医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

限りなく透明に近いグレー

2021-08-31 04:48:32 | 薬局

いつまで曖昧模糊のままずるずると引きずるのか。

 

零売を掲げる薬局が増えている。

処方箋以外の医療用医薬品の販売はどこまでが良くて、どこからが違法性になるのか。

これは極めてグレーである。

 

厚生労働省の医薬食品局長通知として平成26 年(2014年)3月18 日「薬食発0318 第4号」として「薬局医薬品の取扱いについて」が出されている。

ここに「処方箋医薬品以外の医療用医薬品について」と、その販売について明記されている。

その文章からはっきりとしたことが分かるようで分かりづらい。

処方箋以外の医療用医薬品についても処方箋に基づく薬剤の交付を原則とするとなっている。

ただ「一般用医薬品の販売による対応を考慮したにもかかわらず、やむを得ず販売を行わざるを得ない場合などにおいては、必要な受診勧奨を行った上で」の販売を認めている。

この場合、薬歴管理の実施が必要としている。

さて、「やむを得ず販売を行わざるを得ない場合」をどう解釈するかとなる。

 

そこで既に零売を積極的にアピールする薬局のホームページを閲覧してみる。

基本的に一般用医薬品の1類には数量制限はあるがネット販売が可能のようだ。

要指導薬のネット販売は出来ない。

この件は法的に楽天が落転したような気がする。

きっと店舗内なら要指導薬であっても販売可能なのかもしれない。

2類に関しては100錠くらい買えそうだ。

ホームページに掲載されているってことは違法性がないと判断できる。

 

私はかなり適当な人間なので、皆さんは何事もブログにあったからと鵜呑みにしないで欲しい。

自分のことは自分で調べて行動することが基本である。

考えるヒントになれば、それはそれでよし。

 

何事も白黒をはっきりつけることがいいとは限らない。

ただ、処方箋以外の医療用医薬品の販売については、薬剤師としての大きな職能特権であり、強力な戦力じゃないかと考えている。

医師がいないへき地や離島などで薬剤師が活躍できる場が広がる。

 

もし零売薬局に問題があるとしたら、それなりに違法性を正すのが職能団体としての務めじゃないだろうか。

どっちなんだ。

黙していても何も解決などしない。

もし見て見ぬふりならば・・・困ったものだ。

 

処方箋以外の医療用医薬品の零売は中小薬局のとって大きな強みになる。

ドラッグストアに負けない戦力になる。

上手な扱い方を考えよう。

だた忘れてはいけないのは、本命は処方箋の獲得にありってことだ。

処方箋を含めたトータルで地域住民の健康を守る。

 

何となくコロナ感染が落ち着いてきたような気がする。

まだ1万人以上もの新規感染者がいるにもかかわらず。

慣れって恐ろしい。

1万人でも少なく感じてしまう。

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まれに知る人あり

2021-08-30 05:22:49 | 薬局

誰か知っている人がいるの?

 

東京でのひと仕事を終えて27日から札幌に帰っている。

札幌では道産子がこよなく愛する北海道新聞となぜかしら読売新聞を購読している。

その読売新聞の28日の紙面に”かかりつけ薬局”に関するコラムのような内容が掲載されていた。

大きな見出しに「処方管理 過剰服薬防ぐ」とある。

 

コラムによると「患者の処方薬の情報をまとめて管理する『かかりつけ薬局』として、高齢者の過剰な服薬を防ぐのが狙いだ」と書かれている。

そうだったのか~ではない。

内容はそれなりに「地域連携薬局」に関する説明が書かれている。

記事を読む限り「かかりつけ薬局」はいい仕組みじゃないかと思わせる。

ところが「東京都内には約6,900の薬局があるが、20日現在の認定件数は142薬局(2%)だ」とも書かれている。

これでいいのだろうか。

申請するに足りる時間は十分にあったはずだ。

そして、この「地域連携薬局」を誰が知っているだろうか。

 

「健康サポート薬局」の時もそうだが5年が経過して、どれだけの国民が認識しているだろうか。

認識できないかもしれない。

全国に2,500軒ほどしかない。

 

