5月23日、我が家に新しい家族ができました。
ベンガルという種類の猫ちゃんで、まだ生後2か月のオチビちゃんです。
名前はKUU(クー)ちゃんと言います。
頭と顔と首がシマであとはヒョウ柄です。
先祖は野生種のアジアンレパードで、それに黒い猫をかけあわせて『ベンガル』という種を作ったようです。
なので、とても活発で、成猫になるとたくましく大きくなります。
雄は8キロくらいになるようです。
我が家のKUUちゃんは女の子で、ブリーダーさんによると、女の子は男の子より二回りくらい小さいようです。
顔つきも男の子はキリッとしていますが、女の子なので優しい顔をしています。
我が家の猫物語は
初代が長男が拾ってきたクロネコから始まります。
西宮に住んでいた時、某大手企業の社宅前に、まるでボロのぬいぐるみのように捨てられていた猫を
「どうしても飼いたい」と連れて帰った時は、あまりの悲惨な状態にOKしてしまいました。
頭の上に砂を山盛りに盛られて動くこともできない生後5カ月くらいのオス猫を見て
「ダメ!捨ててきなさい」など言えるものではありません。
『タマ』と名付けて飼いましたが、この猫は自分が誰に拾われたか、分かっているように、長男を慕いました。
そして、自分の立場も分かっているかのように、控えめな態度で生活を送っていましたが、
東京に転勤してきた時に、外を駆け回っていた生活がマンション生活になって一変したのがいけなかったのか、
数日で亡くなってしまいました。
その悲しみが癒えることなく、その気持ちを補う形ですぐにペットショップでシャムネコを飼いました。
二代目猫はシャムネコのシールポイントという美しい体で『ロミオ』と名付けました。男の子でした。
私の布団で寝て、朝 枕の横にロミオちゃんの顔があると、心が休まりました。
楽しい12年間が続きましたが、胃がんで亡くなりました。
朝 洗濯物を干している私に「にゃぁ~~」と大声で臨終の声を残して亡くなったロミオちゃんを抱きしめて
「もう、二度と猫は飼わない」と決めたのです。
そのはずなのに、18年経って、娘が結婚した昨年、息子が「寂しくなるんだから猫でも飼えば」と言いだし、
すっかりその気になった夫を抑えていましたが、1年経って とうとう抑えきれず、このたび、我が家に
ベンガル猫のKUUちゃんを迎えることとなりました。
なぜ、ベンガル種なのか。
それは昨年、私の個展を観に来てくださったブログ友の麦さんが、私のことを
「厳しい女学校の先生のような人かと想像していたら、ご本人は、まるでソマリのような可愛らしい人でした」
とブログに書いておられたのを読んで、そのことを夫に報告しました。
「私はソマリのように可愛い?」と聞くと「あ、それは判らんが、ソマリを飼おうじゃないか」と言いだしました。(フン!)
調べてみると、ソマリという猫は”アビシニアン”の失敗作で長毛種で大柄だということ知りました。
大柄はともかく、長毛種というのが、私は苦手なのです。
毛の手入れが大変でしょ?
そこで、短毛種で野性的な猫を探して、アビシニアンかベンガルかロシアンブルーにしようかと決めていたところ、
時期的にたまたまですが、ベンガルを育てているブリーダーさんを紹介されました。
名前は、私は 今、イタリア語を勉強しているのでイタリア語で付けようと決めたのですが、
女の子なので女性名詞だなぁと、すると”月”という『ルナ』という言葉があります。
ところがです(笑)、孫が『レナ』という名前で、『ルナ』と『レナ』・・・
似てるのは、やはり困るでしょう(笑)。
という話をしていたら、フィンランド語を話す娘が
「フィンランド語で”月”はKUUだよ」と言うので、これに決まりました。
KUU(くー)ちゃんは、まだ、遠慮がちで、可哀想なくらいオドオドしていますが、
私のあとを追いかけ、膝で安心したように寝ている姿は、可愛いもんです。
昨日の今日なのに、もう、食事もとれてるし、お水も飲み、トイレでおしっこもウンチもしました。
今は自分のベッドで熟睡しています。
これからは癒されて暮らすことになります。