医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

ムダ!

2009-04-28 08:06:34 | 薬局
エコの世の中なのに。
ベンリー薬局では働き者の分包器が1台ある。
なんてったって、ほとんどの調剤が分包となっている。
その是非はともかく、始業から就業まで休みなく活躍している。
だからいつも感謝している。
ところが、この働き者はどこかでムダをするように仕込まれてきている。
調剤と調剤の間には必ず6包の空包ができる。
これが溜まると恐ろしい量となる。
大きなごみ用の袋がすぐに満杯状態だ。
さらに分包紙のロールを取り替えると16包のムダが生じる。
1包は8cmである。
1巻のロールが300mなので1包の原価は2円弱となる。
このエコの時代に大いなるムダである。
これもメーカーが仕込んだ技なのか。

これだけじゃない。
印字用のインクリボンが同じだけ流れている。
例えば、患者さんの名前だけでも8cm使うことになる。
たった1行でもだ。
さらに、このインクリボンは頑丈なプラスチックのケースに収められている。
このケースがちょっとやそっとでは壊れないしっかりものだ。
インクリボンがなくなると、そのケースも捨てなきゃならない。
何とももったいない。
中のインクリボンだけ交換できないのか確認したところ、それは出来ないとあっさり断られた。
インクリボンだけの交換では安いからか?
こんな不経済なことはない。
と言うより、エコが声高に叫ばれている中、何の工夫もしない企業が生き残れるのだろうか。
次回はもっとエコを考えた企業の分包器を選ばなくてはと感じている。

それよりも、こんなムダを出している薬局が生き残れるのかが先か?
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

悪法でも法だよなぁ

2009-04-25 04:47:20 | 薬局
ネット販売の議論が続く。
どうやら電話での漢方などの販売は可能となるらしい。
これもどうなんでしょうね。
この電話販売の前置詞に「日本薬剤師会幹部が行なう」とある。
要は日本薬剤師会の幹部が電話による販売をしているらしい。
これでいいのか。
世の中、何事もご都合主義だ。
日本薬剤師会の幹部によると初回は対面で相談販売をしたうえで、次回以降は電話で対応すると言うものである。
「目くそ、鼻くそ」みたいな議論にしか聞こえない。
ここで新たに問題となっているのが「伝統薬」である。
「伝統薬」は電話やネットによる販売が主体となっている。
日本薬剤師会の幹部が言うように、初回は対面などご近所しかありえない。
伝統薬販売者は窮地に立たされている。
ただ、ここでも何を持って「伝統薬」かの定義が必要となる。
私も愛用している伝統薬があるが、これといった成分が入っているわけじゃないが効く。
…様な気がする。
どうなるやら。
法律を改正しても特例や例外が出来ると必ずグレーゾーンが発生する。
やる時はやるの心構えが欲しいものである。

「悪法も法なり」って言うじゃない。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

確りしろよ!

2009-04-24 07:37:54 | 薬局
分かったような分からない話です。
OTCの第1分類の空箱の展示の良し悪しの議論や店舗の管理者問題など、不明瞭な部分が多すぎる。
空箱を並べてボリュームを持たせたいのは理解できるが、空箱は所詮空箱である。
あると思って注文したら「これは見せサンプルです」ってか。
そして「お取り寄せとなります」ですか。
お客さんは、いい迷惑です。
また、薬剤師が管理者になれない場合は「3年以上業務に従事した登録販売者」で可能ともある。
管理できない薬剤師なら売るなよ。
こんなことを許しちゃったら、その内に薬剤師は無責任な対応しか出来なくなってしまいそうだ。
3年以上どんな業務に付いたか分からないが、陳列だけ上手いのも3年以上だ。
さらに、店舗管理者が薬剤師で不在となる場合、登録販売者に代行が出来るとある。
その時はもちろん販売は出来ない。
当たり前だが…怪しい。
薬剤師が不在の時は、第1分類はクローズにさせるくらいのことをやらせて欲しいものだ。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

