局
何度も言うが外堀は既に埋め尽くされ、いよいよ本丸への攻撃が始まりそうだ。

来年は医療業界にとって大きな転換期になる。
そんなことを知ってか、知らずか世の中は比較的静かだ。
社会保障費の自然増は超高齢化の波には勝てない。
政治家は自分の身を守るためなのか思い切った制度転換など出来ない。
積もり積もって修正不可能な状態にまで陥っているような気がする。

医療費も同じで超高齢化により毎年押し上げられる。
これを抑制と言いながらごまかしてきたのが薬価引き下げである。
本来の抑制ではない。
使い方の見直しをしなければ本当に意味での抑制などにならない。

しかし、薬価引き下げの結果どうなったのかは後発医薬品メーカーの相次ぐ不正である。
まさに”悪かろう、安かろう“に走ってしまったようだ。
不正があろうと儲かった利益は経営者のふところに入っていった。
その後、会社が倒産しようが何しようが、いただいた報酬を会社に戻す仕組みなどない。

そもそも儲かりもしない低薬価の医薬品をあえて製造しようとする企業などない。
ボランティアではない。
利益が出ないと株主からクレームが来る。

後発医薬品の薬価は先発医薬品の半分から始まる。
人気があるものは数社がこぞって販売するので薬価は40%から始まる。
ここから価格交渉でいくら…となるといったい原価はいくらだったとかと疑いたくなる。
それでも価格交渉で値引き合戦が続く。
その結果、薬価は底なしで低くなる。
薬価が低いのはある面で“自業自得“ではないだろうか。
それを国の政策のせいにするのは、問題のすり替えのように思う。

さて、本日の結論である。
バカな薬に販売政策から上手く国に医療財源とされていた薬価引き下げにも限界が来たということだ。
中医協の薬価専門部会では後発医薬品の安全供給に関する情報提供、安全供給への予備対応力の確保、供給実績そして薬価との乖離状況を勘案した薬価改定を検討している。
バカげている。
どれも当たり前のことじゃないか。
出来ない会社に販売許可を出さなきゃいい。
出来る会社に販売許可を出せばいい。
出来ない時へのペナルティーを課せばいい。

結論の結論だ。
医療費のコントロールは薬価改定の時代が終わった。
次はいよいよ本丸の報酬本体に入る。
先ず初めに血祭りにあげられるのは診療所と集中率の高い薬局ではないだろうか。

ただし、これは始まりで、これからが本番となる。
しっかり現状把握と情報分析による経営手腕が求められる。

残念ながら私の時代ではなさそうだ。

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チンミ

2023-11-23 05:35:56 | 薬局
それぞれの事情があって文化ができ上げっている。

先日、長野県の松本市に行ってきた。
もちろんセミナーで呼んでくれたのだ。
ここは毎年お声をかけてくれる。
お陰様で顔なじみの薬剤師も多い。
参加者にはそれなりに刺激になってくれればありがたいと思う。
何と言っても、今回の診療報酬改定はマイナス色が強い。
しかもターゲットは診療所と中小薬局になりそうだから注意が必要だ。
その割にはのんきなので私も拍子抜けしてしまう。

長野県というと虫を食べる文化がある。
一般的なのは「イナゴ」「ハチの子」があり、ちょっと珍しいのが「ざざ虫」である。
「イナゴ」と「ざざ虫」は佃煮風になっている。
「ハチの子」も同じような感じではあるが甘露煮になっている。
それぞれ甘じょっぱく食べてみるとそれなりに美味しい

そんな話を現地でしていると、先日わざわざ事務所に送ってくれた。
「イナゴの佃煮」「ハチの子の甘露煮」があり、その他に「お蚕さんの蛹の佃煮」まで届いた。
早速、その夜に「お蚕さんの佃煮」と「イナゴの佃煮」をいただいた。
イナゴは以前にも食べたことがあり、小エビの佃煮のような香ばしさがある。
美味しいけどちょっとしょっぱめである。
そして蛹は以前にも食べたことがあるような気がするが、見た目は蛹そのものである。
噛んだ時にちょっと蛹臭がある。
しかし、なぜかしら箸が伸びる。
蛹臭は食べている内に忘れてしまった。
味付けがちょうどいい塩梅である。
ハチの子は次回に取っておこう。

この他にも野沢菜の漬物やワサビ漬けも届いた。
塩分取り過ぎかな。

この虫を食する文化は、越冬時のたんぱく源として貴重な存在だったと聞いた。
確かに長野県には海がない。
湖はあるが冬場は凍結してしまう。
野生動物はいるが簡単には狩猟ができなかったのではないだろうか。
そんなことを思いながらありがたくいただかせてもらう。

珍しい食べ物は大歓迎だ。
かなり前に行った福岡県柳川市の「ワケノシンノス」のイソギンチャクも良かった。
その他にも「ワラスボ」や「ムツゴロウ」などもいただいた。
北海道の留萌方面には酷寒の時化(しけ)の翌日に取れる「ルッツ」がある。
まだ食べたことがない貴重な存在だ。

