医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

寄り切られそうだ

2013-02-28 05:21:31 | 薬局
規制緩和が緩和される。

OTCネット販売の風向きがフォローになりつつある。
先月11日に最高裁判決で、省令で一律に第1類と第2類医薬品の郵便等販売を禁止することは、薬事法の委任の範囲内と認められないと判断された。
「新薬事法の各規定では、文理上は郵便等販売の規制等が規定されておらず、また、それらの趣旨を明確に示すものは存在しない」としている。
先日、政府の規制改革会議では、このOTCネット販売を「最優先案件」として取り上げている。
その理由は「極めてホットなテーマになっているので、早急に取り上げて会議として結論を出す」としている。
この規制改革会議では、「インターネットでの販売を前面自由化することを前提として、いかに安全を確保するか」の意見が多数出たそうだ。
こうなると、どうなる。

インターネットなどの販売形式は店舗売りの形態を大きく変化させる可能性が高い。
1つは「ショールーミング」と呼ばれる店頭で現物を確認し、説明を受けてネットで価格の比較をする。
一般的にはコストがかからないネットショッピングの方が安い。
大胆な人は店内で店員の説明している横で価格を比較しだす。
次は、多種多様なニーズに応えるには店舗内在庫を豊富に取り揃える必要がある。
しかし、ネット販売では注文の都度取り寄せて送品する。
ノー在庫とは言わないが、在庫コストがかなり削減できる。
もちろん商品の劣化や陳腐化も防げる。
頻繁に売れる商品だけ在庫して、後は上手に仕入れて売る仕組みを使う。
この尾を引く様なニーズへの対応を「ロングテール」と呼んでいる。

我々の業界で、最も影響を受けそうなのが、ドラッグストアかもしれない。
これからはスーパーなどの宅配にOTCが乗ってくる。
製品説明はドラッグストアで聞いて、注文はネットでとなる。
何と言っても60代のネット利用率は65%程度、70代でも40%を超える。
さらに、医薬品やサプリメントなどは個人の体に合う合わないと微妙だ。
そうなると在庫が大量になる。
鎮痛剤だけでも400種類はあるという。
ここはまさにロングテール市場である。

さて、さて!
この行方が気になる。
そう云えば3月からの「調剤ポイント」はどうなったんだろうか。

昨日は、暖かいと言われていたが、やっぱり北海道は寒い。
久々の商店街診断だった。
私が提供できるのは元気だけだったけど、元気があれば何とか乗り切れる。
大事なことは諦めない勇気じゃないか。
さて、いつものチープな便で東京に戻るとするか。


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この会館に23よってらっしゃい

2013-02-27 06:24:43 | 薬局
バシ、バシ来るね。

厚労省のお役人がセミナーで約6兆円の調剤医療費についてコメントを出している。
この6兆円のうち2兆円は技術料として薬局に入っている。
にもかかわらず「2兆円の価値があるのか」だって。
分業を価値あるものにするには「OTC薬」「在宅医療」「チーム医療」に取り組む姿勢が必要としている。

OTC薬はスイッチOTCを進めてくれればセルフメディケーションに貢献できる。
また、いつも言っているが「処方せん以外の医薬品」が薬剤師の判断で販売できると、かなりの医療費抑制になる。
もちろん医師会は反対だと思う。
エパデールでさえも何だかんだハードルを上げている。
OTCメーカーだって売れなくなるので反対だ。
始末に悪いのは両方ともお金持ちだから困る。
さらに、対面で書面による説明が必要としながらも半分しか出来ていない実態がある。

在宅医療は確かに進んでいない。
最近、大手調剤チェーンが動き出しているが、この選択は将来に向けた捨石の様なものだ。
後々これが生きてきそうな気がする。
何と言ってもこの国で最も人口が増えているのが75歳以上である。
75歳以上の方がどうやって医療を受けるか想像すると、いつまでも外来で来られるはずがない。
さらに在宅では残薬の問題もある。
薬剤師会の調査では約500億円もあるそうだ。
実際はもっとあるんじゃないだろうか。