やれば出来るじゃない

2009-04-23 04:23:54 | 薬局
百合さんの受診日がやってきた。
残薬は昨日分でなくなっているはずである。
朝一番で受診するので、それなりの体制で待ち受ける。
9時半にFAXが来る。
処方内容の変更があるが在庫があるので対応可能である。
早速調剤し百合さんのアパートに向かう。
「おはよう~」いくら呼んでも返事がない。
入り口のドアは開いている。
申し訳ないが、ちょっと中に入ってみる。
倒れている様子もない。
20分くらい外の車の中で待機するが帰ってくる気配がない。
仕方がないので空振りで薬局に戻ることにする。
このコストは何ともムダだ。
12時少し回った頃、息子さんに連絡をしてみる。
「どこにも行かないはず」と言って、クリニックに確認を促してみる。
息子さんから「クリニックで倒れた」と連絡がある。
今はクリニックで点滴を受けている。
息子さんは仕事の合間に迎えに行くとの事、その時に薬を持ってきて欲しいと連絡がある。
3時頃連絡があり、アパートに戻ったそうだ。
夕食後から薬を服用させたいので、すぐ準備をして持参する。
百合さんは元気そうだった。
診察を受けて帰ろうとすると、めまいがして倒れてしまったとの事である。
先ずはカレンダーに用意した薬の説明を再度行い復習する。
翌日、担当のケアマネジャーから連絡が来る。
薬の飲み忘れが今回の事を招いたように責められてしまう。
とは言っても、外部からのサポートではこれ以上難しい。
毎日、手渡せというのか。
ちょっと悩んでしまう。

1週間が経過して、またお届けに伺う。
なんと残薬が予定通り夕食分だけある。
今回は上手くできたようだ。
この調子で服薬してくれることを願う。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

振り込まれるまで不安

2009-04-22 06:40:16 | 薬局
正直者が損をする世の中はいやですね。
4月からレセプトのオンラインじゃないと受け付けてもらえないと思い、厳しい財政の中、やっとやり繰りしてパソコンとソフトを購入しました。
実際に受け付けてくれなくなったのでしょうか。
医師会は猛反対しています。
その抵抗は今も続いています。
薬剤師会は無抵抗のように感じます。
この差は何でしょうか。
薬局の方が儲かっているからでしょうか。
それとも困る薬局があることを知らないからでしょうか。
私の友人たちは面で処方箋を受けているのが多いです。
彼らは処方期間の長期化などによって、確実に厳しさを実感しています。
そんな中で、オンライン化への投資はむごいです。
4月21日の日経新聞にそんな記事が掲載されていました。
「レセプトのオンライン請求 1年先送り可能」
「オンライン請求の準備が間に合わない薬局や医療機関が予想以上に多い」これを受けて厚生労働省が1年先送りできる省令案を検討しているとの事。
決まった時点では「義務化期限以降、オンライン以外の手法による請求に対し、診療報酬は支払わない」としていたはずです。
オンライン開始届が未提出の薬局が4,600軒あり、代行サービスを利用する場合を除くと約2,500軒もの薬局が請求の目処が立たない状態とあります。
医師会が声高に叫んでいるように、薬局だって廃業に追い込まれるじゃないですか。

ベンリー薬局は身の丈以上の投資をしたお陰で、1月分からオンライン請求を開始しています。
でも、ちゃんと送られたのか心配です。
メールで連絡した後、電話で確認したい気分です。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ささやかな感触

2009-04-21 04:30:53 | 薬局
九州で研修を行なってきた。
札幌とは打って変わって暑いくらいの気候である。
つつじが満開で色とりどりのパッチワークがきれいだ。
「北海道はどうですか」の質問に「ふきのとうが出始めです」と答えたが、九州ではふきのとうが出るのか。
相手の反応がいまひとつだったので、ひょっとしたら見かけないのかもしれないと地域差を感じる。
さて、今回の研修は2つ行なってきた。
ひとつは企業のリーダーシップ研修である。
30代の中間管理職に、職場でのコミュニケーションのあり方と、部下育成の質問スキルがテーマである。
約4時間弱の短い時間ではあったが、私の気持ちは伝わったと思う。
私はセミナーでも研修でも、よほど大きな会場でなければ、マイク要らずである。
肉声の方が気持ちが伝わるような気がしている。
だから終わるとかなり疲れる。
ここでの私自身の気づきは、意外に当たり前のことが認識されていないことである。
営業職が集まっているが、「PDCAって何ですか?」と質問されてしまう。
PDCAはプラン(計画)・ドゥ(実行)・チェック(検証)・アクション(改善)である。
計画を練って、先ずは実行する。
実行によって出てきた成果に対して、確りと検証して次の改善計画につなげる。
ここからさらにPDCAは続くのである。
この考え方は基本中の基本である。
そうは言ってもなかなか行なわれていない企業が多いことも事実である。
ここの解説に少し時間を要してしまい、後半は尻詰まり状態になってしまった。

