総選挙の結果は、ほぼマスコミの世論調査通りとなった。
昨日からの雨は台風接近によるものですが
古い政治体制を洗い流すようでもあり、
新しく国会に入る政治家への警鐘のような気もします。
いつものように三大紙を買って社説に目を通しました。
さすがに、どの新聞も鋭い分析をしています。
その一部を抜粋・転載させていただきます。
〔朝日社説〕
小選挙区制のすさまじいまでの破壊力である。民意の劇的なうねりのなかで、
日本の政治に政権交代という新しいページが開かれた。
それにしても衝撃的な結果だ。続々と勝ち名乗りを上げたのは、
政治の舞台ではほとんど無名の民主党の若手や女性候補たちだ。
うねりの原因ははっきりしている。少子高齢化が象徴する日本社会の構造変化、
グローバル化の中での地域経済の疲弊。
そうした激しい変化に対応できなかった自民党への不信だ。
そして、世界同時不況の中で、社会全体に漂う閉塞(へいそく)感と将来への不安である。
民意は民主党へ雪崩をうった。その激しさは「このままではだめだ」
「とにかく政治を変えてみよう」という人々の思いがいかに深いかを物語る。
〔読売新聞〕
このような民意の大変動の要因は、自民党にある。
小泉内閣の市場原理主義的な政策は、「格差社会」を助長し、
医療・介護現場の荒廃や地方の疲弊を招いた。
構造改革路線の行き過ぎ、指導者の責任放棄と力量不足、支持団体の離反、
長期政権への失望と飽きが、自民党の歴史的敗北につながったと言えよう。
〔毎日新聞〕
まさに、怒濤(どとう)だ。
自民党の派閥重鎮やベテランが、無名だった新人候補にバタバタと倒されていった。
国民は断固として変化を選んだ。歴史に刻まれるべき政権の交代である。
民主党に不安を抱きながらも政治を刷新しなければ閉塞(へいそく)状況は
打破できない、との国民の切迫感が、すさまじい地殻変動を生んだ。
新政権の前途は多難だ。だが数をおごらず、
政治を一新する維新の気概と覚悟で変化を国民に示さねばならない。
「風」などという段階をはるかに超え、革命的とすら言える自公政権への決別だ。
約7割という投票率が国民の関心と、政治のあり方を変える強い意志を物語る。
変化を求める民意は、世代交代による人材の入れ替えに発展した。
今選挙を民主、自民両党による2大政党政治の実現とみるのは早計だ。
経済危機、財政、年金、医療の立て直しなど喫緊の課題は多い。
新政権は、国民との約束である公約を実行してみせるしかない。
そして、かじ取りを委ねた有権者にも責任がある。
日本政治は、これまで以上に国民が当事者として参加、
監視する新時代を迎えたのだ。
「自民党をぶっつぶす」と言って、華々しく登場したあの小泉さんが
退場と共に、自民党が、つぶれてしまった気がしますが
そのブレーンだった「構造改革」論者の元大臣は、今朝も
平気な顔でテレビに登場して「解釈」して見せるので
足元は注意しないと“危険がいっぱい”です。
いずれにしても近々誕生する新政権は、
民意をよりどころに頑張ってもらいたいですね!
昨日からの雨は台風接近によるものですが
古い政治体制を洗い流すようでもあり、
新しく国会に入る政治家への警鐘のような気もします。
いつものように三大紙を買って社説に目を通しました。
さすがに、どの新聞も鋭い分析をしています。
その一部を抜粋・転載させていただきます。
〔朝日社説〕
小選挙区制のすさまじいまでの破壊力である。民意の劇的なうねりのなかで、
日本の政治に政権交代という新しいページが開かれた。
それにしても衝撃的な結果だ。続々と勝ち名乗りを上げたのは、
政治の舞台ではほとんど無名の民主党の若手や女性候補たちだ。
うねりの原因ははっきりしている。少子高齢化が象徴する日本社会の構造変化、
グローバル化の中での地域経済の疲弊。
そうした激しい変化に対応できなかった自民党への不信だ。
そして、世界同時不況の中で、社会全体に漂う閉塞(へいそく)感と将来への不安である。
民意は民主党へ雪崩をうった。その激しさは「このままではだめだ」
「とにかく政治を変えてみよう」という人々の思いがいかに深いかを物語る。
〔読売新聞〕
このような民意の大変動の要因は、自民党にある。
小泉内閣の市場原理主義的な政策は、「格差社会」を助長し、
医療・介護現場の荒廃や地方の疲弊を招いた。
構造改革路線の行き過ぎ、指導者の責任放棄と力量不足、支持団体の離反、
長期政権への失望と飽きが、自民党の歴史的敗北につながったと言えよう。
〔毎日新聞〕
まさに、怒濤(どとう)だ。
自民党の派閥重鎮やベテランが、無名だった新人候補にバタバタと倒されていった。
国民は断固として変化を選んだ。歴史に刻まれるべき政権の交代である。
民主党に不安を抱きながらも政治を刷新しなければ閉塞(へいそく)状況は
打破できない、との国民の切迫感が、すさまじい地殻変動を生んだ。
新政権の前途は多難だ。だが数をおごらず、
政治を一新する維新の気概と覚悟で変化を国民に示さねばならない。
「風」などという段階をはるかに超え、革命的とすら言える自公政権への決別だ。
約7割という投票率が国民の関心と、政治のあり方を変える強い意志を物語る。
変化を求める民意は、世代交代による人材の入れ替えに発展した。
今選挙を民主、自民両党による2大政党政治の実現とみるのは早計だ。
経済危機、財政、年金、医療の立て直しなど喫緊の課題は多い。
新政権は、国民との約束である公約を実行してみせるしかない。
そして、かじ取りを委ねた有権者にも責任がある。
日本政治は、これまで以上に国民が当事者として参加、
監視する新時代を迎えたのだ。
「自民党をぶっつぶす」と言って、華々しく登場したあの小泉さんが
退場と共に、自民党が、つぶれてしまった気がしますが
そのブレーンだった「構造改革」論者の元大臣は、今朝も
平気な顔でテレビに登場して「解釈」して見せるので
足元は注意しないと“危険がいっぱい”です。
いずれにしても近々誕生する新政権は、
民意をよりどころに頑張ってもらいたいですね!