医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

新聞ぶんぶん

2017-12-17 06:27:46 | 薬局
今、何が必要ですか?

こんな問いがヒントになるんじゃないだろうか。
薬局の売上のほとんどが調剤報酬による。
この依存度の高さが後々命取りになりそうだ。
ちょっとした制度の変更が薬局経営に与える影響は大きい。
何となくそれに気が付いているのだが抜け出せないのが現実である。

また、他に何かやると言っても公的保険と言うぬるま湯につかっている間に、完全に思考停止状態になってしまっている。
世の中の動きが見えていない。

さて、そんな現状から脱皮を願う若手もいる。
彼らは必死にもがいている。
がしかし、ベースになる知識も経験も乏しい。
そこで登場するのが知識も経験もあるがかなり陳腐化した老兵の提案となる。

先ず、薬局に来る患者を分析すると高齢者が多いことに気が付く。
あくまでも一般的な話である。
この高齢者の生活はどうなっているのか。
その生活に、5年後には何が必要かを考えてみる。
近くに70代に人がいたら教えを乞いに行こう。

先日のHSEセミナーで講師が居住地に必要なインフラは何かと問う。
駅、スーパー、医療機関などは出てくるが薬局は出てこない。
なぜだ?

話は変わるが大型スーパー(GMS)の売上は下降気味である。
ところがコンビニエンスストア(CVS)は好調に推移している。
ただ、ここに来てちょっと低調かもしれない。
ドラッグストア(DrS)は順調に推移している。
何が違うのか。
それはターゲットがシニアにシフトしているからだ。
かなり大枠な考えだが詳細よりも大雑把な方が分かり易い。
人口の伸びは75歳以上が増え続けるが、それ以外は減少傾向がはっきりしている。
そんなシニア以上が集まってくる場所が薬局である。
これを「患者」と呼んでいる内は何も生まれない。
「患者」ではなく「顧客」とみなそう。

マツキヨや日本調剤が保険の販売を始めたのは面白いと思う。
まさに「患者」ではなく、「顧客」の発想である。
シニアが1年間に行った趣味の1位はパソコンで67%、次が一泊以上の国内旅行が61%、フィギュアスケート観戦が57%、日帰り旅行が56%となっている。
フィギュアスケート観戦が上位に来ているところが見逃せない。
また、新聞広告に目がとまると答えたシニアは83.8%、新聞広告で新しい商品やサービスを知ることがあるが74.9%もある。
シニアの気持ちを知るには新聞広告が最適だと気付く。
因みに、シニアの97%は新聞を購読しているらしい。
シニアと言っても男性じゃないかと思う。
これもわかるような気がする。

で、私が薬局に仕組みたいのは「住宅改修」「旅行企画」「美食倶楽部」「高齢者施設見学ツアー」などで、地域の薬局と組んで出来ないだろうか。
さらに、地元スーパーと協力して食品や生活必需品の宅配に薬も乗っけちゃうサービスもやっちゃう。
処方せんを受け付けて服薬指導を済ませれば、待たずに自宅に帰れる。

何か出来る…はずだ。






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すきあり

2017-12-16 06:40:22 | 薬局
いかに下げるかではなく適正にして欲しい。

どうもこの時期になると医療費の削減がクローズアップされる。
必要なものは必要である。
要は、不必要なものまでが必要扱いに処理される仕組みが悪い。

接骨院での保険不正請求が問題となっている。
柔道整復師が開設した接骨院や整骨院では、打撲や捻挫などが健康保険の対象となる。
患者がいったん全額を支払い、後で自己負担を除いた金額が健康保険組合などの保険者から受け取れる仕組みとなっている。
いわゆる償還払い制度である。
しかし、実際には接骨院などが患者負担分だけを受け取り、保険適用分は患者の代わりに請求しているらしい。
この仕組みを「受療委任制度」と言う。
こんな仕組みがあるから本来の償還払い制度が歪められる。

