医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

やればわかる?

2020-11-30 04:29:02 | 薬局

オンライン服薬指導の流れを理解できているだろうか。

 

先日、ある顧問先と話をしていて「オンライン服薬指導はどのタイミングで行うのか」と質問を受けた。

私のイメージとしては薬が患者の手元に届いて、その内容を確認しながら服薬指導だと考えていた。

先ほどの質問を受けて、いや待てよと考え直してみると何だかわからなくなってしまった。

そこで私の知恵袋に問い合わせると、オンライン診療のシステムを活用した場合は、患者からの服薬指導の予約を受けて、そのタイミングで服薬指導を行い、その後、薬を届けるらしい。

その服薬指導の時にクレジット決済などの支払いも済ませる。

確かに、お金は先にしておかないともらい損ねる可能性がある。

 

その時に、処方元の医療機関と薬局に導入したオンラインシステムが異なると、かなり面倒なことになるようだ。

私の苦手なアプリが必要になる。

以下がオンライン服薬指導の流れのようだ。

ただし、これは電子処方箋の場合ではない。

 

A・アプリ診療⇒同じアプリでの服薬指導

①患者はアプリを使ってオンライン診療を受診する

②診察終了後、患者のアプリには処方箋の画像データが入ってくる

③その画像データをアプリ内にある登録薬局として服薬指導の予約、処方箋データを送信

 (処方箋データを送信後、医療機関のアプリから薬局へFAXが勝手に飛んでいく)

④薬局の管理画面に予約、処方箋データが届く

 (患者サイドで時間の予約済み)

⑤時間になったら薬局側、患者側のアプリにアラームが出るので接続してオンライン服薬指導開始

⑥服薬指導終了後、薬局側で会計の準備

 (患者側はクレジットカードを登録しているのでそこから引き落とし)

⑦医薬品の配送

 

B・医療機関と薬局が別々のアプリの場合

① ・・・・

② 「医療機関=患者」の同じアプリだが、薬局が違うので、患者が医療機関に「○○薬局にお願い」と指定する

③ 医療機関から薬局にFAXをする。(処方箋に携帯電話番号を記載)

④ 薬局から処方箋に記載された電話番号にショートメッセージで、薬局で利用しているアプリをインストールしてもらうようにメール

⑤⑥⑦

※正直、患者がオンライン診療アプリを2つ入れるため現実的ではない。

 

C・電話診療⇒薬局がオンライン服薬指導

①電話診療を受ける

②患者が「○○薬局にお願い」と依頼があるとする

③医療機関から薬局にFAXをする。(処方箋に携帯電話番号を記載)

④薬局から処方箋に記載された電話番号にショートメッセージで、薬局で利用しているアプリをインストールしてもらうようにメール

⑤⑥⑦

 

結論から言うと、医療機関と同じオンラインシステムじゃないとかなり面倒な気がする。

そして、いくつものアプリは必要ないので薬局は固定される可能性が高い。

 

何となくわかったようなわからないような今どきの話である。

 

また、フォントが勝手に変わった。

そろそろ限界かもしれない。

 

パソコンからの送信も出来なくなってiPadからになる。

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壊れかけ

2020-11-29 04:19:44 | 薬局

昨日から悩み続けている。

 

このブログも何だかんだと10年以上続いている。

毎朝3時、4時に起きてパソコンに向かう。

最低でも3回以上は見直すが、自分一人での校正には限界がある。

誤字脱字が多いと思う。

基本的に国語能力に乏しい。

 

寝ていて夢の中でブログが気になり目が覚める。

事前に温めていた内容が気になる。

そうなると起きるしかない。

出来上がると、忘れたら困るので、そのままとんでもない時間に掲載される。

 

コメントには出来るだけ翌日に返事をするようにしている。

ちょっと調べてから、または他の人の意見を聞いてからとなる。

コメントはありがたい。

何となく自分の存在を認めてくれているような優しさを感じる。

どんな内容にでも。

 

今朝も3時に目が覚めた。

そして、昨日から何を書こうか悩み続けている。

何だか書き尽くしたような気持で頭に何も浮かんでこない。

ネタがないこともないがまとまらない。

コロナ禍で現場に行けないのが頭の回転を悪くしているようだ。

 

と言うことで、ちょっと限界を感じている。

 

 

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カードを切る

2020-11-28 05:06:12 | 薬局

やっぱり歳を感じてしまう。

 

