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細越麟太郎 MOVIE DIARY



●6月15日(木)13-00 築地・松竹本社3F試写室

M-068『新感染*ファイナル・エクスプレス』" Train to Busan " (2016) Next Entertainment / World & Redpeter Film 韓国

監督・ヨン・サンホ 主演・コン・ユ、キム・スアン <119分・ビスタサイズ> 配給・ツイン

試写状のデザインとかコピー内容から、韓国の特急電車のなかで新しいウィールスか、急速雑ばい菌に感染した乗客がパニックになる映画かと予想して見たら、何と・・まったく違った。

むかしあのソフィア・ローレンが主演した「カサンドラ・クロス」という、やはり走行中の特急列車の中で何やら事件の発生したサスペンス映画があって、そのタイプ?、と思ったがハズレ。

ま、あらゆる宣伝資料には、まったく真相が触れられていないので、あまりこの作品の病状や深部には触れない方が、先行試写を見たライターの礼儀だと思うので、これは書きづらい。

ストーリーは単純で、妻との関係がズレてしまった証券マンのコンが、別居している妻のところに幼い娘を送り届けるために、早朝のソウル駅からプサン行きの特急に乗ったのだ。

ところが発車してすぐに、12号車の乗客が突然に発病して、脚などの皮膚には線状の発疹が出て来たのだが、急病人は介護に駆けつけた乗務員の女性や、その周辺の乗客に噛み付き出したのだ。

噛まれた客や乗務員たちは、瞬時に目の色が白濁して、その周囲の客たちにも無差別に噛みつき出したので、たちまち噛まれた人間は凶暴に連鎖反応して、車中はパニックになってしまう。

あとはもう、あの高倉健の傑作「新幹線大爆破」のように、走る特急列車が止められない・・・という状況のなかで、無差別に凶暴化した急病人たちは、別の車両に駆け込むのだ。

何が何やら、さっぱり状況はワカラナイままに、コンは娘を守るために車両を移動して、ついに止まらない列車の別車両で、同様に身を守ろうとする男と共に車両のドアをロックしてしまう。

という展開なので、これは「ウォーキング・デッド」の走行列車版であり、あのジョヴォヴィッチが奮闘するゾンビ映画「バイオハザード」別版として、まさにノン・ストップで走りまくる・・・という寸法。

狭い列車に中の急病パニックなので、俗に多いゾンビ映画よりは、車中のスピード感はあるものの、後は鬼ごっことカクレンボの連続で、とにかく窮屈な列車は終着駅まで止められない。

外の世間がどうなっているのか、よくワカラナイのだが、とにかく、この急速に感染するゾンビ化現象には、見ているこちらも唖然として恐怖につき合うしかないのだ。

なぜかカンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に招待された、というのが売りになっているのだが、ま、不仲の夫婦ドラマも、この集団感染で、それどころじゃないのだった。

 

■ショートのエラーでセカンドに走ったが、返球アウト。★★☆☆?

●9月1日より、全国ロードショー 



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6月12日(月)13-00 溜池<オズワルド試写室>

M-067『パイレーツ・オブ・カリビアン*最後の海賊』"Pirates of The Caribbean = Dead Men Tells No Tales " (2017) Disney Entertainment / Jerry Bruckheimer

製作・ジェリー・ブラッカイマー 監督・ヨアヒム・ローニング、+エスペン・サンドベリ 主演・ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム <129分・シネマスコープ>配給・ウォルト・ディズニー・ジャパン

忘れた頃にやってくるカリブ海のパイレーツものは、2003年にジョニー・デップ演じる<ジャック・スパロウ>の活躍する「呪われた海賊たち」で大ヒットしてからシリーズ化。

とにかく海賊映画というのは、わたしの青春時代にはエロール・フリンの「シー・ホーク」や「海賊ブラッド」などの痛快海洋活劇として、人気の西部劇に対抗するジャンルとなったのだ。

当時人気の大物名優グレゴリー・ペックや、バート・ランカスターなどの大スターたちも、海賊映画には登場して、とにかく海の剣劇映画としての独特の面白さがあり、多くの作品が公開されたものだ。 

