みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

優しい気持ち

2015-05-27 14:53:14 | 日記

    毎日といっていいほど、大好きなミュージシャン・藤澤ノリマサさんのブログを読んでいます。

             

    先日、彼が病院のバス停留所での出来事を書いているのを読んで、思い出したことがあります。

    それは停留所で一人のお年寄りに出合い、話をしていて、バスに乗るときに荷物を持ってあげたら

    とても感謝されて「若いのに優しくしてくれてありがとう」というものだったそうです。

    ノリマサさんは、以前 お年寄りと思う人に席を譲ってあげたら「人を年寄扱いするな!」

    とお叱りを受け、それ以来、そういうことから遠ざかっていたとのこと。

    「でも、感謝されてうれしかった」という内容なんですが、

    そういうことが結構あるもんなんですね。

    

    以前、神奈川県平塚市に 月2回ほど 織りのおけいこに通っていたことがあります。

    ご自宅での個人レッスンで、朝 東海道線に乗って、けっこう時間がかかります。

    そんなある日、すいた車内で突然の大声 

    「僕はね、アンタに席を譲られるほど歳とっちゃいないんだよ

    見れば若い女性が下を向き、お年を召した男性に叱られている様子でした。

    周囲が彼女を見つめ、いたたまれなくなったのか、車両を替えていきました。

    せっかくの好意なのに、なぜそんな言い方しかできないんでしょう。

    誰もが思ったことでしょう。

    その日の夕方、レッスンが終わった私は、再び東海道線に乗りました。

    そして、目の前にかなりのお年の男性が立ちました。

    疲れていましたが、席を譲るしかないだろうと思いました。

    ですが 朝の出来事が私を縛りました。

    それでも「お座りになりますか?」とおずおずとお尋ねしました。

    するとどうでしょう

    男性は元気な声で「うん、ありがとう、でも僕は元気だから、あなた座っていなさい」

    とおっしゃるではありませんか。

    なんだか、周囲が柔らかい雰囲気になった気がしました。

    〝物は言いよう”という言葉があります。

    周りを不愉快にして誰もいいことはありません。

    他人の優しい気持ちを素直に受け入れることができる、そんな年寄りになりたいと思います。

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個展作品第3作目織り上げました

2015-05-24 15:00:35 | 日記

    第3作目織り上げました。

    『アグリジェント・コンコルディア神殿の巨大オリーブの木』

       

    雲一つない青空にコンコルディア神殿で巨大なオリーブの木を見ました。

    樹齢1500年と言われています。

    圧倒されました。

    ぜひ、これをタペストリーにと写真を撮ってきて、このように織りにして再現しました。

             (拡大はこちらから)

    ドロウイングそのものは、ご覧のように簡単でした。

    ただ、あの大きさと圧倒される感じが出るかどうかは不安でして・・・

    経糸はタコ糸6号、緯糸はウールと綿糸を使いました。 

    技法は基本はつづれ織りで、幹はスマック織り、葉っぱはトルコ結び織りにし、

    ウールの部分を切ってシャギーの形、

    綿糸はそのままトルコ結びを残しました。  幅50cm、長さ60cm

    空はどこまでも青く、抜けるような空でした。

    真夏の暑い中、巨大オリーブは緑を誇るように輝き、神々しささえも感じたのです。

 

    いよいよ、個展作品のタペストリー・シリーズは最後の『カテドラーレのジャカランダ』に』入ります。

 

    

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ちょっと休憩でこんなものを織りました

2015-05-12 20:08:39 | 日記

    大きなものを織り上げて少し気が楽になり、こんなものを織ってみました。

          

             ネクタイです

    私の私物です。

    素材は縦糸にコットン、横糸は極細の麻糸です。

    横糸に極細を持ってくるときは、経糸の色を強調したいときです。

    つまり、こんな時ですね。

             このように使います。

         

    コットンの軽いカジュアルなシャツに、こんなふうにマニッシュに決めたいときです。

    これに白いチノパン、スニーカーを履けば、もう 心が軽く弾みます

 

    昨日、1日で織り上げ、今日は 現在 京都で仕事中の夫を出し抜き、嫁ぎ先の娘を訪ねてみました。

    まだ2週間しか経ってないけど、ずいぶん久しぶりに感じました。

    思っていたより、よい主婦ぶりのようでした。         

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母の日に想う

2015-05-10 14:52:49 | 日記

       

     今日は『母の日』です。

     息子のところからはお嫁さんがプレゼントを、そして結婚したばかりの娘は新婚の夫との連名で、

     この写真の花を贈ってきました。

     私は幸せな母です。

 

     母の日に、私には思い出す悲しい過去があります。

     私の母は私が高校の時、自分の一存で私の結婚を決めました。

     母にとって、私の姉も兄も「将来一緒に暮らしたくない人間」だそうで、

     私と暮らそうと思っていたそうです。

     若くして夫に先立たれ、女手ひとつで私たち子供を育ててくれました。

     その母が、同じく女手一人で男の子を育てた友人と話し合いをして

     私と、その男の子(仮にAくん)を結婚させ、自分たち二人と4人で暮らそうと画策していたのです。

     それを聞かされた時、あきれました。

     そんな自分本位の考え方ってあるの

     Aくんは高校の2年先輩というだけで、口をきいたこともないのです。

     私には自分で選ぶ自分の人生があると思いました。

     「絶対のこの家を出よう」と決めて、東京の大学に進学しました。

     母からは4年経ったら帰るように言われましたが、卒業後はそのまま東京で就職し、

     今の夫と知り合い、結婚を決めました。

     その時、母は「ヒモで縛って貨物にしても連れて帰る」と怒りましたが、

     さっさと勝手に入籍をしてしまい、以後 絶縁しました。

     驚いたのは、姉と兄たちの言動でした。

     「育ててくれた親に対する態度ではない」として、姉兄から絶縁されたのです。

     以後 私は身内と称する人たちと無縁で過ごしてきました。

 

