おやじ趣味ですがナニか?

若い頃からおやじっぽい趣味でしたが、気付いたら本当におやじになっていた男の地味な趣味を時々、ご紹介します。

山田風太郎忍法帖12「かげろう忍法帖」講談社文庫

2012年01月11日 16時38分00秒 | 時代小説

 

読了日:2012年1月11日

感 想:最近、あまり読書が進んでいない。理由としては外出する機会が少なく、事務仕事をしているのでサボって本を読むチャンスが少ないのと、休日は消えてしまった釣りのHPの復旧作業に費やされているから。しかも、HPなんて釣りのレポートを読み直して加筆訂正したり、少しデザインを変更したり、フォントも全部変えたりしだしているので一向にはかどりません。バカです。

さて、そんな訳でたった一冊の文庫本を読むのに約一ヶ月も掛かってしまいました。

んで、その山田風太郎忍法帖シリーズ第12作目ですが、自分初の忍法帖の短編集。

短編の忍法帖ってどうなのよ、と少し侮っていました。

ところが、いやぁ超面白い!そして実に良く出来たストーリーの数々!今までの長編作品以上にその出来映えに感心しました。山田風太郎って短編の方が本領を発揮するのかも…。

特に気に入ったのが「忍者枝垂七十郎」「忍者向坂甚内」「忍者本多佐渡守」。

今までと違って派手な忍術とか出ないんだけど、かえってそれが現実感があっていい。

「忍者本多佐渡守」なんてラストの展開がブラックユーモア的で大好き。人を呪わば穴二つ的なオチ。悪者役の本多親子の末路が哀れ。彼ら二人はどうしても嫌われ役なのね。仕方ないか…。

次の作品も同じ短編集なのでかなり楽しみにしてます。

この作品はマジにお勧めですよー。

評 価:★★★★☆

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山田風太郎忍法帖「1」〜「11」の感想集

2011年12月18日 17時03分16秒 | 時代小説

唐突ですが、この放置ブログに今後は時代小説の読書感想も載せることにしました。

やはり「おやじ趣味」と謳うからには時代小説は外せません(というか、ここ数年は時代小説しか読んでませんが…)。

ということで、まずは今読んでいる山田風太郎先生の忍法帖シリーズからスタートします。


山田風太郎忍法帖1「甲賀忍法帖」講談社文庫


読了日:2011年9月7日

感 想:甲賀の忍者10人vs伊賀の忍者10人が対決する話。なんと対決の理由が徳川三代将軍を決めるため。忍者が戦った結果で次期将軍を決めていいのか!?

忍者の繰り出す忍術が人間離れしていてまるで、漫画のワンピースに登場するキャラクターのよう。

初の山田風太郎の忍法帖ながら、文章が読みやすく十分に楽しめた。

忍者の中でも印象的なのが、地虫十兵衛・鵜殿丈助・霞刑部・陽炎・薬師寺天膳・雨夜陣五郎。特に秀逸なのが背景に同化する霞、ナメクジ人間の雨夜、ゾンビ系キャラの薬師寺の3人。破天荒過ぎて最高!

評 価:★★★☆☆


山田風太郎忍法帖2「忍法忠臣蔵」講談社文庫


読了日:2011年9月14日

感 想:吉良家を救うため、上杉家の家老千坂兵部は、藩主綱憲が赤穂浪士たちの暗殺を命じた同藩の忍者たちを部下のくノ一たちに殺すよう指示をする。その実行のお目付役が主人公の無明綱太郎。この綱太郎、伊賀に5・6年忍法修行に行っただけで物凄い術を身に付ける(例えば人間の刺身とか作っちゃう。長年修行した料理人の立場なし)。また、くノ一たちの色仕掛けの術がこれまたハチャメチャ。大石内蔵助の下半身がくノ一のそれと一体化して抜けなくなったのには笑った。

しかし綱憲が放った「能登組十人衆」たちが意外に弱い。

ラストは綱太郎がまた人間の刺身を作る。

最後に綱太郎は自分に問いかける。「無明綱太郎、お前はどこにいく」と。俺が訊きたい…。

評 価:★★★☆☆


山田風太郎忍法帖3「伊賀忍法帖」講談社文庫


読了日:2011年9月20日

感 想:“戦国の梟雄”松永弾正久秀は、主君である三好家の右京太夫を自分の物としたくなる。そこで、利休から貰った平蜘蛛の鍋を使い、女性の愛液を煮詰めて「淫石」を作ることに。その石を入れて作った茶を飲ませると、最初に見た男性を好きになる効用がある設定。この案を提供したのが実に妖しい果心居士。

女性の愛液を集めるのを担当するが根来忍法僧たち。その中の羅刹坊なんて、切断された身体を縫い付けて元通りにすることが出来ちゃう(他人と他人も!)。それ以外の連中も奇怪な忍法ばかり使う。

そんな奴らと戦うのが伊賀忍者笛吹城太郎。

今までにない1人vs7人の対決が結構ハマる。

最後の方で登場する上泉伊勢守がいい。

そしてずっと陰で城太郎を助け続ける柳生新左衛門もまた憎い。無刀取り遂に成る!!

