医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

流れ作業

2010-08-31 08:00:25 | 薬局
見失った役割がある。
それは調剤された薬のその後の責任である。
OTC薬は本人の意思によって、自分の費用で自分の責任において使用しまたは残薬として保管し、さらに廃棄する。
しかし保険薬はちょっと異なるように思う。
確かに、自分の症状を医師に訴え、その結果として処方された薬である。
本人の意思によって薬は存在するのかもしれない。
また自分でも自己負担を一部あるが支払っている。
が、大半は保険から支払われている。
であれば、出来るだけ社会資源の効率化を考えて、ムダの排除が必要となる。
日経新聞に「服薬、自己判断で半数中断」の記事が掲載されていた。
いつもながら新聞記事から薬剤師の存在はうかがえない。
統合失調症のうち約半数が、自分の判断で向精神薬などの服用を中断した経験があるとなっている。
服薬をやめたり、やめようと思った患者の理由は「副作用が気になった、つらかった」が最多で、多くの患者が「体がだるい、頭がぼおっとする」「体重が増えた」などの悩みを抱えていた。
薬を受け取るときに、その症状を訴えなかったのだろうか。
また、中断の理由は「薬に頼らず自分で治したかった」「薬を飲むことに納得していなかった」などと答えた患者が多かった。
薬局の投薬口では「お薬はちゃんと飲めていますか」と聞いているはずである。
「お薬について何か分からないことはございませんか」
これも定番である。
「お薬を飲んで何か気になることはありませんか」
この時に、頭がぼおっとするとか体重が増えたようだとならないのか。
薬の説明の受け方が悪いのか、説明に問題があるのか、簡単に白黒付ける問題ではないような気がする。
たまたま統合失調症と言う病気がもたらす要因があるのか。
他の患者は大丈夫か・
忙しさのあまり、流れ作業になっているようで怖い。
流れ作業に技術料は成立するのか。

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いいのか?

2010-08-30 05:43:44 | 薬局
25.1度とは。
朝4時の札幌の気温である。
この時期としてはままならぬ暑さだ。
避暑のつもりで来たが、晴れ男の私には太陽が味方してくれているようだ。
それにしても今年の猛暑はいかがなものか。
一過性の気まぐれであればいいが、どうやら将来に向けたメッセージのような気がする。
それも肌で感じられるくらい急速に何かが変わりつつある。
「地球温暖化」の一言ではすまされない。
この国の借金は900兆円ほどになる。
この数字がどれだけのものか想像を絶する。
ただ分かっているのは税収が50兆円ほどしかないと言うことである。
そして、予算が80兆円では借金の返済には程遠い。
国家天下を語る知識はないが、こんな状態の会社があったら、とうに倒産している。
今後に期待が持てるなら楽観的になれるが、人口は減少傾向にあり、それも生産人口が減少し、支えなければならない高齢者が急速に増加する。
そこそこの企業は日本を見放し、アジアに矛先を変えている。
人口が減少する国家に発展はない。
気温の様に暑さを感じられればいいが、どうも感じられない様にカモフラージュされているようだ。
今日も札幌は暑くなりそうだ。
格安チケットでいつものように東京に戻るとしよう。
もっと暑さを感じるように。
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24時間

2010-08-29 08:24:34 | 薬局
33年目になる。
普段はあまりテレビを見ないが、昨夜からの「24時間テレビ」にはまってしまった。
気が付くと毎年見ているような気がする。
マラソンも感動的である。
この番組を見ていると、自分がいかに幸せかを感じてしまう。
番組に取り上げられている方々には申し訳ないが、お蔭様で大きな勇気をもらっている。
何気ない生活への感謝が大切であること。
また、それを支える医療の素晴らしさ。
恥ずかしながら医療人の端くれとして何かやらねばと気合が入る。
1978年から始まり33年を迎えている。
今日はガラにもなく募金に行こうと思っている。
ささやかな感謝を贈らせていただきたい。
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向こうに何が?

