みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

NHK『こころ旅』と沖縄

2016-12-27 11:20:24 | 日記

    今年も残すところ5日となりました。

    今年最後の日記になります。

 

    いつも観てきたNHK・BSプレミアムの『こころ旅』がやっと終わりました。

    「これで終わりか」と思っては再開、ということで、何年続いたでしょうか。

    第1回のときは、番組を知っている人も少なく、素朴な番組だったのですが、

    回を追うごとに、事前に広報活動をしている様子がありありとわかり

    興ざめな部分が多く出てきました。

    それでも観続けてしまうのは、行ったことのない場所の思いもかけない風景に

    感動をもらってきたからです。

    ただ、”心に残る風景”として手紙を出す人たちが、「自転車に乗る俳優が好きだ」とか、

    「食べ物を食べてるところが好きだ」とか言っているのには納得していませんでした。

    この俳優は若い女性なら たとえ車を運転中の人であっても信号まで戻って話をしたがったり、

    かと言えば、お年寄りには露骨に嫌な顔をするので、不愉快でした。

    視聴者の私だって、若い男性がシャープに自転車に乗っているほうが楽しいのですよ。

    橋の上では滑稽なほど怖がり「プロらしくしろよ!」と画面に向かって言っておりました。

    しかも、物の食べ方の汚いことったら、食事時には見られるものではありませんでした。

 

    まだ続くのか知りませんが、いつも秋からの旅は沖縄が最後ですので、何度も沖縄を見ました。

    以前も書いたと思いますが、毎回驚くのは”沖縄の道路の良さ!”です。

    日本中、こんなに道路が整っているところはないと思います。

    これは思うに(私の考えです)米軍基地を押し付けている日本政府の策略(?)ではないでしょうか。

    こういうことのお金がいっぱい行っているはずです。

    このことを沖縄の人たちは何と言うのでしょうか。

    また、米軍基地がある場所は土地を持っている人いて、そこへは政府が莫大な土地使用料を払っているとか。

    国もまた大きな犠牲を払っているのです。

    そうまでして基地を提供しているのは・・・永くなるのでここまでとします。

 

    ここから書くことは、お叱りを受けるかもしれませんが、ある一つの真実です。

    私の教室には沖縄出身の人がいます。

    この人は終戦を知っています。

    戦争が終わって(負けて)、なにが良かったかというと、米軍が入ってきたことで

    医療の設備が大変よくなったことなんだそうです。

    「そのことが何とも嬉しかった」と言うので、聞いてみなければわからない事実もある、

    というのが私の感想でした。

    また、基地で働いている人たちは生活がかかっているので、基地撤廃には賛成していない、

    これも真実でしょう。

    反対の人もいれば、反対していない人もいる・・・物事は一面的に見てはいけないと思います。

 

    また、なんだか強いことを言っている現知事はかって自民党の沖縄県連副幹事長だった時代、

    さまざまな土木工事にかかわって、何とも怪しげな行動をとっていたことを、県民は知っているでしょうか。

    人間はいつも同じではない、間違っていたと思ったとき、正しいと思う行動に変り、

    別の行動をとるのは当たり前でしょうが、先の総理大臣などがいい例のように

    人は変節するのだということを、まざまざと見せつけられています。(これは皮肉です)

 

    もうひとつ、この番組で感じたことですが、全国の田んぼ、農地が驚くほど整備され、

    バラバラのものなどどこもなく、すべてが長方形になっているのには驚きました。

    すべての町で きちんと四角な畑や田が続き、道路はすべて舗装されている・・・

    これも政治の色が感じられました。いいんだか悪いんだか、これは農業の方にお聞きしたいです。

 

    今日は安倍総理がハワイに行ったことがニュースで取り上げられています。

    アメリカでは真珠湾攻撃は”だまし討ち”といいますが、日本軍は軍の基地を攻撃したのであって、

    アメリカ軍の締め付けに反撃したのです。これが戦争です。

    ですが、アメリカは無辜の国民が住む広島や長崎に原爆を落としたのです。

    話は全然違います。

 

    と、いろいろ感じながら、私の2016年は終わろうとしています。

    来年は個展を開く年であったり、英国在住の義妹の夫を見舞いに行くこともあったり、

    どんな年になるのか、楽しみです。

 