ところで、この仕組みは何のために必要なのだろうか。

薬局のためなのだろうか。

ためというと語弊があるが薬剤師のためなのだろうか。

私はどちらにも大きな意味のある仕組みじゃないかと考えている。

2014年の「骨太の方針」には「医薬分業の下での調剤技術料・薬学管理料の妥当性・適正性について検証する」として、医薬分の是非が問われ始めた。

その翌年に出されたのが「患者のための薬局ビジョン」である。

「患者のための薬局ビジョン」を法的に位置づけたのが医薬品医療機器等法(薬機法)の改正じゃないかと思う。

中でも薬局の機能を示したのが認定薬局制度となる。

 

薬局にとっても薬剤師にとっても大事な仕組みじゃないかと認識している。

それを誰が国民に知らしめ、誰が評価される質を磨いていくのか。

それぞれの薬局や薬剤師の自助努力でいいのか。

 

薬局を取り巻く議論ではいい評価がない。

薬剤師に関しても今さらその養成と資質に関する意見があった。

これらは今の問題ではなく将来の問題である。

若者よ、このままでいいのか。

 

先日のテレビで「3.5%ルール」があると知った。

社会のうちの3.5%の人が何かしらの社会的運動に参加することで、社会変革が起こるとされているそうだ。

全国の若手薬剤師よ、お前たちが社会変革を起こせ!

ぼぉ~っと見てんじゃないよ!

 

今でいいならいいけど…知らんけど。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オアシスに変身

2021-08-29 02:38:30 | 薬局

次のオアシス行きのバスに乗り遅れるとどうなるのか。

 

今のオアシスがいつまでも緑豊かとは限らない。

新しいオアシスにたどり着かなきゃ食料も水も底をつく。

まさかと思うかもしれないが、まさかが起きる。

 

薬局にとってのオアシスとは何だろうか。

今いるオアシスはいつまでもつのだろうか。

次のオアシス行きのバスが動き出そうとしている。

乗り遅れると限りある食料や水の奪い合い(サバイバル)が始まるかもしれない。

まさかと思うかもしれないが、まさかが起きる。

 

今月1日から始まった認定薬局制度はゆっくりではあるが増えている。

認定を取っている薬局は比較的大手調剤チェーンが多いような気がする。

そして日本保険薬局協会の会員が多いような気がする。

そんな動きが何となく不気味に感じる。

ここが薬剤師という職能団体と薬局の業界団体の違いだろうか。

 

認定薬局制度は薬剤師の職能の格差には関係ないかもしれない。

ただ職能を磨くためにはサスティナブルな薬局じゃなければならない。

ちょっと気取って英語を使ってみた。

サスティナブルは持続可能を意味する。

健全な経営こそが健全で有能な薬剤師の資質を高める要因の1つになる。

 

先日のブログにも書いたが顔認証付きマイナンバーカードのプレ運用が始まっている。

薬局は849件だそうだ。

その内の141軒がウエルシアの薬局で占められている。

日本調剤も100件以上ある。

ここにも次のオアシス行きのバスがありそうだ。

時代の流れを読む。

 

次のオアシスに向けたバスは出発を待っている。

同じ人ばかり乗せても楽しくない。

でも同じ人ばかりが乗って来る。

今のオアシスが枯れることを予想した同じ人がゾロゾロと乗り込んでくる。

補助席の残りは少ない。

乗ろうとしない人は今の限りあるオアシスを謳歌したらいい。

食料も水もなくなるまで。

それはそれでいいと思う。

バスには定員がある。

 

暗いブログが多いと言われるが私自身は至って元気だ。

本当に暗い道を歩いている人は、このブログなど読まない。

この暗さを感じて明るいことが何かを知ることが出来るんじゃないだろうか。

 

オアシスで思いついたが、最近お気に入りが水出しである。

ある歴史あるお茶屋さんに行った際に出されたのが“水出し日本茶”だった。

お茶の甘みも香りも楽しめる。

しかも暑い中での冷たいうるおいである。

さらに追加として”水出しほうじ茶“も香りが最高だ。

地域のコミュニテイー薬局はこんなおもてなしがあると嬉しい。

薬局が地域のコミュニティーオアシスに変わる。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だいじょうぶか

