みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

コチニールの染め、・・ですが腱鞘炎がまた・・

2017-05-30 10:26:36 | 日記

5月16日からイギリスに渡るので、12日、13日、14日と

コチニールの染めに入りました。

帰ってきたときには乾ききって織りに入れると思ったからです。

 

ですが、5月初めから腱鞘炎に再び悩まされるようになっていたのです。

左親指と手首に続く部分が腱鞘炎に悩まされるようになったのはずいぶん前で、

医師から「前のようには戻れないけど、このくらい良くなれば全快と言えます」

と言われていたのですが、いかんせん 織り機に向かっているからには、

この病気からは逃げられないということなんでしょう。

実は、その1か月前に右手中指の第2関節が、朝 起きた時に曲がらなくなり、

何度もグー、パーを続けて、曲がるようにしていました。

指を曲げて元に伸ばそうとするときにパッチンとなるように戻るのです。

1日の終わりには何の支障もなくなるので、そのままごまかして暮らしていたのですが、

今度は左手親指が曲がらなくなり、無理に曲げると、激痛が走り、

ついには手首まで痛くなり、腱鞘炎が復活してしまったようです。

お風呂では湯船に浸かりながら親指を曲げて、これで良くなればと思っていたのですが、

旅行中も痛くて我慢できない時が多く、生活の中では、つい親指を使うことがあり、

そのたびに泣く思いだったのです。

 

そして、ついにやっと 昨日 病院へ行ってきました。

レントゲンを撮り、医師の説明では「両手とも腱鞘炎ですね」ということです。

「手術をすることになると思う」と言われましたが、この痛みが解決できるなら

それも仕方ないと思っています。

ですが医師が「その前に注射で治療してみましょう」と言ってくれて、

「筋にする注射は痛いんですよね?」「はい、痛いですよ」の会話のあと

「でもこの痛みに比べたら、それも治る痛みなら我慢します」の私の決意(?)に

医師は「頑張りましょう!」と言ってくれました。

というわけで「痛い!」というより「イッタイ!!」注射をしてきました。

左手親指付け根の注射跡です

「あのう、痛いのは第一関節なんですが・・」という私に

医師は「元凶は第二関節なんですよ」と言います。

そして、「お風呂でお湯につけながら、自力ではなく右手で無理やり曲げるように。あとは

痛み止めの薬をつけてください」と言われています。

心なしか、痛みがいくらか和らいだように感じます。

注射をするとき医師が注射する部分をご自身の体で隠して、私から見えないように

そして「もうすぐ、もうすぐ終わりますよ。もうちょっとの我慢です」と励ましながら

してくれました。なんと優しい・・・

この注射を1週1回続けて様子を見ようということになりました。

もし良くならなければ、手術ということになるそうです。


 

さて、前置きが長くなりましたが、コチニールの染めです。

ボケた写真ですが、コチニールです。

コチニールは前にも書きましたが、サボテンに寄生する虫で、

インディオはサボテンからこれをベリッとはがし、すり潰して赤色を出します。

日本ではこのコチニールの死骸ですが、真空パックして売っているのを使います。

① 糸を精錬という作業で汚れを取ります。

② コチニールは染糸の重量の10%ほど使います。

③ 最初に1液を30分煮出します。

1液の色です

④この液に木酢鉄少々を入れて糸を入れて30分おき洗って干します。

こんな美しい青に染まります。

 

⑤ 1液を煮出した後のコチニールに水を入れて、2回煮だし、混ぜます。

⑥ この液にミョウバンを入れます。これを一浴法といいます。

普通の染めでは、ミョウバンは先媒染で、染める前にお湯でといて糸を入れるのです。

コチニールはカモミールやラベンダーのようなハーブ染めと同じように

一浴法で染めます。

⑦ この液にクエン酸を5g入れて様子を見て、PH2になるまでクエン酸を入れます。

⑧ このPH2の染め液に糸を入れ火にかけて沸騰後火を止めて20分おきます。

⑨ この糸を洗って、重曹を水8リットルに80gとかし、糸を入れます。

⑩ 洗って干します。

2液、3液を混ぜて、クエン酸でPH2にした色がこの糸です。

重曹は色落ち止めです。

 

余談ですが、精錬した糸を洗ってバットに置き、「さぁ染めようか」とみたら

9綛の糸が2綛しかないのです!

