静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

☆ 2015.05.23    ≪ 頭蓋骨模型で遊ぶ医学生 vs 憎き亡妻の骨を公衆便器に ≫ 

2015-05-23 08:38:29 | トーク・ネットTalk Net
  ☆  ツイッター:頭蓋骨模型にたばこ 投稿した学生処分へ  http://mainichi.jp/select/news/20150516k0000m040077000c.html
 ・ 日本歯科大学新潟生命歯学部(新潟市中央区)の男子学生(2年)が先月中旬、解剖学の授業に使う教材用の頭蓋骨の模型にたばこをくわえさせた様子を
   大学構内で撮影し、自身のツイッターに投稿した。模型は学生がそれぞれ購入するものだという。
 ・ 同大は投稿発覚後、2年生約70人の頭蓋骨の模型を回収し、「模型などのインターネット上への投稿を控える」とする旨の誓約書を書かせた。
   関本恒夫・同学部長は「医療従事者として許されない行為だ。厳重な処分が必要だと考えている」と話した。

  ☆  トイレに妻の骨:「生前の憎しみから」練馬の男を書類送検  http://mainichi.jp/select/news/20150523k0000m040097000c.html
 ・ 警視庁石神井署は22日、死亡した妻の頭蓋骨(ずがいこつ)を遺棄したとして東京都練馬区の無職の男(68)を死体遺棄容疑で書類送検した。
   送検容疑は4月23日昼ごろ、同区東大泉のスーパーの屋外にある男性用トイレの便器に、64歳で病死した妻の頭蓋骨を捨てたとしている。
   妻を火葬した後に遺棄したという。男は事件を報じる新聞記事を見て同26日に同署に出頭した。「生前、嫌になるほど苦労させられ、憎しみがわいていた。
   無関係の人に迷惑をかけ申し訳ない」

 どちらの話も笑い飛ばすには重すぎる。歯学部の学生に頭蓋骨は単に歯を載せる土台にしか見えていないとすれば、「生命倫理を教えていない医療教育」という、これまで事あるごとに聞こえる指摘と批判が本当なのか、と思わざるを得ない。

 生前、どんな苦労を(夫ではなく妻から)させられたというのか知らないが、下手をすればコントや落語のネタにもされかねない。私の想像力を超える現実があったのだろう。歯学部の学生と違い、此の老男にとり、頭蓋骨は<妻>と呼ぶ人間関係にあった女性の知り尽くした肉体の一部であり、火葬後もなお文字通り怨み
 「骨髄」に徹したのであろう。 そう思うと、こちらはコントどころか、現代の怪談話に脚色されるかもしれない。
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