医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

大いなる野望

2010-01-30 11:39:58 | 薬局
いよいよ始まりました。
日経新聞の1月29日の一面を見て何を感じましたか。

イオンと三菱商事が医療事業で提携する。
ここには関係する調剤薬局のクオールや医薬品卸のメディパルなども参画する。
ターゲットは40代以上とある。
以前からここでも書いたが、内食世帯と処方せんは同じ顧客層である。
中高年者は内食傾向が高い。
ここには生活習慣病なども内在する。
処方せんのお世話になっている方多いことが予想できる。
したがって、スーパーマーケットと医療モールは愛称がいいとなる。
従来型の医療モールは調剤薬局が主体となって比較的単独型が多かった。
スーパーマーケットも生活圏と交通手段から、同じく単独またはショッピングモールとして商業施設の複合型が多かった。
これからの新しい組み合わせはスーパーマーケットと医療モールが面白い。
この場合、スーパーマーケットはあまり大き過ぎない方がいいのかもしれない。
内食の食材は近隣型が利用しやすい。
以前に、イオンがジェネリックを使って処方単価引き下げる話を書いた。
今回の内容とリンクさせるとイオンの大いなる野望が見えてくる。

今に満足していると明日が見えなくなりますよ!

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準備中

2010-01-29 17:29:22 | 薬局
これでいいのか?
インフルエンザの大流行で病院に患者が殺到し、昼夜を問わぬ外来受診があったそうだ。
ところが門前の薬局は定時に店舗を閉めてしまったそうだ。
仕方がないので病院では院内の投薬に切り替えたとか。
病院側からクレームを入れると8時まで延長となったが、外来は8時では終わらない。
医療機能評価機構は、2009年4月からヒヤリ・ハット収集・分析事業を始めた。
全国の薬局にデータ収集を呼びかけたところ、906軒しか登録にならなかったそうだ。
薬局数は52,000軒もあるのに。
何だか困ったものである。

今回の調剤報酬はジェネリックに150億円配分するようだ。
俗にリスファックス点数がそのまま出てくる。
数量ベースで30%以上は19点である。
1月から3月の実績は今からでも間に合う。
正直なところ知らべ様が無いのも事実らしい。
襟を正してジェネリック!

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後の祭り

2010-01-28 11:40:31 | 薬局
気づくのが遅い。
今回の診療報酬はネットで0.19%アップとなっている。
この0.19%が問題になっている。
今回改定は本体部分を1.55%(医療費ベースで5,700億円)引き上げた。
薬価や材料費としてマイナス1.36%を引き下げている。
したがってネットで「1.55-1.36=0.19」となる。
しかし、後発品のある先発品の薬価を一律2.2%引き下げることにより、マイナス0.16%(600億円)分が加わるというのだ。
そうなると話は少し異なる。
「1.55-(1.36+0.16)=0.03%になる。
これは100億円に相当するらしい。
厚労省の方も何だか説明をしているが、今更どうにもならない。
さて、0.03%とは、100万円で300円相当である。
銀行に預けた利子のようだ。
何とも今回の診療報酬は大盤振る舞いである。
期待してください。

さて、友人から在宅について問い合わせがあった。
医師が在宅の患者を訪問診察して、処方せんを発行したらしい。
それを受け取った薬剤師からの率直な質問である。
患者が介護認定を受けていた場合、調剤料はどうなるのか?
介護認定を受けている場合、介護保険が優先することが気になるようだ。
そこで、介護保険には調剤報酬はありませんとお答えする。
次に、お届けして在宅指導を算定するにはどうするのか?
これは介護認定を受けているなら「居宅療養管理指導」となります。
この場合、医師の指示と患者の同意が必要となり、重要事項の説明や契約書を取り交わすことになります。
ここで初めて介護保険が優先されます。
介護認定を受けていない場合は「在宅患者訪問薬剤管理指導」になります。
もちろん調剤報酬は医療保険で、居宅療養管理指導は介護保険での請求となります。