「あらぁ~」と見たら、廊下に1綛ずつ 並んでおり、その前で猫のKUUが座っています。

どんな力で運んだものか、咥えて1綛ずつ運んで並べたのでしょう。驚きです。

というわけで、この染めは私一人ではなく、猫のKUUもお手伝いしてくれたものです。(笑)

 

現在、整経という織り機に糸をかける作業をしているところで、間もなく織りに入ります。

この2本のマフラーで個展の準備は終了します。  あと少し・・・

 

 

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イングランド&スコットランド 6

2017-05-29 16:22:14 | 日記

5月22日

英国を離れる日の朝、天気は快晴。

こんなイギリスはあまり見ません。

朝食のあと、庭に出てお別れをしました。

義妹が「植えておいて、よくわからないんだけど、どっちが牡丹でどっちが芍薬?」

と聞くので「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花 と言うでしょ?」と応えたら

「ああ、よくわかったわ」と大笑いでした。

片隅に何気に佇む小人さん

花の陰に木彫りの象さん   味わいがあります

この2像が義妹とこの家を守ってくれるようにと願いました。

 

さて、ヒースローではバッグを出すときにselfなのです。

よくわからず、もたもたしているうちにタイムアウトになってしまい、機械に馬鹿にされて

ウロウロしていたら、係員に 人のいるところを指さして教えられましたが、

数人で談笑しているくらいなら、窓口の仕事をさせたらいかがなもんでしょうか。

そこに並んだら 「すでにバッグは受けていることになっている」と言われてしまい、

「失敗したから、ここでお願いします。プリーズ」とお願いして

やっとセキュリティー・チェックに入りました。

なんでか知らないけど、私だけがピーピーと警報音が鳴り響き、

手を挙げて足を開き、全身ベタベタと触られました。

嫌なもんですねぇ。

 

歳を取ると12時間のフライトには耐えられず、行きも帰りもエコノミーのワンランク上を

選びましたが、これは癖になりそうです。

成田で30度の気温に出くわし、驚きました。

 

16日にヒースローに着き、義妹が運転する車で高速を走って「これよこれだわ!」と

感じたのはイギリスらしい木々の景色です。

特に義妹の自宅周辺は風が強く、木々が風の流れのように茂り、

これはもうイギリスでしか感じたことがありません。

ゴールズ・ワーズィの『The apple tree』の文章がそのままそこにある、

ワーズィの描く景色と鳥の歌声が、現実の世界にありました。

忘れていましたが、今回も「そうだった!」と思い起こさせてくれました。

訪英の目的が義妹のだんなさんのお見舞いで、それが哀しい再会でしたが、

私にとっては緑の美しさを堪能できた日々でした。

初めてのスコットランドの雄大な景色も目と心に焼き付きました。

ただ、スコットランドはイギリスから独立してEUに残りたいと考えているようですが、

あの広大な大地のほとんどが荒れ地で、どう活かしていけるのか・・・

ただただ無駄な大地のような気がしました。

 

時差ボケもやっと治り、本来の生活に戻りつつあります。

KUUも元の生活に戻りました。

イギリスへ行く前に染めた糸のご紹介や織りの状況は、また後程。

つまらない自分本位の旅行記を読んでいただいた方々に感謝します。

ありがとうございました。

 

 

 

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イングランド&スコットランド 5

2017-05-28 20:43:30 | 日記

5月21日

さぁ、今日はスコットランド最後の日、

飛行機に乗っちゃうと景色が見えないので、鉄道で帰ることにしました。

前日、エディンバラのウェイヴァリー駅でチケットを買いました。

私は座って待っていただけですが、義妹と夫が駅員と相談して買ってきました。

聞くところによると、3人でグループとなり、団体扱いになり安くなったそうです。

しかも、長い距離ほど安くなり、自宅最寄りの駅まで買ったそうです。

エディンバラのウェイヴァリー駅です。

犬が連れられていますが、スコットランドもイングランドも犬はどこへでも

人間と一緒です。

電車のホームに普通にいますから驚きます。

でも吠えたりおしっこする犬はいません。

人間に寄り添って静かにしているのです。

盲導犬、聴導犬ではありませんよ。

 

特急電車、この電車のファースト・クラスに乗りました。

車内販売の飲み物や食べ物もファースト・クラス料金に入っています。

ヴァージンなんです。飛行機だけじゃなく電車にも手を出しているんですね。

駅のホームの電車越しから見るエディンヴァラ城です。

ロンドンのキングスクロス駅まで行きます。

スコットランドはHIGLANDと言われます。

HIGHLANDで買ったミネラル・ウォーター。記念です。

 

電車の窓から見る北海、ここも見たかったのです。

もっと荒々しいのかと思っていたら、意外と静かな海でした。

見えませんでしたが、海の向こうはドイツ・デンマークです。

北海です

そろそろスコットランドとお別れです。イングランドに入ります。

 

 

NEWCASLEの橋

内陸に入っていきます。

 

ヨークへ向かって電車は進みます。

雨が降ってきましたが、羊は平気で放牧されていました。広いのです。とにかく広い!