チーム医療についてだが、診療報酬で病院内の薬剤師の評価が高まった。
この評価の意義は在宅においても薬剤師のチーム医療への参加にある。
病室は個人宅または高齢者施設の部屋であり、廊下は道路である。
病院内も在宅も同じだ。
ここで大事なのはそれぞれの役割を生かすチーム力だ。
その中での薬剤師の役割は服薬管理であり服薬指導にある。
医師や看護師、ケアマネーの領域は専門家に委ねることでチームが成り立つ。
人の領域を侵すと逆襲に合う。

厚労省のお役人が調剤報酬の技術料2兆円をどうしろって言うのだろうか。
日本薬剤師会は今忙しい。
麻布の1等地に最大で23億円もかける会館の建設で動いている。
東京・六本木駅から徒歩7~8分と言うから凄い。
約90坪の土地だけでも7億6,000万円もするらしい。
これだけの大事業が出来る団体はなかなかいない。
儲かっているふりをしてはいけない。
本当の金持ちは意外に質素だ。

高報酬をもらっている社長さんもいるので、厚労省のやっかみだろうか。


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言ってくれるじゃない

2013-02-26 06:18:34 | 薬局
かなり乱暴な話が飛び交っているようだ。

日刊薬業に中医協委員の方が、来年4月の薬価改定についての考えを示している。
それによると何が何でも長期収載品の薬価は下げるとしている。
既に、長期収載品については通常の薬価改定にプラスして4~6%の特別引き下げを行なう方向で話しが進んでいる。
この4~6%であるが、私的には限りなく6%に近いのではないかと思っている。
従って、長期収載品の改定薬価はほぼ10%、もしくは10%超えになると予想できる。
これは由々しきことである。
長期収載されている医薬品とは、汎用性があるから末永く使用されている。
要は、もっとも使用量が多い医薬品だ。
ここの引き下げは医療費抑制の貢献度が高い。
最も大きなダメージは在庫の目減りだ。
これは3月31日までと4月1日では1割も価値が下がるトンでもない事件だ。

また、長期収載品の特別引き下げ分は診療報酬の技術料への引き当てにはならず、財務省のポケットに入る仕組みになっている。
2012年度の改定は0.004%のアップだった。
このアップ分は誤差として処理されるレベルである。
薬価および材料費で約5,500億円の引き下げを行っている。
その分を技術料として5,500億円アップした形になっている。
これはあくまでも通常の薬価改定のルールに従った引き下げから出た財源である。
ところが長期収載品の特別引き下げ分は、知らず知らずの内になくなっていた。
それが前回は約610億円あった。
この610億円は診療報酬には反映されず、医療費の削減として国庫に入っているのだ。

この他にも初期後発医薬品の薬価を先発医薬品の6掛けとするルールが、10品目超の発売には7掛けルールが適用される。
これなどは全て7掛けでもいいのではないかとの議論もある。
ただ、後発医薬品メーカーの経営力を考えると躊躇するとなっているが、後発医薬品メーカーの決算状況はすこぶるいい。
ある後発医薬品メーカーの社員の平均給与が約750万円だった。
これでは経営力が弱いとは言えない。

また、気になるのは後発医薬品の使用量の目安が今のところ30%になっている。
ところが中医協ではフランス並みの60%が参考になるとの意見がまとまっているそうだ。
未だ30%に足らない状態から60%に持っていくにはどんな秘策があるのか。
どうも薬局へのインセンティブには限界があると気づかれた感がある。
となると医師へのインセンティブへの切り替えも考えられる。
そうなると考えられるのは「後発医薬品調剤体制加算」がなくなることもありえる話だ。

今回はかなり薬価も危ない。


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元気出せよと、自分に

2013-02-25 05:05:29 | 薬局
やばい、ヤバイ。

うわさには聞いていたが男性にも更年期障害があり、それが増えているらしい。
正式な疾病名は「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH)」である。
現在の推計患者数は600万人と言われている。
原因はテストステロンの減少であるが、大きく2つに別れる。
1つは動脈硬化により精巣への血流が悪化する。
もう1つは慢性的なストレスで男性ホルモンを作る指令が動かなくなるのだそうだ。
先の原因は高齢者に多く、後は中高年に多い。
治療法はホルモンの補充方法がとられるが、国内では注射を使うらしい。

主な症状は、性欲の低下、勃起の質と頻度の低下、認知力などの低下、疲労感、抑うつ、短気などによる気分の変調、睡眠障害、筋力低下による体重の減少、内臓脂肪の増加、体毛と皮膚の変化、骨粗鬆症などの骨塩量の低下などがある。
何となく人ごとではなく「あるある大辞典」である。
かなりヤバイ!

