暑い日々が続いておりますが皆様お元気でしょうか?
先日、月に1度のフラワーアレンジメント教室(研究科レッスン)が
ついに12回目となりました。
花材の多さに圧倒されっぱなしの1年でした。
では、今回のお花を見ていただきましょう。
黄色の大きな花は向日葵です。
向日葵というと、中心が茶色のお花をイメージしますが
これは「東北八重」という、なんだか渋い名前の向日葵で
巨大タンポポみたいですよね。
白い花はオーニソガラム
グリーンのキイチゴの葉
薄いピンクのカーネーション
その奥にポリシャスの葉
手前にセダム
その隣にピンクの薔薇「ラ・シャンス」
ちらっと見える白い薔薇が「コットンカップ」
手前に斑入りアイビーが見えますね
奥の紫いろの花はエリンジウム
手前のボリューム満点なのはハイブリッドスターチス
あと、全然写ってないんですが
スプレー薔薇の「サラ」
グリーンの苞、スモークグラス
濃いグリーンの葉、ルスカス
が入っています。
田舎風スタイル(シャンペトルスタイル)は
苞、グリーン、花をバランスよくかつナチュラルな雰囲気にアレンジするので
整えすぎてはいけません。
全体としては前見ですが
苞やグリーンを効果的にあしらうことで自然なのびやかさを出すのです。
ただ、あくまでもそれは「雰囲気」であって
「そんな感じ」を出すように演出するわけですから
なかなか難しいのです(^^;
そんなわけで
できあがったのがこちら。
もう少し寄ってみましょう
場所を変えて
いかがでしょうか
これにて、研究科のレッスンをすべて修了いたしました。
ただ、このレッスンは1周したくらいでは極められません。
研究科受講生の中には「レジェンド」と呼ばれる方たちがいて
もう10年以上受講されてる人もいます。
わたしも、もう少し継続しようかかなり迷いましたが
散々迷った末、違うコースに行くことにしました。
お花の量は半分くらいになりますが
それって昨年の「上級クラス」くらいなので
それもまたいい感じかなと。
なので、次回からはまた違ったアレンジメントを
お楽しみいただけたらと思います。
そして
このフラワーアレンジメント教室主催の浦沢美奈先生は
これまでお教室だけでなく、元々のお花屋さんもされていましたが
今月末をもって、お花屋さんの営業は閉じられることになりました。
京都の「プーゼ」といえば人気のお花屋さんだったのですが
先生いわく、スタッフさんが全然足りないと。
新しいスタッフさんが、お客様からのご注文に合わせて
アレンジメントやブーケを作れるようになるには
先生の厳しめのテスト(各項目ごとにあったそうです)に合格しなければならない
それにはやはり時間がかかる
そして「働き方改革」の縛りもあって
練習したり指導したりする時間がとりにくい。
「これがプーゼのブーケです」と出すからには
堂々と出せるものでなければならない。
中途半端なものを出すくらいなら、一旦閉じよう。
そんなふうに思われたそうです。
28年間、強い思いをもって続けてこられたお店です。
当然、残念なお気持ちもあったことと思いますが
何がなんでも続けるより
先生ご自身の納得いくスタイルを通すためには
むしろこのほうがいい、と決断されたということでした・・・。
そういうわけで
店舗が閉じられてしまうのは寂しいですが
いつもレッスンに通っているアトリエはそのまま通えますし
レッスンと、先生のフローリストとしての活動はがっつり継続されるということで
ちょっとほっとした気分です。
(お身体を悪くされたのかと心配しましたがそうではないとのことで安心しました)
先生が今まで教材用や撮影用に買っておかれた花器や小物の余り(?)
倉庫に眠っていたらしいです
格安大放出されちゃいました!
モロッコかな?
スリランカかな?
忘れた~・・・とのことですがこんなお皿!
何年か前に研究科レッスン用に用意されたアイアンの小物。
ちょっとアンティーク風ですてき!
わかりにくいですが、チェーンの先にフックがついていて、つりさげもできるようになってます。
そして、それとは別に
チケットを使ってポストカードも(^^♪
何枚入りかな
結構入ってます
開けるのもったいなくてまだ開けてません。
というわけで長くなりましたが
これからも
プーゼのレポートは続けさせてもらいますね。
ぜひお楽しみくださいませ