イタリアで行われている障害者スキー、アルペンの世界選手権の男子スーパー複合で28日、座って滑るクラスで森井大輝選手が2位、鈴木猛史選手が3位に入りました。
イタリアで行われている障害者スキー、アルペンの世界選手権は28日、スーパー大回転と回転で争うスーパー複合が行われました。
男子の座って滑るクラスでは、森井選手が前半のスーパー大回転で5位、後半の回転でも5位と安定した滑りを見せ、障害の程度に応じた係数をかけた最終的なタイムで2本合わせて1分52秒29をマークし、2位に入りました。
森井選手は、高校2年生の時のオートバイの事故で下半身が不自由になりながらもチェアスキーに取り組み、これまでパラリンピックでは4つのメダルを獲得しています。
一方、小学2年生のときの交通事故で両足を失った鈴木選手は、最終的なタイムで森井選手と0秒41差の1分52秒70となり、3位に入りました。
また、健常者の時にモーグルで着地を失敗して下半身にまひが残る夏目堅司選手は11位でした。
このほかのスーパー複合の女子の座って滑るクラスでは、病気の影響で足が不自由になった村岡桃佳選手が4位、男子の立って滑るクラスでは、トラックとの交通事故で片足を失った三澤拓選手が5位でした。
1月29日 NHK