世間が「コロナの感染が止まらない」と言っている中、
私は勇気を出してコンサートへ行ってきました。蛮勇と言うなかれ。
私が現在”心のよりどころ”としている藤澤ノリマサさんの『スペシャルコンサート2020』が
開かれました。
エンタメ業界はジッと我慢の日々、彼は3月から自宅スタジオから毎週1回はライブ発信を
続けてきました。
そこへBSフジの後援で9月に名古屋、大阪、東京と3回の公演が開かれました。
感染を考慮しての実施、1回の公演で半数しか収容せず、そのために1日2回公演、
計6回の公演になりました。
1列ごとの観客、座っている人も隣りとはパーテーションで仕切られていました。
東京公演は27日、チケット販売のとき「その頃は落ち着いているんじゃないか」
の甘い考えでした。
夫からは「チケットは買ってもいいけど、捨てるつもりでいなさい」と言われ、
実際そのつもりでいましたが、前日には「行く!」と決めました。
自分でも消毒のスプレーを持ったり、それなりに注意を払ったつもりですが、
こればっかりは結果が出るまでわかりません。
会場ではチケットの半券裏に氏名と電話番号を書いて自分でもぎって箱に入れたり
熱を計測されたり、なにしろ、スタッフが一言もしゃべらず、看板を掲げて伝える
という徹底したものでした。
かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトーホール(舞台から見る風景)
(HPからお借りしました)
数年前にコンサートの場所を間違え、タクシーで駆け付けた時は3分前!
あの心臓が破れるんじゃないかと思った思い出の会場でした。
さて、肝心のコンサートですが、バイオリン、ピアノ、ベース、ドラムのメンバーで
バックを固め、後半はノリマサさんのピアノ弾き語りで行われました。
バンドの皆さん、「ホールで響く自分の音がこれほど心地よいものだったとは」と
感激していました。
紅白歌合戦の話も必ずこの時期出るのですが、私はそんなもの出られなくても
ノリくんはノリくんなりの素晴らしさをファンに伝えられればいいのではないかと
思っているのです。
ヘンに国民的に人気が出ても、それは彼の素晴らしさを広めることにはならないと
思っています。
ホールでバンドをバックにして歌うポップオペラやピアノ弾き語りで歌う
カンツォーネには誰にも真似できない素晴らしさがあります。
藤澤ノリマサさん
(私のiPhone アルバムから)
家に帰ったら、すぐに手を洗って報告。
反対していた夫が「楽しくて良かったね」と言ってくれました。
このあと、何もなければ、昨夜のことは真からの幸せになります。