かなり前になるが右肩から指先までの腕全体に痛みが生じ、整骨院に通ったことがある。
先ず受付けて言われたのは「何か事故の様なことはありませんでしたか」から始まった。
「いいえ特に思い当たることは…」「それでは困ります」と言って、無理やり転倒したことにしてしまった。
よく考えると保険適用にするために要件だった。
その他にも「整形外科などには通っていませんよね」と念を押された。
これも二重診療だと保険がきかない様だ。
お陰様で200円だったか300円でマッサージが受けられた。
この件については何度も問題に上がっている。
仕組みが悪過ぎだ。

人工透析の診療報酬が大幅に引き下げられそうだ。
高齢化に伴い人工透析患者が増加している。
その数は既に30万人を超えている。
2016年には約32.9万人で、2000年に比べると約6割も伸びている。
1人当たりの医療費は年間で約500万円だそうだ。
全体では年間に約1兆6千億円にもなる。
医療費が4兆円とすると4%を占めることとなる。

透析治療には手厚い公的医療費助成があり、自己負担は原則月に1万円が上限だそうだ。
いい方に問題があるかもしれないが、透析を手掛ける医療機関が、ここ10年間で約400施設も増えているらしい。
その結果かどうかは不明だが透析患者も増えて、医療費もおのずと増加傾向にある。
さらに、地域によって治療実績の格差がある。
全国平均を100として比較すると大分県がほぼ200になる。
ついで沖縄県、熊本県、少し落ちるが鹿児島県、徳島県が170~180と高い。
逆に、最も少ないのは秋田県で50を超えない程度となっている。
続いて鳥取県、島根県、岩手県、福井県が50前後となる。

透析は医師の判断で決まると思うが安易に受けたくない治療法でもある。
また、医師の判断と言うことろが少し怖い気もする。
第三者評価制度もあるのでくれぐれも慎重にしたいものだ。

昨日のHSEセミナーをまとめていて遅くなった。
セミナーの内容については後日報告したい。
いい話だった。





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こんなもんか

2017-12-15 06:27:26 | 薬局
線路じゃないが、まだ続く。

先日、12月8日の中医協資料について思いつくまま書いてみた。
その続きがある。

先ずは、気になる「調剤料」は現状の報酬を並べただけの資料となっている。
そこには何もコメントらしきものはない。
それがかえって不気味だ。
ここが院内と院外の大きな違いに他ならない。
最近知って驚いたのは、院内の「調剤料」が日数も剤数も一包化の有無にもかかわらず9点しかない理由である。
それは11月16日に行われた内閣官房行政推進改革会議の“秋のレビュー”で提出された厚生労働省からの資料にある。
資料の2枚目に院内調剤料9点の根拠とは、「(実施者が薬剤師か否かにかかわらず)薬剤調整に係わる人件費等」となっている。
という事は院内調剤ではいわゆるテクニシャンが認められているってことになる。
となると院内で問題なければ院外でも問題なしとなる。
となると薬局の例えば錠剤の取り揃えなどはテクニシャンでも構わないの根拠となる。
ヤバイ!
28日分の錠剤を取りそろえるのがテクニシャンになったら80点は難しい。
取り揃えた錠剤を監査する「監査料」として半分の40点となる可能性だってある。
このテクニシャンと言う呼び方は誰が付けたんだろうか。
そんな最中の「パートナー制度」は追い風になる。
何の追い風…?
既に、外堀は埋められている。

次に、最近よく登場するキーワードに「医療機関等との連携」がある。
調剤報酬では「服薬情報等提供料」(20点)が関与する。
なかなか算定されていないが、「かかりつけ薬剤師指導料」には「服薬情報等提供料」は含まれている。
となると医療機関との連携は欠かせなくなる。
「日ごろから処方元の先生とはよくゴルフや食事など親しくさせていただいています」ではない。
患者を介した服薬状況のやり取りである。
だからと言って「もちろん定期的に医師に会って情報提供しています」などでは証拠がない。
そこで大事な実績の証として「服薬情報提供書」(トレーシングレポート)が必要になる。
この件については何度もブログでもセミナーでもお伝えしている。
そして、大手調剤チェーンは虎視眈々とトレーシングレポートを書きためているのも事実だ。