介護保険については皆さん「おっかなびっくり」ですね。


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濡れ雑巾

2010-01-27 09:12:50 | 薬局
いよいよ診療報酬も本格的に姿を現し始める。
何がどれだけ改定になるのか、点数こそ明確にならないが概要が出てくる。
今回の改訂は、急性期病院にはそれなりに配分させそうだが、それ以外は厳しい内容になりそうだ。
これも大きなトレンドや方針から予想はつく。
さらに、注目に値するのは薬価の改定であろう。
診療報酬に気を取られていると痛い目にあいそうだ。
下がるのはもちろんだが、その後の価格交渉が気になる。
メーカーの仕切価政策はすでに2012年に向けられている。
卸も乾いた雑巾がどこまで絞れるか。
話は変わるが乾いた雑巾といいながら、意外に交際費は少なくなったとは言え、まだそれなりに使っているように感じるのは私だけであろうか。
私のセミナーも銀座で(ここがちょっといつもと違う表現)飲んだと思えば、安いものである。
実際には飲んでいない。
まして見てるだけの欲求不満にもならない。
大手チェーン調剤は上場しているがために、利益は株主に対する最大のミッションである。
お互いに狸と狐の何とやらとなるのか。
地域の薬局同士で価格情報の交換会も始まりそうだ。

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オペレーター

2010-01-26 13:48:59 | 薬局
何から何まで設定が必要です。
機械音痴の私にとって各種設定は至難の業です。
パソコン周辺や電話・FAXと自分で設定しようとするがギブアップとなります。
使用説明書にあるサポートセンターに連絡すると、ここがまた面倒です。
ガイダンスにしたがって番号を選択します。
その後はオペレターに繋ぎますとなる。
これがいつも混み合っている。
今まででしたら電話を切っていましたが、自分しかいない今は気長に待つしかありません。
待つことしばらく、やっとの事でつながり、電話の向こうから優しそうな声で、懇切丁寧にサポートしてくれます。
私がサポートする側なら、怒りそうになるだろうと考えながら、必死で設定作業を行っています。
先日は、洗濯機が届きました。
洗濯は久々です。
説明書を見ながら洗剤と柔軟剤(家内が持たせてくれました)を入れて、スイッチオンです。
温風ヒーター付きなので乾いて出来上がりです。
便利ですね。
さすがにハンカチは皺だらけでした。

さて、MR試験の結果が発表になりました。
合格率は79.6%だそうです。
3,956人の合格です。
おめでとうございます。
昨年から卸のMSにも受験資格が与えられるようになったそうです。
しかし、卸のMSの受験者はいなかったとあります。
これから市販後調査など卸の付加価値が問われる時代です。
何でも門戸が開いた時は積極的に取り組んだほうがいいのではと老婆心!
今日もプリンターの複合機と格闘です。

参った!

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走る、走る

2010-01-24 08:00:43 | 薬局
お蔭様で!
プロジェクターをリックに詰めて、資料のコピーは大きな出張用のバッグに、そして小間物は手さげにと、背中も両手もふさがりました。
見た目は亀のようです。
JRに乗り会場へと向かいます。
会場は既に使える状態になっていました。
事前に打ち合わせたとおり、学校形式で席は26名分です。
慣れないプロジェクターに苦戦していると、見慣れた参加者がやってきました。
見るに見かねたのか設定を手伝ってくれます。
資料も机に配布してくれました。
お客様に手伝ってもらいながら、準備が進みます。
続々と参加者が集まりました。
ありがたいことに予想していない参加者も飛び入りです。
早速、近くのコピーセンターまで走ってコピーの追加です。
またまた飛び入りです。
また走りました。
嬉しい悲鳴です。
何だかんだ3回も往復することになりました。
会場は満席状態です。
もっと席を増やせばよかったと反省しています。
講師の方々も参加者に配慮した内容を工夫してくれました。
なかなかの内容です。
皆さん、何かを感じてくれたと確信しています。
セミナーが終わると懇親会です。
近くの居酒屋で2時間飲み放題コースです。
ここでも皆さんが親しく和んでいただいたことに感謝いたします。
特に、今回は30代の若手が3分の1くらいいます。
彼らが積極的に交流をしてくれました。
寡黙な私も大いに会話を楽しませてもらいました。
そして、ちょっと飲みすぎたかな。

