医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

文から葉へ

2022-07-31 03:54:56 | 薬局
コロナ感染はこれからも続く。
 
毎日のように過去最多を更新している新型コロナウイルス感染陽性者数である。
感染予防策はマスクと手洗い、うがいしかない。
今までと何も変わってはいない。
2年半以上にもなるがウイルスの前に人は無力である。
こうなると何をどうしていいのか動きが取れない。
国としての自粛要請なども曖昧だ。
自粛要請すると何かとお金がかかる。
感染前半でかなり使い果たした感がある。
お金には限度がある。
 
世の中は感染陽性者と濃厚接触者で機能不全に陥っている。
公共交通機関に運転手がいない。
医療機関や介護事業者にも感染者が出始めている。
もちろん薬局にも陽性者が多出である。
輪をかけて大変なのが濃厚接触者だ。
ワクチンが行き届いていない子供への感染が親に影響する。
因みに、私は昨日4回目のワクチン接種を済ませてきた。
 
新型コロナウイルスの感染症法上の扱いを2類相当から5類に見直す意見が出ているようだが、今さら「はい、そうですか」とはならない。
これだけ騒いでおいてインフルエンザと同じですと誰が納得するだろうか。
5類になると検査も診察や薬も保険適用になる。
これを公費で見たらどうかなどと特例的な扱いを求める意見もあるが、特例ほど面倒な扱いはない。
特例を外すタイミングが難しい。
 
今月の初めだったと思うが、ある研究者がAIによる感染者予想を発表していた。
それによると東京都の感染者予測は7月27日で53,482人だった。
実際には29,036人だった。
大きくハズレである。
そして、またAIによる予測が8月6日には4万人を超えるそうだ。
すでに、28日の段階で4万人を超えた。
さて、AIはどこまで感染拡大を読むことが出来るのか。
何となく、AIも大したことがないような気がする。
 
お陰様で、私の自粛休暇は果てしなく続く。
昨日(30日)から札幌の自宅で小さな家庭菜園で、小さな収穫を楽しんでいる。
楽しんでいるんじゃないかな。
小さな収穫を強いられている。
 
楽しみは何を食べるか考えるしかない。
激辛スープカレーもいいが、北海道らしく札幌ビアガーデンでジンギスカンかな?
そう言えば、意外においしいのが”ラムしゃぶ”である。
しゃぶしゃぶ専用のラム肉が店頭に並んでいる。
もちろん専用のたれもある。
締めはラーメンが美味い。
 
気がつくと7月も終わる。
早いなぁ~。。
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今さら

2022-07-30 03:44:32 | 薬局
何か、どこかで踏み違えた気がする。

このブログで何度か私の思いを伝えてきたことに、薬剤師を取り巻く最近の検討会などがある。
例えば「薬剤師の養成及び資質向上に関する検討会」は何が言いたいのか。
薬剤師の養成の在り方に問題があるとの指摘なのか。
養成の仕方が良くないので薬剤師の資質が低下していると言いたいのか。
どこが監督官庁なのか。
職能としての評価の見直しは誰がすべきだったのか。

そもそも4年制だった薬学教育を6年制にする必要があったのだろうか。
4年で卒業して、国家試験を通過した薬剤師の卵に1年間の病院実習と1年間の薬局や行政などの実習を踏まえて正式に資格認定があってもよかったような気がする。
6年間の中にある中途半端な実習体験では、あまり意味をなさないのではないだろうか。
これはあくまでも浅慮な私見である。
どちらにしても薬剤師の資質が低いから出た検討会には間違いなさそうだ。

その検討会のワーキンググループ(WG)として「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するWG」が分科会として登場してくる。
どうも薬剤師の全てではなく薬局薬剤師に問題がある言い方である。
その本家本元の薬局も本来の機能が損なわれていると言いたげだ。
このどちらも調剤報酬でコントロールできそうな気がする。
誰しも報酬にならないボランティアでは継続できない。
そもそも調剤報酬を受けるには薬剤師も薬局も「保険」が頭に付く。
この「保険」は国の保険行政への貢献としての報酬であるはずだ。
もっと強制力があってもいいと思う。
このWGのテーマとなっている薬局薬剤師や薬局がダメなのではなく、調剤報酬そのものの成り立ちに問題がある。
こんな遠回しな”真綿で首を絞める”みたいな追い込みではなく、きちんとあるべき業務や機能を明確に示して、それに対する報酬の大幅な見直しが必要になる。
だらだら中途半端では、この先の社会保障費は賄えない。
薬局薬剤師の業務の何を調剤報酬として評価するのかの中・長期的な戦略が必要になる。
それに伴い薬局の機能についても出来ない、難しいという薬局は保険薬局にはそぐわないと言って強い姿勢も必要になる。
どうも薬剤師に医療人としての覚悟を感じない。
もちろんすべてとは言わないが、マジョリティーのような気がする。

