ゴエモンのつぶやき

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自作の詩でカレンダー制作 重度身障者の大西さん

2016年10月22日 03時01分48秒 | 障害者の自立

 障害者の地域共生を目指すグループ「おむすびの会」代表で重度身体障害者の大西多美子さん(54)=小松島市中郷町豊ノ本=が、自作の詩を収録した日めくりカレンダー「たーちゃんのいちにちひとこと」を制作した。生きる喜びや苦しみ、身近な人への感謝などをつづり、前向きな姿勢が読む人を勇気づける内容になっている。

 カレンダーは縦20センチ、横18センチ。1カ月分めくれるよう1日から31日まで31枚あり、過去5年間に創作した31編を掲載している。大西さんの詩を、友人で書家の松下由美さん=松茂町=が書き、イラストレーターの石原杏奈さん=阿南市桑野町=が挿絵を描いている。

 「いじめられてつらいなら 学校なんかいかなくていい…(中略)一つしかない君の命 輝かそうよもったいないよ」は、いじめのため自殺した子どものニュースを知り、命の大切さとその可能性を訴えた作品。脳性まひの影響で全身に激痛が走った日には「夜中の痛みに 付き合ってくれる 母に脱帽」と母住栄さん(78)に対する感謝をつづっている。

 脳性まひがある大西さんは小学生時代から詩を書き続けていて、2013年に初の詩集「たーちゃんのひとりごと」を出版。読者からは「もっと読みたい」と反響があり、毎日目にするカレンダーにして楽しんでもらうことにした。

 大西さんは「たくさんの人に共感してもらえたらうれしい」と話している。

 22日午後7時から、徳島市の沖洲マリンターミナルで行うおむすびの会例会で、カレンダー完成記念パーティーを開く。

 1部980円(税込み)で500部制作。同市中田町の手作り雑貨店「夢こばこ」などで取り扱っている。

問い合わせは大西住栄さん<電090(2789)8807>。

【写真説明】自作の詩を収録した日めくりカレンダーを制作した大西さん=阿南市那賀川町八幡の「がんばれる作業所」
徳島新聞

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