DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

太尊、2度目の挑戦で王座獲得(5大タイトル戦)

2016年11月28日 00時27分59秒 | 世界ボクシング
先週23日・水曜日、大阪・住吉スポーツセンターで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ミドル級戦:
挑戦者太尊 康輝(六島)判定3対0(116-111x2、115-112)王者ドゥワイト リッチー(豪)

*ちょうど1年前に、当時日本と同王座の2冠王だった柴田 明雄(ワタナベ)に挑戦しますが、一方的な試合展開の末にTKO負けを喫していた太尊。その柴田は西田 光(川崎新田)にKO負け。そしてその西田からOPBF王座を奪ったのがリッチーとなります。その戦績(この試合後の戦績は11勝10KO)が示す通り、速攻型の太尊。しかしこの試合はその長身(190センチ!)を最大限に生かし勝ちに徹します。中盤8回にはダウンも奪った太尊。2度目の王座挑戦で、文句なしの判定勝利をものにしています。

確か、元祖太尊はウェルター級でしたよね?


OPBFスーパーウェルター級戦:
挑戦者大石 豊(井岡弘樹)負傷判定11回1分42秒(2対1:106-104、105-104、103-106)王者細川 貴之(六島)

*苦労人同士の対戦となったこの一戦。2014年7月に豪州に乗り込んでWBCの地域王座であるユーラシア王座に挑戦して以来のタイトル戦登場となった大石が、僅差の判定ながらも負傷判定勝利。念願の初タイトル獲得に成功しています。


WBCユース・バンタム級戦:
王者丸田 陽七太(森岡)KO7回2分25秒 挑戦者ジョー テホネス(比)

*このユース王座なるものがどれほどの価値のあるものかは知りません。しかし丸田が7月に獲得したその王座の初防衛に成功しています。


WBOアジア・太平洋スーパーフライ級王座決定戦:
向井 寛史(六島)TKO2回1分27秒 インタノン シッチャモアン(タイ)

*今回がプロでちょうど20戦目の試合となった向井。決して長くはないキャリアの中で、敵地ながらも2度の世界挑戦を経験。それに加えてフライ級でOPBF王座に、バンタム級で日本王座に挑戦してきました。いずれのチャレンジも失敗に終わっていますが、5度目の正直でようやくベルトを腰に巻くことに成功しています。


WBOアジア・太平洋フライ級王座決定戦:
木村 翔(青木)判定2対0(116-112x2、114-114)坂本 真宏(六島)

*共にタイトル戦初出場となったこの一戦。キャリアで上回る木村が、敵地大阪のリングで僅差の判定勝利を収めWBOの地域王座獲得に成功しています。現在フライ級のOPBF王座には比嘉 大吾(白井・具志堅)が、そして日本王座には粉川 拓也(宮田)が君臨しています。やはりこの2選手と比較すると、木村は影の薄い存在に映ってしまいますね。

新しい地域王座を加えての3大タイトルマッチ。各試合とも試合内容自体は上々だった様子。興行の方はどうだったのでしょうかね?
コメント
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