ゴエモンのつぶやき

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県東部の聴覚障害施設開設へ

2013年10月20日 01時17分07秒 | 障害者の自立
 広島県東部の聴覚障害者たちでつくるNPO法人が、耳の不自由なお年寄りを対象にしたデイサービスセンターを福山市に開く準備を進めている。一般的なデイサービスでは他の利用者と交流できず孤立するケースが目立つためという。介護保険制度に基づく聴覚障害者向けのセンター開設は中国地方で初めて。

 来年度中に開く予定。今夏、市内のJR松永駅近くのマンション1室56平方メートルを借りた。介護保険法の定員8人の基準に合わせた広さで台所や風呂、相談スペースがある。

 手話ができる管理責任者、生活相談員、介護職員の3人が常勤。聴覚障害者と健聴者の計5人が非常勤のヘルパーとして働く計画だ。希望があれば健聴者も利用できる。

 運営を担うのは、県東部の障害者と家族、手話サークルメンバーたちが5月に設立したNPO法人びんご聴覚障害者福祉協会(福山市)。利用者のニーズ把握や運営体制づくりを進めるため、認可に先駆けて11月1日、交流の場「すまいる・びんご」を開く。

 レクリエーションのほか、看護師による機能訓練(月2回)を実施。ヘルパー資格を持つ障害者が入浴や食事を介助する。1日の利用料は千円。

 開設の背景には、耳に障害のある高齢者から「地元のデイサービスになじめず、行くのをやめた」「日中の行き場がない」などの意見が出たことがある。準備資金には、会員75人の年会費(2千円)と賛同者の出資金930万円を充てる。

 和泉正人理事(60)は「将来は障害のある若者の雇用の場としても発展させたい」と話している。同法人=電話084(939)6780<ファクス兼用>。


【写真説明】デイサービス開設に向け準備を進めるNPO法人びんご聴覚障害者福祉協会のメンバー

中国新聞-'13/10/19


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