加えて準備しておきたい実績として「プレアボイド事例の把握・収集に関する取り組みの有無」などもある。
さらにヒヤリ・ハット事業への参加も登録だけではなく、情報提供なども積極的な対応が必要になる。
何と言ってもヒヤリ・ハット事例や副作用報告が薬局は少ないって評価になっている。
これにはちょっと面倒な医師からの横やりもある。

まだあるけど、もういいかな。

今日から東京でのHSEセミナーが始まる。
今乗り越えなきゃならないのは、明日の朝のまとめで何を話すかだ。





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合わない数字合わせ

2017-12-14 04:39:13 | 薬局
後の祭になった。

昨日は、いつものように3時半には目が覚めた。
ブログのネタを探しながら辿り着いたのが昨日の話だ。
その後、少し落ち着いて新聞を見ると「0.55%」が飛び込んできた。
診療報酬の引き上げはありがたいが医療のことばかりで調剤は関係なさそうだ。
これでいいのだろうか。
政治家は票になる高齢者と金になる医師に弱い意思のようだ。

せっかく薬価引き下げで財源を約1,400億円稼いだにもかかわらず、ここで約600億円も大盤振る舞いをしちゃったら元も子もない。
因みに、「元も子もない」は元金も利子も失って何もないってことらしい。

こうなると薬価を引き下げられた製薬メーカーがバカを見る。
この八つ当たりの先は医薬品卸へと向けられる。
「お前らが安売りするから…」となる。
「それなら安く売れないように仕切価を上げて、リベート体系も変えてやる」となるんじゃないだろうか。
今年度の医薬品卸の決算状況はかなり厳しい。
そして、大幅に引き下げになる薬価を踏まえての来年以降は寒波到来となる。

ちょっと気になる記事から「診療報酬全体では薬価を市場実勢に合わせて1.3%前後下げるため、本体部分のプラス改定分と差し引きして、1%弱のマイナスとなる」とある。
本体部分がプラス0.55で薬価がマイナス1.3として結果が1%だとなると、その差額の0.75%はどこから来るのか。
計算が合わない。
0.75%は約800億円になりそうだ。
この数字合わせの全てではないが、つじつまが合わない部分が「外枠」での調整になりそうだ。
もちろんこの「外枠」には、1:0.3では配慮しない大手薬局チェーンの「調剤基本料」引き下げがある。
大手薬局チェーンは何と思うだろうか。
同じ薬剤師会の会員だぞ。
仲間はずれのお返しは怖い。

本体部分の引き上げ分を薬価で補う安易な考えが続くと製薬メーカーが反乱を起こす。
それは究極の薬価防衛である。
医薬品卸が安売りできないような仕切価政策が始まる。
それに伴って薬局の仕入れ価格も大幅に引き上げられる。

ところで薬価の引き下げが薬局に最も大きな影響があるってことを忘れがちだ。
薬価が下がった分だけ前回と同じ値引率だと薬価差益も下がる。
さらに後発医薬品への切り替えも迫られているので処方せん単価全体が伸び悩む。
極めつけは調剤報酬の引き下げによって真水の利益が圧縮される。
これを乗り切る方法は「生き残ろうとする努力」だ。

その秘訣は…セミナーでないと伝わらない。
いや、伝えられない。




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100はやばい

2017-12-13 05:55:55 | 薬局
資料から裏を読むと。

今日も中医協が開催される。
内容は資料が配られるまで分からない。
従って、とりあえず当たりはずれがあるが行くしかない。
7時に会場に到着すると既に30人ほどの順番待ちのカバンが置かれているそうだ。
会場への入場は8時半からで審議は9時から始まる。
寒い中、お疲れ様である。

