16.手術中に手袋が穿孔したり裂けたら取り替える。
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どんなに丁寧に洗って消毒しても、外科医の手指も含めて皮膚は無菌状態にはならない。
無菌状態に近づけようとゴシゴシ擦ったり、強い消毒薬を使うと、皮膚が傷つき、病原菌が繁殖する。
だから、外科医の手指を感染源にしないためには、滅菌された手袋に頼るしかない。
しかし、それも穴があいたり、腸切開などをして汚染するまでの話だ。
また、腹腔深く腕を挿入する場合は手袋だけでは不十分だ。
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人医療では手術中に手袋の穿孔があると、穿孔がある場合に比較して術創感染率が有意に高くなるという報告がある。
手袋の穿孔は、手術時間が長くなるほど多くなる。
また、整形外科など硬い組織を扱う手術ほど穿孔率は高くなる。
消化器外科手術で使われた医師と看護師の手袋を調べて、8%に穿孔があったという調査成績も報告されている。
手袋の穿孔で最も多いのは、左手の人差し指、次いで左手の親指、次いで右手の親指だった、とされている。
最初から、手袋を二重にする方法が推奨されたりするが・・・・
左手用だけ2枚入った滅菌手袋セットとか、左手の人差し指と親指の先だけ分厚くなった手術用手袋とか売ってみたらどうでしょうね?
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背中の皮膚腫瘍で切除しましたが、病理検査の結果、軟部組織肉腫、線維肉腫でした…。
まぁ、去年も前肢に出来て取ったんですがね。また別の場所に出来ちゃったです。
前回のケースでは、脚の皮膚の余裕がないので取り残しがでます。って言われまして、案の定、細胞が認められました。
馬も線維肉腫ってなりますか?放射線や抗がん剤などの治療ってするのですか?
このタイプは化学療法はあまり反応が良くないと聞きました。
変な質問ですみません。
線維肉腫フィブロザルコーマですか。けっこう再発が多いかもしれませんね。
馬では多くありません。放射線治療はできる施設がほとんどありませんね。抗ガン剤治療は、他の腫瘍で使われる方法がためされたりしている程度でしょうか。やはり外科的切除が一番だとされているのでしょう。
線維肉腫は本当に厄介です。もう二度と出来てますからね~。
1cm位で、まぁ小さい方で切除してますが、何せ、脚のはちゃんとしたマージンがとれなかったのが痛かったです。
背中のは、切除してからの病理検査でしたから、あらかじめマージン多く切って下さい!とお願いしましたが、やはり、深部の方のマージンが足りなかったようで、また取り残しが出てしまいました。
低グレードですが、本当に厄介(笑)
また出来るでしょうが、今回の麻酔からの覚醒が悪かった件と、持病の筋ジストロフィーがあるので、次回は切りたくても麻酔がかけられない可能性大(>_<)
出来物だけでもとりたいので局所麻酔でやってくれる獣医師を探してますが、大型犬は断られます(^_^;)
今から準備として探してみますね☆
馬もやはり大きくて危険たから局所麻酔での手術はしないのですか?
肢の部位にもよりますね。肢先の手術ほど立位ではやりにくいです。肢を振られるとどうしようもありませんので。
一方、局所麻酔は肢先ほどよく効きます。前肢ならけっこうできますけど、後肢は蹴られると危ないですから・・・・
また肉腫が出来たとして、取りやすい場所に出来て欲しい&hig先生のような素晴らしいドクターを見つけたいです☆
風邪流行ってきましたね。お気をつけ下さい♪
そろそろインフルエンザですかね。冬が来ますね。