もうひとつはセミナー形式である。
内容はベンリー薬局が取り組んでいる「薬剤師の訪問活動」について。
にわか薬剤師ではあるが在宅では苦労を重ねて、それなりのノウハウがある。
ここでは、もっと薬剤師は外に出ようと声を張り上げてきた。
これが終わるとビールが飲めると思うと、肉声に気合が入る。
これからの在宅のあり方や高齢者の住居の変化、独居と認知症の対応など薬剤師との関わりを説明する。
また、先日起きた残念な事件の高齢者施設の火事から、無許可有料老人ホームの実態やその成り立ちなども話す。
若干尾ひれがついていたがベンリー薬局の事例も、興味を持ってもらう目的で採用した。
皆さん熱心に聴いていただき感謝しています。

2泊したが、夜は美味しい料理と九州美人に囲まれて満足である。
一文字ぐるぐる、馬刺し、活あじの刺身、さくら納豆などなど、こちらとは異なる食文化である。
もちろん焼酎も美味い!
その後の「ゆうこ」も良かったです。
手のひらに九州のぬくもりが残っています。

サンキューキュウシュウ!

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

老人保健施設のお薬は!

2009-04-16 06:31:38 | 薬局
老人保健施設の薬剤はどうなっているのか。
老人保健施設(老健)には入所者300人に薬剤師1名の人員基準がある。
全国に300人規模はまれで、ほとんどが100人前後である。
従って、0.3人が標準となっている。
医療法人が設立した老健だと、医療機関との兼務で薬剤師の配置は何とかなる。
診療所や社会福祉法人が設立した老健では、薬剤師の確保は難しい。
なかなか人は0.3人などと分割できない。
さらに、施設内で薬剤師が調剤を行なうには調剤所が必要となる。
では、施設内の薬剤を外部に委託は出来るのか。
これは可能である。
「医薬品の管理については、当該介護老人保健施設の実情に応じ、地域の薬局の薬剤師の協力を得て行なうことも考えられること」
これは厚生省老人保健福祉局企画課長通達になる。
知り合いから以下の様なやり取りを教えてもらった。

Q. 薬局が老健と業務委託契約を結んで、老健の医師の処方箋にもとづき、当該薬局内で調剤し、老健に届けることは可能か。
A. 県からの回答 
①委託先の薬局で薬を調剤して老健内に届けることは可能。
ただし、単に届けるだけでは不可。
薬を薬剤師が届けた際に、一定時間施設内に滞留し、入所者の服薬状況や残薬の有無を確認等医薬品の管理をしていただきたい。
そしてその内容について(薬局の薬歴のようなものに)記録を残していただきたい。
②老健、特に単独型の老健において薬剤師の人員基準を満たす事が非常に難しいことは理解しているが、入所者300人あたり1名の薬剤師という法律上の人員基準は現存する。原則は守っていただきたい。
③老人保健施設を監査する際には、医薬品の管理状況については必ずチェックします。
Q. 外部の薬局との業務委託契約が可能である場合、契約に際し留意すべき点。
また関係官庁への書類の提出等行うべき手順についてご指導ください。
A. 県からの回答
①老人保健施設の医師により(医療保険とは関係ない)「処方せん」もしくは「指示せん」を委託先の薬局に対して発行していただきたい。 
②投薬により入所者に健康被害が起きた時の責任の所在を明確にしておいていただきたい。
③業務委託に際し、書類の提出等は不要 

これは地域によって異なると思う。
それぞれ確認をして行なって欲しい。


4月に入り、桜前線が早まるような話しがないこむ中、今朝は雪が降っている。
北国の春はまだまだかな?