26日の早朝便で東京から札幌に帰ってきた。

その足で札幌中央署にある運転免許の更新に向かう。

久しぶりの札幌市内なので地下鉄大通り駅から地上に出ると、どこだか迷子状態になった。

スマホの道案内で何とかたどり着く。

意外に近かった。

受付を終えて3,000円支払って収入証紙を貼る。

暗証番号の登録が必要だそうだ。

忘れてしまうので…となる。

写真を撮るときに、メガネのブルーライトが邪魔になるとのことで、外した状態の写真になった。

何とも間抜けな面構えに映っている。

いつの間にかメガネは顔の一部と化していた、

免許更新は、なんちゃって優良ドライバーなので30分の講習で終わる。

 

次に向かったのは札幌市東区役所である。

マイナンバーカードの電子証明の有効期限が切れるとの連絡があり、その手続きに向かう。

受付の番号を取って待つこと、まつこと。

しびれを切らしたころにお声がかかった。

手続きはちょっと記載しただけで終わって、再度待たされる。

私の番号が次から次と飛ばされる。

いらいらしだす。

やっと呼ばれて窓口に出向くと「暗証番号」をタッチパネルにと言われた。

そんなもの忘れた。

適当に番号を入力したらエラーが出た。

窓口の女性が「暗証番号を間違うと使えなくなる」と言うので「じゃいいです」と、自分のマイナンバーカードも受け取らず帰ってきた。

呼び止められたが、要らないものは要らない。

世の中は暗証だらけで管理不能である。

 

と言うことで私のマイナンバーカードは無くなった。

オンライン資格確認を楽しみにしていたのに残念である。

ただ心配なのは保険証が廃止になったらどうしようかである。

その時は、その時で考えよう。

 

便利な時代に不便さを感じている。

 

あらら!

またフォントが勝手に変わってしまった。

このブログのシステムも歳を取ったのかな?

 

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紙のみぞ記す

2020-11-27 05:08:43 | 薬局

来年の予算がどうなるのか”神のみぞ知る”だ。

 

コロナの感染拡大がどうなるのかを”神のみぞ知る”などと、無責任なことが言えるのは政治家だけだ。

経営者にとって成り行き任せでは乗り切れない。

神に頼っていたら倒産してしまうかもしれない。

今回の新型コロナウイルス感染拡大が第3波となるなど、何となく予想が出来たことである。

今さら何が良くて何が悪かったなどの議論をしても、何も変わらない。

そして、その解決の糸口になりえそうなワクチンは、早くても来年の春くらいまではかかるのではないだろうか。

そんなことを考えると、来年の今頃も収束しているとは思えない。

 

はっきり言って薬局への影響は居酒屋や旅行業に比べるとまだ軽い。

航空会社も欠航が目立つ。

お笑いの岡村さんの言葉が現実化してくる。

薬局は現状を良しと考えて、今を見るのではなく、これからを予測し、どうなるかの仮説を想定する必要がある。

大きなところでは世の中全体がどうなるのか。

国民の行動はどうなるのか。

既に、新しい生活様式は徐々に定着しつつある。

そこからトレンドを読む必要性を感じている。

どんな未来が待っているのかの「仮説」を検証する行動が必要になる。

新しい生活様式は、薬局にも新しい営業形態(業態)を強いることになる。

まさに「蛻変の経営」にある。

 

私の勝手な解釈として「マネジメント」とは、自社の持ち得る経営資源を最大限に活用して成果を出すことにあると考えている。

経営資源とはヒト、モノ、金そして情報である。

この話は以前にも書いている。

それぞれの要素の強みと弱みをしっかり理解するところから始まる。

強みをより強くする。

ただし弱みを強くしようとしない。

そこに費やする時間と労力が無駄になる。

その強くする方向性を変化に合わせることが大事になる。

 

そんな先が見えない状況でも時は待ってはくれない。

年末にかけて2021年度予算が組まれる。

薬局経営は社会保障費の影響を大きく受ける。

先ずは、大枠で何をするのかを決める。

事情が変われば”朝令暮改“で変更(ローリング)してもいい。

答えはひとつじゃない。

 

そんな話を泊まり込みで語りたいと願っている。

残念ながら、そんな頭の体操が出来ないのが寂しい。

 

昨日は東京から札幌に帰ってきた。

私が新型コロナウイルスに感染するかどうかは”神のみぞ知る”である。

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低質でも質

2020-11-26 05:00:02 | 薬局

なぜ今さら、こんな会議が必要になったのかを考える必要がある。

 

今年の7月10日に、突如として始まった「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」は何を意味するのだろうか。

