相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件から1年となる26日、全国の障害者団体が横浜市で集会を開き、障害で分け隔てずにともに生きる社会の実現を訴えました。
神奈川県の障害者団体が全国に呼びかけて開かれた集会には、およそ300人が集まりました。
集会では、筋力が徐々に衰える難病がある見形信子さんが、亡くなった19人のために作った歌「19の軌跡(きせき)」を歌い、「僕らの軌跡(あしあと)消さないで、19の強さみつめてよ」と参加者と合唱しました。
そして脳性まひの岩切玄太さんが「私は、健常者と同じ学校に通ったことで出会いを広げた。生きたいように生きられる社会であるべきだ」とみずからの経験を語りました。
また統合失調症がある尾山篤史さんは「精神障害者が、自宅から出ずに暮らさなくてはならないようでは、地域の住民とは言えない」と話しました。
そのうえで、障害で分け隔てずにともに生きる社会の実現を訴えるアピール文を採択しました。
参加した脳性まひの男性は「事件のことを忘れないとともに日常生活の中に障害者がいることが当然という社会になってほしい」と話していました。
7月26日 NHK
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