翌日は不足の資料をコピーして会場に入りました。
9時から私による前日の講義に対する振り返りを行います。
これは自主参加です。
半分以上の方の参加がありました。
そこでは在宅についての疑問や介護に対する認識の低さなど、それぞれが感じたことに私がコメントです。
ここではベンリー薬局での経験が役に立ちます。
ちょっと遅れて(これは既に連絡済)講師がやってきました。
慣れた口調が軽快です。
今回の診療報酬改定にポイントを絞った解説をしてくれました。
びっちり2時間があっという間です。
診療報酬改定から大きなトレンドが感じられたと思います。
お蔭様で、第一回のHSEセミナーが終了しました。
参加していただいた皆様に感謝、講師を引き受けていただいた方に感謝です。

私の挑戦がここから始まりました。


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始まりますよ!

2010-01-22 08:56:50 | 薬局
診療報酬改定も少しずつ、その姿を現してきました。
ここで考えておかなければならないのは、喫緊の課題とこれからの方向性だと思います。
地域医療や乳幼児、周産期医療などは早急に改善が望まれます。
それに伴う勤務医対策も合わせた報酬体系が必要です。
また、これからの対策としては、がん治療のあり方などがあります。
外科的処置と薬が従来の入院中心の治療法から在宅へと移りつつあります。
在宅を薬から支えるのが薬局です。
また、増え続ける高齢者医療も在宅が主体となりつつあります。
無病息災は多病息災へと変化しています。
70歳を過ぎて何一つ病気がないのは稀です。
いくつかの病を抱えながら、いかにADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)が確保できるかです。
そうは言っても、寝たりきりも歩行が困難な高齢者も増えます。
従来は歩いてきてくれた患者が家から出られない時代が近づいています。
薬局であっても診療報酬全体のトレンド(兆候)を確り認識し、大きな流れを感じて欲しいと願っております。

さて、今日から私のHSEセミナーがスタートします。
自分で言うのも何ですが、ちょっと料金的には参加者の皆様にご負担かと恐縮しております。
でも、お蔭様で24名の賛同を得ることが出来ました。
南は九州、北はもちろん北海道からも飛行機に乗ってきてくださいます。
感謝、感謝!

昨日は講師の方々の資料作りに奔走しておりました。
1人分の資料が約80枚になります。
もちろん私の1Kの部屋にはコピー機がありません。
いろいろコピーセンターを探してみました。
1枚5円(消費税別)のところがあります。
ここは1枚1枚しかコピーできません。
異常なほど時間がかかります。
そこで、ちょっと高目ですが1枚11円(消費税別)のコピー専門のセンターに行うことにしました。
おじさんはダメですね。
早速、使用方法を間違え同じものが50枚も多くコピーしちゃいました。
再度、お店の方に使用方法を確認し、何とか無事に出来たのですが、ソートを忘れたために家に帰ってから大変でした。
また、ホチキス止めもコピー機がしてくれるらしいのですが、それは次回の課題です。
こうやっておじさんも成長するんですね。
実は、料金を払う時にコピーセンターの店員(女性)がミスはありませんでしたかと聞いてくれました。
頭をかきながら25枚を間違って3回コピーしちゃいましたと言うと、そんなにですかといいながら75枚分の値引きしてくれました。
75枚分は引きすぎじゃないのかと感じながら合掌。
感謝、感謝です。

さぁ、今日はセミナーの始まり、始まり!!!!

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踊るか?