評 価:★★★☆☆


山田風太郎忍法帖4「忍法八犬伝」講談社文庫


読了日:2011年9月25日

感 想:想像していたよりもかなり面白かった。

里見家に伝わる八顆の宝珠が盗まれ、犬士の子孫である8人の老人が責任を取り、いとも簡単に切腹する。しかも、その宝珠を奪い返す役を任せた、甲賀卍丸へ修行に出たおのおのの息子たちは、一年で甲賀を逃げ出している体たらくぶり。このお気楽な成り行きから楽しい。

アホな殿様や親父のためではなく、殿様の奥方である村雨のために奮起する息子たち。その全員が村雨に恋しているので、彼女を助けるためならこれまた簡単に命を捨てる。その単純な忠義さが清々しい。

いつもの甲賀vs伊賀の対決ながら、修行を一年で投げ出しているにもかかわらず活躍する甲賀(息子たち)8人組に軍配ありか。

最後の数行「ひとしきり旅人が絶えて、ひっそりとした街道にただ白いひかりだけが満ち、ものうい春風に吹かれて飛んで来た海燕が、破れ傘の上に、ついととまったが、傘はいつまでもうごかなかった」がしみじみとしていい…。

評 価:★★★★☆


山田風太郎忍法帖5「くノ一忍法帖」講談社文庫


読了日:2011年10月1日

感 想:秀頼の胤を宿した真田のくノ一5人vs伊賀5人組の対決。全体的にみて真田くノ一チームの方が優勢。伊賀の忍者はあと一息というところで詰めが甘く殺されるハメに。

さらに中盤から登場する長曾我部盛親の妻、丸橋がくノ一チームに加わり大活躍。この人、メチャメチャ強い!

伊賀鍔隠れ五人衆の一人、七斗捨兵衛の忍法「人鳥もち」が笑える。

隼人は障子のかげで、捨兵衛が巨大な男根をつき出しているのを見た。そこから一条の白濁した噴水がほとばしり出た。バカバカしくて苦笑。

最後の家康が哀れ。

このエログロさは自分が想像していた山田風太郎の世界そのもの。

評 価:★★★☆☆


山田風太郎忍法帖6・7「魔界転生」講談社文庫


読了日:2011年10月17日

感 想:カミサンが大好きな魔界転生をついに読むことに。以前からこの作品が好きだと公言していた我が家内。山田風太郎が好きって女性をあまり聞いたことがないのは気のせいか。まあ、かなり変わった趣味だけどね、うちのカミサンは(このブログ読んでないよな…)。

今まで読んできた作品と比べてより以上にストーリーがしっかりとしていて、余計なグロさも少なく、話にグイグイと入り込める。

それにしても主人公の柳生十兵衛は格好いい!剣の腕は立つし、女性にはモテるし、飄々としていてどこか虚無的。

最後の宮本武蔵との対決は手に汗握る。死を覚悟して臨んだ十兵衛。その展開は読んでのお楽しみ。最高!

評 価:★★★★☆


山田風太郎忍法帖8「江戸忍法帖」講談社文庫


読了日:2011年11月4日

感 想:柳沢吉保が放った甲賀七忍vs葵悠太郎の戦い。

冒頭に登場する悠太郎の師匠、織部玄左衛門が実にカッコいい!


玄左衛門は刀の柄に手をかけたまま、じっと見あげたが、かすかにその眼がまたたいた。

「うぬは……一つ眼のくせに、妙な眼術を心得ておるの」

と、玄左衛門は笑った。

「じゃが、わしには効かぬ!」


相変わらず脇役の老人で、そのクセ剣の達人という設定が好き。

また、最後のシーンでの水戸黄門も気に入っている。

主人公は悠太郎だが、お縫・鮎姫・志乃の存在がかなり大きい。

本書は忍法帖シリーズ第2作目とか。そのせいか、忍者たちの忍術が比較的大人しい。

それにしても刑部の素顔の描写はキモチ悪い…。

評 価:★★★☆☆


山田風太郎忍法帖9・10「柳生忍法帖」講談社文庫


読了日:2011年11月27日

感 想:「魔界転生」に続いて柳生十兵衛再登場。魔界同様にこの隻眼の剣士はどこかユーモラスで女性にモテるし、剣の腕前は無敵だし。

会津藩主、加藤明成の命令によって殺された家老の堀田主水一族の恨みを晴らすため、その堀家の女性7人が立ち上がる。それをサポートするのが十兵衛。ただし、敵討ちの相手である「会津七本槍衆」を討つのは彼女たちであって、十兵衛は手を出してはいけないルール。こりゃ難儀でっせ…。

家康の孫娘千姫、沢庵和尚、黒衣の宰相天海と登場人物も盛りだくさん。

藩主明成のグチャグチャな淫虐ぶりや会津七本槍衆や芦名銅伯との激闘、めまぐるしい展開と山田風太郎の美味しいところがびっしり詰まった作品。読まずに死ねるか的作品なり!

評 価:★★★★★


山田風太郎忍法帖11「風来忍法帖」講談社文庫


読了日:2011年12月16日

感 想:iPhone買ってから途端に読書時間が減ってきた。しかもiPadも買って家のiMacも買い替えたから余計に読めない。Mac漬けの日々。

そんな中でもこの作品は印象深い。

7人の香具師が、忍城の麻也姫を風魔組三人衆から守るため(本当は麻也姫に仕返しをするためだったけど)同じ風魔くノ一七人衆と力を合わせて活躍する話。

香具師たちの個性が際立っていて物語に思わず引き込まれる。

テンポはいいし、展開は巧みだし、悪役はとことん悪役に徹しているし。

682ページあたりなど、読んでいて思わず目頭熱くなりましたよ。

仲間が眠る墓に訪れた悪源太。

「(前略)虫みたいな一生だったが、たったひとつ、おれたちはすばらしいことをやった!……そうは思わねえか?」

山田風太郎作品で一番の名場面と勝手に決めた。

前作といい、この作品といい、いい本に巡り会えたと深く感謝!!

