みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

紅花で染めた糸を織る

2017-02-27 11:09:55 | 日記

    先日染めた紅花の糸をやっとストールに織りました。

    

            染めた糸です

 

    キャンバス織りにしました。

    これは模様織りがキャンバスに見えることから名付けられたものです。

    

                紅花染のストール 60×190

               春めいた光が輝く一品になりました。

              190㎝あるので、二重巻きに巻いています。

 

    

      模様織りの部分を拡大すると四角形が形作られて織っています。

 

    私の感想は、ストール、マフラーを織ることは、糸を外さないように、美しく織るだけなので

    淡々としていて楽です。

    もちろん、そのために糸をかける整経という作業には、数日かけて細心の注意をはらいます。

    ”織り”というのは技術は必要ですが、その前に”整経”がきちんと為されていなければ

    美しい織りはできません。

    自動織機は知りませんが、手織りの工房では、整経専門の ”おとこし”さん 

    という人がいます。 ”おとこし”というのは”男”です。

    きちんと計算して整経された織り機の前に、美しく織れる ”織り子”さん が座って

    美しい作品が織り上がるのです。

 

    この先は、織りと染めを、ゆるやかにやっていきます。

    市販の美しい糸も織ってみたいです。

    

 

    

    

    

コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニャンコKUU11ヵ月になる

2017-02-20 19:52:30 | 日記

     我が家ニャンコKUUが今日11ヵ月になりました。

     体重は3.3キロになりました。

     毎月、100g増加の体重でしたが、今月は200g増えました。

      

     朝のお気に入り日向ぼっこの場所はオーディオの前の棚です。

     カーテンをいっぱい上げてもらって、お日さまをいっぱい浴びています。

     お父ちゃまに呼ばれて「ニャ~ィ」とお返事をしたところです。

     この前にはシンビジュームの鉢があり、この花もお気に入りです。

      

      花とワタシとどっちがキレイ?と言っているようです。

 

     生まれた時からですが、相変わらず毛艶が良くスベスベのツヤツヤです。

     すっきりとした体のスタイル抜群の美猫に育っています。

     それもその筈、毎日の朝食に親指ほどのゆで卵を食べているんです。

     毎日食べているのは避妊手術した猫用のエサで、これはターキーの肉に

     いろいろな栄養を加えた総合栄養食品です。

     いくらなんでも飽きるでしょうに、と思っていたところ、

     毎月購読のベネッセ『ねこのきもち』を読んでいたら、

     なんと、人間と同じ食事を与えている人が43.7%もいることを知りました。

     ただし、猫に与えてはいけないものもあるわけで、ネギ、イカ、貝、生肉などは

     NGだそうです。

     そして、ご親切にレシピ紹介記事もあり、ゆで卵(完熟)は

     細かくして与えてもいいことになっています。

     夫が「毎朝、ゆで卵を食べたいな」と言い出したので、グッド・タイミング!

     私の分からちょこっとだけ分けて白味も小さくちぎってお皿に乗せてやっています。

     今までもトーストを小指ほど千切って与えていたので、

     その上にゆで卵も千切って乗せてやると、もう大喜びで食べています。

     夫と私 二人だけの食事にはKUUもちょっことだけ参加して

     同じテーブルで食べていますので、専用のお皿も用意しています。

      

                        ムシャムシャ

     私が染めて織った藍染のセンターが、この子の場所です。

     食べ終わったら「用は済んだ!」とばかりに、さっさとテーブルを降りていきます。

     どこへ行くかと思うと、今度は自分のエサのお皿に行って、猫エサを食べるのです。

     どんなことでも、私たちと同じことをしないと気が済みません。参加したいのです。

     先日も小銭を出して夫と話をしていたら、猫にしては大きな手をサッと出して500円玉を

     押さえていました。もう笑うしかないです。

 

     そんなKUUの楽しみの一つはTVで動物番組を見ることです。

     岩合さんのネコ番組はもちろん、鳥の映像も好きです。

     

     これはiPhone で写したものですが、クマタカを飽くことなく眺めていました。

 

     NHKの天気予報士・平井さんも大好きです。

     朝、平井さんの声が聞こえるとどこにいても跳んできて、かぶりつきで見ています。

     平井さんが退場したら、テレビの裏側に行って探しています。

     ほかのおじさんやお姉さんの予報士には反応なく、面食いなんでしょうね。

 

     KUUは いよいよ来月1歳になります。

     もうすっかりお嬢さんです。

     ”KUU”というのはフィンランド語で”月”という意味で

     これはフィンランド語を話す娘が名づけ親です。

     ですから、祖先はベンガルのヤマネコだそうですが、我が家ではKUUに

     「いけない!」ということをフィンランド語で「ei(エイ)!」と言っています。

     ei=no です。

     そして呼ぶときは「Neiti(ネイティ)・KUU」と呼んでいます。

     Neiti=マドモアゼルです。

 

     毎日癒されて心やすらかに過ごせるのは、可愛い可愛いKUUのおかげです。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ハニーサークル』という織りの完成

2017-02-15 10:45:20 | 日記

     個展の大きな作品の最後を織り上げてホッと一息ついています。

     作品は大判のテーブルセンターです。

                   『おしゃれなミラノ』  60×100

     

     脚立に登っての撮影で、右から写しているので左が遠方になって 

     こんなふうになってしまいました。

 

     

     模様をアップしました

 