今さら養成とは大学教育におけるカリキュラムに問題があるというのだろうか。

6年制にする時に、どんな議論があって4年から6年に延長されたのか。

ただ単に医師が6年だから薬剤師も6年にしたかったのか。

結果として6年制になって何が変わったのだろうか。

薬剤師の資質が高まったのだろうか。

資質が高まったのなら、今回の会議は無意味になる。

きっと資質が下がったとでも言いたいようだ。

そして授業料の負担が増えただけかもしれない。

 

どうも薬剤師の養成に問題がありそうだ。

その結果として資質向上が課題としてある。

そんな折に「ストレート合格率」があるメディアの取材から公表された。

6年制薬学部に入学し、カリキュラム通り6年で卒業して薬剤師国家試験に一発合格する率らしい。

それが20年度は、私立大の57学部のうち19学部が5割を切ったそうだ。

どこの大学とは言わないが最も低かったのは16.9%と言うから驚かされる。

仮に100人の入学生がいたとして6年で卒業し、国家試験に一発合格者がたったの17人いるかいないかである。

そんなに狭き門だっただろうか。

因みに、私が持っている中小企業診断士の平成元年の1次試験の合格率は30.2%で、その後の2次試験では18.5%となっている。

1次試験から2次試験を経ての合格率はたったの5.5%と超狭き門となっている。(自慢)

私が合格した平成7年も同じように4%ほどだったと記憶している。(自己満足)

 

そのストレート合格率が16.9%の大学の国家試験合格率は75.0%となっている。

これって何なんだ。

要は国家試験を受験するまでにかなりの振り落としがあるってことになる。

ある面では16.9%の学生は、その大学の超エリートじゃないだろうか。

嫌な考え方をすると大学の合格率を高く見せかける“まき餌”の様なものに見えてくる。

授業料など要らないから入学して欲しい存在である。

 

世の中は少子化が急速に進んでいる。

学生を確保するだけでも大変だ。

ご多分にもれず薬学部の定員もかなり割り込んだ大学も多い。

中には定員と受験者がほぼ同じで、ほぼ全員合格するなんてこともある。

その結果として偏差値が35やBF(ボーダーフリー)が意外にも多い。

 

薬学部を受験させる親はよく考えて欲しい。

もし途中でギブアップすると高卒に戻る。

卒業できても国家試験に合格できなければ薬学士にしかならない。

お金の問題じゃない。

子供の長い人生の問題である。

当社の「薬局経営研究会」には薬剤師以外の若手後継者の参加も多い。

彼らは薬剤師を目指していたわけではない。

薬局経営は薬剤師でなければできないわけではない。

 

薬剤師になりたい人はしっかりとした志を持って挑戦して欲しい。

今さら「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」は何を言いたいのか。

何を感じさせたいのか。

 

ここは薬剤師と言う職能の在り方が問われている。

職能団体として、薬剤師はどうあるべきか、どのような資質を磨く必要があるのかを示すことが大事な気がする。

人に言われるより自分たちで価値を主張して欲しいような気がする。

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録画泥棒

2020-11-25 04:43:53 | 薬局

お陰様で無事に終わった。

 

新型コロナウイルス感染が止まらない。

止まらないと言うより拡大している。

これと言って証拠はないが“GoToトラベルキャンペーン”はかなり要因として大きい。

そんなことは誰しもが思っている。

まさに「トラベル」から「トラブル」に変身している。

危ないと思いつつも、せっかくだから楽しい旅行も美味しいものも食べたい。

そんなニーズには”火に油を注ぐ”企画である。

ついに札幌市と大阪市が感染拡大から“GoToトラベルキャンペーン”から除外を知事から申し出た。

国はあくまでも地方の判断にゆだねる姿勢だが、人は全国に移動可能で一部だけ中止にしても意味がない。

札幌市と大阪市以外は相変わらず、掛け声だけの「自粛」と言いながら“GoToキャンペーン”が継続される。

おかしな話だ。

 

ところで札幌市や大阪市への“GoToトラベルキャンペーン”は除外されたが、すでに予約が済んでいる人はどうなるのか。

ここも政府がキャンセル料の「補償」をするらしい。

予約した人はキャンセルしてもとりあえず無傷である。

では、このキャンセル料の「補償」は誰がもらうのか。

旅行業社には35%のキャンセル料の「補填」があるらしい。

ほとんどの人は旅行代理店を通じての予約じゃないかと思う。

となるとキャンセル料は旅行代理店に「補填」されるのか。

その「補填」は、もともとのホテルや旅館に行くのだろうか。

なんか変だ!

