医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

便利さは減点になるのか

2012-08-31 06:26:08 | 薬局
大丈夫だろうか?

3年ほど前だっただろうか。
厚労省が医療経済研究機構に医療費抑制策として「リフィル処方せん」と「箱出し調剤」について調査委託があった。
リフィル処方せんについては、医療機関への受診回数が減少する可能性があり、医療費抑制効果がある。
ご存知のようにリフィル処方せんはアメリカで盛んに行われており、1枚の処方せんが長期に渡って有効な処方せんだ。
1リフィルが1ヶ月分を表しているようで、12リフィルと書いてあると1年間有効となる。
これが導入されると薬局においても調剤基本料の算定が減少し、こちらも医療費抑制に有効ではないかと考えられる。
また、残薬の観点からも検討の余地が大きい。
例えば、90日処方が出た場合、90日分を調剤して受け取った患者が、翌日亡くなるなんて事も考えられる。
その場合、89日分の薬剤はゴミになる。
これが30日分しか調剤していないと29日分のゴミですむ。
ちょっと極端だがありえる事である。
このリフィル処方せん導入の仕方は、調剤療養担当規則か何かに「長期処方せん(30日を越える)場合は、30日を限度として調剤を行なう」で決まりだ。

さて、箱出し調剤はどうだろう。
これはヨーロッパで一般的な調剤だ。
小包装が全て箱でまかなわれる。
こうなると調剤技術料のピッキングに関する報酬がどうなるだろうか。
OTCの販売のように箱で渡すとなると調剤料の算定は難しくなりそうだ。
ここは製薬メーカーが小包装対応にコストがかかり過ぎるので反対している。

ところが上田薬剤師会と日医工が後発医薬品の小包装品で箱出し調剤の有効性調査を開始しているそうだ。
箱出し調剤により薬剤師の業務が効率化され、調剤時間が短縮できる。
効率化された時間を患者への服薬指導に使えるというものだ。
さらに、調剤ミスの減少や薬局での在庫負担軽減も図れるらしい。
先ずは糖尿病や高脂血症、高血圧症等の生活習慣病の薬剤から始めるらしいが、1~2週間分(28錠)がパックになっているそうだ。

いろいろ調査するのは構わないが、自分たちの首が絞まらないようにして欲しい。
でも、既に錠剤のピッキングも器械がやりだしている。
これでも調剤料の算定は可能なのか。

ところで「調剤」の概念はなんなのか…?
この議論が急がれる。
内緒だがどこの薬局にも調剤助手がいる。
この方々のピッキングは本当にダメなのか。


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ここはどこ?

2012-08-30 05:10:38 | 薬局
あなたは、だあぁ~れ?

やっと出て来た。
2003年から御蔵入りだった認知症患者の将来予測だ。
何でも予測が難しく問題視されている割には公表されていなかった。
それが何気なく公表された。
診療報酬の重点課題でもあり、介護報酬でもしっかり取り組む課題としてあがっている。

さて、その予測であるが2003年を大幅に上回っている。
先ずは最新予測とカッコ内の従来予測を比較して欲しい。
2015年 345万人(250)、2020年 410万人(289)、2025年 470万人(323)となっている。
良くもこれだけ外れるものだ。
それだけ予測が困難だったということになる。
但し、これで済むと思わないで欲しい。
また、数年するとさらに予測の予測が出る可能性は大きい。

さて、これからが問題である。
どこで認知症の方が生活をするのかだ。
認知症には自立状態からいくつかのレベルがある。
今回公表された予測は「日常生活自立度」以上である。
こののレベルは家族などの見守りが可能なレベルである。
そうは言っても、いざ家族でとなるとなかなかに難しい。
さらに「日常生活自立度」になると、家族で見るというより施設での対応が必要になる。
どこにそんな入所施設があるというのか。
一般的には認知症の方が入る施設としてグループホームがある。
しかし、介護保険の関係で簡単に開設を認めてくれない。
受け入れるキャパが少ない。
特別養護老人ホームは常に待機待ちだ。
老人保健施設は医療が定額なので認知症患者への薬は控えられる。

そうそう忘れていた!
今回公表された予測には65歳以上の発生率も書いてある。
2015年 10.2%、2020年 11.3%、2025年 12.8%となっている。
これはかなりの高率だ。
認知症も身近な存在になりつつある。
あなたは支える家族にどんなアドバイスが出来ますか?