 

食事やティを飲んでいるうちにロンドンのキングスクロス駅に到着しました。

ここの駅の建物を京都の二条城駅が真似したといわれていますが・・・

 

ここからは地下鉄移動です。

やはり犬を連れた女性を何人か見ました。

驚いたことに、途中電車が途絶え、バスに乗り換えることを促されました。

なんで改札で何も言わないのか、鉄道員の仕事とは何だと思っているのか、怒りが込み上げました。

時間にして1時間ほどバスに揺られ、また鉄道に乗り換えましたが、怒りながらも

その景色の美しさに目を奪われました。

イギリスらしい木々の美しさ、何も手入れをせず、自然のままに伸び放題の美しさ、

これがイギリスの自然の美しさだと思います。

バスで動かなければ感じられませんでした。

しかし、理由を何も言わずにバス利用させる鉄道会社、苦情を言わない国民性、

わかりません。

また鉄道に乗り換え、帰り着いたときは疲れ切ってしまいました。

いよいよ明日は帰国の途に就きます。

 

明日のブログはこの旅行全体の感想を書きます。

 

 

 

 

 

 

 

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イングランド&スコットランド 4

2017-05-27 14:58:43 | 日記

5月20日

19日に到着したインヴァネスは思っていたよりずーっと都会なので驚きました。

片田舎の素朴な街を想像していたのですが、都会です!

20年以上前に娘の留学先を訪れた夫と息子は、やはり、今回のように

義妹の運転でスコットランドに来て、ここインヴァネスにも来たそうですが、

その時と見違えるほど洗練された都会になったと言っていました。

そのとき来たかったです。私は一人東京で留守番していたのでした。

ホテルの窓から見た風景です。

昨夜から雨が降っているようです。

スコットランドらしいというか、イングランドでもお馴染みの空です。

宿泊したホテルです。

写真を撮ろうとしたら、目の前にドッカと観光バスに横付けされて動きそうもないので

こんな下手な写真になりました。

朝の食事はスコットランドらしいメニューでした。

真黒なソーセージ(詰め込まれたものは豚の血だけらしいです)の輪切り、

ハギス(羊の胃袋に羊の内臓やオートミール、玉ねぎ、ハーブを詰め込んでいる)のカットなど

実物を見られただけうれしかったです。

真黒なソーセージはちょっと遠慮しましたが、ハギスはお土産にも考えているので食べてみました。

想像より、ずっとおいしく、これなら日本へのお土産でもOKだと思いました。

義妹がこっそり「パンにハム挟んで昼食用に持っていきましょう」囁くので そのつもりでいたら、

ボーイさんがやってきて「パンはトーストを焼くのと、バングルとどちらがいいですか」と

うやうやしく言うので「トーストでお願いします」と言い、余分のパンは諦めました。

サラダもチーズも果物もおいしかったです。これは宿泊者に大切なことです。

私は普段は朝食にコーヒーを飲みますが、イギリスに来たときは、ティーにします。

それもミルクティーです。  何と言ったって本場ですからね。

 

激しい雨の中、車はスコットランド最後の場所のエディンバラへと向かいます。

移動中でぼやけていますが、車の中から写した外景です。

窓ガラスに雨粒が大きくついています。

インヴァネスに「さようなら」です。

 

エディンバラ近くフォース湾に大きな橋フォース鉄橋があります。

1月のNHK BS3 の『関口知宏のイギリス鉄道旅』で、関口さんが渡った鉄橋で

「鉄橋を見たいのに、電車に乗ってしまっているからオレは見れない」とぼやいていました。

ならば、私がじっくり見てあげましょう!とこの鉄橋を見に寄りました(笑)

このあたりはレンタカーで良かったところです。

フォース鉄橋 全長2500mだそうです。

ここには以前、別の鉄橋がありましたが、嵐の時 列車もろとも崩壊し多数の死者が出たそうです。

それを教訓に堅固に設計され、それにはグラスゴー大学を卒業して現地の会社にいた日本人・

渡邊嘉一さんが活躍したと記録に残っています。

渡邊さんの顔はスコットランドの20ポンド札の裏に印刷されています。すごいですねぇ。

あっ、電車が来ました!