 

さて、お陰様で昨日の「薬局経営の知恵袋」も第3回が無事終わった。

何となく言いたいことが伝わっていて欲しいと願っている。

ただ、聞き流してしまうと意味がない。

「薬局経営の知恵袋」への参加は経営者の人が多いが、ぜひ自社の経営幹部にも聞かせて欲しい。

そして、それぞれから自社なら何ができるのかをレポート提出させてはいかがだろうか。

今回の私のテーマは在宅についてだった。

自社にとって在宅の必要性や取り組みへの体制の見直しなど、考えるきっかけになるとありがたい。

基本的に「薬局経営の知恵袋」は火曜日に行われる。

レポートは翌週の月曜の朝までとタイミングもいい。

私のブログの字数は1,400字前後である。

レポートは1,000字程度がいいと思う。

経営者に要らぬ知恵を伝えてしまったかもしれない。

 

ところで始まったばかりの“GoToイート”の4人までの根拠がわからない。

マスクをしながら食事ならいいのだろうか。

“GoToイート”を活用する人には、強制的にマスクを使用した食事にするくらいやってもいいんじゃないかと思う。

無理だとは思うけど。

感染リスクが最も大きいのは外での食事じゃないかと思う。

そこから持ち帰って家庭内感染やクラスターにつながっているような気がする。

 

と言うことで「薬局経営の知恵袋」の上手な活用方法はいかがだろうか。

因みに、勧めはしないが短期間限定で”録画”もある。

登録以外の人は「映画泥棒」に相当するのでご注意!

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免許返納

2020-11-24 03:13:56 | 薬局

ドラッグストアが調剤薬局をM&Aするのはなぜだ。

 

そんな記事を見つけた。

つい最近ではココカラファインが、兵庫県を中心に70店舗も展開しているフタツカHDをM&Aで全株式を取得している。

フタツカHDの2020年3月期の業績は売上高119億6,400万円、営業利益8億7,900万円、経常利益2億3,500万円、純利益2億円だそうだ。

いくらで売れたのかわからないがかなりの、かなりの高額になりそうだ。

 

それはそれでドラッグストアの調剤薬局のM&Aは随所で盛んにおこなわれている。

あえて書かないが、その理由を考えてみたい。

 

先ず、最近街中で特に目に付くのが”お届けサービス”である。

代表的なのは「Uber Eats」「出前館」などがある。

加えて宅配業者は大忙しである。

コロナ禍での密を避ける対応なのかもしれない。

また、西友が楽天などの傘下に入った。

イオンが社長を交代してデジタル戦略を強化するらしい。

どちらもリアル店舗の時代から新しい生活様式への「仮説の検証」である。

 

そこでドラッグストアにもリアル店舗の限界が見えてきた。

新しい販路開拓が必須の状態を感じているはずである。

その新しい生活様式が「お届けサービス=デリバリー」となる。

ドラッグストアの中には、スーパーに近い品ぞろえを強化して、鮮魚を取り入れる業態開発も見られる。

ただ、これは現スーパーにはかなわない。

逆にスーパーがドラッグ商品の強化で巻き返される恐れがある。

やはりドラッグストアのドラッグ部分の強化が強みを生かす戦略になる。

その強みの中でも、ちょっと面倒だが市場が安定していて売上が期待できるのが調剤となる。

先ずは市場が分散されていて寡占化が遅れている調剤市場の獲得が有望である。

処方箋を持参して、待ち時間の有効活用につながる“ついで買い”も促す。

ここまでは当たり前で面白くもない。

 

これからはリアル店舗をキーステーションとした「お届けサービス」の開拓がある。

いつもの話になるが2015年の75歳以上の人口は1,632万人(85歳以上:494万人)いる。

それが2035年には2,260万人(85歳以上:1,002万人)となる。

この多くが「買い物難民市場」を形成する。

その時に、今の流れから「お届けサービス」を利用する高齢者は数多くいるはずである。

そこには処方箋と言うお宝もついている。

要は、将来の「買い物難民市場」の開拓と囲い込みにある。

 

と、私なら戦略を練る。

ドラッグストアがM&Aをする調剤薬局は、けして大型門前タイプばかりではない。

もっと地域に馴染んだ薬局がいいはずだ。

10年経つと私も75歳近くになっている。

今以上にネットも使えて生活もかなりデジタル化されているはずである。

ただ残念ながら運転免許は返納になり”足がない”状態である。

 

アッ!

