ブログ・クロウキョウ

文京の働く愉快な仲間たち

二度と開かないシャッター通り

2007年08月20日 21時03分49秒 | 思い付き
文京区でも、どんどん再開発が進んでいます。
街ごと取り壊し、高層ビルに変化しています。
この画像は、4月に撮った後楽仲通商店街のシャッター通りです。
このシャッターは取り壊しを待つだけで二度と開きません。
この頃には、ほとんど人が住んでいない状態で、
お店の横丁から路地に入ると古い住宅地で、
居るのは置き去りにされたかもしれない猫ぐらいでした。
廃墟と化した街ほど不気味なものはないですね。

20年前、この地域の職場にも、区労協加盟の労働組合がいくつもあり
争議団でもあった私は、細かく良く訪問活動(組合用語ではオルグ)したものです。
60年代から70年代にかけては、職場に労働組合が、どんどん作られたそうです。
区労協も一時期は100を超える加盟組合があったそうです。
今では、70を割ってしまいましたが、未加盟の企業内組合が、まだまだ多数あるし、
連合、全労連、全労協などの組合もあります。
地域の運動では、それらが、一つになって協力できる可能性がいつでもあります。
また、これからは、既成の労働組合にかかわりなく、
誰でもどこでも、いつでも入れる新しい魅力ある労働組合づくりが求められています。
そのために、区労協を受け皿として活用するつもりで運動を進めれば、若い人に道は開かれると思いますが…。

労働組合は、もう駄目だというのではなく、これからは、ますます必要となるのではないでしょうか。
地域経済の活性化と街中にあふれるような労働組合は、一体のものとして
希求していかなければならないとは思うんですが。
そういう思いを込めて、街を追いかけてみようと思いますが…。
どうなることやら。