これには関口さんは乗っていないですよ。(笑)

電車は走るよ~~

この橋を渡って鉄橋の下に来ました。

フォース湾ではクルーズ船があり、鉄橋を下から眺めるというツアーがあります。

真夏はバンドのライブをするクルーズもある、と ポスターが貼ってありました。

夜はライトアップされるそうです。

 

いよいよエディンバラに到着です。

ここでは来るときに予約したホテルがあるので、余裕の到着でした。

雨もやみ、最初の契約通り、エディンバラの駅のレンタルカー事務所で

車を返して、ホテルへ向かいます。駅の近くでした。

雨が再び降り出し、お土産を見つけるのも面倒になり、

デパートに入り、紅茶と、朝食で食べたハギスの缶詰を買いました。

スコットランドのお札とイングランドのお札は、同じ20ポンドでも違います。

イングランドはエリザベス女王、スコットランドはエディンバラ出身の作家・

ウォルター・スコットです。

イングランドのお札はスコットランドで通用しますが、イングランドでは

スコットランドのお札は通用しないといいます。

そして、このスコットランド20ポンドのお札の裏に渡邊嘉一さんの顔があるのです。

誇らしいですねぇ。

 

さて、スコットランド最後の日、スコットランドの食事が食べられるパブに行こうか!

そう思って覗きましたが、どこも地元のおやじらしい人間でおお賑わい!!!

そうです!今日は土曜日なんです!

外まで響く大笑いに臆した私たちの頭上に、さらなる災難が・・・

突然のみぞれ・・そしてビー玉の大きさの雹(ヒョウ)が襲ってきました。

傘が壊れそう、ということで近くのレストランに飛び込んだら、

そこがまたイタリアレストラン! またかよぉ~って感じですが、

そこがイギリスで有名になり、日本でもテレビで紹介された

楽しくておいしい給食を子供たちに、と給食のレシピを考え出した人・Jamieさんの

レストランだったのです。

せめてスコットランドの地ビールを。ALE(エール)というのですね。

照明の関係でオバケみたいですが、タラと春野菜のナントカという料理でした。

ずーっと料理の写真撮影を度忘れしていたので、これくらいは撮ろうと思いました。

 

5/18グラスゴーから今日までレンタカーに乗り、義妹の運転がなければ実現しなかった旅行です。

明日は鉄道旅でロンドンへ帰ります。車窓からスコットランドを眺めながら行きます。

 

 

 

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イングランド&スコットランド 3

2017-05-26 08:44:46 | 日記

フォート・ウィリアムでは、やっと見つけたホテルは意外と快適でした。

B&Bという『ベッドとブレックファーストだけ』仕様のホテルでしたが、

チェーン展開のホテルのようで、必要なものだけは必ずある、ものでした。

ただし、朝食はオプションで、パンと飲み物だけなのでパスしました。

その代り、TESCOでおいしそうなパンを買って部屋でコーヒーを入れて食べました。

ホテルの清算はカード払いのみで、従業員が現金に触れないようにしているのだなと思いました。

が、VISAカードではダメでデビットカードしか使えなかったです。

私たちはデビットカードを持っていなくて、かわりにマスターカードでも良いということで

義妹に立て替えてもらいもらいました。

デビットカードというのは現金化が早いということを聞きましたが、

これからは海外では必要なのかもしれないと思いました。

 

5月19日

フォート・ウィリアムの旅行案内所でルートを確認して

インヴァネスへ向かいます。

いよいよネス湖へ行けるのです!

湖はこちらではLOCH(ロック)といいます。

いざ、Loch Ness へ!!