評 価:★★★★☆

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今春の正木春蔵作品

2011年04月24日 21時54分05秒 | 酒器/正木春蔵

GWを前にしてようやく暖かくなってきましたねぇ。
どうも40代半ばを過ぎてからつま先が冷えるようになりました。
部屋にいても厚手の靴下を履いたりしています。缶チューハイとか呑んでないで養命酒でも飲むべきでしょうか。

私の部屋の窓からちょうどいい具合に見える、1本の大きな桜の木。
それが満開に咲いたときの見事さはなかなかで、毎年開花を楽しみにしています。
もちろん今年もちょっと肌寒いけど、窓を開けて花見酒をしました(ただし外廊下越しに眺めるため、ときどき同じ階の人が前を横切り、結構恥ずかしい)。

そして毎年聞こえてくる、うぐいすの鳴き声も楽しみにしています。
最初はぎこちなく鳴いていても次第に上達してくる過程が気持ちを和ませてくれます。
鳥といえば去年、近所の梅の枝にメジロが止まっているのを見付け、その絵に描いたような取り合わせにちょっと感動しましたっけ。

さて、その花見酒に使ったのがこの正木春蔵さん謹製の「色絵鶯宿梅図細筒」。
正木さんらしい色使い。これぞ正木カラー(というか九谷焼オリジナルカラー)で描かれた梅の花とうぐいす。
高さ6.5cm×口径4.5cmのサイズは、小ぶりなのでお酒を呑むのに丁度いいサイズです。









まあ、梅柄の酒器で桜鑑賞というのもヘンな話しですが、いいんです私は、O型ですから。

それと同じカタチでこちらは山桜を描いた「色絵桜文細筒」。
ポッテリとしたボリュームの文様が山桜の生命力の強さを表しているように思えます。
器は小さくても迫力満点の絵が見事で、手の中に春ののどかさを伝えてくれるようです(←ここらへんの言い回し、ちょっとオシャレさん)。







そしてこのお猪口も形と文様が面白くて即買いした一品で「色絵手鞠文猪口」。
見込みに描かれているのは手鞠でしょうか。周りのタケノコのような文様もほのぼのとした風情があります。
ちょっと深さがあるので、今の時期ならぬる燗をやるのにぴったりかも(すべてをお酒を中心に考えます、中度のアル中ですから)。









まだまだ続きます。今度はそば猪口「色絵小花文蕎麦猪口」。
こいつは高さがやや低く、横に少しだけ広いカタチで、私の手のひらにしっくりと馴染みます。
ただし、たっぷり入る容量ですから、冷酒とか呑むのはやめましょう。クイクイいって、人格やら家庭やら肝臓やらが崩壊する危険性があります。はい、ここは大人しくコーヒー用にしましょうね(って誰に話し掛けてる!?)。







ってことで次は「色絵染付鳥獣文小碗」。
鳥獣文柄の繊細さと色使いがどこか涼しげ。
全体的にやや薄めに仕上がっているので、案外軽くて華奢な感じが文様と合っています。キリッと冷えた白ワインなんて呑むのにいいかも知れません。高台あたりにいる謎の動物が可愛いですね。









そして最後の6品目「色絵桜散らし盃」。
もちろんこの器も花見酒に参加させました。
以前からこの盃タイプの酒器が欲しかったのですよ。鬼平犯科帳でもよくこの形をした漆器で長谷川平蔵が奥方のお酌で呑んでいます。あれが実に美味そうなんです。









というか、個人的には中村吉右衛門は酒を美味そうに呑ませたら当代一の役者ですね。
TVドラマ鬼平犯科帳の第1シリーズ第4話「血頭の丹兵衛」で、元のお頭のために調査を買って出た小房の粂八が、夜中に役宅へ帰って来て平蔵がねぎらいの酒の呑ませるシーンなんて私の中では最高の名場面。

なんでもない茶碗にたっぷりと酒を注ぎ、一気に呷る。そして粂八にいう。「あ〜うめぇ。いやぁ、こうした酒は女房殿の前で呑む酒とひと味違ってまた格別だな。えぇ、男なんてものは身勝手なもんだなぁ」と。
私なんてこの場面を観るたびに生唾飲み込みますよ。いろいろなお店を回って平蔵の持っていたその茶碗に似た物を探したくらいです。

話が逸れました。
漆器の盃だと堅苦しくなりますが、正木春蔵さんの作ったこの盃なら気軽に使え、花びらの文様も愛らしく春の普段使いにもってこい。
贅沢を言わせてもらえれば、もう一回り大きかったら良かったのですが、呑み過ぎて桜なんてどうでもよくなるよりは、ホロ酔いで終わらせる方が正しい大人の花見なのでしょうね。

さあ、今年は東北地方のお酒をがんがん呑んで、少しだけでも東北の方々の復興のお手伝いをしましょうか。

負けるな、東北!!
負けるな、酒蔵の人たち!!
そして頑張れ、俺の肝臓!!