認知症の関係団体がグループホーム入居者に対する医療費控除を要望している。
認知症の薬は高額だ。
本人、その家族の負担が大きいための配慮だ。
すでに、特別養護老人ホームや老人保健施設では医療費控除があるらしい。
ここでも増え続ける医療費の源を感じる。
必要なものには必要だ。
それを補うために不必要な部分を見直さなければならない。
何が・・・不必要・・・。

ある会社の新人薬剤師4人と飲む機会があった。
彼らの目が将来に向けて輝いている。
そして、彼らの親が自分より若いことに驚く。
昨夜は瀬戸内の海の幸で一杯!
久々の薬剤師なしの場は、ちょっと薬剤師○○も酒の肴だ。
そして、今朝は長い出張を終えて新幹線で4時間の帰路につく。


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裏めし屋

2012-08-29 06:09:24 | 薬局
伸びるのびる。

医療費が9年連続で最高を更新している。
11年度の国民医療費が公表となった。
前年から1.1兆円も増えて37.8兆円となっている。
これは3.1%アップで、最近では3%前後が続いている。
実は、延患者数は0.1%減少している。
にも関わらず3.1%アップになったのは、診療単価が3%ほど上がったことが要因である。
内訳は高齢化が1.5%、医療の高度化で2%、人口の減少がマイナス0.2%だそうだ。
高齢化も医療の高度化も止められない。

そして、中でも注目されているのが調剤医療費である。
金額的には6兆5,133億円と全体に占める割合は17.2%と少ないが、前年からの伸び率は7.9%と大きい。
しかし、未だ分業率が65%程度ということは、まだ伸びしろがあることになる。
何事も目立ちすぎると叩かれる。
役員報酬の大過ぎも目立ち過ぎる。
この事はかなり問題視されており、これからの調剤報酬改定にボディーブローとして効いてくると思われる。(ヤバイ)
ボンビーな私は商売上手だとしか思わないが、世間はそこを見逃さない。
内訳を見ると技術料で1兆6,435億円、薬剤料で4兆8,590億円となっている。
伸び率から薬剤料は9.5%であり、技術料は3.3%だ。
医療費全体が3.1%の伸びからすると調剤技術料の3.3%は少なくはない。
処方せん1枚単価は8,427円と前年より5.5%も伸びている。
内訳は技術料が2,126円(1.1%)、薬剤料で6,287円(7.2%)となっている。

気になる後発医薬品であるが、薬剤ベースで8.7%(+0.5)、数量ベースで23.9%(+0.9)と なっている。
医療費と平均寿命が並行して伸びているが、いつまでも無い袖は振れない。
その医療費を抑制する切り札が後発品への切り替えだ。
ここは薬剤師に向けた期待が大きい。

日経新聞(8/27)の1面トップに在宅医療に関する記事の掲載があった。
ここで思い出して欲しいのは2025年モデルだ。
一般病床が約4万床、在院日数も大幅に短縮されている。
ここだけ見ても医療度が高い方の退院が予想される。
それを支えるには、在宅医療の充実は必須となる。
そして、医療費の抑制にもなる。
世の中は動き出している。
限られたパイは、やっぱり限られている。

土曜日から四国に来ている。
屋島神社の近くで釜揚げうどんを頂いた。
だしが大きな徳利に入っている。
これがシンプルで美味い。
次は、特急列車で移動して松山でおもてなしを受けた。
これでもかと美味しい料理が出て来たが、小心者は胃袋も小容量だ。
あ~残念!

