DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ウシク!(統一ヘビー級)

2024年05月21日 05時40分48秒 | 世界ボクシング

先週末18日・土曜日、サウジアラビアで行われた試合結果です。
4団体ヘビー級戦(王座統一戦):
3団体統一王者オレクサンデル ウシク(ウクライナ)判定2対1(115-112、114-113、113-114)WBC王者タイソン フューリー(英)

*現在のヘビー級の最高峰である二人のボクサーが、アラビア半島でついに激突しました。先手を取ったのは、体格で大きく上回るフューリー。現在のヘビー級でも超大柄の部類に入るフューリー(身長206センチ/体重119キロ)は、その体格とボクシングの技術を活かし試合をリードしていきます。

その長い左ジャブと、多彩な右で序盤戦を優位に進めたフューリー。6回にはボディー攻撃でライバルを追い込んでいきます。現在では少々小柄なヘビー級(身長191センチ/体重101キロ)となウシクですが、当然の如くそのままズルズルといくわけがありません。二回り以上大きなフューリーを相手に、臆することなく抵抗。左右の連打でポイント奪取を図っていきます。

9回に大きな山場を迎えたこの試合。ウクライナ人のパンチで、英国人が何度もグロッキー状態に。そしてその回終盤、ロープがなければ明らかにダウンという状態に陥ったフューリーは、ついにダウンを宣告されます。もしその回があと数秒続いていれば、ストップされていただろうと思われるほどのダメージを被ってしまったフューリー。その後、挽回を試みますが再逆転ならず。ウシクが僅差ながらも明白な判定勝利を収め、WBC王座の吸収に成功。クルーザー級に続いて、最重量級でも4つのベルトを統一する大偉業を達成しました。

全勝記録を22(12KO)の伸ばしたウシク。フューリー、アンソニー ジョシュアに2度、ダニエル デュボア、デリク チソーラ、トニー ベリューと、英国人キラーぶりをまたまた発揮したことにもなりました。今後は一体、どのような路線を目指していくのでしょうか!?

ついに最重量級でも4つのベルトが統合されました。ウシク以外の準世界王者を含め、2024年5月21日現在の同級の王者たちの顔ぶれを確認しておきます。ちなみに2つの腐敗老舗団体が設けた18番目の階級の体重リミットは224ポンド/102キロ。ウシクはその階級のリミット内の選手となります。

WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):マヌエル チャー(独
/0)
WBC:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/0)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/3)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/3)
WBO(暫定):ジョセフ パーカー(ニュージーランド/0)
OPBF(東洋太平洋):ジャスティン フニ(豪/1)
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3/1)


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