高速道路は上り坂になりました。

スコットランドで一番高い山 雪が残っています

羊が放牧されているのんびりした風景

この後、天気が急変!真っ黒な雲が固まりでやってきて、手を延ばしたら届きそうだ、

と思ったら大粒の雨が落ちてきました。

※ その大雨の中、道端で男性同士が熱烈なキスをしているのを発見!驚きました。やるなぁ

 

 

すぐに晴れて、もうここはネス湖です

こんなところにネッシーがいるわけない! 深そうだけど、おだやかな湖ですもの。

 

ネス湖の畔でベーコンエッグをはさんだベーグルとティーで昼食

車の移動販売があり、ここでみんなが休憩していました。

 

ネス湖が細くなったり、橋を渡ったり、堰き止めがあったり、住宅も出現しました。

 

ネス湖エキシビション・センター

ネス湖の歴史や生息する生物の生態系などがわかるところです。

お土産をイロイロ買いました。

庭に展示されてあるネッシー探索をした潜水艇です

同じく庭に咲いていたヒースの花です。

枯れたものしか写真で観たことがなく、こんな可憐な花だったとは・・・

 

車はインヴァネスに向かいます。

ここへは長年来たかったところです。

祖父が冬のお出かけに”インヴァネス・コート”を来ていました。

シャーロックホームズが着ているヤツです。

どんな気候の所で着るのか、知りたかったのです。

 

ここでもホテルが見つからず、どうなるのか心配しました。

週末に向かい、しかもイギリスでは学校が2期制で夏と冬の休みの間に

Half-Termという休みがあるので、家族連れの人々がワンサカ出ています。

そのため宿泊所は混雑していている上に飛び込みの人間には”ぼる”のか

バカ高くて話になりませんでした。

ウロウロして、奇跡的に市街地でネス川に面したステキなホテルに宿泊できました

ここはB&Bではなく、きちんとした”ホテル”です。

ホテルを出たところに、すぐにネス川  水がとてもきれいです

すぐ向かい側にインヴァネス城

はためく旗はスコットランドの旗です

みるみる変わる空のご機嫌

何事か!というように空が真っ黒になりました。

ネス・ブリッジという橋を渡って夕食をしましたが、

外から見て窓の中に火を見つけ、「肉を焼いているのか」と入ってみたらピザの釜でした。

なんで、こんなところでイタリア料理を食べてるのか?と思いながら楽しみました。

今夜はインヴァネス宿泊です。

 

 

 

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イングランド&スコットランド 2

2017-05-25 11:45:38 | 日記

さて、今日から数日、旅行記に入ります。

が、その前に愛猫・KUUとの再会について書かねばなりません!(笑)

 

①KUUとしばらくお別れと再会について

イギリス出発の前日夕方にKUUをペットホテルに預けました。

ここは行きつけのペット病院に付属するホテルで、昨年スペインに行くときも

預けたので安心していました。

1日6000円のデラックス・ルーム個室です。

その時、お姉さん、お兄さんたちと楽しく暮らしていたようでしたが、

私たちが引き取りに行ったときに大騒ぎで喜ばれたのでうれしかったです。

ところが、今回引き取りに行ったら眠っていて、一瞬ビックリしたように

目を大きく開けて真ん丸な目をして、何がどうなったの?的な顔だけで

喜びもしない

しかも、お兄さんが「パパとママですよ」と言ってケージから出そうとしたら

金網にしがみついて嫌がるのです  エーっ!と驚きました。

無理やりキャリーケースに押し込もうとしても抵抗するところを

強引に押し込んで帰ってきました。

家に着いても、知らないところに来たようにしているので、

夫と二人「別の猫なんじゃないか」と思ったほどです。

食欲だけは旺盛ですが、トイレは使いません。

この状態に私たちはショックでしたねぇ。

ところが、しばらく放っておいて、夜になってテーブルの上で書き物をしていたら

その書類の上にドッカと座り込み、ボールペンを使っている私の手に噛みつきました。

「えっ?」と驚いているうち、その手を舐め舐めしてスリスリ・・・

やっぱりKUUだったのです

その夜は私の布団の足元で寝ました。

翌日、体重を測ったら0.1キロ減っていました。 やっぱり寂しかったんだね。

その後もデレデレと後をついて来て離れません。

 

②5月16日

BA機でロンドン・ヒースロー空港へ向かって成田を出発しました。

久しぶりの個人旅行で、なにもかも自分でしなければならないのって

案外めんどくさいのですね。

イギリスまでは現在サマータイムで時差は8時間、よって同じく16日の午後17過ぎに

ヒースローに到着しました。

今まで英国の入管ほど不愉快な場所はなく、2度と来たくない国だと思っていました。

個人で入国する人間は厳しく審査されます。

今回はターミナルが増えて、その新しいターミナルに到着し、入国の仕方も変わったようです。

管理官にも当たり前のことしか聞かれませんでした。

外では義妹が待っていてくれて、車で一路 義妹宅へ到着しました。

遅くなったこの日は、軽い食事と明日、義妹のだんなさんの施設へ行くことと

旅行の計画を立てました。

 

