医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

賃下げ

2024-05-01 05:16:58 | 薬局
表はのんびりしているが裏方は大忙しかもしれない。

早いもので“うづき”が過ぎて“さつき”がやって来た。
“さつき”はみどりで”お暇なら来てよね“と色っぽく誘う。

何時もと異なり今回から調剤報酬改定が6月からとなった。
3月初めに告示されて4月からはさすがに無理があった。
レセコンのベンダーは寝る間も惜しんでの対応だったと思う。
6月になってどうかと言うと、やはり寝る間も惜しむ状態に変わりがないように思う。
調剤報酬の改定への対応はそれなりに進むと思うが、問題は医療DXへの対応じゃないだろうか。

オンライン資格確認との接続があり、電子処方箋への対応もあった。
この後に控える電子カルテ情報共有サービスも待っている。
その他にも生活保護などの医療扶助のオンライン資格確認の導入もある。
在宅にはモバイル資格確認が必要になるが対応しきれていないようだ。
そう言えばHPKIの認証もあったようだ。
これらが小出しされるから、その都度の対応となる。
国の計画性のなさを感じさせる。

4月からは薬価だけが改定になっている。
建前上は乖離率が6.0%だったので調整幅で4.0%の引き下げとなっている。
実際には薬局で汎用する薬が大幅に引き下がっているので6%前後は覚悟した方がよさそうだ。
自薬局の平均引き下げ率を聞いても答えられない経営者が多い。
それだけ余裕があるってことじゃないかと思う。

お陰様で、社内研修も緩やかに増えている。
やってもやらなくても変わらないと思っているのだろうか。
そんなことはないと思うが、これも余裕があるってことなのか。
さすがに研修をやる会社は「地域支援体制加算2」への動きを進めている。
毎月の星取表から何の実績が足りないとムチが入る。
ある面では当たり前だと思う。
「調剤基本料」の3点は薬価差益で逆転してしまう。
「地域支援体制加算」も「連携強化加算」「医療DX推進整備体制加算」でチャラになる。
40歳未満の薬剤師と事務職の賃上げなど至難の業と知っているのだろうか。

賃欲しけりゃやることやれ。
6月から新報酬が始まる。
いろいろな経過措置があるが期限が切れるまでの執行猶予だ。
今月こそが踏ん張りどころである。

やってもらうには「なぜ」の理解が大事になる。
「なぜ」やらなきゃならないのか。
その「なぜ」を理解させるのが研修である。

「なぜ」
休みの日に集まって研修しなきゃいけないのか・・・賃のためだ!

と、「なぜ」が起きていた!
日本調剤の代表が交代した。
「なぜ」?
コメント
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