先日、仙台方面に行った際に、この時期ならではの”セリ鍋”をいただいてきた。
セリの追加注文するくらいうまい。
もちろん「ホヤ」も食べてきた。

日本は小さいようでも広い。
まだまだ行ってみたいところや食べてみたい食材がたくさんある。

皆さんからのお誘いを待っている。
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ぽっかり

2023-11-22 05:02:05 | 薬局
ぽっかり空いた穴に気付いても知らんぷり

16日は社会保障審議会の介護給付費分科会があった。
その中に「介護老人福祉施設」も取り上げられている。
「介護老人福祉施設」と言うと馴染みがないかもしれないが「特別養護老人ホーム」のことである。
なぜかしら介護保険では「介護老人福祉施設」になる。
「老人保健施設」も介護保険では「介護老人保健施設」となる。

その特養の医療の在り方が審議されている。
これは規制改革推進会議でもテーマとして挙げられていた。
特養の医師は「配置医」として契約されている。
「配置医」は健康管理及び療養上の指導が主な役割で、それらは介護報酬で評価されている。
従って「初診・再診料」、「往診料」などについては診療報酬の算定ができない。
ただし、「処置」、「注射」、「投薬」については診療報酬での算定が可能となっている。
問題となるのは緊急時の対応である。
この他にも「在宅患者訪問診療料」や「施設入居時等医学総合管理料」などの通常の訪問診療の算定が可能のようだ。
なぜかしら「往診料」が抜けている。

さて、ここで特養の診療報酬などどうでもいい。
問題は薬局の報酬である。
医師に訪問診療が認められているにもかかわらず、なぜかしら薬局には「居宅療養管理指導」が認められていない。
まったくとは言わない。
がんの患者には「居宅療養管理指導」が月8回まで認められている。
なぜがんだけなのか。

今回の介護給付費分科会では「現在、末期の悪性腫瘍 の利用者に対する緩和ケアについての居宅療養管理指導は月8回まで認められているが、週2回までとされているため、必ずしも対応できない。そのような場合には、もう少し柔軟 な対応が可能となるように整理が必要ではないか」が提案となっている。
ここじゃないだろう。
薬局による訪問薬剤管理は評価されている。
しかし、それは単にお届けの領域を出ない「服薬管理指導料」でしかない。
もっと特養利用者に対する寄り添う服薬管理としての「居宅療養管理指導」が必要だと主張しないのだろうか。

疑問に思わないのか?
やることはちゃんとやっているんだから評価をしてもらうのに遠慮してはいけない。
特養には「居宅療養管理指導」を算定できるほどの対応をしていないとでもいうのか。

何だかしっかりしろよ!
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まいったマイナ

2023-11-21 05:48:19 | 薬局
ついに本音が出てくる。

財務省の諮問機関である財政制度等審議会が20日にまとめた、来年度予算編成に向けた建議が出た。
それによると診療所の利益率が8.8%と中小企業の平均利益率の3.4%より大幅に上回るとして、診療報酬での引き下げを要求している。
具体的には診療所の初診料、再診料を引き下げて、報酬単価を5.5%ほど減らし、経常利益率を中小企業並みに抑えるらしい。
そうなると診療報酬の改定率はマイナス1%ほどになる。
これは事件である。

この件については、このブログでも伝えてきた。
今回の診療報酬改定は診療所と「門前薬局」にあると。
その予告は日経新聞にあった。
10月17日の記事に「『門前薬局』高額報酬 減額へ」であり、11月2日には「診療所、利益率8.8%に急伸」が物語っている。
因みに、財務省や厚生労働省が「門前薬局」と呼んでいるのは、診療所のマンツーマンを含んでいる。
ここでは特に「調剤基本料1」の薬局がターゲットとなっている。

介護報酬については引き上げの方向で審議が進んでいる。
特に、施設系の利益が物価高や人件費増によりマイナスに転落している。
中でも人材確保が難しくなっており、人件費増につながる報酬の引き上げが急がれている。
このままでは介護サービスの継続が危ぶまれている。
当然のこととして、限りある社会保障費の優先的配分となる。

今回の診療報酬改定の提言を確定させるために根拠が必要になる。
それが医療経済実態調査になる。
この調査の結果は今月末には公表される。
これによってほぼ間違いなく引き下げの方向に決まる。
同時に薬局の経営状態も悪くはないと判断される。

医科診療報酬引き下げは調剤報酬にも大きく影響する。
なぜなら医科:調剤は1:0.3の関係だからだ。
0.3で済んだら良しと考えた方がよさそうだ。

ここで今さらではあるが焦るのは負け組だ。
かなり前から準備については伝えてきている。
そして、セミナーなどでもやるべきことも具体的に話している。
セミナー企画は今だと伝えてきた。

先日、総理に三師会で診療報酬の引き上げを陳情したらしい。
今までなら医師会が単独でやっていたのを三師会になった。
一人では寂しかったのかな。

どうする?
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