2010-08-28 07:38:16 | 薬局
その先にあるものは何だ。
昨日は、ある企業の新人及び入社2年目の研修を行なってきた。
テーマは「自立的に考える」である。
指示・命令に自分で考えて行動ができていないと言うのである。
言うは易しであるが、行なうは難しである。
そこで、こんな例を出して説明を行なってきた。
酒屋は何を売っているのだろうか。
酒を売っているのか。
街から酒屋がなくなった。
なぜなくなったのか。
それは酒を売っていたから酒屋がなくなった。
でも、生き残っている酒屋がある。(ごめんなさい、生き残っているって)
この酒屋は何を売っているのか。
皆さんは何を売っていますか?
と質問してみた。
ここからが押し付けがましい理論である。
数年前に酒のディスカウント店がたくさん出来た。
その結果、多くの酒屋が閉店に追い込まれていった。
しかし、そのディスカウント店もスーパーマーケットやドラッグストアなどに押されて、今はその姿を消してしまった。
酒のディスカウント店は酒を安く売っていただけで、それ以上のものはなかった。
ところがスーパーマーケットやドラッグストアは、他の物を買う利便性を持っていた。
スーパーマーケットは何と言っても生鮮3品が強みだ。
そこで競争になるのが価格そのものである。
価格はなんと言ってもスケールメリットが発揮できるかどうかにかかっている。
そうなると巨大チェーンによる大量仕入れには敵わない。
かくして価格競争に負けて退場となる。
そこで、残った酒屋は何を売っていたのか。
実は酒を売っているのではなく、酒の楽しみ方を売っていた。
TPOに合った酒の選択、そこでしか出会えない特別の蔵元からの特別な酒、酒にまつわるウンチクもまた楽しである。
そこに生き残りの秘訣がある。
自分達の販売する商品の向こうに何があるのか。
ここが大事だ。
薬の向こうに何が見える?
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私の避暑地

2010-08-27 08:58:31 | 薬局
やっぱり涼しいです。
昨日、所用があり札幌に戻りました。
千歳空港に降り立つと心地よい風がありがたい。
今朝はちょっと寒い感じがしました。
そんな清々しい時間に地元新聞に目を通すと、何やら困った記事を見つけてしまった。
事件は札幌市内でも比較的高機能の病院で起きていた。
この病院は道内にいくつか系列があり、その系列が組織して医薬品卸も持っている。
そのせいか薬は全て院内で投薬されている。
全道に17軒ほどの病院・診療所を持つ。
ここが全て医薬分業になり処方せんが発行されると、北海道の分業率も秋田に迫るかもしれない。
1度の診察で7種類以上の内服薬を処方した場合、薬剤報酬の10%がカットされる。
これは必要以上に薬を処方するのをけん制するためである。
ところが高齢者になると、いろいろなところに支障が生じ、知らず知らずの内に7種類を超えてしまう。
厚労省の調査では75歳以上の患者の2割以上が、7種類以上の薬が処方されていると言われている。
薬剤報酬の10%カットは確実に原価割れとなる。
例えば、対薬価15%の値引く率で購入したとして、これから消費税が5%引かれると残りは10%となるが、この15%をひねり出すのは難しい。
それだけ10%カットは厳しいことになる。
そこで、この病院が行なったのは、ある診療科の診断で薬の処方が7種類以上になった場合、別の診療科にカルテを回し、その診療科では医師の診察がないのに一部を処方したことにしたと言うもの。
それも組織立っていて、職員向マニュアルもあった。
7種類以上の薬が処方された患者のカルテには赤い紙が挟まれ分かるようなっていた。
これは明らかに詐欺行為である。
また、医師が診察もせずに処方せんの発行があった場合は、医師法違反にもなる。
道内では名の知れた病院だけに、その影響は大きい。
さてさて、どうなるものか。
久々の札幌も医療は迷走している。
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熱中症

2010-08-26 08:45:53 | 薬局
「お水を多目に飲むようにして下さい」
こんな表現がいいのかどうか分からないが、服薬指導の時に水分管理について話をしているだろうか。
この夏、熱中症で病院に搬送された人が全国で4万人を超えている。
このうち搬送直後に死亡が確認された人が145人に上った。
熱中症は直射日光を浴びるとなるのかと思っていたら、家の中でも起きている。
特に、高齢者はトイレの煩わしさから水分を取らない傾向がある。
寝る前の水分は嫌がる。
調べてみると水分だけではダメなようだ。
当たり前であるが塩分も必要となる。
高血圧の薬を飲んでいる患者に、この調整は微妙だ。
今更ではあるが、暑い場所に長くいると、体温を調整する仕組みがうまく働かなくなり、体の中に熱がこもって熱中症になる。
だから室内でも同じことが言える。
めまいやこむら返りなどの症状なら、涼しい場所に移って水分や塩分を補えば回復するが、頭痛、吐き気、嘔吐(おう・と)などの症状が出れば診察・治療が必要となる。
体温が上がり、意識を失ったりけいれんが起きたりした場合は、首やわきの下などを氷や水で冷やし、救急車を呼ぶ。
薬剤師には、こんなもんじゃなくもっと詳しい知識が必要となる。
まして、在宅となると熱中症の現場に立ち会う事もありえる。
さぁ、どうする。
先日のセミナーではないがバイタルサインの確認が必要だ。
聴診器を扱いぐらい出来ないと判断に困る。
せめて窓口で服薬指導の時に、簡単な熱中症対策くらい行って欲しい。
皆さんの薬局内に熱中症に関する情報は掲げていますか?