最後の鯛飯がうらめしい。


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お助けクラブ

2012-08-28 06:19:03 | 薬局
さて、営業だ!

昨日の続きになるが、この薬局では施設への営業は特にしていないらしい。
では、なぜに処方せんが来るのか?
あまり突き詰めると面倒だが、ここで行われているサービスについて考えてみよう。

今では当たり前になりつつあるが、朝・昼・夕・寝る前などのセットプラス色付けだ。
少し前まで入所者ごとの薬袋をダンボール箱に無造作に入れて運んでいた。
それからするとセットして色付けは大きな進化だ。
もし未だにそんな対応していたら無くなると思った方がいい。
さらにここでは「予薬カート」なるものを使用しており、調剤済みの薬剤を施設に持参し充填している。
このサービスに皆さんのところは勝てますか。

これも首都圏では通常サービスになりつつある診察同行がある。
医師が訪問診察する時に付き添うと言うものだ。
訪問の医師は内科系の医師が多い。
ちょっとした外科系疾患や皮膚科、眼科などに、どんな薬剤がいいのか「歩く今日の治療薬」として貴重な存在になる。
始めは要らないと言われるらしいが、いざ同行すると、こんなにも力強いパートナーはいないと気づくそうだ。
因みに、そこの薬剤師は医師が来る40分ほど前に施設に到着し、入所者の健康状態を確認するそうだ。
それによって医師の診察もスムーズに進む。
ただし、バイタルサインやフィジカルアセスメントなどは取らないとのことである。
なぜなら施設には看護師が常駐しており、そこは専門家に任せて、あくまでも薬のことに特化するらしい。

さて、これだけでは終わらない。
施設のスタッフが困っている事がある。
それは入所者の診察受診日と投薬スケジュールだ。
いつどこの医療機関に診察に行くか、いつまでこの薬が残っているのかなど、スケジュール化して見える化である。
入所者1人1人の月間スケジュールを作って提供している。
しかも色分けして。
施設に医師が訪問診察してくれて、それ以外に診察を受けていなければ簡単に管理できるが、訪問医師の専門外は外来として受診しているケースも多々みられる。
中には長期もあり、定期の2週間投薬と合わせるのは面等な作業となる。
また受診日を忘れると薬が無いと大慌てとなる。
施設スタッフにとってありがたいサービスだ。

こんなサービスの数々が噂で広がり、施設スタッフの評判を勝ち取ると処方せんは自ずと舞い込んでくるらしい。
ここの責任者曰く「まさに、事件は現場で起きている」。
これを面倒がらずにサポートするのが大切だと。
今現在、薬のお届け先約4,000人分あり、この半分が居宅療養管理指導先だそうだ。

現場のニーズを把握して対応する。
こんなサービスが皆さんの街にやってきたら対応できますか。


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何てったって忙しい

2012-08-27 06:32:29 | 薬局
現場知っていますか?

先日、施設在宅専門の薬局を訪問したと書いた。
ここは地下鉄のターミナル駅にある閑静な住宅街の3階にある。
あえて外来患者が来ない設定になっている。
施設の調剤は予製が主体になる。
それも短くても2週間で長期の処方せんになると90日や120日なども来る。
こうなると分包機はフル稼働になる。
業務も多忙を極める。
分包は器械で出来ても、その前のピッキングやバラしなどは手作業になる。
さらに鑑査は目が寄り目になる。

実は、ささやかではあるが3年ほど前に私も施設専門の薬局をやっていた。
約350人の調剤であったが毎日予製が続く。
何と1日で分包紙のロールが1本なくなるのだ。
これはかなり過酷だ。
医師の診察は木曜日の午後に集中する。
処方せんを見比べながら変更を調剤し直す。
つぶしの処方せんは予製が出来ない。
処方せんを受け取ってからになる。
つぶしながら思うのは、明らかに苦そうな薬だ。
いくら医師に「これはつぶすとかなり苦いですよ」と言うと「つぶせないんですか」と返って来る「つぶせないことはありません」と答えると「じゃ、つぶして」となる。
細粒があるといってもつぶしてとなる。
こんな時に薬剤師の非力さを感じてしまう。

最近、施設の処方せんを獲得したいと相談を受ける。
私も「これからは薬局で待っていても処方せんは来ません」と煽っているせいもある。
効率の面からも個人宅よりも施設在宅が遥かにいい。
がしかし、施設在宅には効率がいい分、調剤する負担も大きい。
ここを考えないと職員の残業など業務がかなり厳しい。
外来が来るたびに施設の処方せんが滞る。
そこで調剤は業務がある程度余裕が出来る夕方となるが、この時間帯は薬歴を作成する時間だ。
また、在宅で居宅療養管理指導費などを算定していると書類作成にかなりの時間が取られる。
薬剤師は真面目な方が多いので一生懸命書く、書く、書く。
ある程度の仕組みがないと医師やケアマネジャーへの報告書、薬歴への反映など同じ様な内容を何回も書く。
さらに毎月の訪問計画書も書く。

施設も1軒2軒なら現状で対応できるが、増えることが予想できるなら、それ相当の投資が必要になる。
全自動錠剤分包機などは必須になる。
さらに、薬剤師でなければ出来ない仕事と、事務職でも可能な仕事の振り分けも大切になる。
薬剤師を疲弊させてはいけない。

薬剤師は道具ではない。


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病院でしょうか?

2012-08-26 06:31:30 | 薬局
気になる8の倍数。

あるテレビ宣伝に「女は7の倍数、男は8の倍数」って言うのがある。
いまから2000年前に書かれた、東洋医学の教科書ともいえる文献『黄帝内経(こうていだいけい)』には、女性は7の倍数の年齢、男性は8の倍数の年齢で、からだに変化が訪れると記されているらしい。
本年満56歳はまさに8の倍数だ。
そう言われると少し気になる。

私の健康法は朝の体操、ストレッチ、筋トレは以前にも書いた通りだ。
ここに約50分を要する。
それと約1リットルの水を飲むのもある。
目覚めの冷たい水500ccは、まさに腰に手を当てて一気に飲み干してしまう。
残りは体操などのあい間になくなっている。
その他にも午前中の水分はかなり多めだ。
だからおしっこの出ること出ること。
不健康な食生活であるが、塩分や尿素がここで排泄される。
それと出来るだけ大も出す様に心がけている。
これは便器にすわり意識をS字状結腸と直腸に集中させ「動け」とつぶやく。
すると時間を要するが以心伝心である。

この他に、にんにくを食べることにしている。
これは3分30秒熱湯で湯がいて冷蔵庫に保存しておく。
このにんにくを2~3かけ食べる。
特に、冬場の風邪のシーズンには欠かせない。
この商売は風邪が命取りだ。
多少の臭いは我慢して欲しい。
不思議なことに、冷蔵庫で保存すると10日くらいは持つ。
これはかなりの抗菌効果があるようだ。
かなり大量に作り置きしてある。

先日「トクホ CM行き過ぎ?」に新聞記事が掲載されていた。
確かに、最近の宣伝は勘違いを誘発するような内容が多い。
今回取り上げられたのはサントリーの「黒烏龍茶」のCMで、アニメの主人公が「脂肪にドーン」でお馴染みの奴だ。
「偏った食生活を助長しかねない」と苦情が出たようだ。
これを受けて消費者庁は「あたかも食品を使用すれば『バランスのとれた食生活を考慮しなくてもよい』旨を示唆するような表現がある」と通知したようだ。
正直なところ、もっと酷いのがたくさんあるような気がする。
大体、「特定保健用食品」(トクホ)なる定義が必要なのかどうか疑問である。
また、どこからがトクホになり、どこまでは食品なのかも怪しい。
勘違いさせるコマーシャルには、薬剤師会がクレームする機能があってもいいのではないのか。