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余震の予感。

2011年04月18日 20時43分52秒 | 器・調理器具他

今だから言えることがあります。
今じゃなきゃ言えないことがあります。

忘れもしない3月11日の大地震があったとき。
私は会社にいましたが、自宅にいる家内と息子たちが心配で揺れが収まってからケータイで何度も電話をしました。
なかなか繋がらない状況の中、ようやくの呼び出し音にどれほど安堵したことでしょうか。


「もしもし、俺だけど!そっちは大丈夫か!?」
「うん、結構揺れたけど大丈夫よ」と家内。
「俺の部屋は!?」
「え?」
「俺の部屋に行ってみたか?」
「うん、ちょっと本が崩れていて、立てかけてあった刀(もちろん模造品)が倒れていたけど」
「お猪口の箱は?」
「え?」
「だからお猪口が入っている箱だよ!!あと鉄瓶とか落っこちてなかったか!?」
「ああ、大丈夫みたいよ…」
「マジか!?ああ、よかった…」


本当の会話です。
大揺れの中、まず最初に頭に浮かんだのは、家族よりも高く積んである酒器が入っている箱が崩れ、床に打ち付けられて中身が粉々になっている映像でした。





家内が家具の下敷きになったり、老朽化した校舎の下敷きになっている息子たちの惨状ではなく、今まで集めたお猪口やぐい呑みがグジャグジャになったシーンだったのです。


その家内との会話で、ようやく自分の間違いに気付き


「で、子供たち大丈夫か?」


と取って付けたようにした質問がいかに白々しかったことか…。


帰宅してから速攻でやったことは、まずその箱を机の下に移すことであります。







また家内との溝が深まった気が致します…。

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やめられないぞ、朝そばカレー

2010年10月17日 06時43分31秒 | 酒器/正木春蔵
断然、うどんよりも蕎麦が好きです。
育ちが東京の下町だからでしょうか。
唯一うどんで食べたくなるのは、名古屋の味噌煮込みうどんだけです。




【正木春蔵 色絵染附花丸文蕎麦猪口】



しかし、本当の蕎麦好きなら、もり蕎麦を手繰るのでしょうけど、私は温かい蕎麦が大好物です。
特に駅そば(←駅そばの場合は「蕎麦」ではなく「そば」の方が合う気がします)。

二日酔いの朝など猛烈に駅の立食いそばが食べたくなります。
しかも、単品ではなく、セット物にいきたくなるのです。




【正木春蔵 色絵染付魚文蕎麦猪口】


個人的に今、一番ハマっているのはJR品川駅の山手線ホームにある常盤軒(まったく関係ないけど、高田渡さんの「ブラザー軒」という曲が大好きです。この酩酊のフォークシンガーのDVD「タカダワタル的」は何度観ても飽きません)の「ミニカレー付きそば+生卵」。
これが個人的に、麻薬的なほど無性に食べたくなります。

食べ方としては、かけそばに落とされた生卵を熱々のそばで隠し、しばらく温めて加熱します。
その間に汁を飲んだり、麺をすすったり、ミニカレーに福神漬けを乗せたりして時間を稼ぐ。
頃合いを見計らって、トレイに載っているスプーンで少しまわりが固まってきた黄身だけをすくい、ミニカレーにトッピング。
その後、あらかた麺を食べ終えてからカレーへ進みます。

カレーのルーにカウンターに置いてあるソースも少々かけ回し、以上で俺色に染められたミニカレーの完成。




【正木春蔵 色絵染付春花文蕎麦猪口】



福神漬けの赤、卵黄の黄色、ソースのコゲ茶。
店側のカレーライスに込めたこだわり(あればだけど…)を一切無視したこの無礼。
3つの色に陵辱された痛々しいカレーがどこか哀れです(じゃあやるなっての)。




【見込み&口縁】



なにもかかっていないオリジナル部分。
ソースに彩られてスパイシーになった箇所。
つぶした黄身でマイルドな優しい味エリア。
口休めに食べる昔ながらの福神漬け。
それらが小さなアルミの器に展開されています。

これを残ったそばの汁をすすりながらワシワシと食べ進むのが実に快感。

普段はカロリー気にして食べないけれど、酔っているからもう、どーでもいいや。
なにがダイエットだよ、バーロー。
なにが塩分摂り過ぎないために汁残せだ、コンニャロ。

二日酔いの朝は、不思議と身体が塩分を欲します。
その欲求にピッタリなこのメニュー。
食後の満足感には得難いものがあるのです。




【正木春蔵 色絵染付花木文蕎麦猪口】

ただし…。
これを食べるとワタシ、物凄く高い確率でお腹がユルくなります。
きっとこの邪道な食べ方が、加齢で軟弱になった胃腸を刺激するのが原因でしょう。



そんな蕎麦猪口無用の食生活のクセについつい買い集めてしまう、正木春蔵さんの蕎麦猪口。
もちろん蕎麦つゆではなく、日本酒やコーヒーを飲むのに活躍しています。
絵柄が優しくて、微笑ましく、心和む蕎麦猪口は、何個買っても飽きません。

しかし…。
最近では増え過ぎて収納スペースががなくなり、棚ではなく、箱へしまっています。




【箱は和菓子の鶴屋八幡製がお気に入りです…】



酒器を飾るために買った棚は、これまた増え過ぎた本を突っ込むために活躍中。




【相変わらず歴史関係と酒のほそ道にハマってます】



ああ、なんたる本末転倒ぶり。
ここまでくると、もう処分するか笑うしかありません。
わはは…。
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「ぐい呑盆」購入!

