DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

勅使河原、輪島ジムに初のベルトをもたらす(WBOアジア太平洋バンタム級)

2017年10月18日 00時03分22秒 | 世界ボクシング
先週12日・木曜日、後楽園オールで行われた試合結果です。
WBOアジア太平洋級バンタム戦:
挑戦者勅使河原 弘晶(輪島スポーツ)TKO10回2分52秒 王者ジェトロ パブスタン(比)

*7月に日本国内ランキング中位に位置する高橋 竜也(ヤマグチ土浦)に勝利を収め同王座を獲得したパブスタン。勅使河原も高橋同様日本国内ランキングでは中頃に位置した選手です。昨年から日本国内での開催が認められている同タイトルですが、安易な挑戦が目立ち、加えてその後の世界へのレールも比較的簡単に引かれるため、個人的には好意な目で見ることが出来ません。しかし今回の対戦カードに関して言えば別物といっていいでしょう。

王者パブスタンは昨年2月、敗れたとはいえ敵地での世界挑戦を果たしている中々のキャリアの持ち主。対する勅使河原もちょうど一年前、現在日本同級王座を保持している赤穂 亮(横浜光)に大善戦し、1対2の判定で敗れるも評価を上げている選手です。

これまでの実績で劣る挑戦者ですが、試合開始早々からそんな事はお構いなし。プレッシャーをかけ続け、パンチをどんどん振るっていきます。中盤戦にクリンチの場面が見られますが、9回、勅使河原は連打から王者をキャンバスに送る事に成功。最後は10回、連打からレフェリーストップを呼び込み試合に終止符を打っています。

元世界ジュニアミドル級(現スーパーウェルター級)王者輪島 功一が育てた初の王者という名誉ある称号も手にした新王者。勅使河原(てしがわら)という苗字、彼の存在がなければ読み方を知らずに一生を終えていたでしょうね。
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