12月8日の資料では「かかりつけ薬剤師・薬局」について高い評価が並ぶ。
患者が求める機能として薬の一元的管理や飲み合わせのチェックがある。
さらに副作用や効果についての継続的な確認、一般用医薬品の使用を含めた相談機能と続く。
これは“かかりつけ薬剤師“に課せられた機能じゃないか。
この他にも疑義照会を算定した割合が通常は3.0%であるが、「かかりつけ薬剤師指導料」を算定した場合は、9.2%と高くなっている。
資料から読み取れるのは「かかりつけ薬剤師指導料」の算定は有効であるとなる。
にもかかわらず算定状況は極めて低い。
何をやってるんだ薬剤師は…と罵声が聞こえてきそうだ。

ところでどうも気になるのが「かかりつけ薬剤師・薬局」の表現だ。
”かかりつけ薬剤師”についての定義は明確にされているが、”かかりつけ薬局”については未だに曖昧である。
曖昧と言うより、出されていない。
2025年には「すべての薬局が『かかりつけ薬局』に」とされた資料が厚生労働省から出されている。
“かかりつけ薬局”になっていないと2025年には存在できないってことだ。
にもかかわらず、何をもって“かかりつけ薬局”なのか気にならないのもおかしな、そして呑気な話だ。

また、「かかりつけ薬剤師指導料」の算定回数と調剤基本料の特例除外にも触れている。
ほとんどの薬局が1人当たりの算定回数が0~10回以下である中、100回以上が3%もある。
その3%の内訳として約4割が特例除外となっている。
明らかに特例除外を意識した算定のように感じる。
このまま継続すると必ず世の中から批判が出ると思われる。
そこで今回は薬剤師1人に対する「かかりつけ薬剤師指導料」の算定回数100回は廃止する方向となったようだ。
けして緩和処置でも優しいわけでもない。
単に、国民からの批判が出る前の予防策である。
「かかりつけ薬剤師指導料」は他の方法で算定しなければならない仕組みが控えている。
世の中そんなに甘くない。

次に、不思議なのが薬局機能情報提供制度やKPIで「電子版お薬手帳」の利用が叫ばれているが、資料には登場してこない。
お薬手帳についての資料はあるが「電子版お薬手帳」の利用状況や活用事例などない。
ある人が「基準調剤加算」の算定要件に「電子版お薬手帳」の体制の有無が入ると言った。これがきっかけで現場ではかなり混乱している。
算定要件には入らないとは思うけど…私は神ではないのであてにはならない。
医師にスマホの画面を突き出す勇気は患者にはない。

まだあるが、今日はここまで。







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何も言えない

2017-12-12 06:18:41 | 薬局
漁夫の利となるのか。

調剤報酬が危ない。
そんな事は初めからわかっていたことだ。
何年も前から言い続けている。
にもかかわらず何もしてこなかったことが問題だ。

この流れに乗って日本医師会は、自分たちの報酬を守るために、中医協でも社会保障審議会でも薬剤師会の黄金律である1:0.3を取り崩すように主張している。
この0.3は既に瓦解しているにもかかわらず。
今回も「外枠」の話が出ている。
もちろんあるだろう。
薬剤師会の意味のなさないメンツがあるので、建前上は1:0.3をつくろうだけだ。

薬局経営が大きな転換期を迎えているにもかかわらず、当事者は意外に呑気だ。
何が起きているのか知らない経営者が多い。
きっと何とかなると高をくくっているのだろう。
何とかなっていると勘違いしているだけだ。
確実に、真綿で首が絞められている。