しかし、どうしても海の上での対決剣劇映画なので、テーマとしての広がりはウェスターンほどの多様性がないのと、フェンシングの巧い俳優が少ないのか、50年代で消滅していた。

ジョニー・デップはフェンシングはできないのか、このシリーズでは剣劇シーンは少ないが、剽軽なジャック・スパロウの個性がいかにも<マンガチック>で若者たちに受けたのか・・・。

気がつけば、この「パイレーツ・オブ・カリビアン」も、ジョニーの人気で2、3年に一作のペースで、あのジェームズ・ボンドの007のように、突然、海から甦るのだ。

海洋ものには毎度のように<幽霊船>が登場するのだが、この新作では、あのアカデミー賞受賞の名優ハビエル・バルデムが死んだ筈の亡霊船長、顔を半分消滅したような形相で凄む。

007とは違って、このシリーズには過去の海賊同士の怨念が復讐のゴーストとなって現れるので、前作などの事件を忘れないでいるファンには面白いリベンジ・マッチとなるようだ。

たしかにわたしも過去のパイレーツ・オブ・カリビアンものは見ていたが、ジャック・スパロウの嘘八百なホラ話に騙されて、ついつい前の状況は忘れてしまっているので、この作品を語れない。

ラストでは、あのオーランド・ブルームや、キーラ・ナイトレイなど、このシリーズの花形たちも顔を見せるのだが、そのありがた味がワカラナイのだから、困ったものだ。

つまり、この<パイレーツ・オブ・・>は、その海賊や王女たちの過去の関係を知らないと、幽霊たちとの戦いの意味合いも理解しきれないうちに、また海の藻屑と消えて行くようで、残念。

ぜひ、この新作を見るまえに、シリーズの前作たちをレンタル・DVDショップに行って、復習してから見た方が面白いので、予習をお勧めする。

 

■ボテボテのサードゴロをトンネルして、レフト前。 ★★★+

●7月1日より、新宿ピカデリー他、全国ロードショー 



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☆野際陽子さん、ボン・ヌイ

 

実は、亡くなられた野際陽子さんとは、むかし2年間も毎日一緒に,テレビのお仕事したことがあった。

彼女がNHKを退社されてすぐ、63年頃の春だったか、TBSの毎朝11時から、「女性専科」という情報番組がスタートした。

女性向けの新しい情報をゲストと共に、毎朝提供するテレビの生放送で、そのスポンサーがわたしの入社したSHISEIDOだったのだ。

まだVTRの不完全な時代だったので、毎日のゲスト・インタビュや、CMも生でスタジオ製作していたので、わたしも日参。

朝の10時には、赤坂TBSの坂の上のスタジオ6階ロビーには、毎朝スタッフが集合して、番組司会の野際さんも毎朝早々に出勤していた。

わたしは銀座の会社にタイムカードを8時半には押してから、急ぎ赤坂に向かったが、いつも野際さんはもっと早くロビーにいらしたのだ。

よくスタッフが揃う迄、モーニング・コーヒーを一緒に飲んでは、映画やスポーツの雑談をするのが楽しみなのも、彼女はひとつ年上のお嬢様感覚。

アメリカよりはソルボンヌ感覚の彼女は、当然フランス映画派で、カザンの「草原の輝き」よりはゴダールの「女と男のいる舗道」が好きだ・・と豪語していた。

スタジオに「太陽がいっぱい」のPRで、アラン・ドロンが来たときも、ご自分のフランス語で対話していたが、あとで「わたしはベルモンドの方が好きなんだ」と笑っていた。

当時は、ジョージ・チャキリスや、チャールトン・ヘストンから、ジャズ歌手のヘレン・メリルもやってきて、わたしは大いに番組の製作を愉しんだのだった。

その番組制作の間には、スタッフで河口湖に一泊ドライブ旅行をしたこともあって、車中で、彼女は面白いことを言ってくれたのだ。

同じ立教大学出身の彼女は、長嶋茂雄選手にアプローチして、一度デイトしたが、なぜかフラレてしまった・・とグチっていた。

「・・・ねえ、細ちゃん、男と女の感性は、1センチぐらいの違いがあってね、そこは絶対にお互いに理解できない部分なのよ。ワカル・・?」

 