     結婚して初めての母の日に、今ではもうないでしょうが、《母の日の電報》を打ちました。

     カーネーションの絵の紙に「母の日おめでとう。いつもありがとう」という簡単な文面ですが、心を込めて打ちました。

     ですが、その電報は「受け取り拒否」という付箋をつけて戻ってきました。

     私はその時の電報配達員の気の毒そうな眼を忘れたことがありません。

     あまりにも悲しくて涙も出ませんでした。舌が異常に乾いたのを覚えています。

     ところが数年立ってある時、兄と姉たちとうまくいかなくなった母が私を訪ねてきました。

     勝手な人だと思いましたが、母とは交流を続けました。私の母ですから。

     母は死ぬまで「あの時の気持ちは間違っていなかった」と言い続けていました。

     なんという強いひとでしょうか。

     私は自分勝手な人間です。親不孝者です。

     いつも、この想いは胸にあります。

     ですが、自分の生き方は自分で決めたい、という気持ちは今でも変わりません。

     胸の中に「子どもが幸せであったら、親も幸せだろう」という気持ちがあります。

     母にはないでしょうが、私は そういう人間で、親でありたいとも思っています。

     私の子供たちにはそういう私を見せてきたつもりです。

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個展作品第2作目織り上がり

2015-05-08 09:50:06 | 日記

    3月初めからドローイングを始め、やっと今朝方AM5:00に織り上がりました。

    タイトル≪グランブルー≫

    70×150 のタペストリーです。

    技法はラヌー織りといいます。

    この技法は色の数だけ糸を入れても、そろうまで1段にはなりません。

    というわけで、6色あれば6段織って、やっと1段織れることになります。

    そんなことだから、1日2㎝ということもあり、頑張って頑張って

    やっと織り上がりました。

    図案・織図は、ともに私のオリジナルです。

    シチリアにはタオルミーナという都市があります。

    美しい景色がみられる町です。

    前回は、そこのギリシャ劇場から眺めるエトナ山を絵織りにしました。

    今回はタオルミーナのイソラ・ベッラというところから眺めるイオニア海です。

    ここは映画【グランブルー】のロケ地としても有名です。

    ここの海で〈素潜り大会〉があります。

    世界中から競技者が集まり、あまりに深く潜るので、死者も出るほどだといいます。

    潜ったことはありませんが、参加者によると海の底は「ブルーでもなくコバルトでもなく、まさにグランブルーなんだ」そうです。

    海面はあくまで静かで、水底に何を秘めているのか・・・私なりのグランブルーを表現してみました。

    前回、「画像が小っちゃいよ」と叱る方がいらっしゃったので、拡大の写真も横に載せました。 (TKG氏、これでいい?)

    まだ、裏糸の始末と芯を入れて裏打ちをし、裏地をつけて棒に巻き綴じをして完成です。

    完成品は個展でどうぞ

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≪藤澤ノリマサコンサートツアー2015≫へ行ってきました

2015-05-06 17:58:30 | 日記

    大きなタペストリーを織り上げるのに、あと5cm

    そんなときに私は、昨日と今日、2日間 ≪藤澤ノリマサコンサートツアー2015≫へ行ってきました。

    大事な時期にそんなことしてる場合か なんていうのは私には通用しません

    それだけ、ノリマサさんの歌はは私にとって大事なものです。

    孤独な作業場で、彼の歌声にどれだけ癒されるか、誰にもわかってもらわなくてもいいもん。

    5日と6日、2days、こんなスケジュールは私にとっては当たり前になりました。

    コンサートで聴けるものなら、何日だって行きまっす

          

          コンサートパンフです

     ファンになって2年とちょっと、私にはまだ生歌で聴いていない曲があります。

     この2日間は、これらの曲をたくさん聴かせてもらいました。

     彼には「ずいぶん久しぶりの曲です」だそうですが、CDで聴くのと、やっぱり違います。

     歳を取ったせいもあるかもしれませんが、私には、彼は「美しい声で歌う人」から

     「しっとりと情感たっぷりに歌う人」に変わったように思いました。

     ある時はベルカント唱法で朗々と歌い、ある時はポップにしっとりと歌う・・・

     涙が出るほど感動させてもらいました。

     今年はデビュー7周年だそうで、1月に所属事務所を移動しました。

     それには彼なりの将来の地図が見えます。

     最近、TVでの露出が多くなりましたが、それも事務所が変わったゆえのことだと思っています。

     もっと知名度を上げ、そういう活躍をしたい、ということなのだと思います。

     スケジュールを見ると、交響楽団との共演も多々組まれてあり、クラッシックにポップスにと忙しそうです。

     すべてのことが彼の‟未来への道”にうまくつながってくれることを願っています。

     本日はレコード会社も、ある大手に代わったことを話してくれました。

     新しいCDもでることでしょう。

     音楽大学で声楽を学んだ彼はマイクを使わないコンサートにも意欲的で、今日もノーマイクで歌うスペシャル・プレゼントがあり、

     生の声で伸びやかに歌うノリマサさんは素晴らしかったです。

     そして、明日はTV東京【木曜8時のコンサート】出演、秋川雅史さんと『上を向いて歩こう』を歌うそうで、楽しみです。

     私は、また織り機に向かって作品作りに頑張るのみです。間もなく完成します。

     

          

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