因みに、LOH症候群に使われるチェックシートを見て欲しい。
1.総合的に調子が思わしくない(健康状態)。
2.関節や筋肉の痛み(腰、関節、手足、背中)
3.ひどい発汗(思いがけず突然汗が出る、緊張や運動とは関係なくほてる)。
4.睡眠の悩み(寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、寝起きが早く疲れが取れない)。
5.よく眠くなる、しばしば疲れを感じる。
6.いらいらする(当たり散らす、ささいなことにすぐ腹を立てる、不機嫌になる)。
7.神経質になった(緊張しやすい、精神的に落ち着かない、じっとしていられない)。
8.不安感(パニック状態になる)。
9.体の披露や行動力の減退(全般的な行動力の低下、余暇活動に興味がない、達成感がない)。
10.筋力の低下。
11.憂鬱な気分(落ち込み、悲しみ、涙もろい、意欲がわかない、気分のむら)。
12.「絶頂期は過ぎた」と感じる。
13.「力尽きた」「どん底にいる」と感じる。
14.ひげの伸びが遅くなった。
15.性的能力の衰え。
16.早朝勃起の回数の減少。
17.性欲の低下。 (日経新聞2/21)

どうですか?
かなり、かなりに少し寂しさを感じる。
さて、今日は少し元気が出るものでも食べようかな。
それにしても今朝の自転車通勤は寒すぎる。
夜明け前が一番寒いって言うからね。


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内の女房にゃ髭がある

2013-02-24 06:11:07 | 薬局
女性の自立が始まっている。

2012年度のフルタイムで働く女性の平均賃金は、月額23万3,100円と前年より0.5%伸びている。
これは2年連続で過去最高を更新している。
因みに、男性は32万9,000円で0.2%しか伸びていない。
この差は毎年縮まっており、90年には男性の6割だったのが今では7割を超えた。
その内に男女逆転になるかもしれない。
その時は男性が家事全般を行い、女性が仕事に向かう。
ひょっとして女性に髭が生えてくるかもしれない。

この男女の給与の差が縮まっている要因として「女性の大学進学率が上がり、キャリアを求める女性が増えていることが背景にある」と分析されている。
大学進学やキャリアと言うと女性の薬剤師にも共通している。
薬局の現場では多少の男女差はあるが実力次第だ。
私が関わっている会社は女性の管理職が大活躍している。
人が足りなければ出かけてヘルプに。
誰もが嫌がる夜間の対応も自らが受けている。
夜間というのは朝までの勤務だ。
そかも翌日は通常に勤務するから驚きである。
それだけではない施設などの予製なども、間に合いそうもない時は夜なべ仕事でこなす。
処方元との調整や患者とのトラブルもこなしている。
スーパーウーマンである。
しかも美人ときている。

それに比べて、どうも男性が草食化している様な気がしてならない。
飲みに行っても「とりあえずビール」ではなく、「迷ってカシス」って感じだ。
声も私の様に品がない大声ではなく、極めてか細くしとやかである。
これでは確実に女性に抜かれるような気がしてならない。
それはそれでいいが、もっと元気で力強さを感じさせる男性になって欲しい、
何となくこれでは子供が増えそうにもない。
この国は確実に少子高齢化に向けて突進している。

さて、今日で四国ぐるっとの旅も終わる。
これから坊ちゃん空港に向かう。
昨夜は、漁師めしの「鯛めし」もいただいた。
「クエ鍋」と「握りじゃこ天」もいただいた。
お酒は「虎の尾」を踏んじゃった。
そうそう大事な「ホウタレ」を思い出した。
これがなかなかに美味い!
ありがとう!




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おいしゅうございます

2013-02-23 06:10:51 | 薬局
ぐるっと四国旅!