水、水、水をくれぇ~

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ヒショヒショ

2010-08-25 07:52:09 | 薬局
文久元年(1861年)って江戸時代だ。
東大阪市に残っている戸籍である。
生きていれば149歳になる。
性別も住所も不明らしいが戸籍だけは残っていた。
かと思うと102歳の女性が白骨化した遺体で見つかった。
人間はどれくらいで白骨化するのであろうか。
事件の発端となった111歳の男性の家族は、事件の発覚があってから、急いで口座から預金を引き落としをしていたようだ。
何とも寂しい物語だ。
超高齢社会は独居と認知症が大きな課題となる。
さすがに認知症の一人暮らしは出来そうにない。
軽いうちは何とかなるが、程度が高くなると一人暮らしは危ない。
本人だけでなく周辺住民にとっても火災などの発生も考えられる。
従って、何らかの施設への入所となる。
その点、独居は自分で生活している。
この独居が増えると、今以上に行方不明の高齢者があふれ出すのではないか。
地域で生活する高齢者を地域で支えあおうと「地域包括ケア研究会」が報告書を出している。
先日、知り合いの医療・介護の改革をかかげている衆議院議員の方とお話しをした。
その時に、これからの高齢者はどうなるのか尋ねてみた。
その答えは、地域で支え合うには限界がある。
やはりそれ相当の施設整備が急がれるとの事である。
本日の日経新聞の記事に「高齢者住宅整備10年間で60万戸」とある。
これは国土交通省からの政策であるが、これからまだまだ高齢者施設が増えそうだ。
皆さんの近くでもそんな計画が持ち上がっていませんか。
こことどの様な関わりが出来るのか、地域の役割も変わる。
実は議員さんに秘書にならないかと、ヒショヒショ話をされちゃいました!

追伸!
新聞にとある製薬メーカーの広告が出ていました。
「信頼・愛いっぱい」のキャッチがあります。
その他に「TERMS管理センター」とあり電話番号が書いてあります。
これって怪しいですよね。
ネットで調べると何となく納得しますが、一部の人だけが分かるのは広告に不向きだと思う。
まぁいいか!
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助かっています

2010-08-24 07:48:20 | 薬局
もっと知ってもらおう。
昨日は、異業種コンサルタントの勉強会があった。
その中で私も30分ではあるが「薬局の現状と課題」について語ってきた。
内容は多岐に渡っている。
がしかし、お得意のハイテンポなしゃべりは軽快だ。
先ず、調剤市場が成熟になりつつあることを伝える。
先日、ドラッグマガジンの業界ランキングから、優良調剤チェーン40社の店舗数と売上額を合計してみた。
何と店舗数で全体の17%強しかない。
売上ではさすがに15%程度まで上がる。
それにしても、この市場がいかに中小薬局で支えられているのかが分かる。
次に、異業種の参入が市場を変えると、昨年実施された登録販売者制度のもたらす影響などを話す。
比較的堅調だったドラッグ部門への異業種参入は次に何を狙っているのか。
もちろんそれは調剤である。
その仕組みを図を使って論理的に説明する。
もちろん論理的は論理的に私の判断だ。
さらにキャッシュフローの悪化、後継者問題、事業仕分けの対象になりそうな状態などなど、話し出すとどうにも止まらない。
気がつくと残り時間5分となった。
プロは時間通りに終わるもの。
最後のまとめを怒涛のように説明して、少なくても私の時計ではぴったり18時30分で終了となる。
話の中で、薬局の医療に対する貢献度が問われていることを伝えた。
薬局での説明が健康にどの様な効果があるのか。
医療費抑制にはどんな貢献をしているのかなど。
講演の後で、「確かに薬局ってなくてもいいかもしれませんね」とコメントを頂く。
こんなコメントが出なくなるようにするのも自分の役割と反省する。
「そんな事ないですよ」
「薬局があって助かっています」の声を求めて。
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暑い夢!