さらに文部科学省から出されている「薬学部教育の質保証専門小委員会」などは、今さらと思えるほど遅い対応である。
かなり前からボーダーフリーで入学できる薬学部がある。
人の命に係わる仕事にもかかわらず、受験すると合格では質も何もあったもんじゃない。
そんな体たらくに目をつぶってきたのが行政である。
今さら大きな改革など難しい。
かなりの時間を要するだろう。
そんなことに踊らされて人生を間違った子供たちがかわいそうだ。
薬学は医療の一端だと思う。
志がなければ携わることが難しいのではないか。

何となく薬剤師を取り巻く環境が急速にアゲンストだと感じている。
ひょっとして調剤報酬を引き下げる言い訳作りかな。
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配慮がたらん

2022-07-29 04:12:28 | 薬局
適正人数の基準はあるのだろうか。

薬剤師が足りないと嘆く薬局がある。
薬剤師が余っているという薬局もある。
この足りない、余るの基準はどうなっているのだろうか。

足りない薬局の足りない理由は薬剤師が辞めることにありそうだ。
辞める理由を自分に置き換えて考えて欲しい。
魅力ある薬局なのか。
魅力ある経営者なのか。

足りる足りないの基準が欲しい。
そこで処方箋応需枚数に対する薬剤師の配置を問うと、決まっていないとの答えが返ってくる。
これではその薬局の適正数が分からない。
業務が多忙で余裕がなくなると誰でも辞めたくなる。
それを充実していると感じるのは経営者だけかもしれない。
何気なく経営者には処方箋40枚に薬剤師1人の配置が刷り込まれている。
ついつい経営的には40枚まで出来るはずだと自分都合が働く。
実際に、処方内容にもよるが1人で40枚をこなすのはかなり無理がある。

薬剤師を1人採用すると、少なくとも年間で450~550万円は必要になる。
これだけではない。
社会保険料や雇用保険などの法定福利厚生費が15%近く上乗せになる。
ついついギリギリの運用になりがちである。
それが崩れると薬剤師が足りないとなるのではないだろうか。

余る薬局は産休、育休などによる事情がある。
産休に入ると、続けて育休になる。
職場復帰するころには後釜が採用になっている。
当然のことであるが余る。
そうこうしていると再度妊娠になったりする。
この国は子供不足だからありがたいが、人の調整は難しい。
中には産休,育休、産休、育休の連続技もあり得る。
これも“おめでたい”ことと祝福しかない。

薬剤師の不足は辞めることにあるとはじめに書いた。
すべてではないが辞める原因を考えてみる必要がある。
補充の採用には多くのお金が必要になる。
職場に慣れるまでに時間も要する。

先ずは処方箋枚数当たりの薬剤師の基本人数を決めたい。
もちろん処方内容によって、店舗ごとに異なる。
それに応じたオペレーションを管理薬剤師に求める。
求めるだけではなくサポートも大事になる。
出来るだけ薬剤師を含めてスタッフ全員からの業務上の意見を聞く機会も設けたい。
改善できることは見直す姿勢を示す。
これによって患者への対応も変わるのではないだろうか。

働きやすい職場環境をもっと真剣に考えることが、患者を逃さないことに通じるような気がする。

ちなみに、今はコロナ感染拡大によって大混乱だと思う。
こんな時こそ普段の職場環境が生かされる。
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あいたたたぁ~

2022-07-28 05:27:24 | 薬局
呼ばれないと行きづらいってことないかなぁ…。

「骨太の方針2022」に参議院選挙前のリップサービスなのか日本歯科医師会にありがたい政策が盛り込まれた。
「生涯を 通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)の具体的な検討」である。
確かに、歯は大事だと思う。
その割には普段意識しない。
困った時じゃないと歯科診療所には行きたくはない。

