みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

余命

2023-06-03 13:43:34 | 日記

5月、世間ではゴールデンウイークという楽しい日々が始まり始めている日々、

我が家が始まって以来の大事件が勃発しました。

この件についてはまだ語りたくなかったのですが、

いつか語れる時が来るのか・・ならばいっそここで話しておこう。

 

今年の正月から「年の始まりは外食で」と決めて、一族というには小規模な我が一族が

銀座に集まりました。

私たち夫婦の不徳の致すところか、二人いる子供たちは、私たち親とは触れ合いが少ないです。

息子は妻と娘をおいて時々一人で親の様子を見に来ますが、

娘に至っては夫の実家にはたびたび顔を出しても、自分は親のことを忘れているのか、

はたまた忘れたいのか、正月にしょうがなくやってくるのみです。

婿の名前も忘れるほどです。

父の日も母の日も誕生日も私たち夫婦には無関係です。

ですから、子供たちとは年1回会うかどうかのなので、健康でいるのか調子が悪いのか

それらがまったくわかりません。

 

今年の正月に食事会をしようと集まり、息子の嫁の”激やせ”に驚きました。

声まで変わってしまい、別人がきたのかと思うほどでした。

「どうしたの?!」と聞くと、「コロナにかかってから後遺症でこんなになってしまいました」とのこと。

「大丈夫です。もう元気になりましたから」という言葉を信じて別れたのですが、

5月のゴールデンウイークの始まりに、息子だけが我が家に来て嫁の異常な様子を語るので

「病院は?」との問いに「実家のお母さんが付いてるから」と言うばかりです。

それでも私は「お母さんではなく、あなたが病院に連れて行きなさい」と言ったのです。

ゴールデンウイークが明けて、病院へ連れて行こうとしたらその場で倒れたとのこと。

 

事情が解らないまま救急車を呼んで病院へ行き、そこでろくに診察もせずに

救急救命で息子が呼ばれ「末期のガンです」と言われたそうで、

診察した担当医から「余命3ヵ月」と言われ、息子はパニック状態で私に電話をしてきました。

泣きながら何を言っているのか・・私は「落ち着きなさい!」と叱咤しました。

そこへ外出していた夫が帰ってきて、我が家は大騒ぎになりました。

 

そこまでになるまで嫁は何を我慢していたのか、検査も診察も受けたことはなく

治療もしたことはないと聞き驚き呆れるばかりでした。

乳癌から始まり、病院へ担ぎ込まれたときは、両肺も機能はしていなく

全身にガンが広まっている状態だそうです。

 

数日経って、夫と二人で会いに行き、「私が気が付かなくてゴメンね」と言ったら

ただただ涙を流すばかりの嫁を見て胸が締め付けられる想いでした。

病院へ入院して、今できる”楽に過ごせる”治療をしていましたが、

「治療できることはない」と退院を迫られ、あとは『緩和ケア』をするしかないとのこと。

私が手伝って退院をしました。

あとは自宅で訪問看護を受けたりしながら、”迫る時期”を待つ身です。

本人はいたって元気で食欲もあり、治療して治るつもりでいるので

不憫でなりません。

”花の五十代”の女性には、これからまだまだ楽しいことがあるはず、娘が結婚したり

孫を抱くこともあるはずなのに・・・本当に悲しいです。

 

ただでさえご無沙汰のブログですが、このあとどれだけ続けられるのかわかりません。

何ができるのかわかりませんが、息子一家のためにできることをしようと思っています。

大騒ぎから1カ月経ちました。

 

6月だって!梅雨がやってくるねぇ。

アタチは元気でいます。

コメント (2)
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