ゴエモンのつぶやき

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愛媛銀、障害者の社会参加などに助成

2012年10月10日 01時37分34秒 | 障害者の自立
 愛媛県内の障害者による和太鼓演奏イベント「みんなでたたこうin愛媛2012」を支援しようと、愛媛銀行(松山市)は主催するNPO法人アトリエ素心居の河部宏子代表に20万円を助成した。

 同NPO法人は、障害者の優れた感性を支援しながら芸術活動を通して社会参加する機会などを提供している。イベントは28日午後1時に松山市総合福祉センターで開演され、障害者の和太鼓グループ「いってき」などが出演する。

 また同行は、8月に開催された第15回「俳句甲子園」全国大会で優勝した県立松山東高校俳句部に対しても10万円を助成した。

MSN産経ニュース-2012.10.9 02:05

府内障害者就労支援へ 機構が研究会立ち上げ

2012年10月10日 01時30分49秒 | 障害者の自立
 大阪府工賃向上計画支援事業を受託する一般社団法人エル・チャレンジ福祉事業振興機構が、今月から工賃向上研究会をスタートする。同機構が進める賃金向上プロジェクトの一環で、障害者らが働く就労継続支援B型事業所の工賃向上を目指し、各事業所の担当者と議論を深め、事業所間の交流と課題や情報の共有化を図る。


 治具(作業効率を上げる小道具やアイデア)と店舗経営(商品配列やPOP表示など)、販促(商品チラシの作成)の三つの研究会で、5~6回にわたって開く。

 これまでにも、ビジネスマナーや事業計画づくりなどのセミナーが開かれてきたが、いずれも単発で、参加した一部担当者への効果だけで具体的な成果の波及が小幅にとどまるのが実情だったが、今回の研究会では「実践的な成果を得られる形にしたい」と同機構の担当者は話す。

 このため、参加型の姿勢を重視し、参加者の創意工夫を促す形で進めることにしており、販促研究会ではパソコンの専門家やデザイナーを招いて商品チラシを作成するなど、実際に帰ってすぐに役に立つ具体的成果の習得を目指す。

 また、研究会を通じて他の事業所の担当者らと議論や交流を深めることで、研究会終了後も情報交換し合えるようなネットワークづくりも視野に入れる。

 さらに同機構では「研究会の成果を出席した担当者だけでなく各事業所で共有してもらえるように、マニュアル化するように工夫したい」と話している。

 大阪府では、就労継続支援B型事業所に従事する障害者の2011年度の月額平均工賃は9761円。07年から府が取り組んできた「工賃倍増5カ年計画」の成果もあり、06年度の7990円に比べて22・2%増加したが、11年度の調査で現状の工賃に「満足」とする意見は12・3%で、50・9%が「やや不満」26・7%が「大いに不満」と回答している。

 工賃向上プロジェクトでは、経営コンサルタントや技術指導者、企業OBの販路コーディネーターなどを派遣し経営力アップもサポートする。販路サポーターの新規企業開拓などで、年間約5千万円の販路を各事業所に供給する実績を挙げている。

 しかし、06年に府内の4千社を対象に実施した調査では、作業所の存在を知る企業はわずか12・6%にとどまるなど、一般企業などの作業所への理解や協力はまだまだ必要なのが現状。同機構の担当者は「もっと多くの企業にこうした事業所の存在と取り組みを知ってもらいたい」と話している。


2010年に開かれたセミナー。研究会ではさらに参加者の創意工夫を促し、実践的な成果を目指す

大阪日日新聞- 2012年10月9日

無料の抹茶 障害者が給仕

2012年10月10日 01時22分18秒 | 障害者の自立
●刈谷「おかみさん会」スタンプラリー

 刈谷市商店街連盟に所属する女性の有志9人でつくる「か・り・や おかみさん会」が、障害のある人たちとふれあう「秋の月見と店めぐり」と銘打ったスタンプラリーを催している。13日までに参加店のスタンプを集めると、14日の「月見の会」で抹茶を無料で味わうことができる。
 おかみさん会は2003年に発足。学童への声かけや「こども110番の家」の活動などに取り組んできた。
 月見の会では、同市南桜町の障害者支援ショップ「わっ」で活動する障害者らが接客を担当。おかみさん会が入れた抹茶を飲みながら、交流を深める。
 市の補助金「かりや夢ファンド」を活用した事業。参加者は、おかみさん会のメンバー9人が営む店などを訪れ、スタンプ5個を集めると、同市南桜町の交流施設「スペースアクア」で14日午後1~7時に開かれる月見の会に、ペアで参加できる。
 おかみさん会の沢田佳代子さんは「互いに理解を深める機会にしたい」と話し、150人の参加をめざしている。
 問い合わせは「あきんどぷら座」(0566・25・3015)。