    このブログを訪れてくださった方々、コメントくださった方々、ありがとございました。

    また来年もよろしくお願いいたします。

    どうぞよいお年をお迎えください。

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シャギー織り『青の洞窟』の完成

2016-12-22 09:29:27 | 日記

     2010年、念願だった南イタリアとシチリア島を旅しました。

     その感動を絵織りにしようと昨年の個展でシチリア島を素材にして個展を開きました。

     多くの方に来ていただき、中でも個展の初日にメイン作品『シチリアへ』というタペストリーを

     お買い求めくださった方が現れたのには驚きました。

     この作品はタオルミーナのギリシャ劇場からエトナ山を眺めた絵織りで、

     今でも煙を吐き続けるエトナ山とイオニア海の青が美しく、丁寧に白く小さい家の1軒1軒までを

     細かく織った自慢の作品でしたが、入ってくるなり「こんなものがほしかった!」という方に

     ありがたく買っていただきました。 元気で飾られているかしら?

 

     来年秋に開く個展は南北のイタリアを舞台にします。

     南イタリアの代表地はナポリでしょう、やっぱりね。

     アマルフィーもソレントも美しく、ナポリは汚れて治安が悪そうな街でしたが、

     みんなが憧れて訪れるのが納得できる街でした。

 

     ナポリへ来れば、カプリ島へ渡るのが常識になっていて、

     そこでは<青の洞窟>に入るのがメインです。

     客船から6人乗りの小さなボートに乗り換え、仰向けに寝たまま 

     船頭さんの手漕ぎで<青の洞窟>へと入ります。

     その美しさと言ったら、あまりの美しさに息を飲むなんてものではありませんでした

     小さな出入り口から入り込む太陽の陽射しが、青の色が単色ではなく ”様々な青” に変化していきます。

     船頭さんはそこで『サンタルチア』を高らかに歌ってくれました。美声でした!

     その感動を、どう表現できるのか・・・つづれ織りの絵織りでは単調なものにしかならないだろう・・・

     考えた結果「シャギー織りにして色を混ぜる」という技法です。

     シャギー織りというのは、本来、マット、絨毯で使うものです。

     糸を8㎝に切って、それを結んでいく・・・非常に細かい作業です。

     以前、トルコへ行ったとき、絨毯工場で織り子さんたちが同じ方法で絨毯を織っていました。

     たて糸の下に絵を描いた紙があり、その絵の通りに織っていました。

     私の絵織りもそれと同じ方法で織るので、今回も絵を描き、それに沿って織っていきましたが、

     色選びはその時々の感覚で選んでいきました。

             クリックで拡大

              『青の洞窟』70×70 タペストリー

     経糸は織り用のタコ糸です。横糸はウールのシャギー織り専用糸です。

     真ん中の「は?織り忘れ?」というような”抜けた部分”は洞窟の出入り口です。

     この出入り口をどう表現するかでは悩みましたが、これを”ぽっかり抜けて”織り、

     この近辺を 明るい青 に表現しました。

     ”ぽっかり”部分はシルクのカモミール染めを使って織ってみました。

 

     結果については、あまり自信がなかったのですが、もう執念ですね、執念で織り上げました。

     目の疲れは”めまい”につながるからと医師に停められていますが、やめられませんよ。

 

     これにて、今年の織りは終了します。目を休めます。

     

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我が家の猫・KUUは9カ月

2016-12-20 14:36:04 | 日記

     我が家の猫・ベンガルのKUUは今日9ヵ月になりました。

     体重が2.9キロ、先月より0.2キロ増えました。

     これで順調なのかどうかわかりませんが、元気で飛び回って、食欲もあります。

 

     写真を撮ろうとすると、最近は嫌がるようになり、よってこんなのが9ヵ月記念写真です。

         

 

     というわけで、動けないトイレ使用中に失礼してパチリいたしました。

         

            真面目な顔(笑) ごめんネ

 

     朝ご飯を作っているキッチンの私を覗こうと、私のご機嫌を確かめているところ

         

 

     「あらぁ、おはよう!」とご機嫌の私を見て「よかった!」という顔

         

 

     というのも、この頃はパンの朝食のとき、私のトーストを少し食べるのです。

     人間の食べ物を食べさせちゃいけない、というのは常識です。

     それでも、欲しがって、あま~い声を出されると、ついつい「ちょっとだけネ」と

     小さく千切ってやります。

     「ダメよ!」と言っても、顔中が口になったように大きく広げて鳴かれるとねぇ・・・

     ちょっとだけ食べても満足するらしく、引き下がります。

     思うに、どうでもいいけど私たちと同じことをしたいだけではないか・・と思うのです。

     夫は「今を楽しく幸せに生きていれば、寿命が縮まってもいいじゃないか」と

     甘いことを言います。

     真の愛猫家に聞かれたら叱られそうです。

 