2010年10月14日 03時32分32秒 | 酒器/その他
ず〜っと何ヶ月も放置していたブログなのに突然立て続けに更新しているムラっ気なヤツですみません。
別に会社を解雇になってヒマだからってわけではありません。

いやぁ、それにしても景気が悪いですね。

私の勤め先も実に不景気。

自慢じゃありませんが、この一年の間で給料ガタ減りです。
その影響で、小遣いは激減して、自分の隠し口座に貯めてたヘソクリもすべて使い果たし、大好きな無駄遣いも出来ません。
結婚して丸16年、専業主婦をしていた家内もいよいよパートに出ることを決意しました。

しかし、貧すれば鈍すると言いますが、鈍感でいたらますます貧乏農場まっしぐら。

今までは、近所のコンビニで買い物をしていましたが、最近ではちょっと離れた西友まで足を伸ばします。
もう、この方が断然安い!この真実に気付いてからはバカバカしくてコンビニなんて行けません。

発泡酒だってカクヤスで売ってる韓国産に切り替え(1缶あたり82円!)、ウイスキーも角瓶をやめてブラックニッカのクリアブレンドへ(コクはないけど呑みやすい!)。

散髪も会社の近くにある美容室よりも、会社の近くのQBハウスです。料金1/4で済みます。

本も定価で買うよりブックオフ。


でも、そんな切り詰めた生活をしていると、潤いというか、ゆとりがなさすぎて味気ないのも事実。
たまには、思いっきり無駄遣いをしたくなるのです。
このムダと承知で買う、オトナの余裕(まあ、ただのアホですが…)に自分ってカッコいいと勘違いしそう(←バカ)。

先日ようびさんのHPで見付けた、ぐい呑盆
これを見た瞬間、猛烈に欲しくなりましたね。


「おい、ぐい呑をお盆にのせてどーすんだ!?」


とのご意見もあるでしょう。ええ、私もそう思いますよ。はっきり言っていりません。
大体、ぐい呑はお盆にのせる物ではありません。お酒を飲むための物と相場は決まってます。
無くても困らず、あっても使わず、実際問題じゃまなだけ(なんか俺と似てるな)。

しかし、欲しいものは欲しい!
今の今までぐい呑をのせるお盆なんて見たことないし。
もしもこの機会を逃したら一生手に入らないかも知れません。

それでも私は一週間以上も熟慮しましたよ(思慮深いな、俺)。
でも、購入した際はどの酒器をのせるかも併せて熟慮してます。案外侮れない男です。
支払には伝家の宝刀、VISAカードが活躍することでしょう。使うの控えていたから切れ味抜群です。

まあ、そんなわけで今、私の手元にあるわけですよ、そのぐい呑盆が。



朱ぐい呑盆・金箔つぼつぼ文



人生初の本格的な漆器。
初漆器がぐい呑盆とは、どれだけ呑兵衛なんでしょ俺。
早速、普段よく使う酒器をのせて、「うふふっ♪」なんて微笑んでみます。家内が見たらドン引きでしょう。

晩酌のとき、わざとらしく自分の傍らに置き、「さぁて、今日はどれでやろうかな…」なんてつぶやいてみます。
家内も子供たちも見て見ぬ振りしているのか、それともワタシのことなど眼中ないのか無反応。まあいいです、慣れてますからね。
ワタシは心の中で「まさかこのお盆がン万円もするとは思ってないだろうな…」とほくそ笑む。

心なしかいつも呑んでる安酒が微妙に旨く感じるのは気のせいでしょうか。
ただ、今後定期的に送られてくる引き落とし明細書のことを考えると少しだけ憂鬱になりますが、そんな気分はお酒で紛らわします。

子供の頃やった人生ゲームでは高い確率で貧乏農場に進んでいました。それがワタシの将来を暗示していないことを祈るばかりでございます。わはは。
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恒例の今年のベランダ菜園の結果発表

2010年10月13日 21時50分56秒 | 安易な家庭菜園

久し振りに会う方から間違いなく訊かれること



「今年のベランダ菜園(っていうかトマト)はどうでした?」



内心、「ふふん、どうせまた失敗コイたんだろって思ってんだろうな…」と勘ぐるワタシ。
そこで、相次ぐお問い合わせを受けてこの場を借りて今年も発表致します(かなり遅いけど)。
ジャジャン!!






今年はミニトマトの苗(いい加減、タネからはやめました)をラゾーナ川崎にあるユニディで買って、植え付けました。
ミニトマトの種類はよく分からないので適当に選び、「ジューシーミニ」と「リトルサマー」に決定。
当初は一般的な赤いのと、目先を変えて黄色いタイプにしようかと思ったのですが、黄色だとのちのちに枯れてんだかどうなのか判断に困ることに気付き(←この段階ですでに弱気)2つとも赤いヤツを選択。











写っているこの燃えるような赤色が食欲をそそります。
ああ〜、燃える男の赤いトラクタ〜、それがオマエだぜぇ〜と、唐突ながらヤンマーのCMを思い出します。小林旭さん、お元気ですか?(←20代の人は分かんないだろうな)







その他にはおなじみのバジルに大葉とミニニンジン(すべてタネ植えです)も順調に育ちました(ちなみに、私の子供たちもすくすく育ち、今では長男の方が身長が高くなり、次男もほとんど私と同じくらいの背丈に。微妙にカミさんより背が低い私はそのうち家族で一番のチビになりそう…)。

そして、最終的な結果は「ジューシーミニ」が合計82個。「リトルサマー」は46個を収穫。
予想よりも収穫数が少なかったのは、後半、昨年同様に下の方から枯れてきたのが原因でしょう。
何故に毎年、後半はいけなのかしら…。

ちなみに、バジルはペーストにして冷凍保存しましたが、昨年よりも大量に収穫出来たので、すっかり食傷気味です。

来年はゴーヤーとかナスに挑戦してみたいと思いつつ、野菜もやっぱり買うのが一番間違いないと感じている私であります。わはは。

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今年のベランダ菜園の総括

2009年09月19日 08時32分44秒 | 安易な家庭菜園
思い起こせば、昨年のトマトのベランダ栽培はあまりにも情けない結果でした。
実が結ぶどころか、花を咲かす段階にも至らないまま全滅してしまい、友人からはバカにされ、子供たちにはアキれられ、家内からも「この人、トマトもろくに育てられないで本当にダメな人…」と蔑まれる始末で、トマトは食べられないわ、人間的な器量まで疑われるわで散々な目にあいました。

しかし、このまま引き下がってはずっとダメおやじのまま、「ナニやってもダメなひと」「管理能力ゼロのひと」「酒呑むしか取柄のないひと」という汚名を着ながら生きていかねばなりません。

そこで奮起して今年も挑戦しました、トマト栽培を!
しかし、↑の報告以降、まったく記事をアップしていないことからも大体の展開は読めるのではないでしょうか。
ではまず、今年の7月下旬頃のトマトの発育状況をご覧にいれましょう。

ジャーン!!





どうです、昨年とは雲泥の差でしょう!!
植えた10数粒の種は全部発芽して、そのうちの元気の良さそうな物を3つ選んでプランターに植え替えたのです(ひとつはプランターが足りずに袋栽培にしたけどね)。
で、それらがグングンと成長して支柱を立てないと倒れるくらいにまでなったのです。

昨年の、





この顔色悪く、虚弱体質で、将来に期待が持てない状態とは明らかに違う発育ぶり。
葉っぱなんかワッサワサですよ。

そんなある日、仕事中にめずらしく家内からメールが届きました。
そこには、こんな写真が添付されていたのです。





本文には「お花が咲いたよ」とだけ打たれていました。
きっと家内も自分のダメ亭主がトマトのリベンジに成功しつつあることが嬉しかったのでしょう。
黄色く可憐な花。ああ、心より愛おしく感じます。

そしてついに念願の…、





実ったじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!


この頃の私は嬉しくって嬉しくって暇さえあればベランダに出てトマトを眺めておりました。
日々、グングンと伸びるトマトの茎と枝。
着々と増える花のつぼみ。
見ていてまったく飽きませんでした。

ところがある日、根元に近い枝が枯れ始めているのに気付いたのです。
まあ、成長するにつれ、下の枝は枯れると知っていたのであまり深刻にとらえていなかったのですが、その枯れる範囲が徐々に広がってきました。
全体の三分の一が三分の二へと進み、挙げ句の果てには…、





全滅じゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!


全てが仲良く全枯れしました。
一本だけならまだ個人的な体調不良で片付けられるのですが、三本とも共倒れとなるとこれは流行り病か根本的な管理の手違いしか考えられません。
今までなんの問題も無くすくすくと育っていただけに納得出来ません。

「そうだ、今年の日照不足が原因なんだ。水のあげ過ぎにも気を付けていたし、わき芽も摘んでたし、トマトーンスプレーだってシュッシュしたし、今年の俺は間違っていなかったんだ!」

と、虚しく結論づけたのであります。

当然、結実したトマトも大玉のはずなのにピンポン球程度の大きさで一切の成長活動を休止し、枝が枯れて茶色く変色していくのに合わせ、未熟児のまま身を赤くするのでした。





「こ、この赤は成熟した赤じゃないよな…。どっちかというと枯れて変色した赤だよな…」

ちょっと口にするのに抵抗を感じる状況です。

ところが、不思議なことに全滅したと思っていたら根元からまた新しい芽が出始めたのです。





「オマエ、死んだんじゃなかったのか!?」

でも、すでに時期は過ぎているので今さらどうしようもありません。
今年のトマトはこれで終了と致しました。
結局、収穫出来たトマトはロリータタイプの物が三つ。
恐る恐る口にしましたが、これが意外と美味しかった。ちょっと青臭くて田舎のトマトのような味。

よっしゃ、来年も挑戦するぞ!!

ちなみに、



【ミニニンジン】


【バジル】

なんかも育てております。
こいつらは今日までところ病気になることもなく、バジルは今日あたり全部収穫してパスタに使おうかと思っております。

最後に、昨年のトマトの惨敗を見て心配してくれたこの方の奥様からもらった





は、大変に役立ちました。
これを読んで以来、NHKの「趣味の園芸 やさいの時間」は欠かさず録画しております。
そしてテキストも毎月買っています。

ただし、だからと言って順調に野菜が育つとは限らないことを知った今夏のベランダ菜園であったのです。とほほ。
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初夏の冷酒のお供

2009年05月31日 08時09分45秒 | 酒器/正木春蔵
久しぶりに正木春蔵さんの新作のそば猪口が出ました。



【色絵染付格子花文蕎麦猪口】


手に持ったとき、直径7センチ・高さ6センチ弱の「小振り感」がいいです。

お茶やコーヒーを飲むのにはちょっと物足りない気がしますが、冷酒を呑むのならまさにベストサイズ(そば猪口なのにそばを食べるために使おうなんてハナから思っておりません、ハイ…)。

お酒といえばここずっと食中酒として愛飲しているのが、黄桜 辛口一献の3リットル入り紙パックの物。
その名の通り辛口でスッキリとしていてクセがなく、どんな料理にも合う(と思ってる)ので大のお気に入りです。
それに3リットルで定価が2,000円を切るのも嬉しい。
まあ、問題があるとすれば呑みやすいので油断すると四合くらい簡単に呑めちゃうことと(←呑み過ぎだっての)サイズが大き過ぎて野菜室にしか入らない(しかも横にしないとダメ)点くらいでしょうか。

このそば猪口によぉ〜く冷えた辛口一献を注ぎ、「ギュビビビビ〜ッ!!(酒のほそ道風擬音)」とやると、ああ、なんという幸福感でしょうか…。
はぁ、家呑みサイコーッ!!


青い格子が涼しげで、赤い花が可愛らしく、緑の葉が瑞々しい文様。
初夏の冷酒を呷るにはうってつけの器ですよ、これは。




見込みに咲く、一片の花弁がこれまた正木春蔵さんぽくて微笑ましい。わはは。
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不可モミール!?

2009年05月05日 06時48分59秒 | 安易な家庭菜園



ベランダのカモミールの成長が目覚ましく、すっかり伸びきった感じが致します。
そろそろ収穫し、花の部分を乾燥させてカモミールティでも作ろうかしら。
今でもプランターの周りにはほのかにいい香りがしています。





その芳香に誘われたか、てんとう虫も飛んできました。





でも、よく見るとカモミールの花ってあんまり可愛くありません(っていうか収穫時期過ぎてるかも…)。

摘み終わったらまたお知らせ致します。わはは。
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今年もチャレンジ!!

2009年05月04日 14時05分22秒 | 安易な家庭菜園



やっぱり挑戦しますよ、今年も。
そう、例のトマトのベランダ栽培です。
今年こそは最低でも花くらい咲かせたいと思っております。

まずは…、





を水に浸して土に十分水分がまわった頃に「うきうき」しながら、
各ポットに二粒の種を投じてフタをして様子を見ましょう。





こ、今年こそ!!わはは。
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泥沼化した時代小説への偏愛

2009年04月27日 12時01分35秒 | 時代小説

池波正太郎の「仕掛人・藤枝梅安」から始まり、「剣客商売」で完璧にハマり込んでしまった時代小説。

次に食指が動いたのはお約束の戦国物。
試しにと王道、山岡荘八の「織田信長(全5巻)」に手を出したのがいけませんでした。
それを読み終わったら立て続けに、「豊臣秀吉(全8巻)」「徳川家康(全26巻)」と進んでしまい、先程その合計39巻を読了したところです。

この三人の戦国武将の中で、一番印象的だったのは、やっぱり家康(なんつっても26巻もあったしね)。
第1巻目は、家康の父である松平広忠がまだ16歳で、側室との間に出来た長子がいるだけ、家康の姿かたちもありません(この父親、なんと家臣に殺されてしまう悲しい運命が待ってます…)。
誕生した家康はそれから、生母である於大との離別・今川家での人質時代・信長との出会い・築山殿との結婚・嫡男信康への切腹命令等と様々な出来事を経て、三方ヶ原での惨敗や長篠・小牧長久手・関ヶ原・大阪冬夏の陣と戦い続けます。
そしてついに最終巻。家康は死が間近に迫った病床で、勘当した忠輝への父親としての切ない思いを語り、死後の治世を託す、将軍秀忠への遺言(夢の中だけど)の場面に至ると家康の75年にわたる生涯に激しく感動致します。

読み終わるまで随分時間がかかったけれど読んで良かったと心の底から思います。




さてさて、次に何を読もうかと我が本棚を眺めるのも実に楽しいひと時であります。

候補としては…




◆司馬遼太郎の新潮文庫の戦国シリーズ「国盗り物語(全4巻)」「新史太閤記(上下巻)」「関ヶ原(全3巻)」「覇王の家(上下巻)」(司馬先生の目から見た戦国時代が非常に気になる)





◆池波正太郎「真田太平記(全12巻)」(上記「徳川家康」にも登場してくる真田幸村に心惹かれます。なお、釣り友だちの西澤さんもお薦めです)





◆吉川英治「三国志(全8巻)」(未だに読んだことないけど、中国の時代物も手を出したら危険なジャンルよね…)





◆「山田風太郎忍法帖短篇全集(全12巻)」(絶対に面白いだろうとの確信あり!)





◆吉川英治「宮本武蔵(全8巻)」(時代小説でこれは外せませんってね)


と本棚には自分が興味を持ったモノばかりが並んでいるので(当たり前だけど)、迷いながらもワクワクしてきます。

そんな中、ある書店でついつい山岡荘八歴史文庫シリーズ「柳生宗矩」を手にとったのです。
柳生宗矩は先般読み終わった「徳川家康」にも兵法指南役として登場しておりました。
特に印象的かつ興奮した場面は、大阪夏の陣で将軍秀忠めがけて敵が襲いかかってくるシーン。
秀忠の周囲は守護する者が手薄になり、将軍危機一髪。


「誰かッ」手綱をしぼって秀忠がたずねた。
「ご安堵なされ。柳生又右衛門」
その声が終わらぬうちに、一人の敵が槍を構えてのめるように突きかかった。
サッと又右衛門の太刀が一閃。相手は二間柄の槍と兜を真ッ向から断ち割られて馬の足もとにのめって来た。
と、続いて、また一人が肩をおとして矢のように突きかかる。
又右衛門の口から裂帛の気合いがもれ、パッと薄陽に血虹が立った。
「上様!馬を」
「おう」
三人目と四人目は、斜線をなしてほとんど同時に突きかかった。
が、それも穂先を秀忠の馬腹には届かせ得なかった。一本の槍が宙にからめあげられたと思ったときには、一人は肩を、一人は脚を断たれていた。
柳生又右衛門宗矩が生涯ではじめて揮う殺人剣。それは、凄まじいというよりも氷のような冷たさを持った的確無比の妙技であった。


シビれましたね。
たくさんの登場人物の中でも柳生宗矩は実に印象的です。

目の前に並んでいるその「柳生宗矩」、正直読みたくなってきました。
しかも、ページをめくると家康没後の秀忠、家光の時代にまで触れているではありませんか。
私としては「徳川家康」の続編みたいな気が致しました。

家康に対して従順で義理堅い秀忠。家康の意見には絶対服従だった秀忠。
それだけに大御所が亡くなったあとの治世をどのようにしたのか内心、気になっていたのです。
それが同じ山岡荘八で描かれているのですからこれは当然読まねばなりません。

ってことで、候補に挙った上記作品にはもう少し待機頂き、新たに柳生一族の世界に進むのでした。



【しかも「柳生石舟斎」までゲット】


ああ、キリがない世界ですね、歴史・時代物は…。わはは。

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季節はずれで期待はずれ

2009年04月16日 15時18分05秒 | 安易な家庭菜園

昨日、横浜地方の最高気温は25℃だったそうです。

にもかかわらず、家内に夕飯は何が食べたいか尋ねられた私は。

「寄せ鍋!」

と一言。


ベランダの窓を開け、扇風機まで回して食べた寄せ鍋、旨かったけど、暑かった。

さて、冷酒でも呑もうと冷蔵庫を開けたら野菜室に先日収穫した万能葉ねぎがあるのを発見。

試しにと一束掴んで鍋の中に放り込んでみました。

すると鍋の中の脂と塩分のせいでしょうか、緑色が鮮やかになり、見た目が非常に美味しそうです。


「うふっ、これはちょっとイケるかも…」


と思いつつ、口に含んでみるとあらま、シャキシャキしていて実に歯ごたえがグッド。

多少煮込んでもクタっとすることもなく、シャッキリポンでスッキリポン(←ここら辺のコメント、まったく意味不明です)。

と、ここまでは良かったのですが、飲み込んでからの鼻腔に抜ける香りが、



「うへっ、青臭い!!!」



連帯責任として(どんな責任だ)家内と息子にも食べさせ、どうにか消化しましたが、間違いなく鍋に入れてはいけない素材でありました(っていうか、育て過ぎだっての…)。

ところで、肉のハナマサで売っている、冷凍の合鴨のムネ肉と白だしを使った寄せ鍋は我家の定番料理です。



【1本590円也!】


そこに豚バラ肉や野菜・豆腐・肉団子・餃子なども投入すると美味しいダシが出て結構イケます(ただし、合鴨と豚肉から出る脂が相当あり、調子に乗って汁を飲んでいると確実に太ります)。

ちなみに、ハナマサに行くと、デカイ肉の塊とか売っているので私はいつも逆上致します。わはは。

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今、お気に入りの人

2009年04月12日 14時08分23秒 | その他
もうこの人、サイコーにおかしい!
昨日からずっと笑わせてもらっています。

「ディリリリッディリ〜〜〜ッ!!」

こういう意味のないことをする人、私は大好きです!!








↑プリンにケチャップとマスタードを入れて食べるバージョンが特に大笑い。

「死ぬ前に食べる味っ!!」

コメントも秀逸です。 

ところでこの方、何故に上半身裸なのかしらん?わはは。
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酒の波間に浮かぶ想い

2009年04月12日 10時05分15秒 | 酒器/正木春蔵
いつもお世話になっている六本木にある、SAVOIR VIVREさん。

そのSAVOIR VIVREさんで今月の9日から16日までの間、正木春蔵展を開くとのお誘いをDMにてもらっていました。
以前、開かれた正木さんの展示会にはお邪魔したのですが、今回は仕事の都合から行けるかどうか微妙なのです。
そんな中、同様のお知らせをメールでも頂き、しかもそこには初日の午後5時半より開かれるパーティーには、正木さん本人も訪れると書いてあるではありませんか!!

私が酒器コレクションの世界にのめり込むきっかけを作ってくれた正木春蔵さんと会えるチャンス。
きっと作品同様に温かくて優しい人柄であろうと勝手に想像しております。
その氏ともしかしたらお話も出来るかも知れない好機。

ああ、しかし!!
当日は釣り友達との飲み会の予定が、前々から入っていたのです…。
くぅ〜っ、残念無念…。

パーティーに出席出来ないかわりに悔しいので、酒器を買うことにしました(←この理屈、無理があるかしら)。



【線状文小筒】


高さ約5センチ、口径約5.5センチのそば猪口とぐい呑みの中間といった、可愛らしいサイズ。
そして文様の色使いと柄の愛らしさが非常に魅力的。
しかし、私が一番気に入ったのは、器の中に描かれた波形のデザイン。



【私の琴線にジャストミート!】


これからの季節、冷やした吟醸酒をたっぷりと注いで、お酒越しに器の中の波を愛でるなんて風情があっていいではありませんか。
そんな想像を巡らせつつ、思わず一人で微笑んでしまいます。
うん、器だけでこんなに幸せな気持ちにさせてくれる正木春蔵さんは、素敵な人柄に違いありませんよ。

いつか是非ともお会いしたいです。
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