4月からの決算報告を見ながら思うこと。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、大半の企業が大幅な赤字に転落している。
ご多分にもれず当社も未だかつてない赤字が続いている。
来期はリストラになりそうな取締役SANになっている。
報道によると私がいつも利用するANAホールディングスの2020年4~6月期決算は、営業利益が1,590億円の赤字(前年同期は161億円)、純損益が1,088億円の赤字(同114億円の黒字)だったそうだ。
昨日も千歳空港から羽田空港まで利用したが、乗客は1割程度しか乗っていなかった。
しかも使用機材が変更になり、小型化したにもかかわらず空席が目立っていた。
JALも同様に1,000億円以上の赤字だと報道されている。
“GoToトラブルキャンペーン”の効果が感じられない。
旅行も健康で、安全安心がなきゃ行かない。
その安心安全に不安がある。
新型コロナウイルスに感染するのも怖いが、他の誰かにうつすことが気になる。
さらに、感染に伴う風評被害も恐ろしい。
自動車業界も大変で、日産の4~6月の決算は売上が前年同期比で50.5%減、営業利益は1,539億円の損失だそうだ。
レバノンで笑っている逃亡者がいる。
貴重な利益を抜いて行ったおかげ様だ。
発表にはなっていないが百貨店業界は休業していたため、かなりの赤字に陥っている。
立ち直るのはかなり厳しい。
聞くところによると建設業も停滞だとか。
オリンピック需要が終わった。
災害の復旧があるが県外からの移動ができない。
要は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が色濃く出始めている。
以前ブロブにも書いたが、2020年度税収見込みは約63.5兆円である。
この税収は確実に見込めそうにない。
問題はそれだけではない。
今期の赤字分は来期に持ち越される。
となると来期はマイナスからのスタートとなる。
わかるかな?
利益が出て決算を迎えると税金が課せられる。
その税金を払って、その期は終了となる。
後から訴求されることなどない。
ところが赤字決算だと、その赤字分は来期の黒字分と相殺されて、それでも出た利益に税金がかかる。
と言うことは、今期が大幅に赤字だとすると、かなりV字回復しないと税金を払うまでに届かない可能性がある。
問題は2つある。
今期の当初の国家予算が足りなくなる。
次に、2021年度の税収が少なくなる可能性が高い。
税収と言うと個人の税金も期待が出来そうにない。
厚生労働省は29日に新型コロナウイルス感染拡大によって解雇や雇い止めが、見込みも含めて4万人を超えたと報告があった。
ここからの所得税は…厳しい。
生活保護も増えている。
そんなことを考えながら調剤報酬はどうなるだろうかと考えている。