障害者とのふれあいを楽しみにスタンプラリーのカードと地図を受け取る参加者=刈谷市池田町

朝日新聞-2012年10月09日

障害者理解広げる場に

2012年10月10日 01時13分56秒 | 障害者の自立
県車椅子バスケットボール協会理事長福永 幸男さん 49 (倉吉市)

 県車椅子バスケットボール協会理事長の福永幸男さんは、9月16日に開かれた「第24回鳥取さわやか車いす&湖山池マラソン大会」で実行委員を務めた。スポーツを通して福祉や障害への市民の理解を広げようと積極的に活動する思いを聞いた。

 ――車椅子スポーツを始めたきっかけは。

 「漁師をしていた26歳の頃、網に両足が絡まる事故で左脚を失いました。当時は車椅子だと人目が気になり、約3か月間外出しないこともありました。そんな中、友人からバスケットボールに誘われました。一緒に見学した息子の『かっこいい』というつぶやきが心に残り、『車椅子に乗っていても、自慢の父親になりたい』との思いで始めました。現在はマラソンはもちろん、水泳にも挑戦しています」

 ――スポーツを通して伝えたいことは。

 「私の原点は、試合で勝つことではなく、スポーツをする姿を見てもらえれば障害への理解を広げ得ることにあります。障害があっても誰だって可能性を秘めています。県民に障害について知ってもらい、障害者と健常者が互いに高め合う社会にしたい。福祉につながるのであれば、何でも挑戦するつもりです」

 ――マラソン大会について教えてください。

 「参加者は、車椅子に乗る人だけでなく、全ての障害がある方や健常者も参加できます。コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場(鳥取市)を発着点に、湖山池周辺のコースで沿道から多くの方の声援を受けると、とてもうれしいです。ロンドン・パラリンピック陸上男子に出場した広道純選手ら走りに自信のある人も集まり、会場は活気であふれていました」

 ――今年で24回目となったマラソン大会は、県内外から約670人が集まり、盛況でしたね。

 「大会当初は手動車椅子のみでしたが、多くの参加をと、18回からは電動車椅子、20回からは健常者の参加を認めるなど参加資格を広げています。特に電動車椅子は『性能が良い方が勝つ』との反対意見もありましたが、約3年間、『電動車椅子の参加者が出場すると本人の自信にもつながり、見る人にも感動を与える』と主張し続け、実現しました」

 ――今後の課題は。

 「マラソン大会は交通規制の必要があり、交通渋滞の苦情などから初回から何度もコースを変えています。毎年決まったコースを確立するには県民の理解が不可欠です。鳥取の恒例行事として県民に定着したイベントにしたいです」

<メモ>鳥取市出身。1994年から県車椅子バスケットボール協会の理事長を務める。バスケットボールのほか、米子市で開かれた、水泳とランニングを連続して競う大会「アクアスロン」にも選手兼アドバイザーとして参加。「障害を持つ人が、少しでも生きやすい環境をつくるのが私の役目です」と話す。



(2012年10月9日 読売新聞)

家庭や職場にも防止の“目”を 施行新法、関係者に期待感 障害者虐待の通報義務化

2012年10月10日 01時10分53秒 | 障害者の自立
 今月1日から施行された障害者虐待防止法は、虐待を発見したすべての人に通報を義務付けている。これまで、県が日常的に監督していたのは障害者施設のみで、今年4~9月までに確認できた4件の虐待もすべて障害者施設内で起きたものだった。同法施行により、今後は家庭や職場での虐待も把握できる可能性が出て来た。障害者福祉の専門家は「被害は現実として起きている」と指摘した。

 県障害福祉課によると、障害者が受けた虐待4件は、身体的と性的なものがそれぞれ1件、障害者の小遣いを着服するといった経済的虐待が2件だった。いずれも障害者施設内での職員によるものだという。昨年度で県が確認した障害者への虐待1件も、訪問ヘルパーが身体的虐待を加えたものだった。

 これら障害者施設に対しては、障害者自立支援法で県が監督、指導しており報告も日常的に入る。一方で家庭や職場に関しては県に監督、指導する権限はなく、法定の通報システムすらもなかった。同課は「家庭や会社内での虐待について、情報を受けて調査などしたケースは昨年から今年にかけてなかった」と話す。

 1日に施行された障害者虐待防止法に基づいて、南房総市白浜町の精神障害者施設で入所者女性に虐待があったとする通報が同市虐待防止センター経由ですでに県に寄せられている。同法では、虐待やその恐れのある状況を発見した人に通報を義務付けている。これは、近隣住民や障害者のいる職場関係者も含まれており、同課は「家庭内や会社内での虐待通報も入ってくるのではないか」と被害防止への期待感を込める。

47NEWS- 2012年10月09日 14:48