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

その後・・・

2009-04-15 07:24:56 | 薬局
その後、百合さんはどうなったのか?
週が明けて、担当のケアマネさんから電話がある。
「本日、百合さんのお宅に行ったところ、薬の夕食分が2つ、朝食分が1つしか残っていません。」
「このままだと次回の診察まで足りなくありませんか。」
やっぱり!
足りなくありませんかと聞かれても、足りませんとしか応えられない。
どうしますかと聞かれても、処方箋がないのに勝手に調剤も出来ない。
「居宅療養指導をしているので、何とかしてください。」
5,000円の責任は重い。
仕方がないのでかかりつけのDrに電話する。
Drも心得ているので、お互いに仕方ないですねとなる。
血圧と糖尿病薬が入っている。
多く服用しても問題があるので、なくなったら追加ではなく、パスすることに話はまとまる。
取り合えず、預かっている残薬を届けることにする。
今回はボックスではなくカレンダーにセットして持って行く事にする。
「いいですか」
「上から順番に飲んでいくんですよ。」
百合さんは「分かった。」
本人がそう言うのだから信じるしかない。
部屋から出ると空気が美味い。
百合さんはヘビースモーカーだ。
1日に30本ものタバコを吸うらしい。
先日、私のズボンに付いたのはどうやらタバコの吸殻のようだ。

火事にならないことを願う。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

これでいいのか・・・

2009-04-13 04:32:42 | 薬局
日本医師会のコメントが気になる。
日本医師会というより常務理事の中川氏の指摘だ。
「最近の医療費の動向」(メディアス)2008年11月の結果によると、医療費全体を調剤医療費が引っ張っていると言うものだ。
08年4~11月の医療費総額の前年同期比が1.8%増であった。
医科は1.1%とほぼ横ばい、歯科は2.8%であるが、調剤は5.4%の5%台の伸びを維持している。
また、「最近の調剤医療費の動向」から、08年4~9月の処方箋1枚当り医療費は7,467円で、前年比145円増となっている。
その比率は技術料が26%、薬剤料が73%となっており、内訳は前者が50円、後者が94円増となっている。
薬価がマイナス改定にもかかわらず、薬剤料が大幅に増えている点を指摘している。
早くも来年の診療報酬に向けた駆け引きが始まっている。
このコメントに薬剤師会は「技術料は増えていない」程度のコメントである。
薬剤師は医薬品が適正に使用されているのかをチェックするのも大きな役割である。
薬価が下がっているのにも関わらず、薬剤料が増えているのは高薬価の新薬が出たのか、薬剤の使用料が増えたのか、ジェネリックへの切り替えが進んでいないのかなどの、エビデンスを示す必要があると思う。
調剤医療費が増えているとの指摘に、何の抗弁にもなっていない。
薬剤師は薬の番人であるはずだ。
医師が毒を盛らないように医薬分業が始まったと聞いている。
薬に関しては物申す存在になって欲しい。
このままでは薬剤師不要論が出てきても不思議ではない。
技術料が増える増えないの問題ではなく、医療制度として継続が難しい現実の問題に対して、薬剤師はどの様に適正化、効率化ができるかのコメントが欲しいものだ。
来年の調剤報酬はかなり厳しくなることが今から予想できる。
技術料が増えたら薬剤料の適正化が出来るのだろうか。

やっぱり医者の方が上手かな?


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

安いの歓迎!

2009-04-10 07:24:01 | 薬局
「医薬品PB売上高3倍」
イオングループのドラッグストアがOTCのPB(プライベートブランド)を大量に企画している。
2011年には現在の売上の3倍の500億円にするそうだ。
取扱い品目も約3倍に増やす。
現実味のある話しである。
なんてったって、グループにはツルハHD(約830店)、グローウェルHD(約540店)、CFSコーポレーション(250店)クスリのアオキ(約130店)、メディカル一光(約70店)と約1,800店舗以上となる。
この他にジャスコなどの総合スーパーも加わる。
ブランド名も従来の「ウエルシア」から「ハピコム」へとイメージ戦略も同時に行なわれる。
この記事のすぐ下に「アインと新会社発表」とあり、アインとセブン&アイのドラッグストア展開が掲載されている。
ここでもPBの開発が始まる。
この両者の競争に目が話せない…などと言っていられないのが地域の薬局だ。
確実に厳しい現実が待っている。
調剤薬局も対岸の火事ではない。

100年に1度の大不況は価格訴求の傾向が大きく出ている。
外食産業でもファミーレストラン関係は全滅状態である。
その反面、ファストフードは大きく売上を伸ばしている。
弁当も売れ筋は300~400円とか。
コンビニは定価が基本であったが、低価格にシフトが始まった。
薬も低価格のPBが主流になりそうだ。
調剤薬も低価格志向が始まるのか。

卸から仕入れるよりドラッグストアの方が安いのはなぜだ?


コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加