そんな最中でもほくそ笑んでいるのがドラッグストアだ。
日本チェーンドラッグストア協会の会長が、調剤報酬について適正化が必要と指摘している。
AIの活用やテクニシャン制度の導入などによって薬剤師業務を合理化し、生産性を上げることで適正な報酬とすべきと主張している。
要は、調剤報酬の引き下げに賛成の姿勢を示している。
ドラッグストアにとって調剤報酬が引き下げになり、薬局がつぶれることをひそかに願っていると思える。
薬局がなくなると面の処方せんが舞い込んでくる。
処方せん自体もうまみがあるが、ついで買いが意外に大きい。
処方せんを持ち込むのが主婦とばかり思い込んでいたが、実は学生も多いそうだ。
家にある処方せんをドラッグストアに持参して、ポイントを稼ぐらしい。
ちょっとしたこずかい稼ぎになる。

先日の中医協で飛び出した話に内服薬の「調剤料」の話があった。
3日分だと15点で、7日分になると35点と2倍以上になる。
ここまで評価する必要があるのかと言われると…何も言えない。
薬をたくさん調剤したら評価されるのは、減薬や重複投薬などの取組の逆の流れと言われると…何も言えない。
ただ重複投薬は関係ないと思うけど…何も言えない。
と言う訳でかなり厳しいご指摘が飛び交っている。

今回はどう考えても調剤のひとり負けになりそうだ。
この流れは止められない。
止められない流れなら流れを変えればいい。

因みに、借金が多い会社は体力がない。
体力がない会社は息切れが早い。
ってことも忘れないで欲しい。

何が言いたいのか…何も言えない。






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カウンターパンチ

2017-12-11 05:13:17 | 薬局
新しい業態が出現する。

神田に「おくすりカウンター」なる薬局が出来た。
その2号店も蒲田駅の近くにできた。
3号店も出来るらしい。
神田店はたったの7坪の薬局でわずかな待合室らしきスペースがあるだけらしい。
当社のスタッフが早速外から見学してきた。
ちょっと見は、表現が悪いがパチンコ屋の景品交換所のような感じだ。
あるメディアの取材では医薬品は100種類ほどらしい。
これで何が対応できるのだろうか。

基本的にはあらかじめ処方内容をメールなどで送ってもらい、調剤して待っているスタイルらしい。
その他にも、例の「グレーゾーン解消制度」を踏まえて、処方せんをその場で受け取り、服薬指導を済ませて、後から郵送するサービスも行う。
経済産業省が喜びそうな新メニューである。
いろいろ疑問が多々あるが認められたモノは受け入れるしかない。
日本薬剤師会も何も言わないってことは認めているってことになる。
はっきり言ってどうなるか分からないが、中小薬局でもやり方を工夫したら出来ないこともない。
すでに、スーパーの配達と組んで薬も一緒に届けてもらうサービスが誕生した。
送料は買い物と一緒になら無料らしい。
しかし、大手調剤チェーンならもっと凄いやり方を考えると思う。
なぜならそれを行う素地があるからだ。

今回の「おくすりカウンター」は狭いために医薬品の在庫が出来ない。
それだけではない各種調剤設備もままならない。
どうやら違う薬局で薬を取り揃えて運んでくるようだ。
このサービスはどこまで認められているのだろうか。
医薬品の零売だと言われればそれまでかもしれない。
この在庫センターらしき存在を大手調剤チェーンならいとも簡単に行える。
さらに、ドラッグストアが始めることだって考えられる。

これは以前にも書いたと思うが、JRが駅中に簡易薬局を設置することだって可能となる。
医薬品の移動は電車が運ぶと便利だ。
運転手にお願いすると早いし、配送料もかからない。

このままでいいのだろうか。
事務職による調剤業務の拡大解釈から調剤が製造工場化してしまいそうだ。
そして今回のように他のところでの薬の調達が進むと、薬局は単なる「お薬交換所」に成り下がりそうな気がする。。
その時に薬剤師の職能はどうなるのか。