③5月17日

義妹のだんなさんに会いに行き、その後、娘の留学していた学校と寮、

通っていた教会へ行き写真を撮ってきました。娘の頼み事でした。

その後 スーパーで、娘から頼まれた牛のペーストのビン詰と野菜のペーストのビン詰を

買いました。イギリスにしかないということで頼まれましたが、まったくもう!

その後、旅行社に行き計画を話し 飛行機やホテルの予約をしましたが、

ホテルの予約はエジンバラしかできず、行ってから行き当たりばったりで決めることにしました。

 

④5月18日

朝、サウサンプトン空港からグラスゴー空港へ。なんと久しぶりのプロペラ機でした!

当たり前ですが地上が近いのです。

ここからはもうスコットランドです。

グラスゴ―空港でレンタカーを借り、一路フォート・ウィリアムへ。

ローモンド湖を右手に見ながらフォート・ウィリアムへ向かいます。

空が抜けるように青いです。

途中、パーキングで空港で買ったパンを食べ、道端の美しい花を見ました。

これはブルーベルという花です。可憐です。

空は青く美しく、雄大な山、あくまで自然がいっぱいです

 

ホテルが決まらず、探しまくってやっと決まり、なんでか、この夜は中華料理を食べました。

ワンタンメンを注文した3人で、最低の麺と肉臭いワンタンでしたが、醤油の汁はおいしかったです。

ホテル前面の河

逆側の河  ここがネス湖につながります。

ホテル前の教会

単なる田舎の教会ですが、雰囲気いっぱいでした

ホテル横にあるベンチに座るおじさんの銅像

河を眺めています。

 

翌日はインヴァネスへ向かいます。

 

 

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イングランド&スコットランド 1

2017-05-24 20:38:35 | 日記

5月16日から夫と二人でイギリスへ行っていました。

12、13、14日と染めを追い込みでやり、15日はカルチャースクール講師、翌16日に早朝から

成田空港へ向かいBA機で出発しました。

今回はメインがお見舞い、旅行は付属です。

義妹(夫の妹)がイギリス人と結婚して”イギリスの人”になっています。

歳の離れた人と結婚して、そのダンナさんのピーターがもう永くはないと知りました。

「せめて生きているうちに会いたい」という夫に付き合って春のうちにいってきたのです。

どんな病状なのか、よく知らずに行ったのですが、誰が誰だか認識もできず、

ただ寝てるだけ、呼吸をしているだけという状態に、少し驚きました。

この世からあの世に旅立つ架け橋のホスピスのような施設にいて、

寝ていた彼は、義妹に起こされて、うっすらと目を開け私たちを見ましたが

見ているようで見ていない・・そんな瞳でした。

義妹が「T(夫の名) and M(私の名)」と耳元で大きな声で言うと、一瞬大きく目を開けた

・・ような気がしました。

夫は「澄んだ瞳」と称しましたが、私はすべてを達観したような瞳のような気がしました。

義妹が大きな声でいろいろしゃべると「シャラップ!」と大声で叫んだので驚きましたが、

あとは何も言いませんでした。

義妹が「もう帰りましょう」というので帰ることにしましたが、

私が 彼の手に手を重ね「this is M(私の名). See you again 」と耳元でいうと

重ねられた手をほどき、私の手を強い力で握ったので、私は心が揺すぶられました。

実は何もかもわかっているんじゃないかと、ふと思いました。

部屋を出るとき、顔をこちらに向けて見ていましたから、何度も手を振って別れました。

 