     朝ご飯が遅れたら、テーブルに上り催促します。

          

     ダイニングテーブルから対面式のキッチンに向かって 私に「遅いよ!」という目で見ます。

     今まで飼った猫には、こんなことさせなかったのですが、この猫は「ダメ」と言ったら

     「いい」のだと解釈し、絶対に!言うことを聞きません。

     遂に 私たちは「夫婦二人に猫だもの、好きに暮らさせよう」と決めることにしました。

     子供たちが来たときは近寄りませんし、私たちと居る時だけ好き勝手しているのです。

     というわけで、わがままし放題の娘として暮らしているKUUです。

     夫は「わがままな女は美徳だ」とまで言い切ります。

     そのうえ、宙を飛び、家中を駆け回り、比類なきお転婆です。

     藤澤ノリマサさんの歌に『何でもいいのさ』という歌があります。

     「好きな女の子の好きなこと、ものが、僕の好きなこと、ものだから、それは何でもいいのさ」

     というような歌ですが、まさしく、私たちはKUUがしたいことは許すのです。

     ただ、危なくないように私たちが気を付ける、これだけは私たちがしなければならないことです。

     相変わらず抱かれるのを嫌い、無理に抱くと腕を突っ張ります。 布団にも寄りません。

     でも、私が外から帰ると、しなやかな体で玄関に走って迎えにきます。

     夫が出かけたら玄関で「クゥゥ~~」と鳴きます。

     十分愛情を感じていてくれるようです。 それでいいのさ~~

     

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藤澤ノリマサさんのクリスマスコンサート(2016年)へ行く

2016-12-17 09:45:54 | 日記

     12月16日は大好きな藤澤ノリマサさんがクリスマスコンサートを

     東京渋谷のオーチャードホールで開き、行って参りました。

     この『Xmas with You』というコンサートは昨年に続いて2回目となります。

     いつものコンサートと違ってクリスマスの音楽なども歌い、バンドも豪華になります(笑)。

     昨年のときは、事務所もレコードレーベルも替わって、初めてのコンサートでしたが、

     それまでと違ったバンドメンバーになり、特にドラムがステージからはみ出すほど前にあり(

     耳をつんざくほどのドラムを聞かされ、ノリマサさんの声を消そうとばかりの音に

     前4列目に居た私は、怒りの感想をコンサート主催者に送りました。(熱心でしょ?)

     本来、ドラムのようなリズム隊は後ろでリズムを刻むもので、心得違いもいいところです。

     そのせいかどうか、今年は後ろで、しかも前からのドラマーが戻って来て落ち着いて聴けました。

          

          コンサート・パンフレット(ピアノ弾き語りですね)

 

          

          ページを開くとこんなご挨拶が書いてあります

 

     昨年は「クリスマスを大切なご家族や恋人ではなく、この藤澤と過ごしてくださって

     本当にありがとうございます」と笑わせてくれましたが、

     今年はちょっと違う雰囲気を感じました。

     2回目ということもあったのかもしれませんが、抑えた感じがしたのです。

     それには事情があります。

     私は一つも参加しなかったのですが、秋から続けてきた全国コンサートツアーの最中に

     ステージ上で、突然声が出なくなり、MCの語りの声も出なくなった、とう事故がありました。

     私は藤澤関連のTwitterで知り、その後の経過も知りました。

     リハーサルまでは普段と同じだったそうですが、診断の結果、声帯浮腫という状態になっていたそうです。

     突然の現象にご本人も驚いたことでしょう。

     残りのツアーは中止になるかと思いきや、ご本人は声帯を休めつつ頑張って最後まで続けたそうで、

     そのプロ意識に拍手しています。

     その後、TV出演も2回あり「大丈夫なんだな」と思って行ったのですが、

     いつもは豊かな、豊かな、豊かすぎる声量ですが、昨夜はかすれた声も出て、

     痛々しい感はぬぐえませんでした。

     ご本人は辛かったのではないでしょうか?

