ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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大胆予測の「独り言」

2011年07月29日 04時39分32秒 | Weblog
先日も書きましたが、米国債の問題と為替、原油価格、株価動向、など
米国を中心とする政治と経済環境の雲行きを見ながらの月末となっています。

8月2日の米国議会の動きにも注目ですが、
米国は、当面の局面については回避できると予測する見解が多いようです。
私も同感です。

ここから、あとは、
読者の皆様の受け取り方は色々あるとは思いますが、
私の「独り言」です。

問題は
米国も日本も、政治的ねじれ現象による政党間の駆け引きで「政治的停滞」が発生しているという事です。
大統領選に向けて民主党と共和党の政治的対立がどこまで続くのか、
来年の米国大統領選では、不人気のオバマ大統領から、クリントン夫人に政権が移行する可能性が高いようです。

そして、
日本の管総理がいつまで居座るのか、しかし、後任の人材も存在しない我が国の政治的貧困と人材不足。
国民にとっては不幸なことです。

良く考えてみると、
米国が今回の経済事態を回避したとしても
基本的に米国と日本の国家的な財政課題が解決されるわけではありません。
当面、米国債の格付けは、AAA(トリプルA)から格下げされることになるはずですが、
すでに、格下げされた日本国債と共に、
結果として日米両国の財政的な脆弱さが露呈されただけということになります。

日本の国債発行高も今回の災害発生対策などで1000兆円に達するはずです。
当面はさらなる「国債発行」と「臨時増税」で財政を賄う事になるはずですから、
予測よりも早い時期に1000兆円を超える事になるはずです。

管総理は、政権意欲という点では、まさにKYですから自ら辞職する意思はないでしよう。
しばらくは、管下ろしで日本の政治も停滞の様相です。

経済オンチの管総理の政策は子供がダイナマイトを持って火遊びをしているようなもので、
あとの事を考えると誰も怖くて近づけないようなものなのでしょう。
それとも、管総理が原発廃止の国民の民意を盾に取り、解散総選挙を見越しての行動をとるとしたら、
政治も、経済も大混乱に陥りそうです。

とかく、北朝鮮の日本人拉致首謀者である赤軍派の息子の選挙資金に、
日本国民の税金を6000万円も出す人間ですから、彼の行動に、なにがあっても驚きませんが、
それにしても、困ったものです。
なぜ彼が、総理大臣なのか私には全く理解できません。

さらに、今回は
「臨時増税」や「国債発行」について、
「大災害からの復旧」という大義名分を盾にとって堂々と実行できるわけです、
米国と比較すると、日本政府は当面の財政問題に対する国債増発、増税が楽な環境にあるとも言えそうです。
管総理は、大災害さえも政権維持の追い風に利用しようと考えているのかもしれません。

確かに、こんな大災害でもなければ、
増税も国債発行も、国民から大きな非難を受けるはずですが、
国民の総意も「今回ばかりは仕方がない。」という事になりそうです。

自民党も、増税、国債大増発という大難関を管さんに実行させてから、
様子をみて動き出そうという事なのかもしれません。
確かに、民主党、自民党の誰が総理になってもすぐに国家的な財政課題について解決が付くはずはありません。

政治家はみんなわが身第一で、自分の「選挙」だけ考えているようです。
政治家にとっては、国債発行と増税を提案することは「猫の首に鈴をつける」ようなものなのでしょうが、
誰が猫の首に鈴をつけるのか、睨み合いのままで時が過ぎていく。
このままでは、管総理が猫に鈴をつけることになるのかもしれませんね。

これまでは、
ギリシャやイタリアなどEC諸国内でのディフォルト懸念の問題でしたが、
これから、はたして日米両国の国家財政の課題が表面化するとしたら・・・
考えただけでも恐ろしい事態が発生するはずです。

ところで、
中国の新幹線事故から派生した、国民による政府批判を見ていると、
これまでになかった、国民意識の高まりを感じますね、
なんと、国民が、旗をもってシュプレヒコールを上げています。
天安門事件の時代と比較すると、ずいぶん変わっているようにも感じます。

中国も変わったものです。これから、どんな国になるのでしようか・

「国民」を乗せた日本という「タライ」は、
いま世界の大きな潮流に流されています。

「大災害」が結果的に「神風」になるなんて・・、信じたくも、考えたくもない事ですが、・・・、
まして、政権維持のために利用されるとしたら国民の怒りが爆発しそうです。

2011年、7月もそろそろ終わります。
さてさて、来月からはどんな事が起きるのか・・・、
暴動でも起きなければ良いけれど・・、と懸念されますね。

なんて、素人評論家の『独り言』ですが、
皆さんは、どう考えますか?