ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

世界一の「耳」 ゴールボール メダリストと体験 暗闇、感覚研ぎ澄ます 

2012年10月19日 02時02分49秒 | 障害者の自立
しびれた 世界一の「耳」 ゴールボール メダリストと体験 暗闇、感覚研ぎ澄ます 頭脳戦も…終われば汗だく

 ロンドン・パラリンピックで日本女子が金メダルを獲得し、一躍注目を浴びた「ゴールボール」。アイシェードと呼ばれる目隠しを着け、音だけを頼りに戦うスポーツだ。10月上旬、福岡市であった体験会で金メダリストの小宮正江(37)=福岡市西区、浦田理恵(35)=同中央区、安達阿記子(あきこ)(29)=福岡県八女市=の3選手から指導を受ける機会を得た。世界を制した技の一端に触れ、その面白さと奥深さに驚いた。

 これが世界を制した「耳」なのか。

 浦田選手の指導を受け、アイシェードを着けずに約18メートル先の無人のゴールに向けてシュート練習をしたときだ。1・25キロあるボールはずっしりと重く、コントロールが難しい。運良くゴールに入った瞬間、「うわぁ、入りましたね」と声を掛けてくれた。浦田選手は弱視で見えていないはず…。

 「音を“見て”いるんです」。一緒に指導してくれた工藤力也選手(31)がこう教えてくれた。「彼女のサーチ力(ボールの位置を察知する力)は世界一ですよ」

 約40人が集まり、がやがやした体育館内で、浦田選手は私の投げたボールの音から、スピードは遅く、真っすぐ転がっていることを聞き取ったという。「ボールがどう転がっていくか、目の前に絵を描くことができるんですよ」と浦田選手。一流選手の想像を超えた能力にしびれた。

   ☆   ☆

 次に体験したのは守備。「寝転がっている」なんて言う人もいるかもしれないが、とんでもない。

 ゴール幅は9メートルと広く、高さは1・3メートルと低めなので、座ったような状態から体を横向きに倒してシュートを阻止する。「腕、脚、おなか、全身に力を入れて」。基本姿勢の練習で、小宮選手がアドバイスをくれた。体の隅々に力を入れないと、止められない。

 試合と同じようにアイシェードを着け、相手シュートを止めるのに挑戦。目隠しをすると、想像以上に真っ暗な世界。慣れていないせいか、周りの音も聞こえにくい。

 鈴の音がしたと思う方向に、片っ端から体を倒してみるが、ボールに触れても止められたかどうか分からない。安達選手から「やったね」と言われ、自分が止めたんだ、と理解できた。

 見本を見せてくれた3人の金メダリストたちは、体験会でボールをほとんど止めていた。小宮選手は「位置だけではなく、相手が疲れていることも音から分かります。疲れている相手には集中攻撃をするんですよ」。シュートを投げ返す数秒の間に、弱点を見つけていたのだ。

   ☆   ☆

 あっという間の1時間半。体験会が終わると、汗びっしょり。全身の筋肉が硬直したようで、特に太ももはパンパンに張った。それでも、視覚以外の全ての感覚を研ぎ澄まし、勝つために頭脳戦を展開していることに興味が湧いた。

 福岡県は競技熱が盛んで、競技人口は約50人。視覚障害のある人とない人が競い合う大会もあるという。「筋はいいですよ」。関係者にそう声を掛けられた私は、筋肉痛の中でその気になっている。 

ゴールボール

 アイシェードと呼ばれる目隠しを着けた2チーム(各3人)が、サッカーのように相手ゴールを狙う視覚障害者のスポーツ。コート(縦18メートル、横9メートル)の両サイドいっぱいにゴールがあり、交互に鈴入りのボールを手で転がしてシュートをする。守備側は鈴の音を頼りにシュートを防ぎ、ボールに触れて10秒以内にシュートしないと反則。2000年シドニー・パラリンピックで公式競技となり、日本女子は初出場の04年アテネ大会で銅メダルを、今夏のロンドン大会で金メダルを獲得した。体験会の問い合わせはシーズアスリート=cs-athlete@ahc-net.co.jp。


西日本新聞-(2012年10月18日掲載)

ノンステップバス、県内導入進まず 11年度13.8%

2012年10月19日 01時54分36秒 | 障害者の自立
県内の乗り合いバスのうち高齢者や障害者の乗り降りに配慮した「ノンステップバス」の導入率は13・8%で、全国平均の29・9%を大きく下回っていることが、17日までの国土交通省のまとめで分かった。県内に張り巡らされた路線に対応するためバスの保有台数が千台を超える中で、乗車率の低迷が経営を圧迫していることなどが、導入遅れの背景にあるという。県などは、導入時に国や県の補助が受けられることから、各社に活用を促し、バリアフリー化を推進したい考え。

■経営の負担に

国交省によると、2011年度末現在、県内のノンステップバスは総車両数1009台のうち139台。隣県の栃木(導入率22・4%)や千葉(同33・7%)を含めた関東運輸局管内8都県で最も低くなっている。