ま、まだ、わたしにはワカラナイような気がするけど、いずれそちら側に行ったら、また話しましょう。

コーヒーでも飲んで、天国の6階ロビーでまた会いましょう。 



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●6月8日(木)13-00 渋谷<映画美学校B-1試写室>

M-066『ふたりの旅路』" Magic KIMONO " (2017) DCP Krukfilms/ Loaded Films ラトビア・日本

監督・脚本・マーリス・マルティンソーンス 主演・桃井かおり、イッセー・尾形 <99分・シネマスコープ> 配給・エレファントハウス

<ラトビア>という国のことはまったく知らなかったが、漠然とはロシアの西の辺りにあって、ドイツの東のルーマニアとかの辺りだとは知っていた程度で、この映画で初めて知った。

というか、この作品は、そのラトビアと姉妹都市の神戸市が共同プロジェクトを組んでの合作なので、両方の都市のロケを活かした一種の観光映画とも見られた。

従って、そのラトビアの映画監督が日本との共同製作をしている関係なので、ほぼ大半をラトビアと神戸でのロケをしているので、まるでダブル観光ツアーのように、のんびり愉しめる。

おかしなストーリーで、そのラトビアで日本文化を紹介するイベントの一環として<ジャパンきものショー>が開催されることになり、桃井かおりの着付け未亡人は、そのリガという首都に赴く。

彼女は神戸の住人で、夫と娘と3人で暮らしていて、レストランを新設経営しようと準備していた矢先に、あの大地震で夫と娘と私財も失って、ひとりきりで生きて来たが・・・実はかなりの災害ボケ。

今回、招かれたラトビアのホテルや市街地では、はじめはご主人のイッセー尾形も同行していたが、どうも紋付羽織袴で歩くダンナは、どうやら<ゴースト>らしいことが、少しずつ判ってくる演出だ。

つまり、あの黒澤清監督の「岸辺の旅」のラトビア版、という次第で、「ゴースト」のように、古くはレックス・ハリソンの「幽霊と未亡人」と同様な設定のファンタジーというワケ。

しかしどうも、桃井かおりが例によって、自己暗示をかけるようなスローな一人芝居を展開するので、後半はドラマにも間延びがしてしまって、テンションも切れ切れになってしまう。

おまけにイッセー尾形の演技も、まったくジコチューなブツブツの独り言芝居なので、異郷地で方向オンチになったようなドラマも、桃井かおりの演技との絡みがルーズで、後半はダレてしまう。

ラトビアという国は、いかにも東ヨーロッパの小国、という佇まいが旅愁を誘うのだが、このゴーストとの旅先の夫婦ドラマがダラダラと曇調なので、さすがにダレてしまった。

おそらく、監督も日本の俳優の長めの芝居には<カット!>も出せずに長まわししてしまったのか、いかにも凡長なゴースト・ストーリーになってしまった。

 

■ショート横のレフトへのゴロだが、セカンド手前で失速、アウト。 ★★★

●6月24日より、渋谷ユーロスペース他でロードショー 



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6月8日(木)10-00 渋谷<映画美学校B-1試写室>

M-065『きっと、いい日が待っている』" Der Kommer en Dag ( The Day will Come )" <2016> Zentropa Entertainment 3 ApS, SwedenAB.

監督・イェスパ・W・ネルソン 脚本・ソーレン・スヴァイストロブ 主演・ラース・ミケルセン <119分>シネマスコープ 配給・彩プロ

最近はノルウェイの監督が「パイレーツ・・」を撮ったり、デンマークの監督がヒトラーを撮ったり、スウェーデンの監督がウェスターンを撮ったり・・と、北欧映画界が熱い。

それだけハリウッドのスタジオがテレビ化していて、スペインやメキシコの監督たちが、メジャーな作品でワールドワイドで活躍しているのが目立つが、これもデンマークが生んだ傑作だ。