お陰様で、四国のセミナーツアーも昨日で終了した。
沢山の方々との関わりが深まり、新たなお知り合いも増えた。
これは私の財産だと感謝している。

今年から四国の地にもセブンイレブンが進出してくる。
のどかな四国が一瞬にして激戦区と化する。
これも時代の変化である。
私のセミナーでは「環境と問題」についてお話をしている。
「環境」とは自分では変えることが出来ない与えられた条件である。
与えられてた条件なので「与件」と言う。
自分で変えられないので与件は受け入れなければならない。
その受けいるる時に、自分の「問題」として受け止めれるかどうかだ問題なのかもしれない。
問題は自分自身の課題である。
問題は自分自身が解決しなければならない。
問題は自分が変わらないと何も変わらない。
そして、問題は頭で作られ行動が解決に導く事を知るべきだ。

今日を含めてセミナーで言いたいことは、どんな変化が来ても、それを問題として受け入れ、どの様に自分が変化しなければならないか。
そして、行動することが大事だと気づいて欲しいだけである。
未来は万民に共通である。
良くするも悪しくするも自分次第である。
いつも言っているが「原因と結果の法則」がある。
今起きていることは過去の原因である。
これから起きることは今が原因である。
今を大切に、今しかできない最適を、今挑戦したい。

今回も美味しい料理と美味しいお酒が堪能できた。
高松では「肉うどんとおでん」、「骨付鳥」それも親鳥だ。
徳島では「徳島ラーメン」が美味かった。
もちろん「鯛刺し」も「レンコンのはさみ揚げ」も美味しい。
高知では「ウツボ料理」と「かつを三昧」に舌鼓。
松山の昼は「ちゃんぽん」である。
これは長崎のちゃんぽんとは全く異なり、焼きそばとご飯が一緒になった、まさに混ぜこぜのちゃんぽんである。
それも超大盛りだ。
ちょっと辛いがないないに美味い。
1人前を食べ切るにはちょっと勇気がいる。(量が多くて)

これも昨年末から仕掛けておいた結果だ。
さて、次の仕掛けが楽しみである。
美味しんぼバンザイ!

実は、今日はこれから 「じゃこ天」と「鯛飯」の本場へと向かう。



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送別の歓迎会

2013-02-22 06:10:09 | 薬局
あなたならどうする。

勤務先で不祥事を知ったら内部告発しようと考えている人が5割超に上る事が分かった。
詳細は「告発する」が13.3%、「匿名でなら告発する」が40.0%と合わせると53.3%と半分以上となる。
もちろん「匿名でも誰が告発したか分かるからしない」が8.7%、「不利な立場になるから告発しない」8.3%、「いずれ判明するのでしない」が3.3%となっている。
ここは誰が告発したか分からないという条件が揃うと告発する可能性を秘めている。
「会社への裏切りになるからしない」は2.0%と少ない。
その他に「わからない・その他」が24.3%となっている。
因みに、内部告発の53.3%は前回調査(03年)より7.3ポイントアップしている。
年代別では30代が最も多かったそうだ。
何かと不満が多い年代である。
人生の岐路に立っているので仕方が無いといえば仕方がない。

内部告発の有効性については、「不祥事を無くすために有効」とした人が41.0%、「先ず内部で警告し、改善されなければ告発すべきだ」が40.3%もあり、全体的に内部告発の有効性を肯定している回答が多かった。
通報すべき内容としては、複数回答ではあるが「経理操作」が67.3%と最も多く。
これはなかなか経理関係者でないとわかりづらい気もする。
2番目が「業務や品質データの偽造・偽装」が62.0%となっている。
あってはならぬことではあるが製造業ではありそうだ。
因みに、薬局は小売業のようだが製造業でもある。
調剤業務を製造と見ることが出来る。
まさか、まさかではあるがジェネリックを投薬してブランドで請求するとか、期限が切れているのを知っていて投薬するとか。
私の知る限りないとは言えなくもない。
3番目は「インサイダー取引」が56.0%で何気ない一言が命取りにつながることもある。
4番目が「セクハラ・パワハラ」が35.7%となっている。
前会社でもセクハラがあった。
現場の確認を行い、セクハラをした本人を呼び出し、事実確認を行って認めさせる。
その事実に基づき始末書を書かせておくことが肝要だ。
2回目は解雇につなげる。
セクハラはある面では性癖かもしれない。
残念だが1度あることは2度あるかもしれないからだ。
意外に気づけないのがパワハラかもしれない。
会社内ではビンタ等の体罰はないが、言葉の暴力や地位を利用した嫌がらせなどは、知らず知らずにあることがある。
相手がどう思うかは、受け取り方次第である。