2010-01-19 09:15:09 | 薬局
おいおい大丈夫かよ。
今日のリスファックスに驚きの記事が掲載されていた。
後発品調剤体制加算の数量ベース30%超に19点とある。
これはやりすぎじゃないのか。
現状が4点である。
その他にも20%、25%以上に対しても5点、12点とある。
この財源に150億円超をあてがうそうだ。
今回の調剤報酬の財源は300億円だったはず。
ほとんどがここに費やされることになる。
その根拠は算定できる薬局が少ないことによるらしい。
これも、何ともバカにしている。
20%以上25%が13.%、25%以上30%が7.3%、30%以上が10.1%しかないとの事。
今から踊らされるか。

但し、今のところリスファックスにしか、この情報は見当たらない。
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へらず口

2010-01-19 08:48:15 | 薬局
久々の北海道新聞に気になる記事を発見した。
北海道医療大学でナース・プラクティショナー養成コースが出来るらしい。
アメリカではこの資格を持っていると、ある程度の診断や処方までもが出来るそうだ。
大学院で5名程度だったと思う。
再度新聞で確認しようとしたが、時既に遅し、資源ごみとして行方不明となっていた。
全国に3箇所でこの試みが始まっているそうだ。
看護師は積極的に職務範囲を拡大している。
偉い!
薬剤師も脈を計るとか、簡単な薬剤処置が出来るとかもっと主張すべきだと思う。
先日も書いたが辱創処置などは大切な業務となる。
どこからも、そんな声が聞こえてこない。
その中でも予防接種は必修である。
インフルエンザワクチンは薬局の方がいい。
なぜなら流行時の医療機関の待合室は、既に感染した患者でいっぱいである。
その中で待っているリスクは計り知れない。
もちろん薬局にも患者はいるが、混んでいない薬局を見つけるのは比較的簡単だ。
特に、ドラッグストアの薬局は店舗内に入って確認が出来る。
患者が多いようなら、何気なく出てくれば済む。
但し、ドラッグストアの薬剤師がどこまで、注射のスキルを上げているかが問題かもしれない。

なにせ、注射は痛い!
「痛くないですよ」
嘘を言うな。
痛くない注射はない。
「もうすぐ終わりますよ」
当たり前だ。
点滴じゃないぞ。

こう言うのを「減らず口」って言うのだろうな。
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送迎サービスもあり

2010-01-17 20:50:21 | 薬局
今日、一週間ぶりに帰ってきました。
日ごろの行いがいいから、札幌は前日からの大雪です。
飛行機こそ順調でしたが、そこからのアクセスは最悪です。
いつもの高速バス麻生号は高速道路が雪のため通行止め、頼みのJRはダイヤが乱れて時間がズレズレです。
そうは言っても、千歳までたどり着くと、何とか家までたどり着きます。
そんな思いをしながら、やっとたどり着くと50cmほど積もった雪が待っていました。
家の周りは既に、家内が7割がた除雪済みです。
迎えに来てもらった車の中で、3時間も雪かきしたと聞いたら、残りは私の分ですよね。
1時間ほどいい汗をかきました。

さて、話は変わり薬局の無料送迎サービスが問題になっているようだ。
リスファックスを見ていると「新しい分業サービスに賛否両論」の記事があった。
釧路の薬局が病院前で患者に声をかけ、1kmほど離れた薬局に寄って調剤をし、自宅まで送ると言うのだ。
北海道厚生局によると療養担当規則には抵触しないとの見解を出している。
厚労省保険局医療課も違法性はないと言っているそうだ。
だったらいいじゃない。
ベンリー薬局もなかなかであったが、その上を行く。
病院前の、いわゆる門前薬局はいろいろ批判しているようだが、違法性がなければとりあえず問題はない。
問題があるとしたら患者がどう思うかであろう。
患者は概ね好感のようだ。
サービスの形態はいろいろ考えられる。
これからの患者は歩いて来られない、帰りが辛いなどが増えてくる。
薬の宅配や送迎サービスが出てきてもいいと思う。
但し、コストとの折り合えが付けばである。
利益が出ないサービスは継続が出来ない。
継続できないサービスは後々の問題となる。
そこはどうなっているのであろうか。
もし十分な利益が確保できるなら、既存の薬局は儲けすぎかもしれない。
そんな一石がちょっとした波紋を呼びそうだ。

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