先月18日、米国ミネソタ州で行われた試合結果です。
WBAスーパーミドル級戦(レギュラー王座):
王者デビット モレル(キューバ)TKO4回2分6秒 挑戦者アランテス フォックス(米)
*サウル アルバレス(メキシコ)が4団体の王座を牛耳っている現在のスーパーミドル級。モレルも一応は世界チャンピオンで、カネロ(アルバレスのニックネーム)の対抗王者なのですが、「アルバレス対モレル」戦を望む声は一切聞かれません。
これまでにプロキャリア僅か5戦のモレル。現在23歳の若者は、ビックマッチへの出場を目指すというより、まだまだキャリア形成の段階と言っていいでしょう。今回モレルが迎えたフォックスは、WBAランキングの下位に名前を連ねている三流選手。2年前に、今月クリス ユーバンク(英)と対戦するリーアン スミス(英)にいいところなく敗れた選手です。
そんな選手を相手に実力差を見せつけ白星と防衛回数を伸ばしたキューバ人。世界王者とはいえ、まだまだ将来性がある選手なだけに、現段階では大満足な試合結果と言っていいのではないでしょうか。モレルには、今年そして来年での飛躍を期待しましょう。
確認は不要かもしれませんが、下記が2022年1月9日現在のスーパーミドル級の各団体の王者となります。
WBA(スーパー):サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数4)
WBA(レギュラー):デビット モレル(キューバ/2)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/3)
IBF:サウル アルバレス(メキシコ/0)
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位