県内は居住地が広範で路線数が多く、このためバスの保有台数も多いのが現状。一方で路線全体でみると乗車率は低迷しており、新たな車両導入の遅れにつながっているという。県は「路線数や所有車両の多さが、結果として経営の負担になり、新車両導入を阻む要因になっているようだ」と分析する。

■購入費補助も

ノンステップバスの購入費は、通常の車両に比べて数百万円も割高という。国と県、市町村が通常の新車との差額を補助する制度を設けている。国交省は「地域のバス会社の経営体力にも影響している。車両購入の補助金活用などを促したい」とする。

茨城交通(水戸市)は03年以降、年間1、2台のペースでノンステップバスを新たに導入。現在は乗り合いバス273台のうち16台に増えた。また、乗降口の段差を1段にした「ワンステップバス」も17台導入し、車椅子利用者や高齢者の乗客が多い路線で重点的に運行している。

同社は「できるだけお客様の要望に沿う時間帯に運行していきたい。気軽に問い合わせてほしい」と話し、今後もさらに車両を増やしていく方針という。

県バス協会は、ノンステップバスの導入が始まった03年ごろと比較し「近年は中古車両も市場に出始めた。県内事業者の導入はこれからさらに進むのではないか」とみている。

ノンステップバスは、地面から車両の床までの高さが30センチ以下のバス。国交省は11年度末の全国約1万7700台から、20年度までに3万5千台に増やす目標を掲げている。


【写真説明】ノンステップバスの中古車が市場に出回るようになり導入増加に期待が懸かる=水戸市袴塚

茨城新聞-2012年10月18日(木)

コースター酒と一緒に さをり織り 筑西の施設手作り

2012年10月19日 01時49分29秒 | 障害者の自立
 筑西市の障害者支援施設「ピアしらとり」の入所者が作った「さをり織り」のコースターが、地元酒蔵の日本酒とセットで今月から販売されている。売上金の一部は施設に還元され、障害者たちの自立を支援する。

 さをり織りは、これまでの手織りの概念にとらわれず、自由に織れるのが特徴で素材も麻、綿、ウールなど幅広い。コースター作りに取り組むのは、さをり縫製班の二十五人。コースターには、障害者たちの思いが記されたメッセージも添えられている。

 協力したのは「来福酒造」(筑西市)と「武勇」(結城市)。今回、地元産酒米を使った特別純米酒の「来福」(七百二十ミリリットル、千六百八十円)と「武勇」(七百二十ミリリットル、二千百円)をそれぞれ新たに製造した。ともにビンの上部にコースターを付けて地元酒店などで販売している。

 ピアしらとりでは百二十人の知的障害者が入所し、農業、園芸、食品などの作業班をつくり、社会的な自立を目指し、活動している。さをり縫製班では、バッグやペンケースなどを手掛け、バザーなどに出品しているが販路拡大が大きな課題となっていた。

 ピアしらとりの渡辺和成施設長は「コースターはどれも個性のある作品ばかり。活動が広がってくれれば」と期待する。


コースターの仕上げ作業=結城市で

東京新聞-2012年10月18日

白い杖を日本刀と見間違い、警官がテーザー銃で障害者撃つ 英国

2012年10月19日 01時47分39秒 | 障害者の自立
【10月18日 AFP】英国で、視覚障害者の男性が持つ白い杖(つえ)を「サムライの刀」と見間違えた警察官が、スタンガンの一種「テーザー銃」で男性を撃つ事件が起きた。イングランド北西部ランカシャー(Lancashire)州警察が17日、明らかにした。

 警察発表によれば前週12日、同州チョーリー(Chorley)で、刀を持った男が町中をうろついているとの複数の通報があった。急行した警官の1人が、杖を手にしたこの視覚障害者の男性を容疑者と思い込み、止まるよう命令。しかし男性が歩き続けたため、テーザー銃を撃ち電撃ショックを与えたという。

 間違いに気付いた警官は、あわてて被害者の男性を病院に運び込んだ。男性は一通りの検査を受けた後、退院したという。

 ランカシャー州警察のスチュアート・ウィリアムズ(Stuart Williams)警視正は、「トラウマになりかねない体験をさせてしまい、州警察一同、男性に対して非常に申し訳なく思っている」と述べた。警察はその後、町内で武器を所持していた疑いで別の男を逮捕したという。

(c)AFP

発達障害者の会合  互いの悩みを相談・共有

2012年10月19日 01時42分53秒 | 障害者の自立
 地域活動支援センター「いなほ」を運営している一般社団法人みのりの里は10月19日(金)、「横浜 発達障害をもつ人の明日を考える会」を開催する。無料。

 同施設は精神、知的、発達障害などを持った人々の通所型作業所。今回の会合は自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害を持つ人を対象として、お互いの就労や対人関係などの悩みや夢などについて話し合い、共有することを目的に開催される。興味関心のある人の参加も可能。

 同施設の小野義浩所長(=今号人物風土記)は「市内でこういった会合は意外と少ない。定期的に開催して、当事者の活動を応援したい」と話している。集合場所は「ギャラリーこうなん」(港南中央通14の11)。参加希望者は当日直接会場へ。午後4時30分から6時まで。詳細・問合は同施設【電話】045・374・4572。

タウンニュース-2012年10月18日号