私も3年ほど前だったと思うが、かなり前に詰めた金属が取れて、仕方なく歯科医院に通うことになる。
どこに行こうかと迷うくらい浅草橋の事務所周辺には歯科医院がある。
普段は意識しないので気づかなかったがちょっと驚き。
調べると7万軒を超えている。

歯科医院に行くと、有難迷惑であるが次から次と虫歯を見つけてくれる。
ここも治療、あっちも治療と左右の奥歯の上下に何かしらの問題を見つけてくれた。
結果として右の奥歯を1本抜いてインプラント(50万円+消費税)と左の奥歯にかぶせて(7万円+消費税)の治療となる。
もちろんこれだけではない。
CTとレザーは保険外などと拒否する隙を与えない。
何回通っただろうか。
そのたびに負担が生じる。

とりあえず終わりましたと聞いた時、思わずホッとしたものだ。
その後、定期検診に来てくださいとはがきが来たが、今度行ったらいくら取られるかと思うとうかつにはいけない。
あれから3年ほどが経過した。
さすがに、そろそろ診てもらいたい気がするが、しばらく足が遠のくと気が弱い私はいけなくなる。
お誘いの電話でもあると、これ幸いと行くんだが…。

同じようなことは居酒屋でもある。
単身生活の私は1人で店に入らなきゃならない。
引っ込み思案な性格は店のドアが重い。
ただ、入った時に親しげに話しかけられると安心する。
食いもしないものまで、そこまで飲まなくてもいいのについつい。

話を戻すがどんな形で「国民皆歯科検診」が行われるかわからないが、検診を受けて無傷の人は少ないはずだ。
参議院選挙はこういう風に使いたいものだ。
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関係者の関係

2022-07-27 05:19:58 | 薬局
粛々と来年に向けた準備が進んでいる。

今月20日に中医協が開催されている。
薬局に関係する内容として2023年度の薬価中間改定の調査に関してが議題に上る。
基本的には2016年12月の「薬価制度の抜本改革に向けた基本方針」において、「現在2年に1回行われている薬価調査に加え、その間の年においても、大手事業者等を対象に調査を行い、価格乖離の大きな品目について薬価改定を行う」 ことが決定されている。 
これに基づいて2021年4月は初めての中間年の薬価改定が行われた。

薬価調査は9月の取引分を対象としている。
未妥結減算の関係で、とりあえず前半の納入価格は決まっている。
問題は10月以降の価格交渉にあるが、そこへの配慮はない。
価格データは厚生労働省内に入ってしまうと、出てくる結果の是非は問えない。
また、基本的に価格乖離の大きな品目となっているが、この価格乖離が固定されているわけでもなさそうだ。
どうもお国の懐具合によって調整されているような感じである。

この中間年の薬価改定については製薬メーカーや医薬品卸などが廃止を望んでいる。
もちろん薬局を含めた医療機関も同様に反対の姿勢を示している。
ただ、医療機関の7割以上が処方箋の発行で外来部分の薬価の影響は少ない。
また入院においてもほとんどの急性期病棟はDPC であり、慢性期病棟は定額制になっているので薬価の引き下げはコスト引き下げにつながり、増収につながる。
大きな影響を受けるのはもっぱら薬局にある。
その割には反対に向けた行動が見えてこない。

薬価の引き下げは単に安くなっただけではない。
それに伴い薬価差益も大きく圧縮される。
値引き交渉がうまくいって従前と同じ率での購入でも薬価差益は減る。
ところが薬価が引き下げになると、当然のことであるが次回に向けて薬価防衛が働く。
薬価防衛とは製薬メーカーが医薬品卸への仕切価格を引き上げることになる。
従って、医薬品卸は上からも下からも攻められることになる。

モノを買う時にはスケールメリットが発揮される。
より多く購入する方に価格は有利となる。
例えば大手調剤チェーンやドラッグストア、共同交渉グループなどはかなり強引な価格交渉で有利な価格を勝ち取れる。
その割を食うのが中小薬局となる。
医薬品卸は経常利益が1%に満たない薄利経営である。
その厳しい利益を確保するためには大きいに緩く、小さいに絞る。