1967年というから、それほど昔の話ではないし、「20センチュリー・ウーマン」という作品も公開されている、その同じ頃の、これはコペンハーゲンの非常に悲惨な実話。

ちょうどアポロ計画で、アメリカはロケットにより月面着陸に成功していた時に、このゴズハウンという郊外にあった少年養育施設では、まるで戦時のナチスが行っていた虐待行為が起きていた。

13歳の兄と、10歳の弟は不幸な家庭の事情から、その郊外の少年擁護施設に入れられて、養育されつつ教育も受けていたが、実態は「ある決闘・セントへレナの掟」の狂気の宗教団体みたい。

その狂信的なスパルタ虐待教育に,多くの少年たちは体力的に衰弱したり、貧しい食事や強制教育に反抗行為をとるものは監禁され、虐待されていたが、13歳の兄は重体で入院させられるほどの実状。

ほとんどは外界からは遮断されている地理的な環境で、夜は集会場のようなところのベッドに100人ほども、少年たちは一斉に消灯されて寝かされていて、まさに囚人のような現実なのだ。

兄の容態が危機的なので、10歳の弟は、ついに我慢していれずに脱出を敢行するのだが、厳重な警備のために所内の木に追いつめられて、とうとう少年は高い木に登り、飛び降りる、という行動をとる。

ただでさえ自殺行為に似た、高所からの飛び降り行為という決断なのだが、少年はテレビ中継で見ていた月面着陸のアームストロング船長のように、宇宙服を着ての飛行を試みたのだった。

この発想と、貧しい扮装の宇宙服が、まるで学芸会のような、いや、それ以下の子供の発想なのだが、このシーンで少年が訴えようとした現実の悲惨が、おおお、久しぶりの感動を呼ぶのだ。

昨年のデンマークでの映画アカデミー賞で、この感動で、作品賞、オリジナル脚本賞、美術、衣装、弟役には助演男優賞など、最多の6部門で受賞したのは、当然の快挙だと、心から拍手した。

この邦題は、どうも少女ロマンティック・コミックのようで困ったものだが、テーマと作品の質感は立派なもので、つい40年ほど前に起こった実話だというところが、恐ろしい。

 

■ボテボテのショートゴロだったが、右中間にころがっての俊足3塁打。 ★★★☆☆☆

●8月、恵比寿ガーデンシネマ他でロードショー 



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6月5日(月)13-00 神谷町<ワーナー・ブラザース映画第2試写室>

M-064『ジーサンズ*はじめての強盗』" Going in Style " (2017) Warner Brothers / New Line Cinema / Village Road Pictures

監督・ザック・ブラフ 主演・モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン <96分・シネマスコープ> 配給・ワーナー・ブラザース映画

リタイアした高齢者友人3人が、不当な年金カットと生活苦から、銀行ギャングをするという話は、前にもあったが、この邦題を<ジーサンズ>にしたのは、エラい。

せっかくの原題を下手でヤボな邦題にするという例はヤマほどあるが、この<ジーサンズ>というのは、いかにもユーモアもあって、われわれ日本人にはいい味の邦題。

ま、「マダムと泥棒」や「現金に手を出すな」のように、高齢者による犯罪映画の傑作は多いが、とかく悲哀を伴うテーマなので、そこはユーモアの味つけが決め手になる。

このアカデミー助演男優賞受賞の3人の名優を揃えたというキャスティングが、とにかく嬉しいのだが、とくにマイケル・ケインは、若い時には、あの007の役の最終候補だった。

モーガン・フリーマンは「ショーシャンクの空に」でも悪事で獄中の男だったし、もうひとりのジーサンのアラン・アーキンも「ポイント・ブランク」などでクセものを演じた。

この老優3人を組ませたことで、もう充分に面白いクライム・ムービーなのだが、そこは後期高齢者ギャングなので、ドジは踏むし、ピストルは落とすし、息切れでオタオタした足取り。

という自分だって、あまり笑っていられない3老人のギャングなのだが、映画はコメディなので、FBI捜査官のマット・デイロンも先輩たちには敬意を表し、警察側の連中もボケなのだ。

面白いのは、覆面で銀行に押し入るのだが、その時に被っていたマスクが、マイケルがフランク・シナトラ、モーガンがサミー・デイビス・Jr、アランがディーン・マーティン。

つまり、同じワーナー・ブラザースの60年代の傑作「オーシャンと11人の仲間」のパロディ・キャスティングが、ここでは仮装ギャングとして銀行を襲う、という映画ギャグ。

襲撃された銀行に居合わせた少女が、マスクの男たちを見て・・・「シナトラ???」という辺りが、いかにも時差があって、<ジイサンズ>のギャグの古さが侘しくなる。

あの傑作は「オーシャンズ・11」のジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンのトリオで3作ほどシリーズリメイクされたのは、つい最近だったが。

たしかに、もういまやシナトラの名前すら化石化してしまっているのだから、このギャグに笑えるのにも、年期が要るのだ。ザマア見ろ。

 

■渋いサード・オーバーのヒットがファールラインを転々でツーベース。 ★★★☆+

●6月24日より、新宿ピカデリーなどでロードショー 



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5月のニコタマ・サンセット傑作座<自宅>上映ベストテン

 

*1・『悪人と美女』52(監督・ヴィンセント・ミネリ)カーク・ダグラス VHS ★★★★☆☆

   辣腕プロデューサーから次作の製作協力を依頼された監督、女優、脚本家の3人は、それぞれに苦い過去を体験しながらも、映画の魅力にハマって行くオムニバス秀作。

 

*2・『フォローイング』99(監督・クリストファー・ノーラン)イヴァン・コーネル VHS ★★★★☆

   次作のアイデアの為に、見知らぬ男を追跡していた若い小説家は、その男の不思議な行動に興味を持つうちに、犯罪の罠に堕ちて行くという異色のダーク・ノワール。

 

*3・『グランド・フィナーレ』15(監督・パオロ・ソレンティーノ)マイケル・ケイン DVD ★★★★

   スイスの山荘でリタイアを決めた老音楽家は、親友の映画監督が自殺したショックから再起を決意し、イギリス王室からの復帰コンサートの指揮を引き受ける感動作。

 

*4・『五本の指』52(監督・ジョセフ・L・マンキウィッツ)ジェームズ・メイスン VHS ★★★★

   中南米の小国にあるイギリス大使館員は、連合軍の戦略情報を秘かに戦時下のドイツに売り込み、報酬の大金を得てCア亡命をしたが、その報酬は偽札だったというオチ。

 

*5・『レールズ・アンド・タイズ』07(監督・アリソン・イーストウッド)ケヴィン・ベイコン DVD ★★★☆☆☆

   妻の重病で心を閉ざしていた列車運転手のケヴィンは、飛び込み自殺した男の小さな息子の面倒を看るうちに、少しずつ心を開いて行くクリントの長女によるさすがの感動作。 

 

*6・『新幹線大爆破』75(監督・佐藤純彌)高倉 健 DVD

*7・『楽園に帰る』53(監督・マーク・ロブスン)ゲイリー・クーパー DVD

*8・『失踪』93(監督・ジョージ・スルイザー)ジェフ・ブリッジス DVD

*9・『スパイダー』01(監督・リー・タマホリ)モーガン・フリーマン DVD

*10『夫は偽物』51(監督・ウオルター・ラング)ダニー・ケイ DVD

 

*その他に見た傑作は

●ジャック・レモン監督『コッチおじさん』ウォルター・マソウ・DVD

●イヴ・ポワッセ監督『遅れて来た死神』リノ・ヴァンチュラ・DVD

●ドン・シーゲル監督『ドラブル』マイケル・ケイン DVD

●ディック・パウエル監督『非常線』スティーブン・マクナリー VHS・・・・といったところでした。 



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5月に見た試写ベスト-3

 

*1・『しあわせな人生の選択』監督・セスク・ゲイ 主演・リカルド・ダン ★★★★

    中年で末期がんになったスペイン男は、遠いカナダに住む親友を呼んで、最期の別れに、自分の老いた愛犬の世話を頼むという、とんでもない感動。

 

*2・『歓びのトスカーナ』監督・パオロ・ヴィルズイ 主演・ヴァレリア・ブルーニ ★★★☆☆☆

    ミラノ郊外にある精神傷害者ハウスを飛び出した二人の中年女性は、ヒッチハイクの途上で、自分の生きる道を見つけて行く<テルマ&ルイーズ>別エピソード。

 

*3・『おとなの恋の測り方』監督・ローラン・ティラール 主演・ジャン・ディジャルダン ★★★☆☆

    150センチもない建築技師は20センチ以上も長身の美女を、見事な機智と実行力で口説き落として行く、このコンプレックスを逆利用する男の勇気と色気。

 

*その他に見た試写では・・・

『ローラ』ジャック・ドミ作品

『世界にひとつの金メダル』クリスチャン・デュゲイ監督

『怪物はささやく』監督・J・A・バヨナ監督

『スプリット』監督・M・ナイト・シャマラン監督

『キング・アーサー』監督・ガイ・リッチー監督・・・などが面白かった。デス。 



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5月28日(日)9-10A・M 二子玉川<109シネマズ・スクリーン>

M-63『IMAX SCREEN/3D・美女と野獣』"Beauty and the Beast" (2016) Walt Disney Studio Productions

監督・ビル・コンドン 主演・エマ・ワトソン、ケヴィン・クライン <130分・アイマックス・3D> 配給・ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

なぜか公開前早々に、15分位の<PR用フッテージ・フィルム>を見てしまい、本編を見た気になってしまい、いつも超満員の試写室には気後れしてしまい、そのうちに公開となった話題作。 

「もう、いまさら・・」と思いつつも、やはり<3Dのアイマックス>を、家から徒歩5分のシネコンでやっているとなると、一応気になって、早朝9時の回に駆けつけたら席があった。

もう、この作品については語ることもなく、非常にディズニー・カラーに彩られた作品は、実写映像とはいえ、ほとんどのシーンはCG加工されたアニメイテッド・スペクタクル・ショウ。

実写版とはいっても、全シーンがアニメCG合成されて、ノーマル映像のカットはほとんどないが、意外や大掛かりなミュージカル・シーンが多くて、昔の音楽ファンには懐かしい気分。

とはいえ、数年前にもリフレッシュ画像でリバイバルされたアニメーションの、そのまま実写映像のロング・ヴァージョンなので、やたらと3Dでものが飛び出して来る延長版に驚きは少ない。

しかし、そこはディズニー・ブランドのサービス満点なご家族向けのドラマ作りはさすがで、最新のアニメ・プロセスによる、ワキ役陣のキャラクターの個性には、人間たちの魅力もかすむようだ。

決して皮肉で貶しているのではなくて、これはこれで非常によくできた<ディズニー・ブランド>の大作であることに変わりなく、ビル・コンドン監督のサービス精神はご立派なものだ。

見慣れたシーンとストーリーを3Dの大アイマックス・スクリーンで見ていると、もう映画を見ているというよりは、居ながらにして、ディズニー・ワールドのアトラクションのような気分に浸れる。

で、このストーリーって、どうも臭いなー・・と思いつつ、エマが単身で古城の野獣王子に会いに行くあたりから・・これは<引きこもり男>の救済にいくメンタル・アナリストの治療話に思えて来た。

というのも、魔女の魔法で野獣にさせられた美男の王子というのは、野獣の外見は洗能加工であって、そのことで勝手に<引きこもり状態>になってしまい、バラの花ビラで自己暗示に落ち込んでいる。

その精神病状を危惧したエマは、あの<ハリー・ポッター>の経験から、この危険とも見えるメンタル状態の王子のディスプレス・マインドを、多くの取り巻きキャラクター達を使って、快方に向かわせる・・作戦。

だから、ラストの魔女の束縛から解放されて、もとの美男な王子に戻れたのは、これはエマの献身的なメンタルセラピーの結果なのだ・・・と、あの大仰なラストシーンで思ってしまったのだ。

ただのロマンティックな少女趣味のおとぎ話として見るよりは、ま、年寄りには、このようにヒネた見方のほうが、より面白く、納得できるのだが、ああ、ケヴィン・クラインもジイさんになったな・・・。

 

■大きなセンターフライを、野手がポロリのツーベース。 ★★★☆☆

●全国で公開中 



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