もう一度医薬分業とは何か。
国民にとって何をなすべきなのかを自分たちで考え直す時期に入っている様な気がする。
職能が生かされないのはさびしい限りである。

パチンコ屋の景品交換所の前で、何か説明を聞いている姿は想像できない。
しかも寒いし。





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ネタも切れる

2017-12-10 05:44:13 | 薬局
やらなきゃならないと思うと…。

毎日のブログは皆さんが思う以上に大変である。
何が困るのかって言うとネタ探しに困る。
えぇ、そのネタは以前にも書いたって言いたいんでしょ。
そうかもしれない。
そんなにネタがあったら世の中変になっちゃうじゃないか。

セミナーも同じで毎回違う話など出来る訳がない。
では、参加者が1度のセミナーでどれだけの話を覚えているかと言うと、かなり怪しいものだ。
そんなに覚えていられるはずもない。
だから同じ話でも違って聞こえてくる。

私は、私なりに若かりしころ本を読んだ。
経営に関する本が多かった。
数多くの本を読んで感じたのは、本は今やらなきゃならないことを、頭の中にささやきかけてくれるってことだった。
知っていながらやれていないことを知らせてくれる。
それをメモに残して実践に移す。
その今やる事を教えてくれたような気がする。

セミナーも同じで、全てが初めての話だとしたら勉強不足を知らされる。
ほとんどが聞いたことや知っているなら、自分に実力があることを自負するがいい。
でも、100あるうちの1つでも新しい発見があれば、それだけでも大きな価値がある。

私のブログは自分への勉強として書いている。
ここで繰り返し書くことによってセミナーでの熱が入った話が出来る。
はっきり言ってセミナーでの話はうざいかもしれない。
悪口も言う。
おやじギャグもセクハラまがいもお構いなしだ。
半分以上は押しつけがましい話もする。
それが私からにメッセージだと思って欲しい。

セミナーでは常に先読みをしながら話を進めている。
次に何を話すかを考えながら話している。
だから頭と口がつながらずに言葉が空回りすることもある。
先を考えながら話すので、ついつい先取りし過ぎて早口にもなる。
セミナーでは他の人より早送りのため内容は1.5倍あると思う。
メモなど取らせる余裕を与えない。
それでもまだまだ伝えたいことは山ほどある。
そんな変なおっさんに付き合ってくれる人に感謝している。
もうじき私の賞味期限も切れると思う。
賞味期限が切れてもまだ食べられると思うなかれ。
確実においしさは損なわれているはずだ。
それにも気づいて欲しい。

皆さんには新しい賞味期限がたっぷり残っている人と付き合って欲しい。
"老兵は死なずとも去れ"を自覚しているつもりだ。
と未練たっぷり。






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先が見えない不安な朝

2017-12-09 04:41:44 | 薬局
予測不能!

昨日の中医協では調剤報酬(2)として俎上に上がった。
専務が傍聴していたが、その報告からポイントを伝えておきたい。

先ずは何と言っても"かかりつけ薬剤師"が取り上げられている。
かなりの資料数なので、その重きが想像できる。
「服薬管理の一元的・継続的把握」は"かかりつけ薬剤師"に欠かせないキーワードである。
この"かかりつけ薬剤師"によって、良い傾向が出始めている事がデータとして出されている。
ただ、今年の3月時点での算定状況はたった1.28%でしかない。
これでは良い仕組みを作っても意味をなさない。
また、100回以上の算定薬局は全体の3%で、その4割が特例対象の薬局による除外対策のようだ。
ほとんどの薬局は0から10回以下に分類されている。
これらを含めて特例除外の廃止も見直すようだ。
思うに、薬剤師1人につき100回の算定にはかなり問題がある。
無理やりにも算定を促すことにつながる。
そんなバカなことにやっと気づいたかと言いたい。
因みに、"かかりつけ薬剤師"の要件が32時間の勤務と、当該薬局への勤務実績が6ヶ月となっている件で、6ヶ月が1年になるかもしれないと噂があったが、どうやらそれはなさそうだ。

気になる「調剤料」については、現行の報酬が資料で示されているだけで具体案はない。
それだけに不気味さを感じる。
しかし、確実に引き下げになると思われる。
ただ、この部分は薬局の生命線になるので慎重にと日薬委員から嘆願があった。
そう言えば、「一包化加算」が無くなるって噂があったが、そんなことなどこにも出ていない。

