またまた恵方巻のシーズンがやって来ました。
2月3日にこの恵方巻を物も言わずに恵方を向いて食べると
この年は健康でいられるというものらしいですね。
毎年言われることは「これは海苔業界の企てだ」とか「寿司業界の企てだ」です。
私が育った北海道ではこんな習慣はありませんでした。
18歳で大学進学のため東京に出てきた時も、こんな習慣はありませんでした。
関西から来たのだ、という人もいます。
いずれにしても、日本全国当たり前の行事のように言われるのは
ここ10年くらいのことではないでしょうか。
新しモノ好きの娘が「食べましょうよ」と言うことから我が家も始まりましたが、
一人1本食べ切るのは大変ですし、でも切ってはいけないのだ、という”規則”があったりして
他には何も作らずに、お吸い物だけで調理は済ませていました。
ずぼらな私は、簡単に済ませることができるので「助かる習慣!」なんて思っていましたが、
その前に豆まきの豆も食べますし、胃には申し訳ない次第でした。
今年は”インスタ映え”とかいうくだらない流行で、大造りの恵方巻が人気だそうです。
今朝のテレビで観ましたが、顎が外れるどころか、口に入れるのは絶対無理です。
つまりは、食べ物ではなく”見世物”なのです。
写真撮ってインスタグラムに投稿しよう!なのでしょう。
そうじゃなくても、毎年の恵方巻を「かんべんしてくれ」と言っている夫が
「ウヘェーー」と言って絶句していました。
美味しくないし、その割には買うと高いし、自分で作るのも面倒なので、
今年は止めようと思います。
テーブルに恵方巻が人数分乗せてあり、あとはお吸い物だけという図式は空疎です。
少ないおかずがたくさん並んでいて、それをチョコチョコ食べたい夫ですもの、
今年はそれを尊重します。
縁起物だそうですが、健康は神頼みではなく自身で気を付けます。