「医師6名、薬剤師14名 病院でしょうか?」のTVコマーシャルに、息子が「お客さま専用ご相談窓口」」に飛びついた。
電話すると、なぜだか切れた。
再度電話するとお待ちください音楽が流れだす。
待つこと20数分…かなり待つ方もしぶとい。
やっと出た。
いろいろ話していて「あなたは薬剤師ですか?」と聞くと「そうです!」と答えたそうだ。
14人いる内の1人だ。
でも、質問のたびに何を調べるのか時間がかかり過ぎ。

ただ本物…と信じるしかない。


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新しい朝が来た

2012-08-25 04:36:19 | 薬局
シニアは早起きだ。

シニア市場については何回も取り上げている。
そして、近々中に全消費市場の半分を占めると予想される。
皆さんの顧客(患者)はジュニアか、アダルトか、シニアか…。

スーパーなどは常に市場の変化に敏感だ。
シニアの行動が朝型なのに目をつけて、スーパーなどが午前7時からのオープンに切り替えつつある。
実際に朝型の生活パターンに開店時間を合わせると売り上げが伸びたそうだ。
“案ずるより産むが易し“でやったもの勝ちのようだ。
買い物は日に何回も行かない。
朝済ませると今日の分はお終いだ。

鳴りを潜めていた感があるローソンとクオールの店舗融合が加速するのか。
ローソンはクオールと資本提携を結んだ。
資本と言ってもローソンがクオール株を5%取得すると言うものだ。
これを契機に2014年までにコンビニエンスストア併設調剤薬局の展開を進める。
ここでもターゲットはどうやら高齢者のようだ。
年々コンビニエンスストアを利用する高齢者が増えている。
単身、独居などが増えているためだ。

ところで、事務所の近くの調剤薬局は受付にトレイが置いてあり、そこに処方せんを乗せると調剤基本料の算定になる。
何とも合理的な薬局である。
例えば、コンビニエンスストアでもスーパーでも薬剤師がいない時間帯に患者がやってきて、処方せんを薬局スペースにあるポストに差し入れたら40点でいいだろうか。
それとも店員が一時預かりしてはどうだろうか。
薬剤師が直接処方せんを受け取らなければならないとは、どこにも書いていない。
処方せんは発効日から4日間有効だ。
朝、薬剤師がやってきて貯まった処方せんを拾い上げた時点で40点か。
こんな事がこれから始まるのではないだろうか。
何と言っても「規制する規定はない」ので。

こんな事が許される可能性があるから、薬剤師が直接処方せんを受け取り、処方内容の確認を行い、効果や副作用の発現、後発医薬品を切り替えの有無、ハイリスク薬のインタビュー、残薬の確認などが必要なのではないだろうか。
医師会長が調剤基本料に医療に対する貢献度が見えないと指摘するのも分かる。

夏場の朝は高齢者の時間だ。
6時くらいになると、どこからともなく高齢者が集まってくる。
お互いの元気を励ますかのように声かけが始まる。
本番は6時半から始まるNHKのラジオ体操だ。
確かに朝型生活が多いようだ。
気がつくと朝型生活の自分がいた。

今朝は、昨日のHSEセミナーのまとめで4時から事務所に詰めている。
毎月、金曜のセミナーの後は45分の私からの振り返りを提供している。
今回は面白かった。
この報告は、またいずれかに。