前回の中医協で問題提起があった「調剤基本料2・3」のお薬手帳の有無にかかわらず「薬剤服用歴管理指導料」が50点の問題がある。
これを踏まえてお薬手帳の持参の有無の評価を見直すようだ。
お薬手帳を持っていると安くなることを患者に定着させる目的があると思われる。

あらたに「服薬期間中の継続的な薬学的管理の多職種連携」の部分に、医師との連携ツールとして「トレーシングレポート」の存在がクローズアップされているように思う。
ここはやはり実績を残したいところである。
その他にも薬歴算定に次回の服薬提案の計画が加わるようだ。
「継続的」がこんなところに出てくる。
「前回は、こんなお話をさせていただいたと思いますが」から服薬指導が始まる。

また「基準調剤加算」の要件とし、薬物療法の安全性向上事例の共有や副作用報告の実績なども加わる可能性もある。
でも、急に実績で示せとはならないと思う。
因みに、「電子お薬手帳」の導入の有無は資料にはない。
在宅に実績が個人宅に限るなどもない。


はっきり言って何がどう変わるのか分からなくなってきた。
正直なところ疲れた。
気になって、眠れない。





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忍び寄り

2017-12-08 05:14:16 | 薬局
猛威を振るうインフルとドラッグ。

ドラッグストアの上期の調剤売上の決算が出そろってきた。
驚くことに、どこも好調である。
ウエルシアHDは前年同期比で16.2%と大幅な伸びを示している。
今どき2ケタ台の伸びははっきり言ってバブルだ。
さらに、今期の予想では1,150億円と、ついに1,000億円を軽く超える勢いである。
もうドラッグストアとは呼べない。
いや、呼ばせないと言われそうだ。
その粗利益率は38.6%もある。
しかも待ち時間に買い物も進むので“1粒で2度おしい”とはまさに的を得たりである。

2位のスギHDも負けてはいない。
調剤売上の前年同期比は10.2%と、こちらも二けた成長である。
これもいつも書いているが処方せん単価が11,016円と、1万円を超えている。
こちらの粗利益率は37.7%である。
単純に1枚の処方せんで4,153円も利益が出る計算になる。
もっと驚くのは在宅関連の報酬が19億5,900万円だそうだ。
年間にすると約40億円となる。
これも凄い。

今回は決算の関係で登場してこないがツルハHDもしたたかに上位を狙っている。
この他にもどこもドラッグストアは「調剤が好調で」がキーワードとなりそうだ。

もちろん成長要因は企業努力のたまものだと言える。
ただ、かなりの部分で「調剤ポイント」の効果は見逃せない。
もし何らかの「ポイントカード」を持っていたとしたら、やはりポイントがもらえる店に行きそうだ。
まして調剤報酬は基本的に同じ値段である。
と言うより調剤専門店の方が高いかもしれない。

セミナーではドラッグストアを「安い、早い、うまい」と表現している。
ドラッグストアでは各種加算にこだわらないので安くなる。
加算がないので説明も簡単で早い。
待ち時間に生活必需品が買えるので時間が無駄にならない。
さらに支払い時に「調剤ポイント」が付いてくる。

調剤薬局は「高い、遅い、まずい」となる。
あえて説明しない。
そこで「高いけど、遅いけど、美味しい」薬局にならないといけない。
と、どれだけの薬局の人が気づいているだろうか。
美味しい秘訣はセミナーで確かめて欲しい。

などと言っている場合ではない。
新たな強敵が出てきた。
FAXやメールで届いた処方せんに基づき調剤し、薬剤師が職場に届けるサービスだ。
このサービスも認められようと審議中である。
問題は職場に届けるのが良いのかどうからしい。
これもヤバイ!

店舗で構えているだけではやって行けない時代に突入しつつある。





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