2021-08-28 03:34:37 | 薬局

声を出せと言ったら声が出てきた。

 

先日のブログの「ぼけの窓口」(8/24)で薬が足りない話を書いた。

現場から悲鳴のコメントもいただいた。

もっと大きな声で訴えたらいいとも書いた。

そのせいとは言わないが「もの言わぬ組織団体」ではない日本薬剤師会が「後発医薬品の供給状況に関するアンケート」を実施したようだ。

その結果は予想通りみんな困っているである。

あえて内容に触れてもしょうがない。

そんなことは分かり切ったことだ。

この実態を国民や政府に声を大にして訴えなきゃ意味がない。

定例記者会見じゃだめだ。

 

このアンケート調査は727日から82日にメールで実施したようだ。

困っているのは最近の話ではない。

タイミングがちょっと遅いかも。

いや、かなり。

さらに驚いたのは回答があった薬局数が166軒だそうだ。

その166軒は何となく身内の医療保険委員会の委員とのこと。

急ごしらえのなんちゃってアンケートにも思えてしまう。

 

さて、このアンケート結果にどれだけの説得力を感じるだろうか。

批判するつもりはないが評価は出来ない。

あまりにも母数が少な過ぎる。

しかも関係者の意見が多いとなるとバイアスがかかり過ぎる気がする。

全会員にアンケートの主旨を伝えて実施したらかなりの数が集まるのではないだろうか。

現場の皆さんが困っている。

何とかなるかもしれないと思ったら協力する。

 

それを定例会見で発表するところが凄い。

申し訳ないが恥ずかしすぎる。

 

いつだったか忘れたが東京都薬剤師会でも後発医薬品に関するアンケートを実施していた。

そちらの母数は薬局の管理者1,511人となっている。

薬局の管理者だから薬局数と考えられる。

1661,511では9倍も異なる。

東京都薬剤師会の結果については日経新聞だったと思うが小さな記事になった。

今回は通り過ぎた。

ひょっとして日本薬剤師会は東京都薬剤師会より会員数が少ないのか。

 

何だか余計なことを書いてしまったようだ。

コロナは私の脳細胞の不活性化にも影響するようだ。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

選定必勝

2021-08-27 04:32:20 | 薬局

後だしジャンケンは禍根が残る。

 

国民皆保険では、混合診療は認められていない。

例えば、海外で有効とされる抗がん剤を投与してもらう場合、その薬が日本の保険診療で認められていないことが多い。

その場合は自由診療となり、他の治療も全て保険外となる。

ところが保険外の治療として国が認めている制度がある。

それが「選定療養」となっている。

自分で書いていて下手な説明と感じている。(ごめんなさい)

 

選定療養としては差額ベッド、予約診療、大病院の初診及び再診料などがある。

そうそう調剤における一包化の自費なども選定療養になる。

この選定療養を敷地内薬局に適用させると誰かが言い出した。

それが25日の中医協に検討課題としてあがっていた。

 

敷地内薬局の「調剤基本料」は9点と低い。

さらに「地域支援体制加算」の算定も難しい。

となると患者にとって敷地内薬局が安くて便利となる。

これでは医薬分業の本来の姿ではないと、それらしい理由を並べているが、どうも本音はもっといやらしいところにありそうだ。

 

そこで調剤報酬が低い分を患者から自己負担として選定療養として徴収させる。

その結果、敷地内薬局での調剤が高くなるようにする。

これって誰にどんなメリットがあるのだろうか。

患者の自己負担が増えるだけである。

例えば、この自己負担を増やすことで周辺薬局と同じ負担になったら患者はどこに行く。

近くて便利な薬局に行くだろう。

そうなると敷地内薬局は儲かってしまう。

発想が貧困じゃないだろうか。

 

大学病院などの大病院では初診で5,000円以上、再診で2,500円以上と決まっている。

この場合は病院にとっても外来抑制がメリットとなっている。

大病院の外来は一般的に不採算部門だからだ。

だからなるべく外来が来ないように長期処方箋の発行となっている。

 

どうでもいいけどやればわかる。

敷地内が勝つ。

そして何となく陰険な仕組みはお互いの関係性を悪くするだけだ。

 

この他にも院外処方箋のFAX送信費用を患者負担にする。

キャッシュレス決済手数料を患者負担にする。

両方とも負け犬の遠吠えのように感じてしまった。

FAX送信など要らない。

キャッシュレス決済は選定療養には合わない。

 

時間切れなので「なぜ」はその内に気が向けばお伝えしたい。

今朝は急ぐ!