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楽な儲け話

2012-08-24 06:00:43 | 薬局
生活は保護するが医療は抑制する。

大都市で生活保護費が膨らんでいる。
全国20の政令指定都市と東京23区の2012年度の生活保護費は、合計で約1兆7,000億円にも昇る。
これは10年間で7割も増加している。
さらに驚くのは現役世代の受給の伸びが目立っている。
仕事を求めて都市部に来たが職が見つからない若者や、リストラされる人が多いためらしい。
そういえば最近ではシャープがリストラって話しだった。
働いている人のせいじゃないんだけど、そこにしわ寄せが来る。
偉い人は退任になるかもしれないが、役員退職金が出るんじゃないのか。
そして、違うどこかの企業に天下る。
めでたし、めでたし。
もちろん受給者の半分は60歳以上で占められている。

この生活保護費は国が4分の3、地方が4分の1を負担している。
従って、国の財政だけではなく地方の財政も圧迫されている。
生活保護費のランキングで見ると、何と言っても1位は大阪で2,970億円となっている。
これは予算に占める割合として17.8%となっている。
2番手が何と札幌で1,284億円(15.1%)ある。(カッコ内割合)
3番手は横浜の1,243億円(8.8%)と続く。
さらに4番手以降は名古屋863億円(8.4%)、5番が神戸854億円(11.6%)、6番が京都789億円(10.7%)、7番が福岡782億円(10.2%)となる。
もちろん東京23区は別格で4,489億円(14.1%)とかなり問題が大きい。

今年度の生活保護費予想は3兆7,000億円となっているが、このままのペースで行くと2025年には40%増の5.兆2,000億円に達すると厚労省は試算している。
そして、この約半分を占めているのが医療扶助である。
今まさに、ここにメスが入ろうとしている。
具体的ではないが後発医薬品への誘導やレセプトの点検強化などが上がっている。
後発医薬品については薬局への協力要請があると思うが、窓口での話しはなかなかに難しい。

さて、最低賃金の逆転現象が起きている東京23区では、妻と子どもを扶養する30歳代の場合、食費や光熱費などの生活扶助基準額が月額17万円だそうだ。
東京都の最低賃金は837円だ。
例えば、1日8時間労働で1ヶ月25日働いたとしたら月額167,400円になる。
これってまさに逆転だ。
実際には25日も働けない。
働きたくても普通の企業では働かせてもらえない。
労働基準法違反になりそうだ。
さらに、間違っているかもしれないが、生活保護受給者は年金保険料が法定免除になるようで、免除されるらしい。
そして、医療費も介護費用の一部負担もない。
これが一番だ!

何だか変な話し。


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ここだけの・・・

2012-08-23 06:33:05 | 薬局
久しぶりの現場だ!

3軒の薬局を見学してきた。
久しぶりの現場はいろいろと進化していた。
1軒は在庫管理システムを見せてもらった。
店舗間でつながっており、不動在庫のやり取りが出来る。
処方受付がない状態から設定された期限を経過した不動在庫はリストアップされる。
それを他店舗の動きを見ながら移動させる。
これらが本部システムと連動し、本部からもコントロール出来る様になっている。
IT関係にはうとう私でも理解できた。
なぜなら前職で10数年前に同じ様なシステムを開発していたからだ。
何となく懐かしさを感じる。
“必要は発明の母”というが、その当時は全店舗の在庫管理が必須だった。

次は、在宅を専門に行っている薬局を2軒見学する。
1軒目は施設と個人宅にサービス提供をしている。
始めに、注射処方せんなどの対応について説明がある。
これは並大抵のことでは出来ない。
注射処方せんにはそれなりのテクニックが必要だ。
錠剤と散剤、軟膏などの調剤とは大いに異なる。
それに付随する注射サプライ関係が、意外に種類が多く面倒くさい。
尚且つ、薬局負担になるケースも多い。
利益につなげるのは程遠いものを感じた。

厚労省は「在宅医療提供拠点薬局整備事業費」として、今年度1億6千万円の予算を組んでいる。
これは「がん患者等の在宅医療を推進するため、高い無菌性が求められる注射薬や輸液などを身近な薬局で調剤できるよう、地域拠点薬局の無菌調剤室の共同利用体制をモデル的に構築することを目的とされたもので、在宅医療の地域拠点薬局にクリーンベンチ等を備えたクリーンルームを設置するための予算」となっている。
いくら体制を整備しても、そう簡単には対応出来ない。
共同利用ではなく集中対応が出来る仕組みが必要だ。