同じ保険調剤を行う上で何となく不公平感があるように思う。
そろそろ薬価制度の根本的な見直しが必要なんじゃないだろうか。
例えば買った値段での保険請求などである。

難しいよねぇ~。
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みたぞの

2022-07-26 05:17:47 | 薬局
国が何かを推し進めようとするにはそれなりの訳がある。

4月から正式に認められたリフィル処方箋であるが、医師会の反対でなかなか進まない。
本来なら薬局が一役買って出て普及に努めなければならないような気がするが、マンツーマン薬局としては処方元の医師への忖度が働く。
日本薬剤師会の会長は、リフィル処方箋は長年の悲願と言っていたように記憶するが、だからと言って何ら国民へのアピールはない。
悲願は単に悲しい願いだったのか。

リフィル処方箋が正式に「骨太の方針」に明記されたのは2017年だと思う。
遡って調べてみると「薬剤の適正使用については、病状が安定している患者等に対し、残薬の解消などに資 する、医師の指示に基づくリフィル処方の推進を検討する」となっている。
このリフィル処方には注釈がある。
「症状が安定しているなど長期投薬を受ける患者に対し、医師が繰り返し使用できる回数を定めた上で、一定期間反復 使用できる処方箋を交付し、当該処方箋により、患者が薬局で繰り返し薬を受け取れる仕組み」
ここまで丁寧に明記されたにも関わらず2018年の調剤報酬には、使い勝手の悪い「分割調剤」となった。

それが満を持して21年末に厚生労働大臣と財務大臣の大臣折衝で決まってしまった。
ある面で、これが前日本医師会会長を退任に導く要因だともいわれている。
けしてコロナ禍での寿司会食や男女の…これは余計な話だ。
要は、それだけ国はリフィル処方箋の導入にこだわったっているってことである。
これを軽視してはいけない。
2017年から5年の歳月をかけてもやり遂げる意味を考えて欲しい。

リフィル処方箋と言うからには薬との関係性が強い。
何と言っても受診抑制がある。
病状が安定している患者へのメンテナンスを医師がする必要があるのかどうかじゃないだろうか。
医療機関を受診するとそれだけ医療費がかかる。
薬局に薬をもらいに行くだけなら調剤料で済む。
ただ患者へのメンテナンスは必要なので、それを担うのが薬剤師となる。
まさに千載一遇の薬剤師の価値向上につながる。
その重要性をどれだけ認識しているだろうか。

リフィル処方箋であるが国民への周知徹底がない。
本来なら薬を扱う薬剤師側が国民へのプロパガンダを担うべきであるが、音なしの構えである。
リフィル処方箋は発行する医療機関で、その利用の方法を説明して渡していると思う。
ところが1度聞いたくらいで覚えていられる人などいない。
薬局でも説明を受けると思う。
それでも予定日の7日前後の期限を忘れてしまうなり、処方箋を紛失した事例もあるようだ。
薬局ではリフィル処方箋に関する「覚えておいて欲しいこと」をまとめて、患者に渡すくらいのことが必要じゃないだろうか。
字が大きい方がいい。
わからなくなった時の連絡先も必要だ。

ところで25日の19時から1時間の厚生労働省から電子処方箋に関するオンライン説明会があった。
「そうだったのか、電子処方箋」である。
見たかな?
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はっけよい、あまった、あまった

2022-07-25 05:13:40 | 薬局
大きな転換期を迎えていることに気が付かなければならない。

22日に文部科学省の「薬学部教育の質保証専門小委員会」が「6年制課程における薬学部教育の質保証に関するとりまとめ」を提出した。
それによると文部科学省は2025年度以降の薬学部の新設と定員増を原則として認めない方針を決めた。

建前上は薬剤師過剰時代を迎えるにあたっての質の担保のようだが、実際には現時点での薬学教育へのダメ出しである。
はっきり言ってお寒い内容だ。

ご存じのことと思うが、厚生労働省によると、2006年末に約25万3千人だった薬剤師は20年末には約32万2千人にまで増加している。
推計によると現状の合格者数から45年には43万2千~45万8千人になる見通しである。
必要な薬剤師数は33万2千~40万8千人で、明らかに供給過剰となる、
余った薬剤師はどうなるのか。
因みに、賢い薬剤師は必要とされる薬剤師の姿を今からイメージすることが大事になる。
そのイメージに基づく自分なりのキャリアプランが必須となる。
イソップ物語の”アリとキリギリス“を思い出して欲しい。
とだけ言っておきたい。