この内部告発は職場内にいる時は我慢するが、不満を持って退職したときが怖い。
嫌なやめ方にならないように気を配るのも大切である。
送別会くらいやって、感謝の意くらい示しておくのも必要かもしれない。
社長は常に役者になる事が大事。

昨日は、移動の世中で「うだつが立つ」様子を見た。
うだつとは、隣家との境界に取り付けられた土造り防火壁で、かなりに費用を要する。
従って、裕福な家しか出来なかったらしい。
それを見ながら我が家にも「うだつが立つ」を目指そうと息子に言うと「雪が積もった時に邪魔になる」だと。
何だか夢にない現実派だ。



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あれ!

2013-02-21 06:43:52 | 薬局
あらら!

自分の意思とは関係なく尿が漏れることを「尿失禁」と言う。
この「尿失禁」に悩むのは9割以上が女性だそうだ。
特に高齢者の女性に多く見られるが10代の女性でも15%くらいいるらしい。
40代になると2人に1人に「尿失禁」がみられると言われている。
原因は大きく2つほどあり、「腹圧性尿失禁」と呼ばれて咳、くしゃみ、笑った時や急に立ち上がったり、荷物を持ち上げた時などの体動により、腹圧が上昇した瞬間に漏れるパターンが一番多く48%になる。
その他に「切迫性失禁」は抑制しきれない尿意があり、トイレに間に合わず漏れてしまう。
この繰り返しが癖になり安静時でも尿意をもよおしたり、夜間に何度もトイレ通いの原因にもなる。
こちらは全体の30%くらいになる。
この他に混合型として18%となっており、単純に何が原因とは言いがたいようだ。

もちろん男性にだってある。
「溢流性尿失禁」などは排尿が上手に出来ず、膀胱容量一杯までオシッコがたまり、知らず知らずの内に漏れてしまうケースだ。
前立腺肥大などになると起こりやすい。
そう言われれば、おしっこをした後でタラタラしていることが多くなった。
それって前立腺肥大か?
男の勲章などと言っていられない。
どちらにしても年齢とともに、ある意味では必然的な現象なのかもしれない。

この対策に用いるのが「軽失禁用パット」などである。
これは店頭で買いにくいものだ。
何軒かの薬局にお邪魔して感じることは、この関係の商品が店内の意外に目立つところに陳列されていることである。
要は目立ち過ぎる場所に置いたんでは買えない。
これを持参してレジまでは辛い。
何気なくひょいと買える仕組みが欲しいものだ。
そこで、これこそが宅配に向いている商品ではないだろうか。
薬局のどこか目立たないところにパンフレットと価格表が置いてあり、または仕切られたカウンターの上に何気なく持って行きやすい雰囲気がある。
それを自宅からファックスか電話で注文できる。
後は、お互いに都合がいい時間を調整してお届けする。

薬局には高齢者の女性患者は多い。
ここにサイレントニーズがある。
市場規模として2013年度は約180億円と前年比で12%も伸びると予想されている。
中でも利用者の9割を60歳以上の女性が占めているという。
この年齢層は患者として取り込みやすいのでは。
ちょっと吸収量の多い200cc以上の商品の伸びは20%超だそうだ。
この市場を黙って見過ごしてはいけない。

人ごとじゃないよ。
はぁ~くしょん!(チビット、チョロン)



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どっちも好きじゃない

2013-02-20 06:35:28 | 薬局
消費税は大丈夫か?

先週行われたHSEセミナーでは「消費税」を取り上げてみた。
セミナーが終わった後で参加者の反応を確認したが、意外にも理解が薄いことに驚く。
理解が薄いのは講師の話がわかりづらかったのではない。
ものすごく基本的なことから説明があった。
にも拘らず、理解が薄かったと感じたのは下知識がなかったためではないかと思う。
参加者には申し訳ないがもっと勉強しないとかなりヤバイのでは。