もう、会うことはないのだろうなと思い、ショックな別れでした。

その後に、市街に出て、明日からのスコットランド旅行のために旅行社に行きました。

その時は何も言わない義妹でしたが、夜に3人でワインを飲みながら、様々な話をしたときに

「私は毎日会いに行くけど、まっすぐ目を見られないのよ」としんみり言うのです。

ピーターはもう3年ほど前から様子がおかしかったそうです。

病院では、それほどひどくないけど認知症に向かっていると言われたそうです。

その前に動脈瘤の手術をしたり、頭に水が溜まる小頭症になったり の後遺症で

少しずつ自力で考えられなくなっていったようです。

そのピーターは「体が動かなくなっても施設に入れないでほしい。自宅においてほしい。

どうにもならないときは殺してくれ」と言っていたそうです。

「でも、私は手に負えないからと施設に入れてしまった。きっと恨んでいると思う」

そう言う義妹の肩を抱いて「そんなことはないよ。穏やかな顔だったもの」と言いましたが

義妹は「ううん、違う」と言い続けました。

夫も私も、それ以上は言えませんでしたが、あとで夫は「殺してくれなんて卑怯だよな」と

言っていました。

救われるのは子供が3人いることです。

成人して、それぞれ自立しているので一緒に住んではいませんが、

親孝行で、両親のことを、特にこんな状況の母親を大切に思っているようです。

私たちは翌日から3泊4日のスコットランド旅行をしましたが、

せめて、敬愛する兄と時間を忘れて楽しめたらと思いました。

 

義妹の家で

庭の白樺の木。この木に会いたかったんだなぁ!

大きくなっていて驚きました。

 

庭の隅にある”山小屋”

ここは子供たちが小さかったとき、週末に友達が来てワイワイ過ごしていました。

今でも使えるそうです。

 

サン・ルーム

みんなでワインを飲んだり、ティーを飲んだり、楽しい記憶があります。

今は寂しく太陽だけが注いでいました。

それに会いたかった黒のラブラドールのガンディが私が行くのを待たずに

数日前に病死していたことも寂しかったです。

 

楽しい旅行記ではなく、出だしがこんな衝撃的なものですが、

明日からは初めてのスコットランド旅行記を、楽しく私なりに書きたいと思っています。

 

 

 

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GW 犬・猫集合

2017-05-06 10:53:02 | 日記

GWが終わり、いえ、7日までの人もいるのかもしれませんが、我が家は終わりです。

息子から電話があり「遊びに行きたい」と言う。

いや、それは「行きたい」じゃなく、「顔を出さねばマズイだろ」で、来るんです。

同じ東京に住みながら、息子一家とは1年に3回しか会わない。

正月、GW、お盆 以上です!

そして、3年前から一家に加わったシーズー犬も一緒です。

孫は一人、女の子なので、犬は次女になるんだとか。

ところが、昨年5月から我が家には可愛い猫のKUUがいるので、

訪れられると大騒ぎになります。

犬と猫、種族は違うけど仲良くしてもらいたいという親心とは別です。

シーズーのモアナちゃんは親しく寄ってくるけど、KUUは「ファァ!!!」と

威嚇します。モアナが引いているうちに、KUUはさっと逃げます。

シーズー犬 モアナ3歳 「ボールであちょびまちょ」

ベンガル種猫 KUU1歳 「何よ!」

 

逃げ出したKUUはトイレとエサと水がある洗面所にこもり

気が付くとバスルームのバスタブに丸まっていました。可哀想に。

それでも、今回は前回より少し慣れたのか「ニャゴ!」と私を呼ぶので

抱いてきてリビングに置くと

こんないじけた顔で丸まっています。

でも、喧嘩したら絶対にKUUが勝つ!

優しいモアナに傷でもつけたらなんと言われるかと、私が抱いていました。

普段は抱かれることが嫌いで、両腕両足ともに突っ張っているのですが、

今度ばかりはお母ちゃまに全身を預けて耐えていました。

誰かが近づくと「ウウン ウォー」と威嚇し、手に負えません。

嫁が「2匹を並べてインスタに投稿したいのに」と残念がりますが、無理です!

 

というわけで、昼・夜の食事のあとの食器がキッチンに山積みされたまま、

騒がしい1日は終わり、、息子一家は去りました。

夜になって私たちに甘えるKUUは おもちゃのトンネルに潜ったまま眠り込んでしまい、

布団を敷いてから、いつもの定位置(今は私の足元)に寝かせるも、正体不明のまま

朝まで眠りこけていました。

ああぁぁ、疲れました。 GWが終わったぁ。

と思ったら、今日は娘が泊りがけで来ます。

明日には娘婿が迎えに来て4人で食卓を囲みますが、

この二人は物静かな夫婦なので疲れません。

それより何より、KUUが娘婿の足が好きで、じゃれて遊べるので喜びます。

犬も飼っていないしね。

コメント (12)
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