過剰時代の予兆は既に始まっている。
今回のコロナ禍で薬剤師の派遣や紹介が激減している。
薬剤師紹介業に勤務していた知り合いから、自分の部署がなくなるとの連絡があった。
これも現実である。

大手調剤チェーンでの採用に大きな変化がみられる。
採用活動先のアプローチとしてストレート合格率の高い大学を優先するそうだ。
知り合いの薬局では、国家試験に合格できない人に、在学中に支援してきた奨学金の回収に悩んでいる。
追加支援には応じられないと言っている。

そもそも今回の「薬学部教育の質保証専門小委員会」がなぜ始まったのかを考える必要がある。
ある面での薬局バブルから薬剤師不足に原因があるような気がする。
そのバブルがはじけたと考えられる。
薬剤師の地域偏在についても「いないから仕方がない」では済まない時代になる。
調剤報酬上に処方箋枚数当たり薬剤師の配置が評価される可能性もある。
嫌な言い方だが「いないから仕方がない」で儲けた薬局もあるかもしれない。
いなければそれなりの努力が求められる。

さて、あれだこれだと薬局に対する風当たりが強く感じる。
薬剤師ももっと自分磨きに意識を持って欲しい。
コメント (2)
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おぉ~から

2022-07-24 05:15:04 | 薬局
小さな家庭菜園にも徐々に収穫の時期がやってきた。

我が家の横には3坪ほどの家庭菜園がある。
5月のゴールデンウィークに植えた苗や種が芽吹いている。
狭いので一部がからまりジャングル化している。
私が帰った時に手入れをするが、この時期はあった言う間に成長する。
豆ときゅうりとトマトが絡み合った塊になっている。
その他にも葉だいこんや青じそ、えごまの葉、サンチュ、ナスなどが混在している。
昨年の秋にニンニクを植えた。
春先に芽が出て伸びたが、いつの間にか枯れてなくなってしまった。
ネギも植えてあるがどう見ても青い部分が固そうで食べる気がしない。

さて、今回は我が家の家庭菜園では賄えない激辛なんばんを使った「三升漬け」を紹介したい。
材料は激辛なんばんと少し辛めのなんばんを2~3mm幅で切っていく。
この段階で目から涙が出る。
出来上がったなんばんを瓶に詰めて醤油と麹を入れる。
この比率が1:1:1になる。
大量に作ると1升、1升、1升になり、ここから3升漬けとなったようだ。
これを冷蔵庫で2~3週間保存する。
長期保存もいい。
麹が解けて醤油と一体化した状態もうまい。

朝食のご飯の上にのせて、ひィ~ひィ~言いながら食べる。
冷ややっこに乗せてもうまい。
辛いもの好きには欠かせない夏のひと品だ。

因みに、作るのは家内であって食べるのは私だ。
作り方がかなり適当なので、実際に作ってみたい人はネットで確認した方がいい。

とっておきがある。
4月に漬けた”行者ニンニクのしょうゆ漬け“がまだ1瓶残っている。
これは次回札幌に帰ってときにいただく。
朝ごはんが進み、食べ終わった後にお腹が苦しくて後悔してしまう。

そんなひと夏の経験もコロナの感染拡大でぶっ飛んでしまう。
”もうどうにも止まらない“の音楽が頭の中を駆け巡る。
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隣の芝生

2022-07-23 04:43:32 | 薬局
俺も、俺もと俺もすきを狙う。

世の中はちょっと良くなると俺も、俺もと新規参入が殺到する。
隣の芝生は青く見えるものだ。
芝生が青く見えるにはそれなりの要因がある。
調剤を主体とした薬局は傍目(はため)からすると儲かる商売に見える。
実際に、それなりに儲かっていると思う。
小さな小売業は姿を消したが、薬局は小さくてもやっていける。
やっていけるのは薬局における規制があるからである。
この規制こそが薬局経営に欠かせない生き残りの大きな要因である。
どこが規制を守るのか。

薬剤師がいないと処方箋の応需は出来ない。
開設許可には処方箋40枚に薬剤師1人となっているが、1人で50枚でも60枚でも調剤報酬にはペナルティーなどない。
保健所からは指導されるが薬局の開設許可が取り上げられた話は聞かない。