札幌に帰るのだ。

56分の地下鉄に乗らなきゃ。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暗号メッセージ

2021-08-26 05:13:08 | 薬局

薬局も元をただすと小売業になる。

 

コロナ感染拡大は留まることを知らない。

人流も集まらないようにも掛け声だけの政府では効果がない。

人のふり見て我が振り直せと言われるかも。

そうは言っても国民は自主的に行動を控えている。

その結果なのか自宅にいながらモノが届く宅配需要が高まっている。

 

昨年(2020年)は、ついにEC物販がコンビニ売上を超えた。

日本経済新聞社の20年度コンビニ調査では国内全店舗売上が前年度比6%減の11886億円と、初めてマイナスとなった。

ネット通販などのEC物販は22%増の122,333億円だそうだ。

確実に買い物行動の変化がみられる。

この傾向に対しセブンイレブンでは全店舗での宅配事業への参入を決めている。

 

やることが早い。

成長が目まぐるしいアマゾンに対抗するらしい。

宅配事業への参入は他の業界でも必然的となっている。

 

そこで薬局は宅配など関係ないと高をくくっていると足元をすくわれる。

先を読む人は薬局の新業態として薬の宅配を検討し、実証実験の段階に入っている

これが、このブログでも何度も伝えている“ラストワンマイル“である。

 

薬局から患者の手元に薬が届く最後の物流のあり方が変わる。

そのきっかけとなるのが「0410」の暗号となる。

0410」はコロナ禍からの緊急対応のはずだが、継続的で恒久的なシステムへと緩和される傾向にある。

コロナが収束したとしても「0410」の暗号は残る。

この暗号解読をオンライン服薬指導だけで考えると取り残される。

これは”ラストワンマイル”としての新メニュー開発の始まりとなる。

即日配送は当たり前になる。

自宅に来て欲しくない人には近所のコンビニなどでロッカー受取がある。

マックの“パーク&ゴー”なんかも”ラストワンマイル”になるんじゃないだろうか。

 

薬局だけが特別ではない。

元をただせば薬の小売業である。

今、小売業に求められているのは”ラストワンマイル“のあり方だ。

遠くまで行かなくてもいい。

半径500mの薬局の生存域を守れ。

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

払え、払え

2021-08-25 04:23:20 | 薬局

遅ればせながら私にも出来た。

 

最近、支払いにPayPayを使うようになった。

支払い方法は2つほどあるようだがお店の人が教えてくれる。

使い方を教えるというより指示されるままに支払いを終わらされる。

困るのはチャージの方法である。

チャージはするたびにパソコンで確認してメモを持参でセブン銀行に向かう。

”ひとりで出来た!“とほくそ笑む。

 

基本的に小銭が苦手だ。

頸椎に損傷があるのか右手の人差し指が痺れたままになっている。

小銭がつかみづらい。

現金での支払いは常にお札にしている。

貰ったおつりはそのままポケットにしまい、家に帰ってから貯金箱に入れてしまう。

 

国は2025年の大阪万博までにキャッシュレス化を40%まで引き上げるとしている。

今はコロナ禍であるがインバウンドがお金を使いやすいようにとの配慮らしい。

直近の日本におけるキャッシュレス化は3割となっている。

キャッシュレス先進国としては韓国が96.4%と断トツである。

他の国でも56割となっている。

日本のように現金を持っているのを見られると、何が起きるかわからない治安への不安があるようだ。

 

キャッシュレスで最も利用されているのは、年間取扱高が61兆円のクレジットカードである。

私もVISAカードの愛用者だ。

次が電子マネーの6兆円、続くのがスマホなどのQRコード決済が4.2兆円とある。

ここ数年の伸びを見るとクレジットカードの利用は順調だが、QRコードの利用の伸びが見逃せない。

テレビでの宣伝効果が大きいのか。

 