忘れていた!

運転免許の更新が近い。

 

アッ!

忘れていた!

今日は「薬局経営の知恵袋」だった。(嘘くさい)

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せんでん

2020-11-23 05:54:30 | 薬局

早くも第3回「薬局経営の知恵袋」の知恵が足りなくなってきた。

 

まだ3回目だというのに息切れ状態に陥っている。

今までにいいだけ言い尽くしているので、何を今さら伝えたらいいのか迷ってしまう。

そう思いながらも「大事なことは2度言います」と思って欲しい。

 

今回の大きなテーマは在宅を中心に考えている。

直近の「在宅患者調剤加算」の算定薬局数は18,720軒で全体の約3割強しかない。

ご存じのように「在宅患者調剤加算」は、直近1年間の在宅患者訪問薬剤管理指導料、居宅療養管理指導費等の算定回数が、合算して計10回以上であることが要件で、処方箋受付1回に付き15点の加算がある。

年間でたったの10回である。

少なくても在宅をやっていますという薬局なら10回以上はあるはずだ。

逆に言うと10回すらできていない薬局は、地域で生き残っていくのが難しくなる。

 

このブログでも何度も書いているが「第2世代の薬局マーケティング」は在宅にある。

この仕組みが出来ていない薬局は2025年を乗り切れない。

さらに次に控える2040年は来ない。

そんなことを踏まえて「知恵袋」がヒントを伝授したい。

既に知っている人は「ふふ~ぅ」と鼻で笑っていて構わない。

出来れば「ほ~ぉ」が欲しいところである。

 

短い時間ではあるが、もう1つ忘れてはいけないことが、前回のSWOT分析における「外部環境」である。

自分では変えることができない変化(与えられた条件=与件)について解説したい。

何と言っても経営者が2021年の新年の挨拶に間に合いように考えている。

いくつか要因を挙げているが、そのすべてが正解ではない。

人口減少(少子高齢化)、医療抑制、コロナ禍から「新しい生活様式」、オンライン、ドラッグストアの脅威、処方元の高齢化、薬局批判と薬剤師の資質問題、後継者不足とその力量などから考察を考えている。

 

ただ今を生きるためには2022年の調剤報酬改定も気になるところだと思う。

ここは何だかんだと「患者のための薬局ビジョン」から紐解いていくしかない。

3つのポイントを実績として押さえておきたい。

「地域連携薬局」の基になった考え方に「服薬情報の一元的・継続的把握」「24時間対応・在宅対応」「医療機関等との連携」がキーワードとなる。

一元的・継続的は「かかりつけ薬剤師指導料」の定番である。

この実績回数は出来るだけたくさん欲しい。

そして在宅の実績が10回なんて少なすぎる。

最低でも30回以上の確保が必要じゃないだろうか。

さらに「服薬情報提等供料」の実績も必須になる。

ここは服薬フォローに関係する部分だと思う。

ところで「地域支援体制加算」の実績の確保は出来ているだろうか。

みなしはなくなり来年度の算定要件には実績が必要になる。

プレアボイドの実績は12月末までに必要になるので注意を要する。

 

と言う事でした。

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なぜ、なぜ、なぜ

2020-11-22 05:47:00 | 薬局

薬局に企業理念はあるのだろうか。

 

準大手調剤チェーンのM&Aが気になる。

ここ数年で知り合いの会社が何を思ったのか身売りが続いている。

身売りと言うと語弊があるので経営判断と置き換えて欲しい。

経営判断かもしれないが何ともやるせない気持ちになる。

事情があってのことだとは思うが、会社を売って利を得たのは経営者一族だけじゃないだろうか。

決まり文句のように「これからの業界を考えて社員のために」となるようだが、いつも言っているが人の「ため」の「為」は漢字でこうなる。

そして人のためと言いながら「人」と「為」で「偽」りになっては困る。

 

そんなM&Aされた会社のホームページは企業理念らしきものが掲げられている。

その言葉がM&Aで嘘くさく見えてくる。

まだやれただろうと考えるのは外野席にいるからだろうか。

 

保険薬局は2007年に医療法上の医療提供施設に位置付けられている。

その意味合いは大きいと思う。

その役割を明確に示す薬局の姿勢が企業理念じゃないだろうか。

企業理念には地域医療に貢献する覚悟が示される。

ところが、そんな企業理念が見失われ、自らが身売りする。

いやいや経営判断する。

身売りしてもなお、その薬局に居座るとしたら、なぜ自分でやらないのかと疑問が残る。

経営者としての資質に問題があるなら、社員のために去るべきかもしれない。

後継者に問題があるとしたら、育て方に問題があったと反省が必要になる。

 

