ゴエモンのつぶやき

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障害者野球「逃げない心」で…世界大会 11月神戸、西原主将活躍誓う

2010年09月29日 00時49分33秒 | 障害者の自立
 第2回世界身体障害者野球日本大会が11月、神戸市で開催される。日本代表の主将は兵庫県職員、西原賢勇選手(33)。挫折から立ち直るきっかけとなった障害者野球の最高峰の舞台で、「希望を与えるプレーを見せたい」と張り切っている。

・ 西原選手は兵庫県宝塚市出身。小学校で野球、中学と高校ではバスケットボールに打ち込んだ。しかし、自動車整備士を目指していた高校3年の夏、帰宅中のバイク事故で左腕の神経を損傷。肩やひじを動かすことができなくなり、整備士になる道も絶たれた。障害を隠す日々が続いたが、そんな「逃げの心」を変えたのが、野球だった。

 県職員に採用された1998年、足に障害を持つ同僚から障害者野球チーム「神戸コスモス」に誘われた。「動き方で(障害があると)わかる。野球をやらないか」。乗り気になれないまま向かったグラウンドが、その日から「自分の居場所」になった。

 笑顔で障害のことを話し、認め合うチームメートの姿が、ふさぎ込んでいた気持ちを吹き飛ばした。プレーにも魅せられた。右手にはめたグラブでつかんだボールを少し上に投げ、その間にグラブを外し、すぐに鋭い送球。「できないと思うことも、信じて努力すればできると教わった」と話す。

 世界大会にかける思いは人一倍強い。日本が優勝した2006年の前回大会は左翼手で出場したが、3試合無安打。今回は、昨年、大動脈乖離(かいり)を患い、下半身がまひした母政江さん(59)も病院から応援に駆けつける。「障害があってもこれだけやれると、母や、障害で悩む子どもたちに見せたい」と活躍を誓う。

 大会は11月6、7日にスカイマークスタジアムで開催され、日本、米国、韓国、台湾、ベネズエラが参加する。


(2010年9月28日 読売新聞)


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