知事室要請

　7月31日(金）、9時30分より都立駒込病院守る会の知事室要請行動が
取り組まれました。
　地域から7名の方が参加し、総勢10名で、地域からの声を知事室に
届けてきました。知事室は知事秘書が対応しました。
　冒頭、「守る会」の高田会長より2月以降地域で集めてきた
2,365筆の署名を手渡しました。（累計11,305筆）その上で高田会長が、
「4月からPFIの運営になって、都立病院じゃなくなるのではと心配している。
都が資金を出すならわけのわかんないやり方にしなくてもいいはず。
近江八幡、高知の失敗を良く調べているのか」と力強く発言。
　続いて北区から夫妻で参加された患者さんが、
「医師、看護師が忙しすぎる。そこを解決しないといけない。
看護師が走っていると患者としては、落ち着かない気分になる」
「今は医療費の相談にも乗ってもらっている。営利目的の企業が入ると心配」
と発言、入院に付添っているほうも、「医師、看護師が忙しすぎて
医療事故が心配」と不安な気持ちを率直に話されました。
また、文京区労協より「駒込に派遣されている派遣社員の方から相談があった。
SPCに丸投げして労働者に対して都の責任がおろそかになっているのでは」
と発言がありました。もう一人の北区からの参加者は、
北区の地域医療の崩壊状況を紹介し「だからこそ公立病院がしっかりして欲しい」
と地域の声を代弁しました。
　最後に本日の要請内容を病院経営本部、石原知事にしっかり伝えて欲しいと
確認して行動を終えました。
　短時間の要請行動でしたが、参加者の訴えは、医師・看護師不足、
医療事故、地域医療の崩壊、公共サービス民営化がもたらした不安定雇用など、
医療をめぐる問題をよくあらわすものでした。

夏の訪問者

　4年前、スギタ争議を果敢に戦い抜いた谷口さんが、お昼どき、久しぶりに
区労協事務所に顔を出してくれました。
　ちょうどスパゲティー麺の残りをサラダにしたところだったので、
もう一品、炊き上がっていたご飯を寿司メシにして一緒に食べました。
　デザートには、先日いなほちゃんが手土産に持ってきた
坊ちゃん劇場のお米チョコを出しました。
　最近は、ダイエット効果もあって、ご覧の通り、だいぶスリムになり
男前になってきたようです。
　仕事も定職につき、区内で真面目に働き、生活も安定しているようです。
弁舌は、勉強家だけあって相変わらず流暢で、
この日も労働争議のことが話題になり、谷口さんは自分の争議になる前は
「ドキュメント太平洋戦争」(全六巻）を、争議になってからは
区労協事務所にあった坂本修弁護士の「格闘としての裁判」と
「労働争議」（大月書店）をむさぼるように読んだそうです。
　労働争議も、国家間の戦争も、あってはならないものですが
起こった以上、なぜ起こったのか、どう戦うのか、どう終結させるのか
絶えず考えなければなりません。
　たとえば無理な作戦で3万人の日本兵が無駄死にしたビルマのインパール作戦は、
どのように決められ、だれが責任をとったのかなど問いかけ、そこから
いかに教訓を引き出すか、この夏考えてみるのもいいですね。
なかなか、この手の話を好む人が少なくなってきましたが
大事なことですね。

手入れ

　後楽園駅前のガーデニングには、いつも季節の草花が植えてあり
毎朝、私たちの目を楽しませてくれます。
　今は、夏に強い花ですね。ひまわり、マリーゴールド、
ロべりア、ケイトウ、ペンタスなどの名札までつけてあります。
　一週間に一度でしょうか、ボランティアの人たちが
熱心に手入れをされています。
　手入れしてあげると草花さんたちも喜びますからね。
　これらは、何事においてもいえることですね。
ボランティアのみなさん、炎天下のもとで、ありがとうございます。

いのち

　白山通りに面した西片の区労協事務所から茗荷谷方面にいく場合は
必ず善光寺坂を愛車（黒馬号）を押しながら伝通院前から春日通りに抜けますが
お寺さんの前に書いてある標語は、立ち止まって必ず読むようにしています。
　これを読むと、何か気持ちがスッキリするようです。
24日付の夕刊フジにも、同じ相田みつをさんの詩が紹介されていました。

＞あのねぇ　　死んでからわかったんじゃ　
　おそいんだな　　　　　　みつを

「こころ」や「いのち」を大切を表現される相田みつをさんは
10代で二人の兄を戦争で亡くされたそうです。

　今朝の新聞を見ると、1月からの自殺者が1万7千人を超え
過去最悪だった03年の年間3万4427人に迫る勢いだそうです。
　自然災害も猛威を振るっており、群馬では竜巻まで起こりました。
今の時代は、すべてのものが荒れ狂っているようですが
流されて、いのちが奪われないようにしなければいけませんね。

　新聞のお悔やみコーナーに劇団青年劇場のベテラン俳優
西沢由郎さん(享年81歳）の死亡記事が掲載されていました。
　青年劇場の俳優たちによる朗読―平和へのメッセージという催しが
毎年8月に劇場稽古場で開かれていますが、その上演指導を
されていたんですね。朗読される作品のなかに文京のことが
出てきていましたが小石川生まれだったそうです。
　一昨年9月に上演された「シャッター通り商店街」(高橋正圀作）
ではコーヒーの好きな帽子職人さんの役だったと思いますが
奥行きのある深い演技が印象に残っています。
　60年にわたる演劇活動に尊敬の意を持ってお悔やみ申し上げます。

煩悩

　九州北部・山口地方では大変な豪雨で人命まで奪われています。
東京は、昨日に続き、ものすごい炎天下となりました。
　20数年前の話しですが、兵庫から岡山にかけて7日間、核廃絶を求めて
出版労連のリレー行進者として平和行進に参加したことがありました。
　炎天下の中を、広島に向かって、もくもくと歩くわけですが
そんなとき、中継地に知ってる人が応援に来たり、地元の人たちに
スイカやトマトなどを差し入れてもらったことを思い出しました。
　23日の平和行進の終結地は上野公園・不忍の池のそばでしたが
池には、蓮の葉っぱで覆われていました。
　ところどころに蓮の花が見えます。こういうものを見ると
気持ちも癒されますね。
　写真を撮った時間帯は午後5時過ぎですが朝早く行くと、
花が開花しているところを見ることが出来ます。
　そんな時、人間の『煩悩』というものが
蓮の花に清められるような気もします。
　そういう見方もあって、極楽浄土に見えるのかもしれませんね。
まあ、すべて人間というものは、とらえ方の問題ですが…。
　

日曜日の朝

　日曜日の朝、六時前に寝汗で目が覚めました。
久しぶりにノンちゃんの写真を撮ろうと様子を見に行くと
玄関に寝そべり「朝早くから、うるさいわね」と
文句言ってるようでした。
　最近は、慣れっこになり、当たり前になったせいか
なかなか良いポーズを作ってくれません。
　だいたい、良いポーズを作ってもらおうという事が
間違ってるかもしれませんね。
　写真を撮るのであれば、人間も、動物も、
もっと自然のままに撮れば良いことですね。
考えてみれば、あまりにもポーズを作ってもらい過ぎかも知れませんね。

いなほさん

　24日の午後、愛媛の「坊ちゃん劇場」で来年3月まで
「瀬戸内海のジャンヌダルク―鶴姫」に出演しているはずの
わらび座いなほさんから、仙台からの留守電が入っていました。
　「秋田の角館から浜松の実家に帰る途中、区労協事務所に
立ち寄ります。」
　いやはや、びっくり仰天。夜の7時ごろ秋田ナンバーの
軽自動車が事務所の前に止まりました。
　話を聞くと「夏休みがとれたので、秋田まで自分の車を
取りに行って、もう、いつ来れるかわからないので
立ち寄った。」とのこと。首都高速が混んでいて
今の時間になったとのことでした。
　まあ、それにしてもスピード恐怖症、高所恐怖症の私には
とても真似の出来ないことです。
　無謀というか、若いというか「わらび座のスーパーアイドル」
と言うだけあって、その度胸（？）の良さに関心しました。
　さらに、「これから高速に乗るのに、どこから乗ったらいいか」
聞かれたので、「白山通りを突き当りまで行き右折して
代官町のインター入口から入り、新宿方面、東名高速へと」
教え、水道橋のガード下まで見送りました。
軽自動車だけに浜松までは5～6時間はかかるのではないでしょうか。
東京のお父さんとしては、ただただ、無事を祈るばかり。
お気をつけて！

勝利解決めざし

　7月24日(金)午前中、24年もの長い賃金差別撤廃の闘いを続けている
明治乳業争議団の笹山さんが区労協事務所に顔を出しました。
　9.11東京地評争議支援総行動への参加要請オルグということで
非正規切り・リストラ「合理化」反対、雇用の安定と働くルール確立！
大企業の社会的責任、司法の公正化、国鉄闘争勝利などをかかげ
終日展開されます。
　明治乳業争議団は京橋にある明治ホールディングス前で13：50～
要請行動を行います。
　笹山さんは、スギタ・谷口争議以来、区労協の取り組みにも
よく顔を出していただいています。
　どんなにつらい差別にも耐え抜き、今では攻め込んでいく立場にありますが
ふだんは、写真のような穏やかな顔をされています。
　8月7日の争議支援ビアパーティーにも、参加してくれます。
　どの争議団の皆さんも、チラシは100枚、17：45　会場までお願いします。
時間に遅れる場合は、当日、お昼までに区労協事務所まで。

社前抗議行動

　7月24日(金)昼休み。春闘も、夏の一時金闘争も一段落し、
これから夏休みというこの時期に本郷にある薬学系の
専門書出版の老舗でもある廣川書店の社前で、団交拒否を
続けている経営側に抗議する社前抗議行動がありました。
　当該組合員や出版労連医書共闘を中心に80名が集まり
経営側に、抗議の声を響かせました。
　廣川書店労組は区労協の大事な加盟組合でもあり、
宣伝車とのぼり旗をもって駆けつけました。
　薬学市場は、規制緩和の中で、コンビニなどにも
薬剤師が求められるぐらい拡大しているそうです。
　そういう状況の中でも、廣川書店では、11年連続の
定期昇給ベアゼロ。夏の一時金は30万円±20万円（査定）
という医書や出版業界はおろか世間相場さえ無視した
組合敵視の態度を取り続けています。
　今ほど、正常な労使関係が求められている時はありません。
会社側は弁護士頼りではなく、職場で働く労働者との
話し合いこそ、事態解決の近道ではないでしょうか。

　8月7日(金）夜、文京区民センターで開かれる
争議支援ビアパーティーには、多数参加していただき
地域や出版・印刷のみなさんに大きくアピールして下さい。
　文京区労協は、闘うすべてのみなさんを応援します。

　

夾竹桃

　7月23日(木）の午後、今年も夾竹桃の花が満開に咲いた後楽公園に
原水爆禁止国民平和大行進（北海道～東京）の西部コースが終結地の
上野公園までの最後の休憩地として元気に到着しました。

　文京原水協の皆さんは、冷たいお茶とお菓子などを用意して
新宿区役所前から歩いてきた皆さんをねぎらいました。
　今年の行進には、オバマ大統領のプラハ演説の効果もあってか
昨年より参加者が増えていたように思います。

　文京は西部コースと北部コースの最後の休憩地として後楽公園と
猫又坂パークで10分ほど休憩して、上野公園で合流しました。
　平日でも有り、年金者組合や地域の議員さんたちの参加が目立ちました。