ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

長岡市議と盲導犬、最後も一緒に登壇

2011年03月06日 01時20分24秒 | 障害者の自立
 盲導犬をつれた全国初の議員で、4月に3期12年で勇退する藤田芳雄・長岡市議(62)が4日、盲導犬ウリエル(雄4歳)と共に最後の市議会一般質問に立ち、「活動を始めた頃、『このまちには障害者がいないのか』と言われたのを思い出す。障害者は動きにくいまちだった」と振り返った。

 点字ブロックや音響式信号の設置など、市の政策に影響を与えてきた藤田市議らしく、この日も点字やパソコン音声を利用しながら、JR長岡駅への転落防止の可動ホーム柵設置などを求めた。質問を終えた後、記者団に「さみしい気持ちはするが、肩の荷がおりた。12年は短いと言う人もいるが、自分なりに全力投球できた」と感慨深げに語った。


盲導犬ウリエルを連れ、最後の一般質問に臨んだ藤田市議


(2011年3月5日 読売新聞)

やまと人模様:地域活動支援センターぷろぼの施設長・米田英雄さん /奈良

2011年03月06日 01時15分33秒 | 障害者の自立
 ◇障害者に“実務経験”の場を--米田英雄さん(41)=橿原市

 NPO法人「地域活動支援センターぷろぼの」で障害者の就労支援に取り組む。障害の特性や能力を評価した上で、パソコン検定など資格の取得をサポートする。発達障害の人が多く、あいさつやマナーなどコミュニケーションの取り方も教える。「訓練で変われることと、障害の特性で苦手なことがある。その違いを明確にすることが大切」と話す。

 堺市の社会福祉法人で約15年間働き、重度障害者のグループホームで介護や介助をした。入居者は約5人の少人数で生活し、夜には泊まり込みでトイレや風呂の世話もした。大きな施設ではスタッフの都合で食事やトイレの時間が決められ、人間らしく扱われていないと考えていた。「障害者は周りに守られ、経験が少ない。自己決定の機会が奪われている」と感じた。

 拠点を増やそうとしていた「ぷろぼの」の理事長に誘われ、09年4月に転職。IT技術者らと協力しながら、障害者を民間企業に送り込む努力を続ける。しかし不景気で採用意欲のある中小企業は少なく、「ぷろぼの」で雇い、後輩の指導役になってもらうこともある。今後は起業のチャンスも狙っている。「ぷろぼのでたくさん失敗して、社会に出てほしい。実務経験を積める場を作りたい」と意欲的だ。

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 ■人物略歴

 ◇よねだ・ひでお

 1969年、大阪府生まれ。大阪市立大で建築を学んだが、中退して福祉の道へ。「ぷろぼの」では生駒、高の原、新大宮事業所の各施設長、県ITソーシャル・インクルージョンセンター長を兼ねる。問い合わせは新大宮事業所(0742・35・3353)。


毎日新聞 2011年3月5日 地方版

「性同一性障害保険適用を」

2011年03月06日 01時14分09秒 | 障害者の自立
県議会、国に意見書提出

 県議会は4日、性同一性障害の治療に医療保険が適用されるよう国に改善を求める意見書を全会一致で可決。同日付で、細川厚生労働相らに提出した。性同一性障害者を支援する松江市の市民団体「紫の風」=上田地優(ちひろ)代表(53)=によると、性同一性障害治療の保険適用に絞った意見書が地方議会から提出されるのは珍しいという。

 意見書によると、性別適合手術は正当な治療である上、性同一性障害特例法は、戸籍の性別を変更するには同手術が必要と定めているが、経済的理由から手術が受けられない人もおり、不平等、などとしている。

 上田代表が先月15日、国への意見書の提出を求めて県議会に請願。「治療費が高額で、性別変更の希望を持っていても手術ができない」などとして、県議会文教厚生委員会が同28日に採択し、同委員会の委員9人が提案者となって、4日の本会議で、意見書の提出を提案した。上田代表は「特例法は裕福な人だけ性別変更でき、経済的に余裕のない人はできない不平等な法律。保険適用でその不備を補いたい。国は島根でこういう動きがあることを知ってほしい」と訴えている。

(2011年3月5日 読売新聞)

障がい者制度改革地域フォーラムで国の改正要綱案に批判噴出

2011年03月06日 01時11分53秒 | 障害者の自立
100名以上が参加
県内の障がい者や支援団体などの意見を障害者基本法改正論議に反映させるためのイベント「障害者制度改革について考える地域フォーラムin福井」が2月27日に福井市内の県自治会館で開催された。

シンポジウムの発表者達からは、国が現在示している改正要綱案に対する批判が続出した。

要綱案に批判相次ぐ
フォーラムには県内の障がい者団体関係者など、合計100人以上が参加し、基調講演の講師やシンポジウムでの発表者、障がい者制度改革推進会議」の委員らも交えて実施された。

基調講演では同会議委員の松井亮輔法政大名誉教授が、国の要綱案を
「(同会議の議論と)ギャップがある」
と指摘。シンポジウムでは同委員会の大谷恭子弁護士が登壇し、
「障害の有無に関わらず、子どもが一緒に勉強する制度の構築などを提言したが、一切盛り込まれていない」
と要綱を批判した。

他の発表者からも教育機会の確保や、手話を言語として認めることなどが訴えられた。

障がい者の働く場ニュース

障害乗り越え行政書士合格

2011年03月06日 01時05分02秒 | 障害者の自立
 交通事故で車いす生活となった永平寺町の河合伸哉さん(32)がハンディを乗り越え、資格試験の中でも難関とされる行政書士試験に合格した。福井県行政書士会によると、障害者の合格は県内で初めて。男性は「家族ら多くの人に支えられて合格できた。喜びより、感謝の気持ちが大きい」と話している。

 河合さんは県立大経済学部1年だった1997年5月に事故に遭い、脊髄損傷などで車いすの生活を余儀なくされた。1年間の休学を含め9年間在籍したが、体力の問題もあって単位取得に必要な授業を受けることができず、卒業がかなわなかった。

 それでも向学心は衰えず2006年10月、放送大学の3年次に編入した。授業を受けるうちに法律関係の仕事に興味を持ち、行政書士を目指すようになった。

 本格的な受験勉強は09年春から。参考書やインターネットの受験応援サイトを利用しながら、1日5~6時間の勉強に励んだ。そのかいあって昨年11月、2度目の挑戦で見事合格した。

 県行政書士会によると、試験の合格率は毎年6%前後。昨年の試験には全国で7万586人が受験し、4662人が合格した。県内は275人が受験し、合格者は河合さんを含め12人だった。

 同会の山下寛会長は「行政書士の仲間全体で河合さんをサポートする体制を築きたい」と話す。3月に放送大学を卒業予定の河合さんは「身近な『街の法律家』の仕事にあこがれていた。自分にしかできない業務を探していきたい」と意欲を見せている。


ハンディを乗り越え、行政書士試験に合格した河合さん=福井県永平寺町の自宅

福井新聞