とある家具会社が路線を変えたとたんに経営不振に陥った。

赤字が続き、最後は全く関係ない会社に助けを求め、拾ってもらった。

基本的に経営手腕が問題だったと思うが、自分では気づけないのが悲しい。

結果として、毎年の赤字にM&Aした会社から引導を渡される。

しかし往生際が悪いのか販売アドバイザーとして残るようだ。

はっきり言って“あんたが邪魔だ”と言いたくなる。

 

M&Aされた会社の経営幹部は居残りを条件に売ってしまったのかもしれない。

しばらくは経営者としての報酬も入るだろう。

それ以上に会社を売った金額は死ぬまで使いきれない額になっているはずだ。

死ぬまで使いきれないお金がかわいそうだ。

 

医療提供施設には病院や診療所、歯科診療所、老人保健施設などがある。

全くないとは言わないがM&Aとして売った買ったの話はほとんどない。

なぜ薬局だけM&Aが成立するのか。

何となく薬局が評価されない大きな要因がそこに潜んでいるような気がする。

 

もっと医療提供施設としてのプライドを持って経営をして欲しい。

あくまでも外野席からの感想である。

 

上記内容はあくまでも個人の感想である。

気を悪くした人がいたら悪しからず。

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逆流

2020-11-21 05:40:34 | 薬局

本当に薬剤師の意思が伝わっているのだろうか。

 

自民党厚生労働部会の薬事に関する小委員会に、オンライン服薬指導に関して日本薬剤師会にヒアリングがあったらしい。

どこでだれが決めたのか知らないが日薬から守るべきこととして5つの提案があったようだ。

・音声・画像が必須(音声のみは不可)

・初回(初めてその薬局を利用する患者)は対象となりえない

・患者との信頼関係が構築されているかかりつけの薬剤師による実施が原則

・提供された医薬品に対する責任の所在を明確にするために、調剤、医薬品の提供、服薬指導は同一の薬局が行う(開設者が同じでも店舗ごとに行う)

・麻薬など、流通管理を厳格に行う薬はOL服薬指導の対象から除く

 

さて、いかがだろうか。

音声のみは厚生労働大臣からも示されている。

画像が見えると服薬指導の何が変わるのだろうか。

医師の診察で電話のみはちょっと物足りなさを感じるが、薬の服薬指導ではどうだろうか。

画像が必要であるなら、その必要性に根拠をもって示すことが大事じゃないかと思う。

薬剤師も医師と同じように、五感を研ぎ澄ませた服薬指導をする必要があるからだろうか。

 

初回は対象とならないとなると普段元気な人はどうしたらいいのか。

医師のオンライン診療の初診がどうなるのかで変わると思うが、医療機関からFAXで処方内容が送られてきても初回はダメなの。

普段は違う薬局で薬をもらっているが、今回はオンライン服薬指導を扱っている薬局に代えるっていうのはどうなるのかな。

 

かかりつけの薬剤師と「かかりつけ薬剤師」は異なるのだろうか。

「の」が付くかつかないかは大きい。

もし「かかりつけ薬剤師」となるなら、かかりつけ薬剤師の資格要件を見直して欲しい。

3年以上の経験は必要だろうか。

当該薬局への勤務実績の1年は必要あるのか。

因みに、「地域支援体制加算」の管理薬剤師の要件も見直して欲しい。

現場の薬剤師は違和感がないのだろうか。

声がないってことは納得しているってことなんだろうけど。

 

意味不明なのは「調剤、医薬品の提供、服薬指導は同一の薬局が行う」である。

オンライン服薬指導だから処方箋を受け取る薬局、調剤を行う薬局、服薬指導を行う薬局みたいに分業ってことだろうか。

それは今でも認められていないのではないのか。

認められていないことは初めから違法行為になる。

 

麻薬や向精神薬、ハイリスク薬などは「0410対応」でも不可である。

これも当たり前と言えば、当たり前である。

 

小売業に大きな変化が押し寄せている。

それはリアル店舗からオンライン店舗への切り替えである。

楽天がスーパーの西友に出資した。

イオンがオンライン販売に力を入れている。

何となく時代は急速にオンラインへと向かっている。

流れる方向にどう対処できるのかをもっと考えないと取り残される。

 

常に反対の方向に時代が動いている。

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