2010-08-23 10:15:19 | 薬局
親父の時代は良かった。
そんなつぶやきが聞こえてくる。
調剤市場は未開拓でいくらでも伸びた。
今は分業率60%を超え、そろそろ上限が見えてきている。
薬価差益も利益に大きく貢献した。
20%、30%などは夢のまた夢となった。
まして添付って何だの世界である。
今の若手は添付を知らない。
薬歴も簡単だった。
特別指導加算が出るまでは、とりあえず薬歴もあり、何ちゃって薬歴も多かった。
今ではハイリスク薬に対する薬歴記載は、とりあえずでも何ちゃってでも通用しない。
支払いも厳しくなかった。
かつて私が所属していた会社は得意先の支払いサイトが5ヶ月に迫る勢いだった。
今では3ヶ月を切っている。
長期投薬や面分業のあおりを受けて在庫回転率は悪化の一途である。
気が付けばキャッシュフローが厳しい。
後継者は戸惑いを感じている。
親に言われて何気なく薬科大学を受験し、薬剤師の免許を取っては見たが。
親に言われて他人の薬局の飯を食うが。
親に言われて薬剤師が不足しているので呼びも出されて。
気がついたら取締役になっていた。
気がついたら薬剤師で一番年下だ。
会社って何だ?
経営って何だ?
組織って何だ?
決算書が読めない。
コミュニケーションが取れない。
人を動かせない。
などなど悩める子羊状態である。
さぁ、私のセミナーにおいてください。
あなたの悩みを解決して差し上げます。
と、いつも思っている。
わたしの夢は全国に後継者のための「ネクスト経営塾」のネットワークを作ることです。
そんなお誘いがあったら是非参加願います。
猛暑に夢が萎えないように、今日もいい汗かこう。


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反省

2010-08-22 12:18:59 | 薬局
先ずはやってみよう!
昨日のセミナーはブログ、ツィッターの活用であった。
正直なところ、HSEセミナーに合わないのではないかと思ったが、6月にアメリカを訪問した時のことが少し引っかかっていた。
その時の訪問で、ロスに40年在住している女性が通訳に付いた。
彼女は我々の訪問に対し、事前に各社のホームページでどんな会社か調べてくれていた。
その彼女からのコメントは、「各社のホームページが募集広告みたいだ」である。
「薬局を利用する方へのメッセージがない」と指摘されていた。
その事が頭の中にあって、何とかしないければと思い、あえて聞きなれないテーマに挑戦した。
講師は日経パソコンなどでも有名なTシャツ屋さんをお呼びした。
軽快な話しぶりはかなり慣れている。
明治大学でも教鞭をとっているそうだ。
始めに、どれぐらいの方がツィッターをやっているのか質問がある。
25名ほどの参加者の中で1名が手を上げた。
次にブログはと聞かれると私だけであった。
もちろん会社のホームページは皆さん持っている。
講師の話によると携帯でメールと写真が撮れると、ツィッターもブログもできるそうだ。
参加者は比較的に若い方が多い。
彼らは引き込まれるように聞き入っていた。
講義の終了後、いつもになく質問も出た。
自社のホームページの見直しと、何か新しい広告戦略が頭の中を回っているのだろうか。
その質問の中に、高齢者へのアプローチは可能かがあった。
高齢者を侮ってはいけない。
最近では携帯を持っている高齢者も多いらしい。
確かに我84歳の母も持っている。
電話料金は私持ちのせいか入院中は毎月15,000円も使われた。
それはさて置き、せっかく患者が持っている携帯を使って、薬局からの健康ツィッターが出来るのではないのか。
これはかなり面白い企画になりそうだ。
最初の設定と簡単な使い方を薬局内で教えちゃうのである。
仲間が仲間を呼び、思わぬ処方箋が舞い込んでくるとも限らない。
団塊の世代が10年経つと73歳前後である。
この世代は確実にツィッターにはまっている。
かな?
そう言いながら悪戦苦闘している自分もいる。
因みに、講師から私のブログに対するコメントを頂いた。
文章が長い!
写真がない。(文章の合間とプロフィール)
タイトルのキーワードが足りない。
などなど反省!
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