ローソンはクオールの株を5%三菱商事から譲り受けて資本提携関係になった。
これからどうなるのかコンビニに調剤併設店が動き出した。
どんなメリットがあるのかあまり見えてこないが、新たな業態開発であることは間違いない。

ドラッグストアが既に調剤事業に戦略展開しているのは周知の事実である。
ただ不気味なのがコスモスである。
コスモスは調剤報酬がより引き下げになったら商機ありとしている。
周辺の中小薬局がやっていけなくなってギブアップを待っている。
基本的に面での処方箋獲得を考えている。
本格的に参入するときは処方箋調剤の低価格を売りにするのではないだろうか。
処方箋からの利益は今のドラッグ商品からすると、余計な算定がなくても高利益になる。
今年の5月段階では調剤併設店が38店舗だが、今期中に20店舗増やすそうだ。
まだまだ忍び足だ。

介護保険は既に破綻状態にあり、国の施策は介護報酬を引き下げる傾向が顕著である。
中小事業者では成り立たない仕組みになりつつある。
介護報酬が下がるために数多くの利用者の獲得が必須となる。
介護事業はスケールメリットの追求が求められる。
ただ薄利多売的な運営だけでは長続きは出来ない。
そこで現利用者からの新たなビジネスへの展開が必要になる。
そこから調剤ビジネスにたどり着いた。
自前で薬局を開局し、施設利用者などの処方箋の丸抱えである。
今は高齢者施設の在宅処方箋が主体であるが、今後はデイサービスなどの外来処方箋へも手を伸ばすと思われる。
その時の切り札となるのが規制改革で検討中のオンライン診療の「場」の見直しである。
デイサービスでも可能となると、当然のごとくオンライン服薬指導も認められる。
黙って指をくわえて見ているほど世の中は甘くはない。

先んじろ。
何ごとも先手必勝である。
先に取っちゃえ!
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第3のタケノコ

2022-07-22 03:32:03 | 薬局
後だしじゃんけんは勝つかもしれないが批判覚悟が必要になる。

ある大手調剤チェーンが在宅に力を入れるようだ。
在宅特化型の薬局の展開に急ぎ足である。
はっきり言って今さらかと思ってしまう。
都市部を中心に在宅の争奪戦は激化している。
そこにあえて進出しようとするにはかなりの荒技が必要になる。
どんな荒技かというのはちょっとデンジャラスな部分なので公には言えない。

在宅には大きく分けて個人宅と高齢者施設がある。
賢い大手調剤チェーンは調剤報酬の算定用件に必要な在宅の実績を重視する。
薬局の近所にあり自転車で行ける範囲の5~6件も担当したら十分だ。
高齢者住宅などはドラッグストアが戦略的にターゲットとしている。
施設の必需品に対する販売への配慮で見返りとして処方箋を頂く。
ドラッグストアにすると処方箋だけじゃなく入居者の買い物代行も売り上げに貢献する。
入居者の8割は女性で高級化粧品がこれでもかと売れる。
ここに打って出るには禁じ手しかなくなる。
かなと、勝手に考えてしまう。

先日、ある薬局から施設在宅の処方箋を受けることに決まったが、従来から薬を届けていた大手調剤チェーンの営業担当者からクレームが入った。
何もずるはしていない。
施設側が今までのサービスに不満だったから切り替えてくれただけである。
ところが大手調剤チェーンの担当者は本部からお叱りを受けるようで、よりによって保健所にありもしないことを訴えたそうだ。
何と卑怯なことを。
それだけ必死だってことだ。
一度失ったものを取り戻すのは難しい。
”覆水盆に返らず”ってね。

このブログにも何度も書いているが東京に出てくる2008年から1年2ヶ月ではあるが、札幌で在宅専門の薬局を自ら開局していた。
最終的に約350人の患者を確保して人に譲った経緯がある。
その時に今を時めく“一番薬局”の札幌の担当者が在宅調剤の実態を見学に来ていた。
やるなら芽が出るか出ないかくらいの時期が筍はおいしい。
大きくなるとシナチクニなって加工が難しくなる。

これからは次の段階に入った。
それが企業へのアプローチであり、先日の○○○○施設なども当てはまるんじゃないだろうか。
規制改革推進は反対しても押し切られる。
それを踏まえて「調剤工場」との連係プレーが面白くなる。
私が言っているように在宅は薬局マーケティング第2世代だ。
ここ数年の間に時代は第3世代へと突入する。
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