そのQRコードの中で68%のシェアを持つのがPayPayである。

そのPayPayは今年の9月まで中小店舗の手数料を3年間無料にしてきた。

ところが赤字続きで、ついに10月から有料になる。

詳しくは詳しい人に聞いて欲しいと「高田純次」が言っているが、クーポンの発行機能を含む月額1,980円のプランでは1.6%、決済のみだと1.98%になるそうだ。

一般的なクレジットカードの手数料は35%なので、それに比べるとかなり安い。

他のQRコードで比較するとLINE Pay1.98%、d払い(2.6%)、au PAY(2.6%)、メルメイ(2.6%)、楽天ペイ(3.24%)となる。

 

手数料がもったいないとケチると患者が逃げる可能性がある。

その機会損失は大きい。

出来れば手数料が安いPayPayを使ってくれた方がいいのかな。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼけの窓口

2021-08-24 04:18:44 | 薬局

モノがなければ報酬もモノにできない。

 

後発医薬品の手配が大変だとの声が多く寄せられている。

医薬品卸に怒りをぶつけてもない袖は振れない。

本家本元の製薬メーカーにも在庫がない状態である。

小林化工から始まり日医工でも発覚した製造上の不祥事は、他の中小後発医薬品メーカーにも波及している。

GMPって知っているだろうか。

「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準」を指して「GMPGood Manufacturing Practice)」としている。

私の国家試験に問題として出たように記憶する。

GMP1980年ころから日本で導入されているようだ。

となると既に40年の歳月を経てもきちんとした製品がつくられていないってことになる。

これはかなり根が深い問題かもしれない。

 

処方箋からのオーダーに対応できない場合はどうしたらいいのだろうか。

薬局にとってかなり深刻な問題となっている。

もっと声を上げないとお役所には届かない。

お役所は聞こえても聞こえないふりをした方が自分たちにはありがたい。

声も個別ではダメで団体として政治的圧力がないと動かない。

 

医師に依頼して処方内容を変更してもらうのか。

処方内容が変更になると患者は不安になる。

今が落ち着いているのに“なぜ”の説明が難しい。

薬がないからとは言えない。

後発医薬品がダメなら先発医薬品へと医薬品卸に発注するが、すでに時遅しでモノがない。

 

薬局には同じ成分の医薬品がいくつかある。

処方箋上では30日分の30錠必要だとして、製品A12錠しかない。

同じ成分で製品Bなら残り18錠が揃う。

合わせて30錠の投薬でもいいのだろうか。

患者の同意があった場合どうなるのか。

しかもABでは薬価が異なる。

こんな場合は厚生局に問い合わせて欲しい。

ブログでは書けない。

厚生局によって見解が異なるようだ。

 

困ったことは品ぞろえだけではない。

「後発医薬品調剤体制加算」の基準が満たせない。

特に問題なのは75%以上である。

先発医薬品の使用割合が増えて75%を切ってしまう危険な事態が生じている。

せっかくの15点がゼロになる。

 

こんな切ない思いをだれか厚生労働省に伝えて欲しい。

中医協の場でも「後発医薬品調剤体制加算」に対する救済措置を訴えて欲しい。

厚生労働省の窓口はどこにあるんだ。

 

ひょっとして「ほけんの窓口」ってやつなのか。

 

今日からパラリンピックが始まる。

歓迎会でおもてなし・・・って説得力ないよねぇ。

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

探してみよう!