現在、調剤報酬での薬価には消費税が含まれていることになっている。
従って、非課税扱いである。
非課税扱いとは、薬局が医薬品卸から仕入れた価格にかかる消費税は、「控除対象外消費税」として薬局の負担となっている。
もしこれが「ゼロ税率」ならどうなるのかと言うと、医薬品卸に納めている消費税分は還付(戻ってくる)される。
この他に、「軽減税率」と言う手もある。
例えば2014年4月に消費税率が8%になっても、医薬品の消費税率は5%のまま据え置く事を言う。
ただしこの場合は、今の薬価から消費税分を差しい引いた薬価になり、尚且つ患者からは5%の消費税をもらうことになる。
医薬品卸から1,000万円の医薬品を仕入ると50万円の消費税が課せられて来る。
非課税では1,050万円がコストになるが、ゼロ税率になると消費税分の50万円が戻ってくる。
次に8%になっても医薬品部分が5%の軽減税率になると、1,000万円の仕入に80万円の消費税がかかる。
患者からは5%分の消費税をもらうが、それは消費税として納税する。
さらに、医薬品卸に支払った80万円から、患者からもらった50万円分を引いた30万円分は還付申告によって戻って来る。
従って、損も得もない。
本来の消費税とは最終消費者が負担するもので、中間業者には負担はないはず。

ちょっと面倒だが、これだと消費税分が明確になる。
現状では薬価に含まれると言いながら、価格交渉は薬価で行い。
決まった価格は消費税分も値引きしている。
さらに、その価格に消費税がかかる2重課税となっている。

消費税については日本薬剤師会も「消費税に関しての日本薬剤師会の考え方(案)」が出ているそうだ。
いろいろ書いてあるが正直なところ焦点ボケしている気がしてならない。
そして、セミナーに参加していた薬剤師に、「こんな(案)が出ているらしいけど知っていましたか」と聞くと誰一人として知らない。

この(案)の日付は12年12月となっている。
この時期に(案)では、この後が案じられる。

先日、餡の話になった。
こし餡とつぶ餡のどっちが好きですか?



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ぐるっと四国旅

2013-02-19 06:28:57 | 薬局
四国のお遍路に旅に。

今日から四国をぐるっと回る。
高松、徳島、高知、松山と四国の県庁所在地を巡るセミナーである。
地元の医薬品卸の少しでも売上に貢献できないかと動いてみる。
時間はちょっと遅めであるが、薬剤師の方は比較的遅い時間には慣れていると思う。

主なテーマは、いつも話をしている内容ではあるが、少しでもこれからやってくる2025年までの「激変の時代」を乗り越えて欲しいと願いをこめている。
意外に大きな影響がある「消費税問題」や最近話題になっている「ネット通販」、3月からどうなるのか「調剤ポイント」など、薬局を取り巻く環境変化は目まぐるしい。
さらに、超高齢社会に「社会保障制度」は持ちこたえられるのか。
既に崩壊しているような気もするが、年金、医療、介護そして生活保護はどうなるのか。
それを消費税で負担可能か。
さらに「高齢者の独居」「認知症対策」「がんの治療」などは「在宅」と直接関係がある。
薬局は見ない振りして通り過ぎることは出来ない。

「調剤が好調で」と決算発表されるたびに、異業種が虎視眈々と調剤市場を狙い撃ちしてくる。
迎え撃つ準備は出来ているのか。
大手チェーン薬局が水面下でM&Aを画策しているが、地域で生き残るには何が必要か。
それは「地域に支えられる薬局作り」にあると思う。
地域に支えられるとは、地域を支える薬局だから支えられることに気づいて欲しい。
その地域を支えるには何をなすべきか。
薬局のマーケティングについて考えてみたい。
目の前の医療機関がなくなっても生き残る仕組みがマーケティングじゃないか。
などなど情報てんこ盛りである。
この企画は、4月からの四国における「ネクスト経営塾」のデモンストレーションである。

今回の四国の旅にはご当地グルメにも期待している。
高松と松山には行く機会が多いが、徳島と高知はなかなか行けていない。
特に、高知には以前に1回しか行ったことがない。
桂浜の坂本龍馬は元気にしているのだろうか。
もう一度「日本を洗濯致したく候」と活躍して欲しいところだ。
セミナーが終わってからの食事なのでどうなるのか不安も残る。

先ずは、参加される方々とのつながりが一番である。
さて、浅草橋から浅草線に乗って羽田空港に向かうとしよう。



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