那須は雪。
実習馬に感謝と慰霊の黙祷を捧げてから実習。
開腹手術実習では皆が腹腔に手を入れるわけには行かない。
手を入れても傷つけてはいけないし、麻酔時間のこともある。
臨床家による解剖実習は初めての試みだったが、じっくり触って、見て、理解してもらうことができたのではないだろうか。
腸管手術をするわけではなくても、腹腔臓器の位置や構造を理解していることは、
直腸検査や超音波画像診断にとても役立つはずだ。
消化管の形態から機能を想像できることは、馬の栄養管理にも大切なことだろう。
便秘がなぜ結腸骨盤曲に多いのか?
腸石はなぜ横行結腸で詰まるのか?
空腸はなぜ便秘しないのか?
わかった・・・・・カナ?
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後膝については、膝蓋骨上方固定についてや、大腿骨内顆の骨嚢胞について、それからX線撮影や超音波画像検査などを見ていただいた。
詳細な解剖まではやっている時間がなかった。
肩はリクエストにお応えして、超音波検査やX線撮影や、関節穿刺を試していただいた。
肩、肘周りの解剖構造や筋肉の付着については皆さんご存知なのかと思ったが・・・・・
興味の持ちようがないだけで、たとえば肘関節の位置と構造を理解している人は少ないのだろう。
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Tiebackもリクエストにお応えして、要点を説明した。
が、喉の手術は今年はメインテーマにしなかったので、器具器械を用意していなかった。
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源泉かけ流しの熱っつい温泉につかって疲れ(臭い)を落として、福島空港へ送ってもらって、凍てついた北海道へ帰ってきた。
飛行機は出発が20分遅れ、家に戻ったら10時だった。
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今日は、
明け1歳馬の両後肢球節第1趾骨翼のchip fracture の摘出のための関節鏡手術。
午後は、
明け2歳馬の第3中手骨外顆の骨折、つまり球節の外側関節面から縦に割れた。
スクリュー2本で固定。
骨折発症3日目だったが、X線画像で骨折線は見えなくなった。
手術そのものは30分ほどだった。
やる気になれば立位でも、静脈麻酔でもできるだろう。
私はやらないけど;笑。
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オラは、氷の上でもボール追いかけて遊びたいナ