2軒目は、施設しかやらない在宅対応薬局だ。
外来患者があえて来ないように3階に設置されていた。
待合スペースには丸いすが1脚あるのみ。
しかし、ここでは徹底した施設対応がなされていた。
ここで面白いと感じたのは、有病率の話しだ。
有病率とは、人口10万人当たりにどれだけの患者がいるのかを示している。
それによると骨粗しょう症の有病率は、60代以降に急速に上昇し、80代では女性の半数以上、男性でも2~3割が罹患しているとされている。
これを施設入居者に、どれだけ骨粗しょう症の薬剤が投与されているのか調査しているそうだ。
それによると居宅療養管理指導費を算定している1,553人中249人の方が薬剤を服用していた。
これは全体の16.03%になる。
このことから潜在的な骨粗しょう症患者がいる可能性が高いことが分かる。
そこで、この薬局では200数万円の投資で骨密度測定器を購入して、施設入居者の骨密度を測定して管理しているそうだ。
実は、施設内での骨折は大きなリスクとなっている。
施設の処方せん獲得の秘密兵器となるのではないのか。

って、秘密をバラしちゃダメだね。



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版つき

2012-08-22 06:11:41 | 薬局
いよいよ出るのか。

小さな記事であるが日経新聞(8/17)に「電子版『お薬手帳』」の文字が目に入る。
経済産業省と厚生労働省は日本薬剤師会と連携して、薬歴をインターネット上で確認できる「電子版お薬手帳」の導入を支援するらしい。
9月中にもネットで閲覧できる情報の種類などの仕様を示すことになっている。
さらに15年までに全国の薬局の約3割に電子版お薬手帳を普及させる計画だそうだ。
先ず驚くのが今年の9月だ。
どこでそんな動きをしているのか。
9月はもうそこまで来ている。
そして、15年には約3割と言うのもすばやい。
14年の4月には消費増税で、さらに15年10月になるとさらに増税での対応が必要になる。
これに加えて電子お薬手帳への対応となるとかなりの負担が増加する。

そこで早速日本薬剤師会のホームページを開いてみた。
あれ!
どこを探しても電子お薬手帳の項目はない。
因みに「電子お薬手帳」を検索してみたが、ホームページからは「1件もみつかりませんでした」となっている。
これは極秘事項なのか???

新聞によると、この仕組みは手帳ではなさそうだ。
「電子版で患者は薬と一緒にバーコードを記した用紙を受け取る」と記されている。
少し勘違いをしていたようだ。
「電子お薬手帳」ではなく「電子版お薬手帳」だった。
先ほどのバーコードを「携帯電話などで読み込むとネット上で薬の一覧できる」とある。
小さな記事で、字数も限られた情報なので何ともコメントしがたいが、これによって何が良くなるのか。
だれの利便性が良くなるのだろうか。
何となくもらったバーコードを紙のお薬手帳に貼り付けるだけにならないのだろうか。

記事の始めに従来のお薬手帳は薬の情報が分かり便利であったが、紛失しやすい欠点があったとある。
バーコードだと紛失しないかもしれないが、自分で携帯電話に入れるのか。
それとも他人様の携帯電話をお借りして薬剤師が「パシャ」するのか。
完全普及するまでは紙も電子版も両方の対応が必要になる。
もっとやり方を考えた方がいいのではないだろうか。
例えば、ここは保険証のIC化がいいのでは…
この辺はあまり詳しくないが、この案も従来からあったが進んでいない。

ところで携帯電話でバーコードを読み込んでインターネットで見られるというのは、今流行のクラウドなのか。

なんとも雲に隠れたお話しだ。



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