     この技法は『ハニーサークル』といい、専門的な言葉で説明すると

     山形斜文織(やまがたしゃもんおり)を基本にして織ります。

     緯糸(横糸)を浮かせて模様を表すので、模様と平織りの地織りを交互に織るのです。

     織り上がった模様が美しいので大好きな技法のひとつです。

     この模様を数種使って色も変えて織ってみました。

     これで、ファッションの街・ミラノのオシャレ度を感じていただけるでしょうか。

 

     イタリアではミラノは製品を作る町で、販売はしませんでした。

     ところが、製作の作業員に中国人を雇ったところから変わってしまったのです。

     洋服の作り方を覚えた中国人作業員は、親族を呼び寄せ、工房を買い取り、

     作った服に≪made in ITALY≫と銘打って販売までしてしまい、大儲けをしています。

     製作することだけを伝統としてきたミラノでは反発しますが、時すでに遅しです。

     ミラノに行くと中国人が多いです。

     ベビーカーに小さい子供を乗せた家族連れが多く、居付いている感がしました。

 

     そんなことは他国人の私にはどうこういうことでもなく、

     街行くオシャレ度は、やはり活きています。

     この作品でそれを表したかったのです。

 

     これで、壁に飾る大きな作品は終わりました。

     あとは染めた糸でストールやマフラーを織ったり、新たに糸を染めたりするだけです。

     なんだか力が抜けて、昨夜はボケーっとしてしまいました。


     2月に入って、IPhone が壊れました。

     ある朝、突然に画面が真っ黒になり、何をしてもビクともしません。

     本体が熱くなり、このまま燃えるんじゃないかと心配しました。

     こんなとき、電源とホームボタンを同時に長押しすると解決すると聞いたことがあり、

     試したみたら、解決!「あ~良かった」と思う間もなく、再びの真っ黒!

     これはダメと思い、apple shopp へ行ったら「バック・アップしてますか?」

     と聞かれ、こんな質問ある?と思い「こんな状態でバック・アップできると思いますか?」

     と逆に尋ねてやりましたら、ムッとされました。

     「初期化して様子見するしかありません。ご了解ください」と言われて

     アドレス帳も何もかも ぜ~んぶ消えてしまいましたが、

     au お客様センターでアドレスを戻し、家に帰ってから初期設定をしてヤレヤレと思ったのも

     つかの間、また真っ黒!になり、いよいよ apple の本店に電話を入れて状態を話しました。

     結果、新製品を送ってくれる、しかも宅配便でということになりました。

     これは宅配便配達員に古い IPhone を渡すというサービスだそうです。

     ただし”保険”でしょうか、カード払いをして、とりあえずお金を払い、

     古い IPhone が届いたのを確認してから返金するというシステムです。

     便利なのか不便なのか分かりませんが、この状態で1ヵ月待つのだそうです。

     まさかと思い、初期化されて初期設定をした途端に、バック・アップを取ったのが幸いして

     今度は無事に初期設定が簡単に済みました。

     とうわけで、IPhone に2週間ほど触らず、PCも開かないでいたのですが、

     それで何の不便もなく、かえって心安らかな日々だったということに気が付きました。

     案外そうなんですね。

     IPhone でゲームをするわけでもなく、音楽も聴きません。

     FacebookやTwitterも「どうでもいいや」と思っていると「どうでもいいのです」。

     これは年寄りっていうことでしょうか?

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和紙で織るタペストリー

2017-02-05 13:45:25 | 日記

     前回のタペストリー『青の洞窟』を織り終えたのが12月21日、

     実に1カ月以上経っての織り作品アップとなりました。

     今回は和紙で織ることに決めました。

     もうずいぶん前になりますが「和紙で織ってみよう」と思いついたのは

     15年くらい前になります。

     小さなタペストリーを織ったら、それが「優しい感じ」という評価を得ました。

     それに力をもらって大きな作品を織り始め、2005年の第2回個展《ひまわり咲いた》の

     メイン作品『ひまわり畑』で山梨県明野のひまわりを和紙で織って額に入れました。

     素材の和紙は京都嵯峨野の工房での手染めのものを使いました。

     ずいぶんたくさんの和紙を買い求めに、それだけのためだけに嵯峨野へ向かい、

     家にはたくさんの在庫があります。

     今回はその在庫を使っての作品です。

 

     

                     使用した和紙たちです

 

                これらを1㎝幅に切り、横糸として使用しました。

 

     

                   『ソレントの海は美しい』 60×100

 

     細かい仕事で、時間がかかったのもありますが、体調が整わず やっと織り上げた感じです。

     1日数時間しか織らず、体の調子を見て翌日に備えるというふうにしました。

     まだ作品は織らねばならないので、こんな調子で進んでいこうと思っています。

 

     南イタリアは、昨今 アマルフィーに人気が集まっていますが、

     私はソレントの海が美しいと感じました。

     また、行くとしたらソレントへ行ってみたいとさえ思っているのです。

     イタリア歌曲に≪帰れソレントへ≫という曲がありますが、

     海も美しく、この曲も美しく、心に響きます。

     この曲、音楽家の藤澤ノリマサさんが歌っているCDを聴きながら織りました。

 

     織り上がったこの日は 立春・2月4日 私の誕生日でした。

     今や祝うような年齢でもありませんが、友からお祝いの花が届き、

     心から嬉しかったです。

     

 

     

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする