ゴエモンのつぶやき

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生活排水浄化へ 三田のNPOがマイエンザ販売

2012年07月28日 01時03分05秒 | 障害者の自立
 農作業を通じて障害者の就労支援に取り組む、兵庫県三田市下井沢のNPO法人「WELnet(ウェルネット)さんだ」が、環境浄化微生物資材「マイエンザ」を、8月から販売する。同市貴志の農園で働く障害者らが製造。身近な食品が原料で、生活排水の浄化や消臭に効果があることから各地で普及しつつあるといい、小杉崇浩代表理事(35)は「三田でも利用を広め、環境保護に役立てたい」と話す。

 同法人は2002年に設立。09年以降、市内の農地を借りて、障害者が有機野菜の栽培出荷などを通じて職業訓練を積む「チャレンジファーム事業」を展開する。

 「マイエンザ」は、納豆、ヨーグルト、ドライイースト、砂糖、水を混ぜて発酵培養させた液体で、元愛媛県産業技術研究所長の曽我部義明さんが開発した。台所やトイレで使えば、乳酸菌が汚れやアンモニアを分解し除去。酵母菌や納豆菌とともに河川や排水路の微生物を活性化させ、水質浄化も期待できるという。

 小杉さんは昨秋、愛媛、高知県で、同様の取り組みをしているNPOや知的障害者授産施設を視察。今年4月、貴志の農園に必要な設備を整え、試験製造を始めた。培養容器の温度を42度に保ち、24時間発酵させれば完成。ペットボトルに入れて販売する。

 小杉さんは「作りやすく、農業の閑散期に安定した仕事を提供できる。今後、農作物の成長促進や堆肥作りにも活用したい」と話した。

 500ミリリットル315円、2リットル1050円。同法人TEL079・567・5104


8月から販売する環境浄化微生物資材「マイエンザ」をPRする小杉さん=三田市貴志

【神戸新聞】(2012/07/27 09:15)


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