     かすれ声はポップスの高音発声にあり、クラシックの発声は、さすがに大音声で

     オーチャードホールに響き渡りました。

     やはり、イタリア歌曲の弾き語りは最高です 彼にしかできないことでしょう

 

     今年夏に新しいアルバムを発売したので、今回はそれもたっぷり聴けました。

     秋からの全国ツアーでもたくさん歌ったでしょうが、私はすべてのツアーをスルーして

     行きませんでした。

     こんなことは珍しいのですが、東京での開催がひとつもなかったのが原因です。

     普段行けない地方中心に考えられたと思うのですが、私は神奈川県や埼玉県まで行かないのです。

     帰って来るのに時間がかかるのはちょっとねぇ。。。

     北から南まで、全国を股にかけて飛び回っているファンからみると、私なんかは

     考えられないファンなんでしょうねぇ。

     というわけで、作業場で毎日聴いている新しい曲を、生で聴けたのです。

     それも、今回、ファンクラブ会員限定で”プレミアム・シート”というのを設定、

     抽選で私は当選しました  30席だったそうです。+5000円でしたが。

     ところが、驚いたことに、この特別のシート券をネットオークションで転売した愚か者が

     いたそうで、私たちは開場時に身分証明を示すものを提示させられました。

     そのシートの人間には特別のお土産がありました。

          

          ノリマサさんの愛犬・コタローくんの顔の室内履き

 

          

          FANDA CARDというものなんですが、初めて知りました。

          このカードはノリマサさんの生の声が聞ける電話をかける権利です。

     コタローくんの室内履きには、我が家の猫・KUUが大慌てで逃げまわり、

     一夜明けた今朝も逃げています。なんで?食い付いてやればいいのに。

     普段のヤンチャぶりを見てるだけに、おかしくて笑っています。

 

     恒例のコンサート・グッズは、毎回ですがコンサートパンフと来年のカレンダーを買いました。

          

          来年から織り機の前に飾られるカレンダー

          表紙は 愛犬コタローとノリマサさん

 

     あとは、友人にプレゼントしたいと思って最新アルバム『MESSAGE』を買ったら

     1年分が載っているカードのカレンダーと、わっはは 握手券をもらいました。

 

          

     で、握手でもしようかと待っていたんですが、その人の多さにビックリこいて帰宅しました。

     聞けば、二人で写真を撮れる”チェキ”もあったらしく、”握手”のときは大勢すぎて

     ノリマサさん、疲れ切っていたらしいです。

     事務所も、コンサート主催者も、いいかげん、こんなことはやめてあげてほしいです。

     つまり、こんなことで商品を買う意欲を持たせようということでしょ?

     こんなことしなくたって、藤澤ノリマサは最高のミュージシャンです

     その証拠に、TV局もスポーツ新聞社も取材に来てましたでしょ?(呼んだかもしれませんが)

 

     この東京が終わったら、24日には北海道で同じコンサートがあり、少しは休めるのでしょうか?

     私たちファンクラブ会員には1月からのスケジュールが知らされていますが、

     ノリマサさんには すこしゆっくりお休みしてほしいです。

     ずーっと、聴き続けていきたいから喉はお大事にネ。

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師走でも織り中

2016-12-10 11:47:54 | 日記

     師走は忙しいものと決まっています。

     本当に忙しいのです。

     気持ちが急くというか、何が?と思うのですが、なぜだか忙しい。

     そんな今年も師走。

     我が家のベランダ栽培の唐辛子ですが、毎年、”干し”も済んで網の袋に入れられて

     出番を待つばかりですのに、師走になっているのに、今年はまだそれが済んでいません。

        

     こんな状態で、まだぶら下がっています。

     少しずつ収穫して干してきました。たぶん、これが最後のものになると思いますが、

     まだ緑のものもあり、今年中に収穫できるのか案じられます。

     こんなことは初めてで、たぶん暖かい日が続いて秋に移行できなかったためだと思います。

 

     織りは今年中に済まそうと思っている作品が現在進行中です。

     カプリ島の”青の洞窟”をシャギー織りで表現しようと思っています。

        

         タコ糸を縦糸に使用 織り機にかけた状態です

 

        

        シャギー織りの糸を8cmに切りそろえています

 

       

        というわけで植え付けられている糸たち

 

     こんな感じで織っています。

     まだ1/4くらいしか織れてないのですが、昨夜 再びのめまいに襲われ

     ダウンしてしまいました。

     これがくると、何も手につかなくなるのでお手上げです。

     気持ちは焦るばかりでも体はダメです。

     ほかの病気なんじゃないか?とも思い始めています。

        

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