2021-08-23 04:20:06 | 薬局

感染拡大は予想できなかったのか。

 

まさか、まさかの感染拡大は収束が見えてこない。

でも、この状態は想定外だっただろうか。

何となくオリンピック開催に合わせて広がって来たように思う。

そして、オリンピックが終わり感染拡大は次の2週目に入っているようにも思う。

何と言っても世界各国からの来日と関係者の会場への移動により広がらないはずがない。

さらに落ち着く間もなく予定されている次のイベントが始まっている。

自粛を強いられるのは国民ばかり。

自分たちの都合でアクセルを踏み、自分たちの無策の策の検証もなく一般国民には移動を強いる。

困ったことにワクチン2回接種していても、ブレークスルー感染があるとなるとどうしようもない。

そのワクチン接種もスムーズではない。

 

1年半を超えて、これからどのような現実が想定できるだろうか。

患者の動向はどうなるだろうか。

明日の「薬局経営の知恵袋」ではちょっとマーケティングについて語ってみたい。

参考にはならないかもしれないが「空っぽ」からひねり出す。

あくまでも私的見解である。

 

コロナ禍においても業績を上げている会社がある。

以前も伝えたがダメな方に引きずられてはいけない。

良い見本に見習うことが大事じゃないだろうか。

 

薬局業界は気づかないうちに急速に3極分化が始まっている。

この話はかなり前から伝えている。

なぜなら予想できる想定内だからだ。

大手調剤チェーンの現段階での成長戦略はM&Aの何ものでもない。

出店場所がない。

唯一残されているのは敷地内となる。

さらに進出エリアの拡大もある。

例えば、九州なら新幹線沿線の地方都市、四国なら瀬戸内の県庁所在地となる。

そこに核になりそうな店舗が欲しい。

この地区の中核薬局は高く売れる。

そこから進出が始まる。

もちろん既存店も「地域支援体制加算」に向けての努力が功を成しつつある。

基本的に大型店が多いので報酬は利益増へとつながっている。

 

ドラッグストアは出店ラッシュである。

処方箋は後からついてくる。

そもそもが小売業である。

その強みが発揮されている。

その小売業としての武器が増えたようなものだ。

競争相手はスーパーであり、コンビニである。

 

両方とも業界としての戦略性を感じる。

ちょっと見劣りするのが職能団体となる。

ちょっとはおまけかな・・・?

薬局としての生き残り策は各自でとなる。

 

梅雨でもないのに雨が降る。

秋空は天高く隠れているようだ。

 

自然現象は予測不能かもしれない。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空っぽ

2021-08-22 04:29:22 | 薬局

ブログと知恵袋は空になりつつある。

 

お陰様で、どれだけの人が見てくれているのかも把握していないが毎日ブログを続けている。

もの凄いストレスになっている。

朝から夕方まで何を書こうかとネタ探しをすることもある。

誰かと会話でもするといいネタが浮かんでくる。

そんな時は近くにある紙に秘かにメモを取る。

今は人との会話がない。

コロナ禍における1年半以上は長すぎる。

アンテナがさびてきた。

 

書く内容は出来るだけ数値を盛り込みたいと考えている。

抽象的な私の勝手な思い込みだけでは説得力に欠けるような気がする。

基本的に説得力というより押し付けかもしれない。

その数値を探すためにパソコンから検索する。

その検索から新たな発見が生まれることもある。

 

先日はコメントに、コメントを入れているうちにブログのアップを忘れてしまった。

7時過ぎに社長経由で電話が入る。

安否確認である。

実の息子ですら気にも留めていない親の安否である。

 

悩む日々は続く。

 

さらに困っているのが月2回も行われる「薬局経営の知恵袋」である。

企画としては素晴らしいと思っている。

言い出しっぺは私だ。

薬局経営に必要な情報が1回あたり3,300円である。

しかもお見逃しサービスまでついている。

時間も手ごろで1時間となっている。

ただ残念なことに、こちらからのワンウェーでしか提供できない。

さらに聞いていただいている参加者の様子が見えない。

理解出来ているのか、わかりづらいのかの確認が欲しい。

このネタも意外に大変である。

基本的には私は30分だが短いようで長いのが30分である。

 

そんな「薬局経営の知恵袋」は好評なので第3シリーズもやることになった。

2022年調剤報酬改定は目の前まで迫っている。

今回の改定は次の2024年に続く大事な準備になる。

なぜを大切に、その報酬がなぜ出て来たのか原理原則から理解して、これからの薬局経営に役立てて欲しい。

やるからには“やっちゃえ日鑽”で取り組む。

 

悩む日々は続く。

 

24時間も大変だろうなぁ。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする