聴覚障害を偽装した障害年金詐取事件で、逮捕された札幌市の耳鼻科医前田幸☆(よしあき)容疑者(74)らが実際は耳が聞こえる患者を重度の障害があるとする虚偽診断を始めたのは、1996年ごろだった疑いが強いことが29日、捜査関係者への取材で分かった。道警は前田容疑者らが逮捕容疑となった患者のほかに数十人分の障害年金不正受給に関与したとして、拘置期限の7月1日にも、詐欺などの疑いで再逮捕する方針。
道警などによると、患者の障害年金の申請を代行していた札幌市内の社会保険労務士香田清容疑者(67)は調べに対し、「前田容疑者に最初に患者を紹介したのは1996年ごろだった」と供述、このころから虚偽の診断が始まったことを認めているという。
前田容疑者の診断をもとに聴覚障害の障害者手帳を取得し、返還した道内の約860人のうち、7割が2001~04年度に診断を受けた患者とされる。道警は前田容疑者らが96年ごろから虚偽の診断を始めたが、香田容疑者が道内各地の仲介役を通して患者を集めるうちに、不正を拡大させていったとみて調べている。
道警は6月中旬、前田、香田両容疑者らが02~06年に虚偽の診断をし、患者12人分の障害年金約4700万円を不正受給したとして、詐欺容疑などで逮捕していた。道警は、不正の裏付けが取れた患者数十人分の不正受給についても、前田、香田両容疑者らを再逮捕する方針。
前田容疑者は容疑を否認している。
道警などによると、患者の障害年金の申請を代行していた札幌市内の社会保険労務士香田清容疑者(67)は調べに対し、「前田容疑者に最初に患者を紹介したのは1996年ごろだった」と供述、このころから虚偽の診断が始まったことを認めているという。
前田容疑者の診断をもとに聴覚障害の障害者手帳を取得し、返還した道内の約860人のうち、7割が2001~04年度に診断を受けた患者とされる。道警は前田容疑者らが96年ごろから虚偽の診断を始めたが、香田容疑者が道内各地の仲介役を通して患者を集めるうちに、不正を拡大させていったとみて調べている。
道警は6月中旬、前田、香田両容疑者らが02~06年に虚偽の診断をし、患者12人分の障害年金約4700万円を不正受給したとして、詐欺容疑などで逮捕していた。道警は、不正の裏付けが取れた患者数十人分の不正受給についても、前田、香田両容疑者らを再逮捕する方針。
前田容疑者は容疑を否認している。
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